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スポーツ、フィットネス関連 アーカイブ

2013年01月08日

元気でスポーツ、元気な子。

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帽子に手袋で凧上げの子供なんてめっきり見なくなった。 もっともそんな事が出来る公園も少ないし、少なくさせたのはみんな大人のせいなのだが。

昨年はこの15、16年の間で一番子供の患者が多かった。 当然9割がたスポーツをする子供達なのだが。 

独立開院当時は正直子供の治療は苦手であった。 当初はそれなりに頑張ってみたのだが、子供と親とセットで治療を考えねばならぬ事に、どうも上手くコツを掴めなかった。 そして、子供からお年寄りまで、頭痛・肩コリ・腰痛、各種スポーツ障害何でもかんでも的な、名医・アットホームを装うのを止め、自分の身の丈で治療をするようにした。 面白いモノで、そうしたら自然と患者が増えてきた。 勝手に他人の真似をし、空っぽなイメージを表に出した自分を反省した。

さて、話しは子供の治療に戻るのだが、当時も自分なりに障害の原因を可能な限り熱心に親に伝えていた。 親がそれを望んでやって来るのだが、どんなに説明してもそもそも理解出来ていないように感じた。 それは身体や治療の理論の問題では無く、子供がスポーツに取り組むと言根本的な問題点を、欧米の様に理解とイメージが出来ぬのであった。 スポーツの現場では小生と同性代の一部の指導者が、運動だけ数歩先に行ってしまっていたのだった。

最近になり様々な情報も増え、親の世代も変わり、小生は特に何ら最先端な話しをしている気は無いのだが、どの親もそれらの説明を子供以上に目を輝かせて聞きいるのである。 同然子供本人にも大人と全く変わらずに説明をする。 分からなければ何度でも聞いてねと言って説明をする。 子供の学習は大人以上に早い。 痛みとパフォーマンスがほぼ同時に改善・向上していくのが手に取るように分かる。 どうやらそれは第三者が見ても分かるようであり、お陰さまでその子達のチームから口コミで患者が増えてくれているのだ。 大大大感謝である。


子供なんだから、出来ればこんなトコ来ない方が良いに決まっている。 ダラダラ毎日来させて良い事など一つも無い。 だが、練習も勉強もその学年、年齢なりに計画的にさせねばならぬ事があるように、身体についても当然計画的に必要な事がある。 それらを提案するのが我々の仕事なのだ。

これからもどんどん相談してみて欲しい。 全力で答えていこう。

2012年12月27日

冬のオフだから野球肘。

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普通はこの時期冬はオフシーズン。 毎日バッチリ、ケア・トレーニングしているプロでもしっかり休養。 しかし、日々トレーニングもケアもマッタクしないド素人ほど真冬、季節無視して年中試合。 オフシーズンなんかクソ喰らえ! ってな感じ。

休め、ヤルながオフじゃ~無い。 計画的に一年の整理と来年への準備をする期間。 準備が最も重要と教わるのはビジネスの最低限。 新人君でも知っている。  イイ歳の大人が毎日やりたい君じゃ、健全な青少年の育成などとは程遠い。

食べたいなら働く、上達なら鍛錬、やるなら我慢。 我慢が出来ぬ人間。 コレはな~んも手に出来ぬ典型例。

ウチのバイトに良く言う。 「勉強したいなら、学校辞めれば~」 と。 皆、顔をひきつらせながら笑っているが、学ぶとはそういう事だと。 辞めたバイトと数年ぶりに再開すると、その言葉の意味がやっと分かったと言う。 治療やスポーツとは全く関係無い方面、警察官になった元バイト君が、この十年近くの自分の人生を熱く語って来た事も有った。

投げたいなら投げない。 速い球を投げたいなら力を抜く。 意識は同じ。 自分自身の思考・発想を根本から。

外側だけの努力では無く、内面の努力を怠る事無かれ。 気が付いたら内面が全く成長して無い、悲しい人間、内面老人になっている。 

肘も膝も、肩も腰も必ず変わる。 革新者になろう。

2012年12月22日

整体整骨治療VSスポーツ

日々、治療と格闘している諸君、もちろん自分の身体と戦っている患者の諸君、今年も一年が終わろうとしているが、しっかり一年間戦えただろうか?

戦うという事において、一番大切なのは何であろう。

鉾や盾、攻撃や防御、武器では無い。 その前に一番重要な事は正しくそのフィールドを見極める事。 その場に合った作戦をたて、準備をし、計画的に行動をする。 よく切れる刀を持って、大砲を装備した大勢の的に独りで向かっていくのはバカであろう。

最近よくスポーツ系治療家から質問を投げかけられる。 逆にシンプルな質問を投げかけ返すのだが、今その場だけ動けるように楽にさせる治療をイメージしているのか、それとも明日、週末、一ヶ月一年間を動けるように見越しているのかと。

コレは思考のプロセスの問題。 今この治療、このプログラム、このトレーニングをしていれば数週間後には効果が出て動けるようになると思っているのか、それとも一週間後に楽にさせる為には今何をしたら良いのかと考えるかどうか。 似て非なる事だ。

その日その場だけ揉んでストレッチさせるは、その日一日だけをみた治療。 我々、真の治療家、治す人間は一週間の一日を診るのでは無く、他の六日間を治すのだ。 例え今日どんなに良い治療をしたとしても、次来るまでの間で適当な事をさせては全てが台無し。 一週間であれば残りの六日間に重きを置いて治療を構築せねばならないのである。

その場だけを治したいのか、それともシッカリ治したいのか。 自分が誠意を尽くして戦いたいフィールドを間違えてはならぬのだ。

其れは患者とて同じ事。 自分がスポーツ選手でも無いのに、アスリート多数来院を唄っている所へ足を運んだり、治したいのに痩身美容ダイエットコース満載な院へ行ったみたり。 患者自身も自分のフィールドがグチャグチャでは論外。 諸々見極めて欲しい。

2012年12月05日

ナンチャッテランナー、スキーヤー、スポーツ選手。

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山ではいよいよ雪も降り始め、ウィンタースポーツもいよいよ本番へ。

しっかし、シーズン中毎週末山へ行くような熱心熱中なスキーヤー、スノーボーダーで、きちんとオフトレしている人間に会った事が無い。

タマ~にスポーツクラブ行ってる者も見かけるが、みんな女子。 しかも自己流。 まぁ、この自己流に関しては、きちんとウィンタースポーツの特異性を理解している指導者がいない事にも問題があるのだが。

それはウィンターSPの限らず、今どきの流行りマラソンもそう。 皆ナンチャッテランナー。 やりたいからやってるダケ。 パチンコしたくて朝早く開店に並んでいる人と同じ。 コリャ、スポーツが根本的に根づくワケが無い。 よく、内面を磨くなどと言うが、マッタクもってがわだけ。 欲。

欲の集まり団体が、クラブチームや地域スポーツと。 欧米のクラブチームの在り方などには、悲しいかな爪の垢ほども及ば無い。

ウチにはアスリートサポートプログラムと言う、スポーツを真剣に考える選手をサポートする制度がある。 過去数名面接面談をしたが、その殆どが意識そのものが低く、協力には至らなかった。 しかし、この春から一人だけサポートを始めた。 女子スノーボーダーだ。 

とにかく賢い。 大手企業でフルタイムでバリバリ働き、小生より遥かに社会人のスキルが高い。 そして気負わず、欲深く無く。 今シーズンが共に戦う、初のシーズンとなる。

ナンチャッテなのか、そうで無いのか。 その答えは此れから出る。 その全ては内面から始まるのだ。 やりたい事はやるのでは無く、我慢する事から始まる。 ただ一つ、前進にはそれだけなのだ。

2012年11月20日

シューズ修理、メンテナンス。

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患者さんからの靴を預かって、よく修正・メンテナンスをします。 サービスの域を超えて趣味になってますわ。 無論、料金なんざ頂いちゃ~おりませんゼ。

昨日も患者のでは無く自分の靴を何足かメンテナンスしました。 まぁ靴屋並みにその手の治具や溶剤、クリーム関係は山ほどある。 時間があれば靴一足作れるくらいだ。

しかし、自宅に在る靴と言ったら皆超クラシック。 コレクターでも見たらもうヨダレもんだろう。 そんな趣味も興味も今は持ち合わせてはいないので、限界超えた物はガンガン捨ててしまうが。

昔を知ってる40代のスポーツ好きなら分かるネタだろうが、アディダス辺りのミッドソールに突っ込んで自分好みのクッションにする奴や、サスガに数年前に廃棄したがアシックスのエアー、と言っても単なる切れ目的な。 エアーと言えばナイキ。 あの25気圧にもなる高圧チャンバーを柔らかめのミッドソールで包み込む。 初期はインソール背部にエアーチャンバーが付いていたり。

お得意リーボックはポンプはもちろんヘクサライト、さら~に昔のマラソンレーサー時代のERS。 樹脂パイプで反発的な。

しっかし昔は色々楽しい靴があったよなぁ~。 あぁ懐かしい。  時間があればそのうちコレクション画像でもアップしよう。  あっ!コレクションじゃないって!!

2012年11月17日

ほらコレで歩きやすくなったでしょ! 的ナ...

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最近よく見かける、ランニング専門、テニス専門の様な所。 分かり易くて非常に良い。 

小生も書いてみたいが、目指すはそこでは無く、もっともっとやらねばならぬ、改善せねばならぬ動作の基礎基本が小生の目的であり専門。 その先、ベースがしっかり出来てからより専門性の高い、特化した治療・ケアは非常に良い。 まぁ、だが実際の患者の比率、内容を見てみると現実的には厳しいモノがある。

肩・膝、手足をグルグル動かして柔らかくして可動性を上げましたと言い、ほら楽に歩ける走れるようになったでしょ!?と言う治療、 コリャかなりマズイ。 いや、実際は昨日書いたような現状からそんな治療が街に氾濫。 靴の中敷き、インソールだってそうだ。

先日も患者から、常にしょっちゅう相談を受けるが基本インソールは待った!とさせる。 今すぐどうしょうも無く痛くて辛くてならば、武器でも道具でも手術でも何でも仕方が無いと思う。 ここから先2、3年以内限定での問題解決であればかまわない。 

先日もある診療科目の認定医講習で、喫煙について述べらられていた内容なのだが、喫煙を止めれぬ患者にいくら煙草の害を語っても寝耳に水だと。 しかし、ここから先4、5年の寿命には今すぐ煙草を止めたとしてもそう影響は無い、変わらないと医学的統計で出ています。 しかし事それが10年15年となったら話しは違います。 このままでは子供・孫の成長は確実に見れ無くなるでしょうねと言うそうだ。

やる事やってダメなら最後に煮るなり焼くなり何でもしろと思うが、やる事やらずに何かに頼るのは問題が違う。 しかしそのやらねばならぬ大切な事を提供してくれるところが無いという現実を、小生は何よりも悲観する。

どちらにせよ先ずはしっかり自分自身と向き合う心。 何でもかんでも他人に頼る前に先ず。 自己流とは決して違う事をお忘れ無く。

2012年11月15日

テニス肘・ゴルフ肘、痛い肘。

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昨日も今日も、テニス肘・ゴルフ肘の患者がやって来る。 毎日必ず誰かしら。

電気や注射で治るのは筋肉疲労レベル。 カッコ良く言って炎症系。 そんな言葉は無いがナ。

基本、自然治癒傾向が強い痛みを訴える患者が多いのが整形外科や我々の様なトコ。 治ったとしてもナンで治ったのかなんて分かりやしない。 自分の治療で治ったと、思い込んでる治療側が多くて呑気。 治らない患者にとっては、そんな先生タマッタモンじゃ無い。

スィングプレーンだバックハンドだと、フォームや運動連鎖をウンチクったとしても、患者にしてみりゃ何かやってくれよ!と全員思う。 四肢関節、肘や手首に20や30通りのアプローチ手技持っているのは当たり前。 5、6個程度じゃそもそもそれ以前。 数十通りものイメージを持つ。 そしてその次、やっとのコトで出来るのが運動リハプログラム。

ウチではセラポールを肘や手首の障害に、積極的にこの数年使っている。 海外のあるテニスエルボー専門で研究している医師が数年前から推奨している。 それでもまだまだ日本のテニスエルボー治療には浸透していない。

コンナ事を書くと読んでる同業やスポーツ愛好家はすぐセラポールググってやりだすだろう。 まぁ、小生の勝手知るところで無いからかまわんが、先述の通り数多い手技とイメージとセットである。 少々時間はかかるが抜群に良くなり、高次元で再発防止。 通販でもスッか、セラポール。 (嘘

2012年11月04日

痛みとパフォーマンス

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“辛さ、苦しさ、痛み無くして向上無し。”

スポーツ、体育学部では当然、いや当然以前の話し。 考えればスポーツ以外でも、人生の訓として当然。 誰か、何かに頼って変われたとしても、それは模倣以外何物でも無い。


今以上に動けるようにすると言う事は、今動けていないと言う事。 此れからの数カ月、プロ選手スポーツ選手にとっては来期に重要な時期。 解雇・移籍入団、テスト、トライアウトと、、団体関係者の前で自己の能力をアピールせねばならない。 誰よりも動ける自分をアピールせねばならない。

動作システムの神経系、関節系、筋系のどれか、もしくは複合で不具合を発生させている。 むしろ大多数が複合である。 たとえばPosturalに分類される筋は緊張・短縮・使用過多に陥り易く、抑制がかかる。 抑制とは逆に緊張(Hyper-Tonicity)がある。緊張状態は収縮への閾値が低下し筋収縮が起こり、伸張性も低下する。 抑制はこの逆であるが、筋力低下では無く、反応準備性の低下であり、他の筋との同期性低下等の神経制御の要素が含まれる。 これらの異常が筋分類的なスタビリティーmuscleに発生しているとしたら、筋スパズムにも大きく関与してしまう。 

現場ではActive SLR等で股関節屈筋の起始停止の逆転なども確認出来る。 もしこれを読んでるあなたが、自他共に認める老人であれば何も疑わず、押して揉んで電気をかけてもらっていてもかまわない。 しかし、今以上に動きたい、走りたいとあなたが考えるのであれば、制御側なのか抑制側なのか、どちらの筋なのか、刺激を送って良い側いけない側なのか、電気の端子一つ置くところでさえ、置いて良いところ悪いところがある事を頭に入れてもらいたい。

是非先生に質問してみて欲しい。 この治療、この電気は何でここにしているのかと。 「固い筋をほぐしているんですよ」などだけしか答えが返って来ないようでは今すぐ止した方が良いかもしれない身体。

良かれと思っている事が裏目に出る事もあれば、今までの自分が避けて通って来た事こそが最も重要だと言う事もある。 頭を使って考えてもらいたい。 今はそういう時代なのであるから。

2012年11月02日

昨今のチームの必須条件。

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個人競技であれば、基本全ては自己管理、自己責任で行う。 チームスポーツや、対象選手が未成人であればその管理・責任はコーチや監督などの大人が担わなければいけない。

選手が身につけねばならない競技に必要な技術システムが3つある。 連係プレイや成績向上を狙う為のパフォーマンススキル、速く走る為、投げる為の基礎部分技術指導にあたるベーシックスキル、そして身体体的運動連鎖を確保・向上を狙うフィジカルスキル。 

指導、管理にあたる人間はその意識を高め、選手は技術を高める努力をせねばならない。

この技術と言う部分は決して筋力とイコールでは無い。むしろ切り離して考えてこそ、技術の向上・獲得となる。 力ずくで無理矢理見掛け上動いて動かしては、高確率で運動障害を発生してしまう。

動けるようにする事。 言葉では簡単だが、難しい。 良いチーム、良い指導者、よき理解者になりたいものである。

2012年10月24日

テキトウ自己流筋トレ大満足

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筋トレって、そもそも何の為にやるのか?  その目的や意義を正しく持って、いや、本人は持っていると思っているが、かなり滅茶苦茶。

特にその1、2年で酷いのがコアトレーニング。 体幹の機能的役割を根本的に理解しておらず、固定と安定性をグチャグチャに理解しており、全てが間違ったトレーニングのせいで動作性を著しく低下させてしまっている。

パワーで動作、勝負が決まるスポーツなど殆ど無い。 ラグビーであれ格闘技であれ、パワー・筋力は一要因であり全てでは無い。 パワートレーニングが悪いと言っているのでは無く、それ以外に他要因を考えたトレーニングも同時にしているかどうかと言いたいのだ。

勝ち負けや怪我を考え無い、自己満足筋トレならば、街の体育館で小銭で筋トレしていれば良い。

昨日も小学生と中学生の患者の男の子に、運動連鎖と動作解析について話しをした。 彼らは彼らなりに非常に前向きであり、理解しようと努力をしている。 大人はどんなに良い情報が目の前にあろうとも、自分が嫌だと思った事には見向きも耳も貸そうとしない。

スポーツ選手に限らずな事だが、痛くなくなったらまた以前の様に動けると思ったら大間違いだ。 それは痛みを止めた、無くしたであり治したでは無い。 原因を解決して始めて治したなのだ。 全て本人の学習能力次第である。 ナンとかは○○しなきゃ治らないとは良く言ったもモノだ。

2012年10月21日

学生スポーツ選手の治る治らない

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今年は例年にも増して若いスポーツ選手が多かった。 以前も一度ブログに書いた事があるのだが、大学生のスポーツ選手は本当に治療を最後まで構築する事が困難なケースが多かった。

忙しいのだと意見を頂いた事もあるのだが、月に一度も休みが無いのなら仕方が無い。 月に一時間でも二時間でも時間が作れるのであればやれる事、提案できる事は山ほどある。

当院が当院である由縁、それは“運動療法”と言う言葉の定義に在る。 

昨今、スポーツの世界で最新で中心な“ファンクショナルトレーニング”というモノがある。 このより機能的なと言うトレーニングを当然一言で説明するのは不可能だが、例えばその一つに身体の部位を役割で分ける事がある。

足関節部は動作性を重んじる部位であり、それに対して膝は安定性を。 股関節は動作性、腰・骨盤部はコアで安定で、肩甲胸郭部は動作性(一部安定性も)を担っている。  仮に股関節の柔軟性が悪く、可動も狭く、動作性に乏しいとしよう。 走る動くに対してその股関節の動作性の欠如を他の部位、膝や腰が代償したりする。 膝はその安定性を犠牲にして代償運動を担う。 結果当然膝の負担は増し、膝を痛める。 腰も然り。

これらを構築する為にはまず正しく一連の運動連鎖を正しく考察し、失った動作性を優先的に確保した後、安定性を得る為のプログラムを実践する。  いたって常識的なプロトコルであるのだが、巷ではそれらを全く無視したコアトレーニングなモノが氾濫している。

ただ、これらは運動学・体育学の世界で最前線で、頭の良い大学の先生方が日々研究されているのだが、スポーツの世界では多くの臨床が既に存在はするが、事此れが医療の世界でとなると、治療としての実例がまだまだ非常に乏しい。

小生は学生時代、正しくトレーニング指導をすればスポーツクラブのジムでも、殆ど全ての市中のクリニックを訪れるような整形疾患は治せると考えていた。 その考えは今でも全く変わってはいない。 ただし、医療現場では体力も年齢も様々であり、より受動的な動作性獲得のプログラムを多く必要とされる。非常に多種多様な、いわゆる徒手療法が必用なのである。


今年も此処まで、特に学生スポーツ選手の治癒と再発の状態をザクッと振り返ってみたが、最低限のワンクールを構築できた患者で疼痛解消、競技復帰できなかった患者はいなかった。 今現在の状況であり、此れから先も100%と言うのは不可能であるが、その精度は上げねばならない。 

機械と道具と筋肉で誤魔化す運動療法ではなく、真の運動療法。 もう少し分かり易く書け、説明出来たら、我がクリニックももう少し繁盛するのであろうが。 まだまだ努力不足である...

2012年10月14日

踵、足首の痛み、悪化する前に。

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小中高生で、踵やアキレス腱、足関節周囲の痛みを訴えてやってくる子は以前から多い。 むしろ多くて困っているぐらい。

別に嫌で困っている訳では無い。 たいていの子が今まで無意味なマッサージや電気治療を受けており、それらが治すどころか治癒を遅らせており、一度リセットする事から始めなければならないからである。

過去、スポーツをするどんな患者にも、運動全てを中止しろと言った事が無い。 折れても切れてもいないのであれば、休む必要など根本的に無いのだ。

先日も書いたがファンクショナルトレーニング(functional training)、機能的な一連の動作をどれだけ正しく理解でき、精査できるか。 それをトレーニングとしてではなく、治療として構築する。 だが残念ながら昨今、このファンクショナルトレーニング(以降、FT)を目新しい、ただ変わったトレーニングとしてグラグラブラブラ無意味に取り入れているところがあまりにも多い。

確かにこのFTには第一に安定性を重要視するのだが、ただ単に安定すればよいでは無く、その過不足分としての動作性を見極め、それを見越した上での安定性の獲得を実践する。 適切適宜を見極める目と知識があってこそのFT。 完璧に構築できれば治癒はもちろん、再発防止、パフォーマンスの向上までと、押して揉んで電気かけて歪み直してなどと言う従来の民間療法とは180度方向性の違う、完ぺきな治療と成りえるのである。 ただし、コレはあくまでもトレーニングとしてではなく治療とて組み立てての話し。 

発想を変えたその治療に、是非発想を変えて治される側も取り組んでもらいたい。

2012年10月13日

ランナー、膝痛、ネット検索。

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最近多いランナーの膝関節痛。 話しを聞くと、半数がケアなどした事も行った事も無く、言った事がある者も、筋肉揉んで電気かけて。 好きな人間は筋トレ。

身体が柔らかければ、筋肉・筋力があれば速いのか怪我をしないのか? では怪我をする人間は皆ガリガリで身体硬い奴らか?!

そんな子供でも分かるような事を考えず疑いもせず、せっせと揉みに電気かけに行ってる時点で論外。 スポーツ愛好家では無く、スポーツ執着家だ。 怪我するほどやるとは。

スポーツメディスン、運動療法とは如何にその動きを客観的に評価し、一連の運動連鎖を見直す事が出来、動作不全を解消する事に在る。 誰の事でも無い、自分自身を常に見つめ直す気持ちを持ち合わせていぬ様では、カント論的な個別的内容を超えた形式としての主観といわれる客観的認識など皆無である。

主が無くして客観など無い。 ネットを使って口コミサイトを弄っているようなスポーツ患者は、過去規定通り治療のステップをきざめ、治癒は当然治癒したとしても成績向上まで辿り着く者など居た試しが無い。 顔も見えぬ他人の事を鵜呑みにしている暇があったら、自分の目と頭で考えろ。 ゴールと言うものは、そういうモノの先に在るものなのだ。

2012年09月29日

レースの準備は万全ですか!?

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毎週末必ず何か何処かで、患者の誰かが試合やレースに参戦中。 患者の三分の一を占める定期的な人ならば、全くもって心配は無い。 

次のちょこっとだけ心配な三分の一は、この1、2か月に来始めた患者。 不具合は殆ど完治解決し、痛みを忘れ始めた。 しかし、危機感の記憶はまだ残っているので痛めたとしても短期間で解決する事が出来る。

さて、ここで一番問題になってくるのが残りの三分の一。 初診から4、5か月、半年未満が一番悪い。完璧忘れ去っているのか、はたまた何事も美化されるのか!? なんとかなるなのか?? 当初は痛みが取れたら同じ過ち繰り返さぬ為にやって来た気持ち、トレーニングもシッカリ次ステップでやりたいと思っていた気持ちが他人事のようにどこかへ消えてしまう。 まるでそんな事初めから思った事など無いように。

準備と言う事は既にゴールを見越しての話し。 ゴールが見えれば当然疲労もケアも存在する。 そもそも準備とはゴール後を考える事なのだ。 アフターを考えずして準備は無い。 病院のお世話にならによう、自分自身が苦しまぬ為に、目先のレース、目先の事だけでは無く、人生の先を見越して心の底から準備をしようではないか! 

2012年09月28日

赤ちゃん抱っこと英才教育

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スポーツに限らず、身体を動かす為にはその位置情報の元になる物、視覚、体性感覚、前庭感覚が重要な事は以前書いた。 今日は前庭感覚について少々毒づいてみたい。

スポーツの現場ではそれぞれの感覚を高める様々な訓練を行っている。 そもそも運動とはどう重力と反発、戦うかと言う事。 前庭感覚とは主に重力と関係する感覚的な動きの事なのである。

此れを読んでる大人に言うのも今更な話しなのだが、本来その手の感覚は赤ん坊の頃から既にトレーニングは始まっているもの。 誰でも知ってる、「高い高~~い」とか抱っこでグルグルは分かり易い例。 もう少し大きくなったら公園遊具でブランコや滑り台、グルグル回転する乗り物や、土手の上からゴロゴロ転げ落ちたり。 

そんな子供の遊び場を、街からどんどん無くしているのは全部無知な大人のせい。 無知なくせに、小さな頃からスポーツをといって、園児に野球やサッカーなどとは恥じ以外の何物でも無い。 逆に水泳は多角的に応用できるので良い。

しかしここで考えねばならないのが、感覚を高めれば全て良しでは無い事。 もともと感覚が敏感な子もいれば鈍感な子もいると言う事を。 

例えば鈍感な子は目が回りにくかったり、逆に敏感な子はその手の遊びを嫌がったり。 小生が学生時代、水泳指導を行っていた時、妙にプールを嫌がる子にその傾向があるケースを何人か見つけた事がある。 逆に鈍感な子はプールで異常にはしゃいだり、ブランコ、シーソーに固執しいつまでも止めようとしなかったり。

ここで一番重要なのは大人、親の対応。 無理矢理止めさせたりやらせたりせず、嫌がる子にも固執する子にも焦らず少しずつ、様々な角度から考慮したバリエーションを持ったパターンを実践させる事が大切。 もちろん安心感を与えながら。

良かれと思った英才教育、きっと間違っていますよ、アナタ。

2012年09月27日

傷害と3Mテーピング

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昨今のスポーツメディスンでは、膝靱帯再建手術後リハビリ期間であっても装具・サポーターはおろか、テーピングさえ殆どしない。 練習でしなくとも、流石に復帰試合ではテーピングぐらいはするが。

そもそもテーピングの意味や意義の理解が、スポーツ選手と一般スポーツ愛好家では大きくかけ離れているのである。

たとえばスポーツ愛好家の患者に、テーピングはいつするのか?と尋ねると、痛い時と答える。 それをどのような時にテーピングはするものか?と質問を変えると、痛くなりそうな時と答える。 この微妙な答えの差、認識のブレがテーピングの効果を100にとも0にとも変化させてしまう。

不意に突然患部にかかる外力があった場合、その力を最小限にとどめる予防の為にテーピングをするのか、痛いのをゴリ押しして動く為にテーピングをするのか。 役割は同じかもしれないが、その意義はまるで違う。

スポーツ選手の様に日々高負荷高頻度で運動している人間にとって、一度怪我した所の痛みがゼロと言うのは現実的には難しい。 しかしその微妙なところに実力を発揮するのが我々治療家やトレーナの役割なのである。 テーピングの力、プラス我々の力。 どのタイミングで何処にどのように貼るのか!? 伸縮と非伸縮テープを使い分ける。 時にMIXさせる。 それと選手自身が自由に使える自着性バンデージも。

最近当院でも採用している3M社さんのテーピングはかなり良い。 小生の使い方に非常に合っている。 昨日も同じ事を書いたが武器にするか凶器にするかは使い方次第。 何事もウンチクよりも意義の方が重要なのである。

2012年09月26日

ファンクショナル・トレーニングとプライオメトリクス

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スポーツ、フィットネス、トレーニング業界では最近カッコ良く耳にする言葉。 目新しく、客寄せ的に使うのだろうが実際は昔からあり、その動作の多くはどこかで見たり、子供の頃に自分でやっていたりするもの。 それをカッコイイ言葉を使ったり、道具に頼ってもっともらしく指導しているのが実状。

果たしてその目的、 指導をする者はCOGやBOS、位置補正、連鎖、運動協調を、指導を受ける側は身体向上、パフォーマンスバランスをどの程度イメージ、理解出来ているのであろうか。

高めた能力を武器として使えるか、はたまた凶器としてしまうか!? そもそも効果イコール武器と思ってはいないか??

たとえば筋肉を付け筋力を上げ、それが全てのケースにおいて競技パフォーマンス向上で無い事ぐらいは最低レベルの指導者であっても容易に想像が付く筈。 しかしそれが成績が上がらないどころか成績が下がり、場合によっては障害発生の確率を著しく高めてしまう事も多々あるのだ。

まだまだクリニックで治療としてファンクショナル・トレーニングやプライオメトリクスを取り入れているところは数少ない。 だが様々な角度から動作性の向上を図る事は、筋や関節にかかる負担を、しいては転倒を避け、外傷も最低・最小限にする事にもつながるのだ。

ウチでは患者一人一人、個別に運動リハとして様々な形態のプログラムを治療に取りれている。 最初は動作の難しさなどに皆戸惑うが、確実に目に見えて向上・改善していく自分の身体に喜びと驚きを覚える。

トレーニングも治療も、もう既に次のステップにかかりつつあるのだろう。 乗り遅れるな!!

2012年09月25日

気温が下がって気を付けて!

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ここにきて急激に日々寒暖が激しくなってきた。 涼しいのは過ごしやすいが、だから自分の自覚とコンディションの差を誤り大きな怪我へとつながる。

大人であれば経験的なモノも多少備わっているし、仮に怪我したとしても自己責任。 問題なのは子供。 コンディションを経験から感じ取る事は難しいし、筋肉・骨だけでは無く、内科的耳鼻科的、免疫的にも大人より遥かに体調は崩し易いものなのだ。

一番危ないのはにわかスポーツ選手、にわかコーチな父親が、本やネットの情報で週末子供に猛特訓してしまうパターン。 

そういう父親に限って本人丈夫。 いや、丈夫なのでは無く、自分の身体の声を自分で聞く事が苦手。 コンディション管理の意識と身体インフォメーションが大きく、スポーツとして必要なレベルとかけ離れているのである。 それを説明した所で多くのケースが目からウロコには多くの時間を要する。 

そもそも、その情報の出所に酷いモノが多い。 情報発信者そのものが類友。 正しくるルールに沿って行動・思考しているつもりなのだろうが、他人から見たらなんら自己が無く、何処まで行っても他人の模倣。 己(おのれ)が無い。

急に気温が下がれば怪我をし易いのは誰でも分かる。 しかし、やりたいという欲が邪魔を、準備と予防を完全に怠る。 熱中症であれ肉離れであれ靭帯であれ、スポーツの怪我・障害は子供本人のせいでは無く大人のせい。 子供も管理をする前に、自分の思考を正しく整理・管理せねばならないのである。 一番先に治さなければならないのは其処に在るのだ。

2012年09月20日

本当の運動療法とは。

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スポーツ・運動傷害専門の様なキャッチを良く目にするが、そもそも運動療法とは何であるか?!

スポーツ障害、慢性障害において、そのコンセンサスをどれだけ理解しているかにかかっている。 捻挫や打撲、外傷であれば原因理由は明確だが、不明確な場合や慢性であればあるほどその機能障害の制御に多くの問題がある。 極端な話しだが外傷であっても、より高度な身体制御・姿勢制御が出来るのであれば避ける事や最小限にすることは可能かもしれない。

整形外科に訪れる患者が訴える痛みの多くは、自然治癒傾向が多い痛みである事は承知の事実。 異常無いねハイ湿布で治るのは子供でも分かる。 打撲だって捻挫だって、オーバーに言えば骨だってくっ付く。 そんな多くの痛みを診るところは五万と在り、ハッキリ言って何処でも良い。 問題なのはなかなか治らない、何度も繰り返す慢性障害をどう診るかだ。

一連の運動連鎖や変動性を邪魔しているもの。それらをどう削除、改善していくか。 仮に動作性の低下が特定の部位、軟部組織にある場合、それらを直接的にアプローチして改善していくのが様々な徒手療法士であり、COGやBOSを理解し、体性感覚異常を取り除き、運動反応、運動学習のパターンを増やすのがスポーツトレーナーなのだ。

当然選手・患者に対して両局面からアプローチ出来たら理想である。 しかし実際は此方側の問題だけで無く、受診側の理解度の問題もあり、現実ではなかなか理想的実現は困難である。 小生のところでも少しずつではあるが、その問題点を毎年僅かではあるが改善の努力に取り組んでいる。

スポーツ選手が沢山来ている、沢山診てるからウチはスポーツ専門なんて時代はとっくに過ぎ去っている。 解剖学と機能解剖を形にしてこそ、真の運動療法になりえるのだ。 一般に浸透するのはまだまだ当分先である。

2012年09月14日

日本人の治療とケアの継続性について。

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以前、治療が長続きしない、途中中断してしまう患者にその理由を問うアンケート調査を読んだ事が在る。 思うような効果が出ないとか、施設やスタッフに対する様々な不満が羅列されていた。 どれも調査しなくても分かるような内容。 思うような効果が出ないから止めるのだろうが、ならば思うような効果が出たらずっと継続するのだろうか?  そこが問題なのだ。

先日もVASのところでも似たような事を話したが、もうかれこれ20年近く前、社員研修で聞いたある講義内容を今でも思い出す。 向う数十年、日本にスポーツ産業は根づかないと。

これは数日前のニューで見た内容だが、日・米・英の民間フィットネスクラブ産業市場データによると、フィットネスクラブの総人口に占める会員参加率は、アメリカは15.6%だが、日本は3.02%しかないというデータがあるそうだ。 人口年齢別構成比の違い等、様々な要因は有るのだろうが、現実は現実。

話しは少々飛ぶが、今でも付き合いのある患者さんから聞いた話し。 長年家族全員で海外生活を送っていたその患者さん、そこで欧米人と日本人との根本的なライフスタイルに対する価値観の違いを感じたと言う。

治療や通院、スポーツ・トレーニング、旅行・レジャー・レクリエーション、そのどれもが同じ位置に在ると言う。 当初その言葉の意味が分からなかった。 要はそれらは常に身の回りに同等に在り、たとえば怪我をしたら治療の位置付けが上がり、大会が近くなったらスポーツの位置が上がり、オフシーズンはトレーニングの位置付けが上がる。 そして週末は家族、レジャー、レクリエーションの位置付けが上がると言う。

しかし日本人は全く違うと話す。 私は運動してる、どこも痛くないからケアしないと言ったり、走って泳いでいるからトレーニングしないと言ったり、食事に気を付けているから運動はしないと言ったりする。 週末の自分の趣味に家族全員巻き込んで、一番楽しいのはお父さん状態だったりもする。

何か一つだけで、他は全くもって無視してしまう、偏ったスタイルが多くの日本人の特徴なのだ。 コレじゃ当然、スポーツ産業はどこまで言っても遊び産業であり、永遠に根づきはしないであろう。

我々の業種、医療産業も他人の事は言えぬ。 健康に対して高い意識を患者・国民全員に与えなければならないのに、保険制度を割引制度の様に利用して、高頻度に通院させたり、何処よりも治すと言いながら慰安コース、クイックマッサージ売り出し中的な同業者が五万という始末。

果たして小生が生きているうちに、日本人に正しい健康意識は根付くのであろうか? 非常に不安である...

2012年09月06日

まだまだ暑い!熱中熱射病。

だいぶ暑さも和らいできたが、まだまだ予断許さぬ熱中熱射病。 本やネットでその分類、知識を持つ物も増えたが、その対処にはまだまだ不適切なものも多い。

そもそも人間は暑さに強いか弱いか!? 実は他の動物よりも人間は暑さに強い。 体毛を無くし、大量の発汗を身に付け、非常に優れた熱放出能力を持ち合わせた。 にもかかわらず、人間は暑さで倒れる事が多くあるが、野生の動物は暑さで倒れる事はそうそう無い。

それは何故か?!

単純な話しだが、無理をするからなのだ。 人間も小さな子供は暑さに負けず元気に遊ぶ。辛くなったら遊びを止め、喉が乾いたら水を飲むのだが、それがスポーツなどをするようになると頑張らなくっちゃとか我慢しなくちゃっとかになり、それらが熱中症系を生む。 このへんの話しを書くとキリが無くなるので止めておくが、人間が暑さに弱い動物では無いと言う事は先ず理解できたであろう。

その様に暑さに強い弱いも分からぬレベルで、適切な対処など根本的に無理。 よく氷で冷やすと言う対処も見かけるが、その病態によっては血管を収縮させてしまい不適切なケースもあるのだ。 水・ぬるま湯を霧吹きでかけ扇ぐ。 体温を下げる方法を間違えてはならぬ。

臨床と机上の違いを分からず、頭デッカチは本当に危険だ。

2012年09月02日

登り坂を速く走る

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速く走ると言う事を、未だ筋力・持久力だけの問題と考えている者は少ないであろう。

ならば他に浮かぶのがフォームの問題ぐらいしか無いのが関の山。 フォームが良くて誰よりも早く走れるのであれば、実業団選手はもう既にやる事は付きたナ。

そもそも平坦路を怪我無く、それなりのレベルで走れていなければ問題外な話しなのであるが、下り坂や登り坂が速い選手とそうでない選手の差はどう説明を付けるか?

その説明・指導において、身体運動における身体重心点(COG)特性を理解していなければならない。上下運動するCOGを位置エネルギーや床反力、いわゆる弾性エネルギーを理解し、生かしたトレーニングが出来てこそ、そこで初めてそれらを運動エネルギーに転化でき、速く、省エネで走る事が出来るのである。

当院へ訪れる患者の全てが何らかの痛みを抱えてやってくるのだが、痛みが取れた次のステップでレッグハイ系のスタビやプライオメトリクスを積極的に運動リハプログラムに取り入れる。 むしろそれらを視野に入れた治療プログラムを当初から行わなければならないのである。 

あとは患者、選手本人がその自覚や意識が在るかどうか。 痛みが取れたらまた問題無く走れるなどと安易な発想では決して質が高い選手とは言えぬのだから。

2012年08月31日

足が太いアナタへ。

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ウエスト周りに次いで、細くしたいと相談が多いのが足。 ふくらはぎだったり内モモだったり。

昨日の筋活動でも少し触れたが、どの運動が主にどの筋肉を使って動いているものなのか、どの運動に比べてこの運動の方がこの筋に効果的なのかを考えねばならない。 当然これはシェイプアップに限らず、治療や競技成績向上にも同じ事が言える。

例えばRunとBike。此れも昨日少々触れたが、ランニングでは確かに腿の裏側、ハムストリングスの筋活動は大腿直筋の筋活動より高いが、自転車運動のそれと比較すると比率はBikeの方が圧倒的に高い。 逆にBikeでは下腿部の筋活動は非常に低く、ランニングでは下腿部を多く使っている事にも繋がる。 大腿部で言えば長内転筋も同じ事が言える。

痩せるつもりで始めたランニングが、良く言えば鍛える事に、悪く言えば足を太くしている結果になっている事もある。 何にでも言える事だが、とり憑かれたように同じ事を執拗に繰り返したりせず、ある程度多種多様、多角的に物事を取り組まねばならぬ。 

ランニングのフォームはロング、スプリントともこの数年でその研究は大きく進歩した。 ロングではより省エネな筋活動が必要となり、日本のトップ選手と世界頂点の選手とでは使う筋活動に違いが在る事も分かってきている。 特にその筋活動に下腿より大腿後面や腸腰筋群に注目が集まっている。

現在の世界記録上位を占めるケニアの選手は、インドアトレーニングでトレッドミル以外にショートサイクルマシーンで回転運動をまじえたラン系下肢運動も取り入れている。 此れは通常の走る以上にハム等、下腿意外の筋活動を促していると捉えられる。

数年前に既存患者向けに3か月10kgダイエットを一斉に組んだ事が在る。 その時もウチの2階ラボにあるショートサイクルマシーンを推奨した。 通常の自転車よりもランニングよりも、筋活動の効率が非常に良いのである。

確かに屋外で運動する事は気持ち良い。 しかし効率よく効果的に成果を出すのであれば少し知恵と努力をしなければならない。 好き勝手やっていては、何事も成果は出ないと言う事だ。  ショートサイクルマシーン、お勧めである。

2012年08月30日

走って漕いで膝痛、腸脛靭帯炎。

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春以降、やたらと多い腸脛靭帯炎。 なんかブームなんスッかねぇ~、 ってそんな訳ねぇーか。

そもそもどっかの医者か治療家が勝手に病名つけただけ。 子供の成長期に勝手に付けるオスグッドもテキトー以外の何物でも無い。 年配の女性を何でもかんでも更年期のせいにするようなもの。 原因を正しく精査する気が無い、そんな診断もガッツリヤル気の無い所に行く患者が悪い。 と、言いたいが普段はガマンしてる。

ランニング好きの30代兄ちゃんが多いが、上は60代、下は小学生が腸脛靭帯炎でやってきた。 何故来たと過去形かというと、自慢じゃないが全員完全完璧に100%規定提案期間で完治したからである。 まぁ、自慢。  ってか、金もらってんだから当然である。

さてその腸脛靭帯炎。 フォームが悪いからとか歪んでるからとか筋が張っているからだとか言って治療しているようでは問題外。 筋力不足などと言うようなら、今すぐ荷物まとめて逃げ出した方が良い。

例えばランニング中に大腿部や下腿部の筋がどのように活動しているのかを、表面筋電計測、筋力計測、mfMRIなどを用いて測定したとする。 たしかにランニング中にどの筋肉が使われているかどうかは確認出来る。 しかしここまでは体育学・運動学的研究の話し。 これが医療・治療ともなれば何に対してどのようにどのくらい使われていたかを考えねば意味が無い。 そもそも医学とは比較対象実験の上に成り立っているのものなのだ。

ランニングの筋活動では外側広筋、ハムストリングス、その他、大腿部・下腿部の筋は活動している。 しかしその筋活動をレベルと他の運動、例えば自転車のペダル運動と比較すると、また全く違う答えが見えてくる。 

レベルで考えてみると活動は外側広筋のそれより、長内転筋のそれの方が高い。 言いかえれば内転筋群の活動が低いせいで外側部に負担がかかっているケースもある。 ハムに至っては、ランニングの倍以上、ペダル動作で筋活動が高いのだ。 

こんなデータを羅列していたらキリが無いのだが、痛いトコが悪いトコ。 押して揉んで痛いから悪いトコ的な治療では、たとえ今楽になったとしても今後永遠に繰り返し、問題は一生涯解決しないのである。

患者も治す側も、治療を変えるのでは無く、取り組み方を変えるのだ。  難しいかな? いや、小生はそんなに難しいとは思わんのだが。


2012年08月23日

集中的女子選手

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集中的に来てますわ、女子のスポーツ選手が。 他同業よりブッチギリで男子患者率が高いウチとしては珍しい。

陸上、体操、サッカー、水泳、ソフトボール。 バレーボール、バスケにダンス全般。 まぁこの辺は昔から多いところ。 最近珍しいところでは女子格闘技系やチアリーディング。 人気なんですねぇ~。

打撲捻挫などの外傷的問題ならば薬や電気、押す揉む治療、対処療法でも十分。 しかしヤッチャッター!的な明確なものが無い、障害性疼痛である場合、その根本的な原因に対して対策を講じなければ再発は確実であり、競技成績向上はかなり険しい道のりとなるのである。

動作問題点の導き出しには客観性だけでなく、選手本人の主観的情報も重要視せねばならない。 口で言うのは簡単な事だが、実際は非常に難しい。名コーチ、名トレーナーと云われる人達は、皆特にこの部分が非常に優れているのだ。

機会や検査で全ての問題が解決するのであれば、世の中から怪我で苦しむ選手は居なくなり、全ての選手が全員世界記録となるであろう。 そんな事は絶対無いのだが、そうする事こそが目標なのである。

時間をかけ、一歩一歩、確実に、実直にだ。

2012年08月22日

富士登山とサプリメント

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過去例を見ないぐらいの晴天に恵まれた一昨日の富士登山。 そのお陰で、コレマタ過去例を見ないくらいの日焼けに、スタッフ・友人一同悩まされている今日この頃でアリマス。


さて、異常ともいえる最近の富士登山ブーム。 小生達も他人の事は言えんのだが、未だ行った事が無い多くの患者からは、来年行くなら是非参加したいと幾度となく言われる始末。 しかし、行きたい気持ちはあれど心配なのは体力。 それと高山病。

毎年患者連れ、友人連れで十数名で登るのだが、その殆どが登山初心者にも関わらず高山病でリタイアしたのはほぼゼロ。 此れには小生なりのちょっとしたアドバイスを全員にしたせい。

それは鉄のサプリ摂取を勧める。 正確には小生が持参するので、一定間隔で皆に摂らせるのだ。

高地では気圧も下がり酸素も少なくなる。 すると脳は常に一定の血流量を保ちたい性質上、血管が拡張しさせ、それが頭痛へと繋がる。 100%防げる訳ではないのだが、軽減させる為に一番手っ取り早く効果的なのが鉄サプリの摂取なのである。 しかしこの事実は意外にも登山愛好家の間に未だ広まってはいない。

だからと言って鉄のサプリを取れば何でもいいとは限らない。 鉄は吸収が悪い上に、過剰摂取は大きな副作用も誘発する。 多くのサプリメーカーは吸収を高めた事を大きくうたうが、逆にそれが裏目にも出る。

まず鉄に限らず全てのサプリに言える事なのだが、原材料は必ずチェックして欲しい。 そのビタミンが無いから精製されたものなのかを。 当然天然素材が良いに決まっている。 巷に出回る多くの安いサプリが合成ビタミンなのだ。

それとその吸収のスピード。 剰摂取の恐れがある鉄分は出来るだけゆっくりと体内に吸収させることが非常に重要となる。 良いサプリと言うモノは6~8時間かけてゆっくりと鉄分が吸収されるよう、タイムリリース加工という特殊な加工を施している。これにより血中の鉄分濃度を一気に上げることなく、その効果・パフォーマンスを効果・効率的、継続的に発揮できるのである。 気休め摂取でサプリをとっているのならとやかく言わんが、スポーツやアウトドアの場面ではより質の高いサプリを是非選んで貰いたい。

当然小生が勧めるものは100%天然素材で、効果的に加工を施した物に限定している。 実は小生が前職で直接担当し、取り扱っていたもの。 当時大手デパートバイヤーと打ち合わせしたのが、未だに店頭で最上級商品として取り扱われているをみると非常に嬉しい。

治療と同じで、耳触りの良いキャッチコピーに騙されてハートを掴まれぬよう、気を付けてもらいたい。

2012年08月19日

ほぼランナー専門。

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ジョギング、ランニング、マラソンにトレイルラン。 いやはや本当に走る系患者が多い。 テニスやゴルフの比じゃ無い。

膝はもちろん、踵にアキレス、股関節に腰痛と痛めるところは様々。 何処が痛かろうと、痛みの原因が “走る” と言うところだけに在るのなら、非常に短期間で治療は完了する。 しかし多くの場合、その完治を妨げる多くの理由が走るという事実以外に存在する。

重篤で緊急であれば何よりも対処が優先する。 しかし殆ど全ての運動器疾患に運動療法が最良と言う事を考えれば、薬剤や物理療法であっても完治にとって最良とは決して言い難い。 此れは世界的に見ても当然の事実。

先日、今年に入ってやって来たランニング系の患者を数カ月さかのぼって見直してみた。

当院では必ず初診時に、この症状はその間隔でこの期間は診させて欲しいと、全ての患者に100%提案をしている。 その継続来院と完治をザクッと計算してみたのだが、継続と完治は85%強。若干期間が延びたケースも数件あったせいで。 不規則不確実通院になってしまったケースの完治は70%、当然治療中断のケースはその後会っていないので計算のしようも無いが、まぁ3名であった。

小生より遥かに腕の良い先生から言わせたら笑っちゃうような数字なのかもしれんが、原因を考えれば上出来な数字だとも取れる。 上記の患者のほぼ全てが発症から数カ月、しかも散々ブロック注射等をされてからの事を考えれば。 

患者は治ったら来なくなるが、治らなくても来なくなる。 どちらにせよその後を知る由も無い。 だからスタッフには治った治らなかったでは無く、今日の治療よりも明日の治療をもっと良くする、質の高いモノにするにはどうしたら良いのかを、毎日毎晩ミーティングする。 その毎日の地味な積み重ねしか、自分自身をアップデートする術は無いのだ。 自己満足勉強マニア、資格取得マニアには、ウチのスタッフは誰ひとり負けはしないと自負する。 

今日も予約空きなく夜までビッチリだが、皆で頑張るとするか。

2012年08月15日

毎日夏休みでランニング

社会人の皆さん、年に数回の連休、ガッツリまとめてスポーツしてますか!?

バブル期と違って猫も杓子も海外旅行と言う時代では無くなった。 出かけたとしても近場、それもまったりのんびりリゾートでは無く、何かキッチリ目的を持って出かける人が多い。

例えば今回も5連休ぐらい取った人でも、途中一回は皆で出かけて登山やトレイルランをしたとしても、残りの日はいつもの自宅周辺をランニングと言うのが多い。

傷害と言うモノは、得てしていつもし慣れない事をした後に発生する事が多い。 だからこの時期盆暮れ正月、GWに肉離れとぎっくり腰のオンパレード。 

嬉し過ぎて楽し過ぎて、いろいろはしゃぎたくなるのは良く分かるが、何事も日々変わらずコツコツが大切。 くれぐれもお大事にである。

2012年08月12日

盆で連休、ダイエット!!

大人ともなると、学生の様になかなかまとまった休みは取れぬもの。 勉強以外、スポーツ・練習に毎日時間を費やせた学生時代を懐かしく思う。

週一の休みではやる事も多く、余暇と言われる部分は月トータル数時間。 やはりまとまって何かが出来るのは盆暮れ正月、&ゴールデンウィーク。 数時間まとめて毎日走ります。 この時期、完ぺき紋白蝶に抜かれるような速度で。

しかし、気持ちに勢いを付けるには良いタイミング。 ダイエット・減量を気合いを入れて始めるには良い季節。 この真夏の真っただ中で始めると、意外にも年末まで続くもの。 涼しくなって始めようなんて、ハナっから自分を緩めてスタートしようと思う気持ちの時点で、もう
オマエは終わってる... (ケンシロウ風)

特に今年は当院は夏休みもとらずに診療。 数名の方向けに特別減量パーソナルメニューを作成し、毎日2階のラボ&自宅で頑張ってもらっている。

ジッとしててもカロリー消費するこの時期だからこそ、気持ちもカラダも引き締めようではないか!!

特に既存患者達よ、今すぐ立ちあがれ!!!(笑)

2012年08月09日

今年の夏は夏休み無しで!!

頑張りますよ! 今年の夏は!!

いや単に暇なダケですわ。 いつも暇ですケド...

日中の電車、高速道路や幹線道は平日もいつも以上に混雑しているようだが、街中はクルマも人もまばら。 流石に夏休みか。

会社員、フルタイムで働いている人がターゲットな当院、元々平日午後は狙い目なのだが、今週来週はいつにもまして狙い目。 いや、狙わなくても的中状態。 

昨年からスポーツに熱心に取り組む小中学生の患者が激増したが、ここだけは夏休みの甲斐あって平日日中に沢山来てくれる。 しかも遠くから。 塾や練習、お稽古ごと習い事に日々追われる彼ら彼女ら、小生よりよっぽど忙しい。 通常はなかなか提案通り治療出来ぬのだが、やっとここでキッチリいつもの倍以上治る。 そして合宿を乗り越え、秋の大会へ向けて全力で。

子供、学生諸君よ! 夏を制する者は勝負を制す!!だ。  ガンバレ! 小生も頑張る。

2012年08月03日

この時期真夏のお弁当

とにかく若者は食べなければならない。 特に部活の学生は。 

そこでこの時期お母さんのアタマを悩ますのが食中毒。 この作ってから何時間も過ぎてから食する事になるお弁当。 それでなくても痛み易いこの時期、更に細心の注意が必要である。

まず第一に問題なのが、熱。 炎天下のグランドに放置し無い事はもちろんだが、調理時から熱には注意が必要。 

中まで火を通した調理は当然だが詰める時、ご飯は粗熱が取れてから詰める、おかずも良く冷めてからが重要。 ここで数分焦って雑な作業をしてしまうと、後で取り返しのつかない事になってしまうのだ。

次に重要なのが、水分。 この水分も、痛みを加速させてしまう。 出来る限り汁気は切ってから詰める。基本的にゆで野菜、煮しめ等は避け、水分の出ないおかずを選ぶのだが、キッチンペーパーで煮汁をとる事も工夫の一つである。

あとは殺菌効果のある食材、梅干し、生姜、ニンニクや、カレーなどのスパイスを積極的に使うのもてだ。

とにかく夏は菌の繁殖が異常に早いのだから、調理時にはいつも以上に小まめな手洗い、弁当箱や箸などの電子レンジ等を使った高温殺菌も普段からの作業の一つと心掛けるのも良い事だ。

何を食べるのかだけでは無く、様々な角度から食事の注意を心掛けたいものである。

2012年08月01日

合宿前後のスポーツ障害

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スポーツに勤しむ若者達の、この時期きまった年中行事。  合宿。

小生も散々経験があるが、練習と暑さの苦しさで、もう何が何だかさっぱり分からなくなっていた記憶が在る。 今振り返ればそんな苦しさも良い思い出なのだが。

毎日毎朝毎晩、休む間もなく1週間以上練習の日々が続いたのだが、打撲捻挫こそあれども、幸いにも大きな怪我にみまわれる事は無かった。

先日ふと、この数年のこの時期を振り返って気が付いたのだが、成人で趣味でスポーツに取り組み、知人友人、クラブチーム単位での合宿では、転倒打撲捻挫がその殆どを占めるのだが、小・中・高・大学生の合宿では、怪我障害の確率より、その後数週間後に発症する運動障害の方が圧倒的に多いと言う事。 合宿中とは明らかに違う原因に変化しているもの。

患者側・学生側ではその違いを正確に理解する事は非常に難しい。 治療する側であってもその違いを精査して治療にあたっているケースは少ない。

オーバートレーニング、過使用症候群に完璧に陥ってしまわぬよう、最大に避ける事を大前提に置いた治療。しかも練習を休ませずに。

通常練習と合宿期。 目の前に在る事だけでは無く、その時期時期に、個々に合った治療を提案する。 机上の理論では無理なのである。 早くでは無い。シッカリ治そうではないか!

2012年07月31日

オリンピック選手

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本当にオリンピックに出るような選手は凄い。スポーツをする者もしない者も、あこがれの存在。

社会人になって、勤め先がスポーツ関係と言う事もあって、身の回りに何人も元オリンピック選手と言う人達がいて度肝を抜いた。 現在も患者さんに元オリンピック選手と言う方が何名かいらっしゃるのだが、本当に毎回妙な緊張をしてしまう。(笑) 

全員かどうかは分からんが、少なくとも小生が過去出逢ったオリンピック級の選手は、皆人間的にも素晴らしい人格者。 やはりひとつの事を極めた人は違うと確信する。 アレもコレもしたいと子供の頃から育ったケースとは明らかに違うのであろう。

小生は地方の大会でしか優勝できなかった三流選手であったが、負けは当然辛いが、勝ち続ける事もまた辛い事を多少理解しているつもり。 彼らは長くに渡りその苦悩に苛まれながら人生を歩んできたのだろう。 楽しい事の先にまた辛さが待っている事も理解しながら。

治療で患者に日々言い続けているのが、痛みが取れたその先こそが重要であり、痛みと戦う以上に多くの努力をしなければならないと。

今、目の前の事に一喜一憂し、飛びつき、進むべき道を多くの人間が踏み外す。 重要な事が何処に在るのか。 オリンピック級の選手達は皆それを理解しているのであろう。 

オリンピック開催のこの時期、TVからでも多くの事を学ぼうではないか。

2012年07月29日

競泳、陸上選手ばかり。

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来院患者にテニス・ゴルフプレーヤーが群を抜いて多いのが、昔から我々の間で言われている話し。 それらの愛好者の年齢が他より高めなのも、経済的理由も含め関係しているのだろう。

昨年末よりグッと増えたのが競泳と陸上選手。 と、一般愛好者。 年齢は下は小学生から、上は世界大会出場成人まで。 都内、小田原、鎌倉までと、本当に遠くから感謝致します。

当然皆、怪我や障害を抱えてやってくるのであるが、治らないと言うよりも、治りが悪いと言う方が非常に当てはまる患者が多い。 頑張り屋さんという表現も当てはまるが、心身ともに頑張り過ぎる傾向が在る。

過去何度も書いてはいるが、世界的に昔から言われ続けている運動障害を起こしやすい二大性格。

それは、脅迫性格と粘着性格。

その両方、もしくは片方を強く持っている選手は、必ずと言っても怪我・運動障害を自ら呼び込んでしまっている。 諦めとまでは言わないが、気持ちをスパッと切り替える事が出来ぬようでは、いずれ結果は見えてくる。 特に球技の様な相手が在ってのスポーツや、チーム連携が重要な競技と違って、水泳や陸上は基本日々自分との戦い。 練習で追い込む事は必要だが、追いこむ意義を分からずしてただ我武者羅では仕方が無い。

心身鍛えてこそ意味が在る。 スポーツとはそういうもの。 今の自分の思考を自分の中で一度完全に否定出来てこそ、前進が在る。 大人になれば自分の中の様々なものが邪魔をする。 一秒でも早く前へ進む。邪魔をしているのは自分なのだから。

2012年07月27日

脱水、ナトリウム、筋痙攣。

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真夏のこの時期、云わずと知れた一番気をつけねばならぬ事。 脱水症状。

汗と一緒にナトリウムが失われる。 そして筋肉に影響が出る。 そんな事ぐらいしか一般の人には知識は無いはず。  では実際、ナトリウムが失われるとどんな事が起きるのか。

ナトリウムは血液中の水分量の変化と密接に関連している。仮に身体からナトリウムが失われても必ずしも血液中のナトリウム濃度が低下する訳では無い。 しかし血液量は必ず減少する。当然血液量が減れば、血圧が下がり、心拍数が増大し、ふらつきやショック症状の危険性が高まる。

発生している症状がナトリウムのせいなのか、血液量の問題なのか。腎臓なのか、体性感覚、脳下垂、視床の問題なのか。 休養、点滴、保水で落ち着いたとしても、発生した身体的原因を、既往歴も含めて再発防止に取り組んでこそ、真のスポーツ障害予防なのである。

自分の身近な先生にジャンジャン質問してみてくれ。シッカリ答えられる先生ほど、信頼すべき相手なのだから。

2012年07月26日

治った治った治った、走った走った走った!

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相撲の仕切りじゃないのだが。

ここ数年の、スポーツに熱心に取り組む患者のオモシロ確率を少々。

小学生中学生、高校生、大学生。 若年社会人に中高年。 それと主婦。

この中で一番シッカリ継続して治療にやって来るのが小中学生。 八割近くが年単位で訪れる。 当然当初は痛い悪いだが、その後成長や競技力向上までシッカリ効果を出してあげる事が出来る。

次に男女差はさほどないが社会人。 フルタイムで働いているのが条件。 家族家庭もあり、一番忙しい世代にも関わらず、きちんと目標に向かい優先順位を付け、これも年単位でやって来て頂ける。 およそ七割。

次に意外にも主婦。 小生の性格とこの流れだとヒールに廻りそうな主婦層だが、いやいや、違うのである。 半数が半年以上来てくれるのだが、逆に残りの半数は僅か1クール、10回未満。  まぁ、良く考えたらそんだけくれば大抵は良くなる。 もし問題が在るとすれば、すぐ良くならない症状の人ほどすぐ来なくなる。 致し方無い法則。

さて、今最後に残ったのが意外にも大学生。 今年もバリバリ体育会系の大学生の順にフェードアウト。 昨年もあるスポーツの同じ部の大学生が数人やって来たのだが、頻度もまちまちで構築も出来ず、いずれ尻つぼみ。 皆元気で意欲的なのだが、その意欲的が裏目に出るのか楽しいコト、おいしい話しになびいてしまう。 基本その陰には大人が見え隠れ。

小生が過去かかわっていた会社はどこも、学生へのサポートを必要以上に重視していなかった。 軽視していたのでは無く、学生を宣伝の様に使う事は無かったのだ。 しかし、またそこにつけ込む隙間商売をしてくる会社も数多く存在する。 残念な事実。 よい子ほどその罠に取り込まれてしまう。 治癒から競技向上まで継続構築出来るのは、全体の三分の一以下。 此れは小生としてはかなり低い確率。 五回十回で、運動は辞めたくないが治して欲しくて、オマケに成績も向上ナンテ事は現実的にあり得ない。 そんなのがあったら皆怪我無く一流選手だ。


若干恥ずかしい情報であったが、まぁご参考までに。

2012年07月22日

ランニング愛好家ひと段落

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昨年後半から今年前半にかけ、新規のランニング愛好家の患者が大挙してやってきた。 その8割が30代男子。 膝や踵に腰痛股関節。 痛いところは様々だが、ほぼ全員現在完治。 マラソンはもちろん、50km以上のトレイルランにも元気に参加している。 今は皆、痛みをとる治療は完了し、再発防止に原因を絞り込んだ治療と、競技レベル向上のプログラムに変更している。

上記に該当する今回来てくれた患者全員がみなナイスガイ! 治療をしていて話していてコッチが楽しくなる。 とっても皆イイ患者。 目など吊り上って無い、肩の力が程良く抜けた、小生が最も応援したくなるようなスポーツへの取り組み姿勢タイプ。 

社会人としてもバリバリ仕事に打ち込んでいる世代。 思考も柔軟で回転も速い。 コチラが提案した内容をただ聞くだけでなく、意見も情報もしっかり言ってくれる。 当然コチラも通常の倍の策を講じられる。 今どきネットで情報だけ山ほど持ち、結果人の話しを聞きいれてるようで聞き入れられない。情報優先で頭パンパン。 聞く量と伝える量のバランス。50対50では無く、今の自分に必要な、足りない方を補い、バランスをとる努力の問題。


改めて思う。 治療は一方通行では無く、お互いで手に手をとって進むものだと。 

2012年07月21日

走りの科学

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オリンピックを直前にして、TV等でも様々なスポーツを科学した番組が放映されている。 そんな最新の科学、情報が一般の人間にも手軽に身近に入る時代になってきた。

確かに最新の情報は素晴らしい。 今まで分からなかった事が解明され、疑問に思っていた事が解決されるようになった。 ただしその最新が全ての人に最も必要な情報かと言うと少々話は違ってくる。

従来を根底から覆すような大発見であれば話しは別だが、基礎基本と応用を進化した情報とすり合せる事の難しさを理解したうえで、選手や患者、臨床の場に取り組まねばならぬ。 さもなくばただ単に最新、流行りを追うような指導や治療に陥りかねないのである。

例えば幼稚園生に最新の走りの科学を持ちだすであろうか? では老人はどうか? 何歳なら適応などと言う全てに当てはまるラインは無い。 疾病疾患もそうだ。 歩き走りに問題を抱えている場合、基礎と応用、最新の科学をどう分析、取り入れるのか、寝ずに考えた事が在るであろうか。

そんな事は話しを聞かずとも訪れずとも、簡単に見極められる事。 最新に飛びつき、流行り廃れを追っている人間を素晴らしいと思うかどうか。 それすら分からぬのであれば、どんなに正しい指導や治療を施したとしても、良い結果や成果は100%出ぬのである。


小生のところには小学生でかけっこが速くなりたいと言う子から、実業団レベルの選手もやって来る。 当然にな何らかの問題を抱えている。 単純に痛みを取れば、痛みが取れればまた以前と同じように走れると考えている選手には、次に待つ答えは再発の二文字しか存在しない。 ゴールは当然更なる競技レベルの向上。 目標は痛みが取れたその先。 最新の走りの科学は次の問題。

主観的指導の重要性が理解出来ていれば、敢えてつまずかぬ問題。 順調に治り、順調にレベルが上がり、決してつまずく事など無い。 楽しい面白いで終わる指導や治療が、まだまだ多いな...


2012年07月08日

ランナー、マラソン、ジョギング愛好家とトレーニング。

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趣味がジョギング、マラソンで膝・腰を痛めてやって来る患者が、相変らず後を絶たない。

ランニングに限らず、自転車でもテニスでもスキーでも、プロ、職業でやっているのならまだ自己管理をしなければと言う意識が在るだけマシなのだが、事コレが趣味となるとプロ選手より遥かに達が悪く治りも悪い。

仕事や家事や子育てや、最低限人としてやらねばならぬ事はあるが、それ以外の時間を全て趣味に当ててしまうのだ。 しかも当の本人にその自覚は全く無く、自分は諸々ちゃんと考えていると思い込んでいる。 まぁ、中にはそういう人もいるが、その場合は度を越してやり過ぎ。 しかもコレも本人自覚無し。

ウチはほぼ全ての患者の治療の中に、必ず運動療法を組み込んでいる。 意外にも年配の女性ほど喜んで取り組んでくれ、逆に「何か自宅でやるトレーニングは無いか!?」と言ってくる患者ほど、たとえ教え、資料を渡したとしても理由を付け遣らずじまい。 やりたい事、やらなければならない事がグッチャグチャ。

特に一番酷いのはランニング、自転車、フットサルの社会人男子。 学生時代と身体は違うと分かっていても、それに対しての努力・時間はまるで割かない。 トレーニングなどまるでしない。 ヒドイと好きじゃないからと言いきって補強トレする気無し。 痛めて怪我して来ているにもかかわらず。

どんな競技であれ、今どきプロ一流選手で補強トレ等をしない選手は世の中に居やしない。 なのにド素人が準備も努力も無しにブッツケ本番。 ソリャ、怪我するわナ。


子供はやりたい事やりたくて、やりたくない事はやりたくない。それが子供。 それを指導すべき立場の大人が、やりたくない事避けて、やりたい事だけやってしまっている。 戦うべき相手はタイムでも相手選手でも無く、自分自身の中に在るのである。 新たな道は既に自分自身が持っているのだから。

2012年07月03日

ファンクショナルTで動作協調

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なんかここ最近、やたら耳にするファンクショナル・トレーニング。やっぱ横文字使いたがりますわナ。他人の事言えんが。

実際の動きに極力則した形で行うこのトレーニング。 筋力と協調力を高めるのが一番の目的。 体幹の筋群をおもに鍛えるのは事実だが、なかには一般的なコアトレーニングと混同している人も数多くいるようだ。

より実際のスポーツや運動の動きに則した動作を行うことで、筋肉をいろいろな角度から鍛えることができるのだが、逆に言えば特定の筋群をターゲットにして鍛えることが難しいともいえる。 当然特定の筋肉に絞った筋力アップも本来の目的とは大きくかけ離れる。

スポーツの現場だけで言えばコーディネーションはァンクショナル・トレーニング、他の目的は他のトレーニングでとなるが、理学療法の現場でリハビリトレーニングとして取り入れるのであれば、今その選手その患者に一番何が必要なのかを考えてプログラムを組まなければならない。 筋力も協調もコアも、しかもそれらを老人にもさせているのを見かける事もある。

何も考えずにやらせ過ぎて悪くさせる治療。 この1、2年はそんなのばっかりである。

2012年06月28日

競泳の膝・腰スポーツ障害

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そう数は多くはないが競泳に勤しむ新患が、年に数名やって来る。 おもに膝。

荷重のかからない水泳で痛める場合、その理由は陸上とは異なる部分を持ち合わせている。 しかし残念な事に多くの病院、治療家が他の競技と同じにし、膝が痛いのをひっくるめて治療を行っている。

水泳という動作の特異性を理解して治療を行う。 確かにそれはそれで間違いでは無い。 ただそれには大きく欠けているものが在る。 その欠けているモノこそが痛みの原因であり、たとえ痛みが取れたとしてもそれを見過ごしていては、その先の成績向上には大きな障壁となる。

日常生活、歩き動きの特性と水泳における運動連鎖、ローリング。

エントリーからフィニッシュ、リカバリーにおいての動作の協調を正確に解析し、同調をとる。 それらを邪魔しているモノを排除してから。

まるで違う運動環境下での同調をとる為、若干多くの時間を割くケースが多いが、筋力とsplit pointにこだわった着目治療で誤魔化すよりは、格段に予後の選手としてのQOLは向上する。

焦りは禁物である。

2012年06月22日

治療とこどもコンディショニング

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治療とコンディショニングの違いを説明しろと問いかけると、皆それなりに答える事は出来る。 ではそれらを実際患者に日々組み込むとしたらどう提案するであろう。

治療には週1来て、それ以外はトレーニングして自宅でストレッチして。 もしくは痛くなくなっても日々のケアの為に来て下さい程度がいいところ。

皆、良くなりたい強くなりたい速くなりたいと願う。 期間が一年も二年もあるのであれば、多くの場合さほど目を吊り上げてプログラムを作る必要性は無い。 しかし誰もが先述の希望にプラスして、早く治したいと言う。

コレは状況が一変する。 来週までに治したい人と来月旅行に行きたいからと言う人、もしくは明日どうしても会社に行きたいと言う人では治療もまるで違ってくる。 当然。 まぁこのぐらいの事は治療に携わる人間ならホンの少しであったとしても頭に浮かべて治療するモノ。 ではトレーニングならどうだ?!

何ヶ月で筋力で、その次はスピードで持久力で的な感じ。 ならば子供ならどうだ。 大人の5、6年はそう変わりはしないが、子供の5、6年の形態的変化は大人の比じゃ無い。 12歳前後では半年でも劇的に変化する。 

今の治療を数カ月先を見越して、子供であれば大人の数倍数十倍見越して、数十倍工夫した治療を行わなければならない。 正直現実はそう上手くはいかないが、その努力は日々出来る。

ベストパフォーマンスとは何処にあるものなのか?! 今一度我々は真剣に考えなければいけないのかもしれない。

2012年06月17日

リバウンドジャンプとスプリント

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小生は学生時代、エンデュランスがトレーニングが研究テーマだったので、スプリントのテーマはそんなに掘り下げはしなかった。 というより、この手の研究は日本国内でも非常に多くの人達が研究テーマにしてたからだ。 学生の卒論など入れたらソリャもうグッチャグチャなぐらい。

特に被験者にスクワットジャンプやスプリットスクワットジャンプなどのリバウンドジャンプ系のトレーニングでのデータ取りは多い。 小生も若い頃、散々やったしやらされた。 たしかに筋力も上がり効果が出るのは間違いない。 ただ、これを今現在最前線で戦っている選手に、時期や状況を見て適切に組む事は意外にも難しい。 事これが趣味や部活、クラブチームでスポーツをしている、一般スポーツ愛好家となるとかなり状況が違ってくる。 なにせ一年中オンシーズン、オフが無いと言うより、作ろうとしないからだ。

それらを如何に、適切適宜に組み込むか。 そこが我々の手腕だ。 本で読んで効果的だと安易に入れたトレーニングや、遠い昔の学生の記憶でやり始めたトレーニング。 30代のスポーツ愛好家の怪我の根本原因がこんな所にあったりで。 

当院としてもこの夏以降、本格的に取り組む部分でもあるのでそろそろ本腰を入れねばである。

2012年06月12日

クルマにバイクにモータースポーツ。

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交通事故の様な、乗り物による怪我・障害は当然日々やって来るが、今日はモータースポーツについて。

バイクや車でサーキットを走る患者は意外にも多い。 事故・怪我で痛い悪いを治すのは当然。 そんなのはどこの病院、治療院へ行ったってそれなりに治すし治るもの。 確かにアクシデントな事故は不可抗力だが、努力で事故・怪我を少なく、繰り返さぬようにする事は出来る。 

一般的な交通事故であれば、安全管理、意識でその確率は大きく変える事が出来るはず。 しかし、事それが危険は当然であるモータースポーツとなると安全管理、意識だけでは成り立たぬ。

単純に筋トレ的に考えれば、日常では到底受ける事の無い膨大なGに対してのネガティブなトレーニング、ちょっと工夫でアイソキネティックス。 確かに筋力中心で考えれば、モータースポーツ中における筋活動の向上は図れるだろう。 

しかしこれは、言わば前方コース上に誰もいない、クリアラップを全力で走るような場合の話し。 前後左右に相手がいれば話しは違う。 膨大なGがかかっている時に、如何に俊敏に正確に手足四肢に運動連鎖を起こす事が出来るかどうか!? この違いが予選は早いが決勝は遅いと言う事に繋がるのである。

うちでも積極的に取り組んでいるプライオメトリクス。 これらを個々の合わせて多角的に取り入れる。 結果、成績向上と共に接触事故の低減にもつながる一石二鳥なものなのだ。 

スポーツクラブでの単なる筋トレの時代は遠い昔。 ライバルは常に前を進んでいるのである。

2012年06月10日

血管新生、治癒促進。

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公私ともにスポーツ一辺倒だった20代。 幸いにも自分自身は大きな障害に悩まされはしなかったが、周りには数えくれないぐらい多くのスポーツ障害で悩む人間がいた。

現在ほど様々な研究が進んでいない当時であっても、多くの障害は動作改善、トレーニングやコーチングで改善された。 外科的な処置を必要な障害の場合は、極稀にそれらが疎かにされるケースもあったが。

問題だったのが傷害。 いわゆる怪我だ。 この数日、組織再生について少々触れているが、事此れを血管に絞って考えてみたらどうだろう。 

本来は血管外科が専門分野な話しなのだが、組織の発育発達とも非常に密接な関係にある学問であるがゆえに、自分自身20代の勉強テーマに血管新生があった。

学術的な事は博士でも無い小生では説明しきれないので割愛させていただくが、血管新生に関与する因子をきちんと正確に理解している必要はある。 小生の様な専科でも、日常的に臨床で直面する事に意外にも多く診察上必要となる知識でもある。

そのひとつに血管再生とプロスタサイクリン(PLG)との関係が在る。 血管拡張物質であるプロスタグランジン(PGs)が大きな血流改善効果を生み、組織再生にも重要となるのだが、炎症期にはこの反応が裏目にて熱や腫れ、痛みを伴ってしまう。 普段何気なく我々が使っている塗り薬の多くは、このプロスタグランジンの活性を抑えるものが多くある。 つまり治そうと思って貼って、縫っているその薬が逆に治りを悪くしているなどと言う事は、意外にも日常多く直面する事なのである。

治らないと考えるのでは無く、何かが治るのを邪魔しているのではないかと言う目線も持たなければならない。 簡単な様な事だが、非常に難しい事でもある。 ここでも頭は柔らかくせねばと思う。

2012年06月08日

転んですり傷切り傷、擦過傷。

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スポーツ選手のすり傷切り傷は勲章だ!ぐらい言われて学生時代を過ごした。 怪我はしない事にこした事は無いが、やはりこの時期スポーツシーズンは怪我が多い。

さすがにすり傷切り傷は専門外ではあるが、其れなりの応急処置もせねばならぬ。 幸いな事に近所には救急の大病院も、腕が良いと評判の形成外科の病院もある。 ちびっ子たちは皆そこへ行くらしい。

今年の3月に、高気圧酸素スポーツ医学研究会で東京医科歯科大学を訪れたが、その講演のひとつに創傷治療についてがあった。 

古くは1960年代になるが、創傷を乾燥させず湿潤環境を維持する「閉鎖療法」の発見は非常に画期的なものであった。 現在では、創傷治癒阻害因子のうち、創面に内在する因子をT(組織:Tissue)、I(Infection/Inflammation:感染または炎症)、M(Moisture:湿潤)、E(Edge of Wound:創縁)に分けて対処する考え方、Wound bed preparationを実践的指針、新たな概念として提唱されている。

現在、最新の創傷治療のひとつであるVACも過去数名、紹介、治療を受けたウチの患者もいた。 一般的なところであると、各種ドレッシング剤や市販品のキズパワーパッドなどもある。 実はこのキズパワーパッドと同類の商品をかれこれ25年近く前に、前職在籍中に、人工皮膚や人工肛門を専門で扱うポリマー専門の会社から、日本で取り扱ってくれないかと言うオファーを頂いた事があった。

当時既に海外では、スポーツにおけるすり傷切り傷擦過傷にこの手の商品は常識であり、スポーツ用品店でも取り扱っているのだと聞いた。 何十ページにも及ぶ英文の資料も読まされたのだが、当時ウチのマーケティング的な問題も薬事法的な問題もありで、取り扱いは見送った。 しかし、当時は全く自分には関係無い分野の知識だと思っていたが、まさか数十年後に役に立つとは夢にも思っていなかった。 まぁそもそもスポーツシューズなどと言うモノは、ゴムやPU、発砲素材の塊のようなものだから、素材の勉強としては必須であったので、まんざら関係無いとは言えないのだが。

怪我を速く治す。 このテーマ、治す我々が思っている以上に患者側は深く考えている。 それにどれだけ深く考えて応対するか。 小生もまだまだ努力は足りないようだ。

2012年06月07日

筋肉痛・肉離れと乳酸

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昨日の続きを少し。


筋肉がパフォーマンスを発揮出来ない、もしくは通常通りにも動かぬ状況下では、障害発症の確率は高まる。 では常にベストの状態を保つよう、努力をすれば良いのだ。

誰もが聞いた事が在る“乳酸”と言うもの。 老廃物な悪玉なイメージがあるが、本来はミトコンドリアで酸化され、エネルギー源として再利用されるものである。

安静時や運動強度が高くない時には、乳酸は産生されると同時に酸化されエネルギーとして利用されるので、血中乳酸は増加することなく平常状態を保っている。 この乳酸が溜まるか溜まらないかの境目の事を乳酸性作業閾値(LT)と呼ぶ。 持久トレーニングであれスプリントトレーングであれ、このLTを意識したトレーニングが大変重要となって来る。

LTの向上は、毛細血管の増加やミトコンドリアの増加やなどによって実現する。 当然運動能力が高いと言う事は、それだけ活性化された筋肉であり、動的にも静的にも不活性な状態より良い状況下である事は言わずもがなである。

高強度の運動でLTの向上や対乳酸緩衝能力が高まるのだが、別の角度から考えれば毛細血管などの発達を効率的に起こさせれば、高強度下で無くてもLTの向上もあるのである。 先日から話しているLSD(Long Slow Distance)がその典型例だ。

LTレベルで練習するとその増加量が最大化すると言われているミトコンドリアは、脂肪を使ってエネルギーを生み出す役割(酸化能力)があり、毛細血管の場合とは異なり運動時間も強度が高い分コンパクトである。

筋肉を活性させ、治癒や再生をより一層促す為には、押したり揉んだり、インソールにサポーター的な治療だけでは、たとえ痛みが取れたとしても筋の状態は前要件を考慮したプログラムとは大きく異なり、高い確率で再発してしまうのである。


真の運動療法、スポーツ専門とは一般診療より、非常に多角的な視線で取り組まなければならないのだ。

2012年06月06日

筋肉痛に肉離れ、回復復活お手のモン!!

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打撲に捻挫、肉離れに筋肉痛。 この手の筋肉、軟部組織に対する治療やケアは、町中何処の先生もお手のモン。  ナ、はず。

だが、やって来る。 ワンサカワンサカ。

この半年何十人もやって来るランナー患者。 筋炎だ腱炎だと言われて言ってやって来るが、どれも皆、なかなか治らずで。

正直ウチは揉み揉み治療院では無いので、優しさにはかなり欠けた治療が、ある意味ウリではあるのだが、それにしてもガッツリした治療を期待されてくると、流石の小生もいささかオロオロしてしまう。(笑)。

たいていの患者が、既に大先生・大病院を数件訪問、訪れていたりする。 当然そこそこ其れなりに良くなっている。

さて、そこで問題。 ココから先どう治すか?!  この答えに関しては技や手法では無い。 そこに答えを見出そうとすれば、消去法的に選択は少なくなる。 たとえば体育学1年生で習う、コンセントリック・エキセントリック・アイソメトリック。 この3つの運動形態を常にバランスを変えながら組み合わせる。 どれが一番良いとか悪いとかでは無く、組み合わせると言う事が重要となる。

そして次へのステップを見据える。 良くなったその先へ。

2012年05月31日

走って歩いて痛い足。

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とにかくランナーが多い。  タマに腰痛もいるが、多くは膝と足部。 今回は足部について書く。


まずTVでマラソンの中継を見た事ぐらい誰でもあるだろう。 さてそこで君達は何処を見ているのか?!動きだフォームだ運動連鎖だと、そんな専門的な事は置いといて、誰でも分かるところで外国人選手と日本人選手との体格の違いを、今度TV中継で見る機会があったら注目して欲しい。 特に膝から下、下腿の筋肉を。  意外にも日本人トップ選手より、色の黒いトップ選手の方々の下腿は日本人のそれより細い。  何故か!?

そこには走り方の違いによる筋肉の違い、発達の違いが在る。

障害と言うモノには様々な原因、アプローチの仕方、考え方が在るが、基本はトレーニングエラーのせい。 それはそれで大原則として考慮はするが、先述の下腿筋を考察してみる。 

いわゆる蹴り、膝関節の伸展により推進力を得る走りと、スィング動作、股関節屈曲を重視する走り。 下腿の筋の発達が多く見られるのは前者、 下腿は細いが、ハムと大腰筋の発達が優れているのが前者、日本人は前者で外国人選手は後者のケースが多いのである。

ウチで取り入れる種目にスタンディングの下肢内外転がある。 詳しい動作は割愛するが、単関節筋であるヒラメ筋と、二関節である腓腹筋。 特に注目すべきは腓腹筋の使い方、使われ方。 二関節筋であるがゆえに、膝関節の伸展時にどう使われているか、うまく使う事が出来ているかを確認し、改善に取り組む。

あくまでもパフォーマンス向上を重視した、AT的目線のプログラムの場合。 これが同じ歩くと痛い足部の一般患者であれば、当然プログラムは違うのである。 大切なのはその違いの意味を施術側が理解しているか? スポーツ選手と同じように一般人の施術プログラムを組んでいるようでは論外だと言う事。 臨床において培われる診断力の差が、一般外来では大きな力を発揮する。

スポーツ専門というその前に、一般診療を。 揉み揉み治療のその次を目指して欲しい。

2012年05月30日

止められぬ選手寿命

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あるテレビ番組を見ていて、かれこれ20年前の記憶が蘇った。

小生はまだ会社員で、治療専門で仕事をしていなかった当時、ノンプロ野球でそこそこ活躍していたある投手が知り合いにいた。 小生より4、5歳若く、まだまだ現役で活躍できると誰もが思っていたその彼、周りの期待も本人の気合いも大きく強く、遂には肩を少しだが痛めてしまった。

当時そのチームにはボランティアトレーナーが一人いた。 野球好きなマッサージ師。 すごく目上に思えたが、今思えば40ぐらい。 今の小生よりははるかに若い。 小生も少々面識はある。

今より痛めないように良くなるように、筋肉が硬くならないように深部の筋肉までにと、時間をかけ丁寧に揉みほぐしていた。 本人も身体が軽くなったと、精神的不安も少なくなり安心していたようだった。 しかし小生は、その障害の発症の原因は全く別のところにあり、逆にマッサージではその解決から遠ざかってしまうと、その訳と理論も含めて説明した。 

だが今より遥かに選手、トレーナー含め、最新の運動学の情報などを入手できる筈も無く、経験的で形態的な事を優先した治療やケアが、当時は殆どであった。 その投手の肩はマッサージの甲斐もあって痛みに関しては多少改善されたのであるが、その後大きなスランプに陥り、解決とその理由に気が付くまで3年の月日を要した。

現在ではせん断力等の測定データ等もあり、投動作に関するバイメカは飛躍的に解析された。 理由は簡単であり、肩周囲へ対する強い刺激が、微妙な伸張や感覚に影響を与え、一連の運動連鎖に影響を及ぼしてしまったのである。

当時小生はマッサージでは無く、ストレングス的メニューで可動も含め改善できると提案した。 今はその答えは少々違うが、少なくとも押して揉んで解決出来る問題は少ないと考える。

選手の寿命をピークと言うところで考えれば、確かに短いモノ。 しかし、当初からもう少し長いレンジで競技特性と選手の事を考えれば、怪我や障害で若くして一線を退く事は決して無いであろう。 その為に、我々トレーナー、治療にあたる人間がいるのだから。 全力を尽くそう。

2012年05月27日

トップアスリートが通う!!

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いやぁ~、カッコイイ! 惹かれるんだろうなぁ~、そういうの好きな人は。   無いナ、オレは。

野球をやっている人間ならイチローとか、サッカーならメッシとか、子供が『アノ人みたいになりたい!』なら可愛いが、大人になってから憧れはあったとしても目標としては、少なくとも小生には無かった。

こうしたら次はこうなるか? こうなるにはこうしたら良いのではないか?! 目標は、物や形や人では無く、常に目標は自分自身の中に在った。

他人がこうしたから、他人がこうだったから、自分の頭も使わぬ口コミサイトオンリーな思考や行動、勉強の仕方じゃ、子供が『友達みんなが持ってるから!』と、オモチャをねだる思考と同レベル。 

そんな幼稚で稚拙なところは、19才20才の頃からまるで無かった。 スポーツ、練習やトレーニングの面白さは全てそれ以外に所に在った。

折れた切れた、外科的手術が人必要なら致し方無いが、障害を起こした部位周囲と同レベルで全体の運動連鎖も同時に考察出来ているか否か。 全てを筋肉筋力のせいに未だしている。 今月も他からの転院で、何人もそんな話しが耳に入って来る。 たとえばファンクショナル・トレーニングひとつとっても、体幹に効くより実践的な筋トレぐらいにしか考えられていなかったり。

スポーツでもパートでも、飲食でもスーパーのレジ打ちでも考えねばならない事は変わらない。 ただそれだけ。

2012年05月26日

根本的に全く違うSports Medicine

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前職の会社を辞め、スポーツと言う言葉を完全封印して治療の仕事に10年間従事した。 学生時代も社会人時代も、全てスポーツスポーツ。 正直少々嫌気がさしていた。 

他人より速く、より強く、他人より一層前へ上へ行く事が全てな人間ばかり相手の仕事。 どうしてそんなに他人より抜きんでようと、他人より有名にメジャーになろうとしたいのか、全く意味が分からなかった。

それは確かに負けたいとは誰も思わないだろう。 しかし、いったいそれは何に対して、負けなのか? 当初は自分のとの戦いと思って始めたトライアスロンも、だんだん意味が変わりルールが変わり、自分が惹かれた魅力が失せ、生活の中心すべてが競技だというのを辞めた。


開院して10年間、広告チラシにもスポーツと言う言葉を排除した。 経歴のホンの片隅にスポーツメーカー勤務という言葉以外。 今でもそうだが、基本知人・友人関係には、スポーツ選手の紹介は極力しないように伝え続けた。それは今でも変わらないが、やる事全力を尽くす事は選手も一般も変わらぬのだから、過度な期待をされても特別扱いは出来ぬからだと。

より歩ける事、動ける事、元気に動ける事をイメージしてもらえればと思い、現在の屋号にした。 当初は分かりづらいせいか若干苦戦したが、お陰さまで最近では遠方からの患者さんも増えてきた。 もちろん出来る事は基本に忠実。 しかし、その基本と捕われてしまい凝り固まった既成概念をどう打ち崩し、新たな道の開拓へつき進めるか。 実は、そのヒントの多くがスポーツや整形外科学には無く、神経内科学に存在する。

様々な角度から鑑別診断をするスキル。 筋肉や骨格、筋力やゆがみ、脳や神経では無い。 それ以外にも数多く存在する原因を考える事が出来るかどうかだ。 鬱だ思い込みだ自律神経だとは愚の骨頂である。

広く海外に目を向けて欲しい。 より健康的な生活、QOLの向上には取って付けたような事をしても無意味だと言う事を。 真のSports Medicineの進むべき道が見えるであろう。 

2012年05月25日

筋力、体力、内力、外力

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コアだなんだかんだと、最近では様々なトレーニングが市中に浸透してきたが、未だ筋力神話が強く根付いている。 事実、怪我や慢性痛どちらであっても、筋力が無いから、筋力不足だからと言い、たとえ相手が老人であってもスポーツ選手であっても、筋力アップリハメニューを組まれている。 後は自宅でストレッチしてネ指導。

ベンチプレス大会でも無い限り、筋力だけで勝負が決まる競技、スポーツは殆ど無い。 重量挙げであっても筋力だけで決まる競技では無い。 

自分が持っている筋力等をいかに上手く使うかどうか!?  その使い方が勝負の行方を左右するのである。 分かり易いところだと柔道などは良い例。 パワー勝負では無く、如何に相手の力、自分の力の“抜き”をうまく使って、自分より強く大きな相手に勝つか。 まさしく “柔” だ。 日本の国技とも言われる相撲も当然その例。

投げるや走るもパワー勝負では無く、地面からの反力をいかに使うか!? それが出来てこそ、長い時間、バテる事無く高いパフォーマンスを発揮出来るのである。

内力と言われる筋力と、応力・半力、重力を上手に使った外力を競技特性にどう合わせて形にするか。 それこそがスポーツ専門と、単なる動き専門治療との差なのである。

2012年05月24日

マッサーですか?トレーナーですか??

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かれこれ25年以上前、まだ小生が学生だった頃、スポーツ指導者を目指していた若かりし頃。 今思えば自分でも恥ずかしくなるくらい真直ぐだった。

当時は今とは比べ物にならないぐらい入手できる情報は少なかった。 知りたい学びたいと思っても、その手段が少なかった。 足を使い頭を使い、気を使い、諸先輩方のところを訪ねたものだ。 今はパソコンの前で足も使わず気も使わず、タマに金を払って集会に参加すれば、数時間後にはアップデートした自分がいると、頭も使わずに受け身で満足も出来る時代。 自分の望む物だけを抜粋して学ぶ事が出来る時代だ。

人ひとりが持つ時間や労力は基本変わらない。 その限られた枠の中で、どのようにすれば自分自身をアップデート出来るものなのかを、今の自分以上になるのには今の自分ではダメなのだと、今現在の自分自身の思考行動を否定しながら前へ進む。 時として自分と違う方向性の人間・意見と出会う事もある。しかしそれこそがアップデート。 自分の望む物ばかり寄せ集めて生きていては、進歩も進化も決して訪れぬのである。

当時はそんな事など考える筈も気が付く筈も無く、ただ必然的にその様な場面に直面していた。 しかし、意外にもその自分の方向性と違っていたと思っていたもの程、数年後に大きく役に立つ事が多いのである。

小生が学生の頃のひとつにインストラクターと言う職業が在った。 トレーナーというと、なんだか泥まみれ汗まみれのイメージが在り、基本暗いロッカールームに閉じこもり的に思っていた。 しかし、最近の若者には小生の若い頃のイメージとは真逆で、華やかな職業の様に見えているようだ。 インストラクターが良かった訳でも無いのだが、泥臭さは無く、爽やかな職業の様に見えていた。 それ以上でも以下でも無く深みも無く考えていた。  まぁどちらでも良い話しなのだが、職業として、専門職としての分別は、先人として若者にしっかり教えなければならない。

しばらく前も少し触れたが、コンディショニングトレーナー、ストレングストレーナーと、アスレティックトレーナー。 この前者と後者を正しく理解、解釈する為の情報が、今は沢山ある。 しかも容易に入手もできる。 少なくとも若い未熟な者であっても、スタートの方向性を間違え無くする事は容易にできる。 そんな良い時代なのだから、間違っても揉んでテーピングしているだけの自分をトレーナーと言わぬよう、気を付けて職業を選び、自分の道を進んでもらいたいものだ。

2012年05月23日

何でもかんでもストレッチ専門治療は危険大!!

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ランニング愛好家も多いが、依然として昔から多いのが野球の肘・肩の障害。  小生も常に心掛けて遅れないようにしているが、野球にかかわらず、この数年のスポーツ障害に対する科学的進歩は目ざましい。 

その技術的革新は検査・研究において、今まで経験に頼っていた多くのスポーツ指導や治療にエビデンスを結びつけるに至っている。

最近2名来ている、高校野球少年の投手。 中学時代から障害を抱えている。 今までどのような治療やケアを受けていたのかを聞くと、決して100%間違えているのでは無いが極々一般的テキスト通り。 だが逆に100%正解でも無い。 しかも何年もその内容が変わっていない。 

中高生ぐらいであればさほど大きな問題にはならないが、それが事、成人のプレーヤーであれば不必要な可動域改善、何も考えない、本で読んだだけ知識のストレッチ指導が故障を生む事が在る事実を、多くの指導者が未だ認識していないのである。

昨今の研究によって、運動連鎖中におけるトルク、伸張、剪断等が正しく考察され、見掛け上では無く空間角度、投球であればMERと体幹軸を考えられれば、自ずとストレッチが裏目に出でて、症状をより悪化させる事実も、感や経験だけに頼った指導・治療をしていなければ、何でもかんでもストレッチなどと声を大にして言う事など無いのである。 当然、この事実は肩・肘に限らず腰、腰痛に対しても同じ事が言える。


未だ健康体操の域を出無い、街のスポーツ治療。 是非しっかり見極めてもらいたい。

2012年05月19日

今朝も親子で猛ダッシュ!!

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やっとの事で今週末、少しは安定した天気。 運動会シーズン真っただ中で、ホント良かった良かった。

ご家族揃って大の仲良し患者さん達も、今のところ全員リレー選手や代表で大活躍!! これまたホント、よかったよかった。

さて、今朝は運動会が終わった息子さん向けに新プログラムの指導。 スタビとプライオの混合トレメニュー。 完璧コッチが筋肉痛ですわ。

野球も上達で、身長もノビノビで。 そんな、小中学生大満足メニューは得意中の得意なんですよ、実のところ。 まだまだ後数件控えているので、筋肉痛に耐えながら頑張るとしますかナ!  スタッフが...

2012年05月18日

下腿がカタイ?!スポーツリハビリ・運動療法

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ナンて冗談言ってる場合じゃないですわ、辛いと言ってる患者目の前に。 怒られますわ...

まぁ実際不具合を訴える場合、柔らかくフニャフニャな確率より、パンパンカチカチの方が高いのは事実だが。

我々は通常、怪我や外傷より障害をとっても重要視するケースが多い。 フォームや取り組み方を尤もらしく話してみたりで。 怪我はアクシデントであるから、ある程度は致し方無いと。

怪我や事故の様な急性疾患であれば、基本対処的な治療でも時間経過とともに回復の兆しが見えてくる。 だが、もしそれが見えなかったらどうなるのであろうか?! これは急性だろうと慢性だろうと関係無い。 治らないから患者はやって来るのだから、救急病院でも無い限り、事故専門とか電気とテープとアイシングで部活専門治療じゃ、基本的な難治の機序であっても想定など出来ることは到底無いだろう。

普段やっているようで、考えているようで、実は毎回同じ治療で何も考えていないのが、急性難治ケースの別角度からのアプローチ。 外科的でも無く、薬も使わずにでだ。

某有名大学のスポーツ専攻でもしていたら、運動代謝内分泌学の授業でやっていた事が一部役に立つかもしれないが、それでも臨床で使えるのは2割程度の知識。 残りの8割は患者側、患者自身が持っているもの。 血の流れやリンパと言う次元の話しでは全く無いのだから。  その知識を病院・医療として使うか、スポーツ・運動療法として使うか?! 一番カタイのは自分の頭なのだから。

2012年05月15日

スポーツ障害を専門と考える時のトレーニング

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スポーツの世界でも、最近の進化進歩は目覚ましいものが在る。 特にそれらの発展には検査の技術進化が大きく関係している。 特に従来では出来なかった運動中の検査が、現在では数多く、リアルタイムで採れるようになってきた。

例えば筋トレ。 これに関しては小生も事あるごとに様々最新のネタをアップしてはいる。 筋肉を最大限に成長させるには、重いウエートを使った筋トレを6回から12回、筋肉が疲労するまで繰り返す必要があるという定説があるが、これに関しても昨今の研究で疑問の声も上がっていたりもする。

カナダ・マクマスター大学(McMaster University)の研究チームが発表した論文では、筋力トレーニングを重いウエートで行った場合と軽めのウエートで行った場合を比較した結果、筋肉を成長させる効果は同じだったという。もっとも、軽度のウエートトレーニングで重度のトレーニングと同じ効果を得るためには、回数を2倍程度に増やす必要があると付け加えている。

研究チームは、健康な若い男性にウエートの負荷を変えたトレーニングを週3日、10週間行ってもらい、脚の筋肉がどのように変化するかを調べた。被験者は、重いウエートで1セット8~12回の筋トレを3セット行うグループと、軽めのウエートで1セット25~30回の筋トレを3セット行うグループに分けられた。 10週間後に、それぞれのグループの被験者の筋肉量をMRI(磁気共鳴画像装置)で調べたところ、どちらのグループにも違いはなかったという。

いつもの通り、ニュースからのかなりコピペになってしまったが、改めて研究結果として見せられると、ホー!っと思ってしまう。  全面的に全てを信じ込む訳では無いにしても、関節や年齢、既往歴的な問題を抱えている場合、負荷や期間の効果的目安になるのは間違いないであろう。


ウチでは現在、ほぼ全ての患者に治療の中に何らかの運動リハビリを取り入れている。 種目はもちろん、負荷や回数、スローやバリスティックなど動作も患者個々に設定している。 同じ運動を患者数名横並びにして行うなど、健康体操の集まりならまだしも治療やリハビリを視野に入れているのであればあり得ないプログラム設定なのだ。

研究やデータ、最新の資料を飛びついて取り入れ、採用実施的新し物好き治療などに惑わされているようじゃ、ゴールは程遠いであろう...

2012年05月12日

競技変われど、定義は同じ。

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毎年この時期、連休明けは激混み。 今週は全て終日空き無し状態。 いつも暇なウチにしては珍しい。

にしても、スポーツ障害でやって来る患者がホントに多い。 たしかに分かりずらい屋号のせいか、数年前に仲良く通って来てくれていた患者ですら、久々電話で『今はもう、フツーの患者は診なくなったの?!』とよく言ってくる。 患者は増えはしないわな、コンナ名前じゃ...

正直べつにスポーツ選手専門で診たいナンて事はまるで無い。 むしろスポーツして無い人、普段から運動などしていない人、だからこそ運動が必要な人、しなきゃいけないのが分かっている人に、“動く” と言う事をイメージしてもらえればと言う事で、現在の屋号にした。  いやはやホント、自分で書いていても分かりずらい。

昨今ブームなランニングや自転車愛好家は多い。 小生も三流ながらローカル大会でちょこっと優勝レベルでトライアスロンをしていた事が在り、前職もシューズやバイク、ウエットスーツ等の輸入に携わっていた経験もありで、それなりに力にはなれる。  他にも当然、野球やサッカー、テニスが多いのは当たり前で、最近ではバスケやバレーボールに、ダンスにチアリーディングも多い。 変わったとこだと、格闘技も来る。 

そこで我々、治療・ケアにあたる者が忘れてはいけない定義が在る。 ストレングス・コンディショニングが専門なのか、アスレティックが専門なのかと言う事。 この違いが明確に理解出来ずして、スポーツ選手の治療やケアにあたる事などあり得ぬのだ。

極端な事を言えば、ストレングス・コンディショニング系は競技能力向上の為に怪我を恐れてはいけないと考え、アスレティック系の人間は筋力アップだけをしても役には立たず、怪我の予防も出来ぬと考える。 選手にとってどちらも必要であり、どちらも正論。 バランスが重要であり、その必要性を的確にアドバイスするのが現場のコーチや監督など、先人の役割でもあるのだ。

しかし一般のスポーツ愛好家には専属のコーチや監督など居る筈も無い。 そのバランスは本人が考えねばならない。 だか現実はそれが一番難しい。 小生が選手や患者に対して一番大切に、重要に考えているのはその部分なのである。


聞こえの良い、カッコ良いトレーニングで選手や患者を惑わすなど言語道断。 本当の意味で全ての患者のパーソナルトレーナーで在りたいものだ。

2012年05月11日

ゆっくりジョギングが寿命を延ばす。

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最近の、ジョギングが寿命を延ばす、特にスローペースがと言う資料から一部抜粋を。


資料によるとデンマーク、コペンハーゲン市の心臓研究所が、20~93歳の約2万人を対象とした1976年から35年間の長期追跡研究調査で、 「定期的なジョギングによって寿命が延びると断言することができる。それもそんなにたくさんしなくてもよい」 と発表した。

この研究で被験者において、ジョギングをする人としない人の死亡率を比較した。 比較にあたり、ジョギングをする男性1,116人および女性762人に、ジョギングの速度や1週間に走る距離を尋ねた。35年の追跡期間中、ジョギングをしない人1万158人、する人122人が死亡したという。 このことから、ジョギングをする男女は死亡リスクが44%低く、男性は6.2年、女性は5.6年寿命が長いことがわかった。 詳しいプロトコルはレポートからでは分からなかったが、週に1時間~2時間半のスローペースでのジョギングで、最も有意な効果が認められたという。


このスローペース、先日から幾度かにわたり小生も書いているLSD(Long slow distance )についての理解が、未だ多くのジョギング愛好家の間で間違えた理解が多く蔓延っている。 

『このスピードで○○分!』 という、取って付けたような話しでは全く無い。 自分の身体、生活に正しく運動を取り入れる。 やりたい、やってみたいと言う欲では無く、レベル・目的を正しく、正確に把握、設定しなければならない。 それらが正しく出来ている人、無理なく適切に走れている人、いわゆる今回のデータで言うところのスローペースで走ると言う事が、健康、寿命に大きく良い影響を及ぼしたと言う事であろう。

昨日も同じ事を書いたが、適切とは、時間・強度・頻度の全てが正しく設定されての話し。 たしかに3か月間、無理無く練習すれば初心者でも何とかフルマラソンは完走できる。 だからと言って年に数回、毎月のようにフルマラソンに出場するのが初心者にとって果たして適切であると言えるだろうか?!

怪我をするという愛好家のほとんど全ての人間が、フォーム以前に既に間違えがその心の中に存在してしまっているのである。 怪我をしてしまったら当然だが、出来れば怪我をする前にその事に気が付いてもらいたいものである。

2012年05月10日

ランニング障害の勘違い

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さて空前のランニングブーム。 その始まりは1970年代のアメリカ。 小生はまだ小学生だったにもかかわらず、何故か毎朝親に蹴飛ばされ走らされていた。 お陰で子供の頃、1位2位以外の記憶が無い。 その逆のお陰で、中学時代に両膝疲労骨折(?)をやり、大人になった今でもスポーツを趣味!とは全く思わん。 単なる日常の一部...

今ではランナーの聖地と化した皇居周辺を初めて走ったのも12歳。 当時ですら既に日曜日朝の桜田門の前には大勢のランナーが居た。  そこをチャリでやって来る小学生一人は目立つ。 色んな大人が声をかけてくれて、一緒に走ってもらった記憶が在る。 


そんな話しは置いといて、昨今のブームのお陰で毎週数名のランニング愛好家がやって来る。 当然皆どこかしら痛めている。 必ず痛める原因はある。 たしかに全員、完ぺきなフォームとは言い難い。 しかしその障害の根本的な原因はフォームには絶対無い。 

運動、スポーツ障害の大原則であるトレーニングエラー、時間と強度と頻度が絶対的に不適切なのだ。常識的に健康な若者であれば、当初は本人も驚くほどマラソンだろうと登山だろうと、旅行・遊びであれば尚更、何時間も動きまわってはしゃぎまわっても全然平気。  問題はこの先。 のめり込み、頻繁になり、当初動けたイメージが在りで、本人・自分のレベル、身の丈を超えた負荷負担に、知らず知らずのうちに入りこむ。

足・膝・腰を痛めてやって来るのだが、多くの医師や同業は患部の治療と、走り方や筋トレやケアを教える。 当然患者は喜び、時間経過の甲斐もあって数カ月経てばそこそこ良くなる。 コレが最大の落とし穴。 んじゃオリンピックレベル、一流のフォームが綺麗な選手は一生絶対痛めないと言うのか!? 走り以外だって投げると言う事だって同じ。 だから選手に合わせて先発完投型やリリーフやストッパーと言うモノが存在する。

多くのスポーツ障害はトレーニングエラーなのである。 シューズやウェアー、中敷きやサポーターに頼っている時点で愚の骨頂である。 しかもそれらを治す側等の専門家が推奨するなど、全くもって素人と同じ意識レベルだ。 運動好き、チョイ揉み先生以外の何物でも無い。


自分だけは怪我をしない。  そんな事は絶対存在しない。   本人だろうと治す側だろうと、必要なのは “させない” という気持ちなのである。

2012年05月05日

抜き打ち特別ランニングクリニック

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ゴールデンウィーク抜き打ち特別企画、早朝ランニングクリニックやって来ました。 もち毎度無料のネ。

夜ばっかのランニングだったので、ヤッパリ朝から患者さんと走るのは気持ちイイですナ。

クリニックと言っても、患者さんは既にフル経験者や毎回参加のおなじみさん達。 フォームもむしろ小生より良かったりで。 10人を超えるとそれなりに大変。 今回図らずも抜き打ち少人数だったので楽しい一時間。

さすが晴れの特異日、5月5日の子供の日はバッチリ晴天。 清々しい汗もかきました。 姿勢反射も体験させたりもで、ちと盛り沢山に出来ました。 

皆さん、良い連休を。

2012年05月03日

結局野球肘テニス肘何すんの?

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野球でもテニスでも、肘でも肩でも膝でもナンでも、結局のところ何をするのか、何をされるのか? 

される側患者側は切羽詰まって必死だが、する側治療側は机上の理論で患者との温度差大。

何をするんだ?よくなるのか!と、患者はガッツリ迫って来るが、肝心の治療側は、筋力だ解剖学だ動作解析だ運動連鎖だと言い、フォーム指導や矯正をするのだが、結局のところ現状疼痛に対しては筋肉が張っているからと揉んで、鍼刺せば一発と言い、最後に電気。

時間経過、自然治癒的にタマタマ治るケース以外、まず治癒も温度差も解決へとは辿りつかぬであろう。

筋骨格系疾患による運動器慢性疼痛に対する最大の治療は運動療法であると、世界中の明敏な医師は説いている。 その運動療法そのものが、従来の概念とかけ離れ考えねばならぬ。 脳神経だニューロンだと言いながら、結局のところ老人向けトレーニングと術後リハで同じ事しているのが現状。 恥ずかしいを通り越して、悲しい。

昨日、スタッフ達とBOSU Fボールを使ったグリップと言う種目について打ち合わせた。 実はこの数日続いているお題だが、コレがかなり奥が深い。 野球やテニスの肘や肩はおろか、五十肩まで完治したりもするから面白い。 ただ此れには重大な注意点が在り、やみ雲にやらせていても良い効果は決して出無い。 先日も書いた主観的指導がたいへん重要となる。

治療は道具や設備では無い。 その事に気付くか否かで答えは変わる。 ナンとかとハサミは使い様と、昔の人はよく言ったモンだ...

2012年05月02日

ジュニアのプライオメトリクストレーニング

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小中学生をお子さんに持つお父さんから、スポーツ・トレーニングについての質問を数多く貰う。

特に専門家の間でも誤解が多いのが小中学生、ジュニア期におけるプライオメトリクストレーニングについて。 昔から経験的にやっている種目もその中には数多く存在するのだが、うさぎ跳びを代表とするように間違えて捉えられている事が多い。

これもまた小生が専門用語解説するのは避けておくが、ミニハードルやボックスランジなどのトレーニングはチームの練習で日常的に行っているのに、うさぎ跳びを禁止して、コアが重要と言ってプルプルトレーニングで我慢くらべさせていたり。 

そこいら辺のレポートを、小生がしゃべくるよりも正しく伝わるだろうから待合室に3部構成で掲示してみた。 

早速腕を組んで難しい顔で読みふけるお父さんの姿がチラホラ。 ケンケンパでアッチ向いてホイ!で充分って事ですわ、ホントに。

2012年04月27日

綺麗なお姉さんと姿勢制御

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昔から運動・人間工学系の学生が卒論等に良く書きたくなる姿勢制御のお題。 二本足で立ち、二本足で生活する我々人間の最も基本的な制御。 コレを理解してこそ、その先のスポーツ、生活の向上となる。

ウチで行う多くの患者に対しての治療プログラムの中には、より歩けるように、より動けるようにする為に姿勢制御を考慮したものを幾つか取り入れている。

ちょっとした論文であれば今どきネットで誰でも簡単に入手できる時代、詳しい理論はご自分で調べて頂きたいが、簡単に話すと人間はまっすぐ立っていると言う垂直情報を様々な方法で得ている。 視覚情報は分かり易い。 ヒトの神経系は視覚から入る垂直情報を優先して姿勢制御を行う習性が在る。 お年寄りやヒールを履いたお姉さんが、エスカレーターの乗り降りでふらつくのはその為である。 単純に不安定だから、バランス感覚が悪いからで片付けたり、バランストレーニングしてなど、浅い浅い。

それらをどのようにして個々の患者に合わせたプログラム提案をしていくか。 それがノウハウである。

筋力付けて誤魔化したり、ふらふらエクササイズボールでバランストレーニングしてみたり、習うより慣れろ的なプログラムとは言えないプログラムが、未だこれ見よがしにトレーニングやリハビリの現場で行われている事に小生は嘆く。 まぁ、老人に何の疑いも無く筋トレさせている時代なのだから、どうしょうも無い。

最近新規でやって来る若いスポーツ選手の男の子達。 一線でバレーボールをしている子、現役で箱根を走っている子、今の何倍もパフォーマンスをあげる様、何処にも無い多角的な提案で小生含めスタッフ全員全力で協力していこう。

2012年04月22日

膝が痛くとも走りを止めさせない!

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昨晩も患者引き連れ10数名で、柿生鶴川周辺を走ってマイリマシタ。

さて、今回の問題はウチのスタッフ、バイトちゃん。 いつもナニも相談無く、勝手にマラソン大会に参加してくる女子。 しかもろくに練習もせずに。 まぁ、そんなんで大会に出るって言ったらオイラに怒られるからだろうケド。

どうやら膝が痛いらしい。 crepitusもアリ。 それでも決まった、申し込んでしまった大会は参加したいと言うのが世の常。 走りたい。


ウチが開院以来、常に全ての患者に念頭入れて治療している事が在る。 其れは、

“運動をやめさせない” だ。

そもそも止めれるぐらいならこんな所へは来ていないだろう。 そう患者に問う。 みな失笑する。 ならばそこからスタートしようと話す。

膝の靱帯再建を行ったとしても、3か月で現場復帰を目指す昨今の治療・リハの仕方、考え方。 リハビリ期間中もサポーターはおろか、テーピングも全くしない事も多いのが事実。 それでも街の多くの病院、治療院は未だに固定・安静、テーピングで、痛み優先で対処的。 決して動ける事を視野に入れたプロトコルが見える治療に出会う事はまず無い。


昨晩のウチのバイトちゃん、来月10kmに出場するそうだ。 10kmであれば、さほど練習量を落とさず、しかも走りながら治す事が出来る。 1時間半にわたってビッチリ伴走、フォーム指導。 偉そうに言うほども無い、初心者アドバイス。 背中、肩甲骨の動きの意識と、体幹の前傾。 それをブレずに丁寧に。 走りと歩きもシームレスにするのもテーマ。

患側膝も90分痛まず、逆にスムーズに、しかも翌日走ったお陰で若干治っているのが指導の肝。 運動療法と言うのはそういうモノ。 不具合やフィーリングを、サポーターやタイツで誤魔化していちゃ、いつまでたっても単なる新し物好き。 道具は二の次。 まず自分の身体と真正面から向き合おうではないか。

2012年04月19日

体幹トレの腹横筋の意味

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最近の体幹トレーニングでは腹横筋が重要だと言われ、その意味やトレーニング法の情報が数多く出回っている。 ひと昔前であれば、そんな情報は一部の人間しか入手出来ぬ情報であったのだが。

身体を支える安定させる、競技パフォーマンスや腰痛予防に。 たしかにそれはそうだが第7~第12肋軟骨とも付着している為、胸郭部との連動性が非常に重要となってくる。 言いかえれば先に胸郭部の動作改善を行わなければ無駄に力ずくで動く事となり、よくプロ野球で見かける『脇腹に違和感を覚え選手交代』となる。

治療においても今現在痛くも無く、特に日常不自由無く過ごす事が出来得ている人間が鍛えれば再発防止ともなるだろうが、動作初期での違和感が在る人間が考えずに鍛えればその運動連鎖は損なわれ、肩関節肩甲部、もしくは下部頸椎にストレスを確実に発生させる事となってしまう。

その鑑別に一番必要なもの。 それは上肢の外旋時にヒントが隠されている。 本当に腹横筋に問題点が在るかどうかをまず正しく正確に判断し、その後にプログラムを処方しなければならない。 やみ雲に流行り廃れで指導してはいないだろうか?! お勉強だけのナンチャッテトレーナーさんは危ないと言う事を自らに言い聞かせよう。

2012年04月18日

運動療法スポーツリハビリと活動電位オーバーシュート

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学生時代の生Ⅰのお勉強。 大学に籍を置く前に2年間ほど専門学校に行った。 しかしそこではどうしても自分が知りたい事、学びたい事を手に入れる事が出来ず、今思えば未熟な子供ながら自分の進むべき道を信じて、数多い苦難と日々戦っていた。

ただ単に運動バカでスポーツ、筋トレでは無く、その仕組み・過程に非常に興味があった。 こんな話しをするといつも患者は失笑するが、筋・骨格系より、呼吸器・循環器の方に興味があり、後半はその勉強ばかりしていた。

細かい事を書いたら生化学の授業になってしまうし、先生の真似事をしても無意味であるので、ここは勇気を持って割愛するが(嘘)、患者に治療する時、トレーニングメニューを組む時に、ひとつ常に気をつけている事が在る。

それは神経伝達、活動電位におけるオーバーシュートだ。

良くも悪くも“慣れ”によって感覚が低下し閾値が上がる。刺激の持続によってパルスが減るのである。 この一連の反応を通常は正しく処理し、反射・反応するのであるが、必要以上に強く過敏に反応してしまうケースを正しく理解していなければ、刺激がかえって仇となるケースもあるのである。

それを上手に利用したトレーニングの例にスロートレーニングと言うものがある。 ただ単に流行りでプログラムを作ったり実践するのではなく、その選手・患者の状態を正しく理解し考察し、適正なプログラムを処方するべきなのである。

どうやら今年のキーは此処に在るようだ。

2012年04月15日

靴選びでフィッティング超次元

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靴屋でも無いのだが、よく靴の相談を受ける。 そりゃ待合室にも数足靴もディスプレイされているし、前職が某海外シューズ専門だったからだろう。 

昨日も二人の患者と靴の話し、ちょっとしたフィッティングもした。 

足に合う靴、丁度良い靴とは一体何だろう?!

サイズを測って靴選び。 イヤイヤイヤイヤ、そもそも全くサイズもチェックせずに靴を買う奴は殆どいないだろうし、キッチリmm単位で測らないからダメだと思っているのか!? 『私の足はちょっと普通と違うから...』なんて、10人中5人はそんな様な事を言うから。 単なる神経質。

足を通してあたらない靴、きつくないから丁度良いと買う側は言い、売る側もきついと文句言われるからゆとりのある側のサイズを売る。 そりゃ売り易いからだ。

そこん所をちょっと話す靴屋に出会い、しかもウンチク計測など付けられた日にゃ、もうそれは良い靴屋に出会った!と大絶賛。 治療していて必ず年に数人、実は昨日も私は4Eという患者に出会ったが、その人が困っている事、気になっている事、持っている靴・サイズに対するイメージを聞いて、たまたま待合室に在った靴をフィッティングさせたら丁度良いと言う。 もちろん、2E。

歩き方、走り方、下肢のアライメント、姿勢がどうとかこうとかという者もいるが、そんなのは凄くも何ともない。 当たり前以前で、靴に悩んでやって来る多くの人は既に自分で姿勢の工夫はしている。

よい道具を手に入れたから、使ったからと言って、全員が劇的に成績向上するのであれば世の中苦労はせん。 主観と客観を利用した動作連鎖だと先日も書いた事を覚えているか? 温度差を埋めるのだ。

分かる分からない、出来る出来ないは性格とセンス。 そのどちらかでも欠けていたら不可能。 本と講習会大好き人間さんでは到底到達は難しいだろうな...

2012年04月14日

テニスエルボー、ランナー膝は皆同じ。

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20年以上前は遠くからでも患者は足繁く通ってきたものだ。 しかし、これだけ近隣に数多く存在すれば、自ずとその数は減ってくる。

この3年、また何故か前後駅1、2駅、商圏2、3km圏外からの患者が徐々に増えてきた。 これは小生のところだけに限った話ではないようだ。 もともとクルマ社会色の強い郊外の立地では、少々当てはまらぬ話しなのだが。

小生の院のある麻生区、しかも柿生などという微妙なところではそもそも近隣も遠方も無く、細々人知れずである。

さて、屋号を変え挑み始めたこの3年、今まで大半を占めていた腰痛患者数を大きく割って入って来たのが、テニスエルボーとランナーズニー。 毎日大挙してやって来る。 新患も殆どがソレ。

だが、テニス肘、ランナー膝でやってる患者に、ある共通項が存在する。 それはテニス肘、ランナー膝の解剖学的理由と現症状がズレてしまっていると言う事。 障害と言っても侵害受容性的要因は既に無いのである。 絞扼性神経障害といえば間違いでは無く、一部そうであるのだが、実際今まで受けている治療は侵害受容性でも絞扼性神経でも同じ様な治療しか、過去どの院でも受けてはいない。

身体を一軸だとか多軸だとか、姿勢だフォームだS字カーブだとか、よくあるスポーツ、PT、民間療法士的な運動学・動作解析学を応用した施術を全面に出した治療では解決出来ぬから、患者は困ってやって来るのである。

先日、現在も某スポーツシューズメーカーに勤める昔の同僚が、海外で今現在スポーツシューズに求められている要素に、“レスポンス” というキーワードが重要視されていると言う。 日々研究され進歩している運動の理学に、海外ではいち早く様々な角度で追従しているのだ。 

他と同じ事をしていても治らないからと言って、他がしないテクニック、技術をすれば身に付ければ治る治せると言うのは間違いである。 学びと模倣を混同してしまっている。 新たな道を進む為には、新たな思考が必要。 治さなければならないのは、その考えなのだ。

2012年04月13日

緊張で同業患者。

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ソリャいつだっていくつになったって、何年やってたって緊張しますわ、同業・専門家の患者さんは。

最近も元オリンピック選手の大先生やPTの新患さん。 まぁ、他にも医師は勿論、人間工学の大学の先生や薬学、病理の先生に、現役バリバリ体育大の准教授。(最近は来てねーか。)

当然皆、疑問質問のハードルが高い。 トーゼン理解し合えるまでに時間がかかる。 そーでしょう、そーでしょう。 場末の肩揉み屋の言う事なんざ、俺だってすぐ信用なんか出来んわな。

だからこそ民間療法で一番大切なのはそこんトコ。 知識、理論、本読んだレベルの解剖学・運動学じゃ、ペラッペラ。 先日もちょっとした話しで、自転車好き兄ちゃんの趣味延長線上のトレーニングやケア・治療があまりにも表面数字の知識で理論でダメだコリャ!?と言ってたばかり。 

職業関係無く、皆は他人から信用を得る為に一番大切な事は何か、日々考えて生活をしているであろうか?!

もしそれを資格や技術、技だと思っていたら、それは同じものを持っている他の人でもよい事だ。 貴方でなければならない理由。 それをしっかり一本持っていた上で、表現方法の一つとして資格等があるのだ。

昨日訪れてきた新患のPTさんも、当然痛いは痛くてやって来たのだが、それ以上に本人も気が付いていないのだが、本質的潜在的に求めているものを引き出して提供して、そして次のステップに治療と言うものが在る。

過去数回ここにも書いた事、スタッフ達には常に言う事。 投げ方、打ち方、走り方。 水泳、陸上、自転車のフォームやセッティングを教えて調整して運動指導だと思ったりして。 で結局のところ、身体の歪みだ、筋肉の張りだと言って、押して揉んでプチっとさして、ボキッとやって。 コーチをしたいのか治療をしたいのかも分からない。 もちはもち屋。 指導・コーチは、指導者・コーチ専門に任せるべきだ。 逆の立場なら不快以外の何物でも無いし、そもそも中途半端。 

その中途半端さ、ピントのボケが最後の最後で、本当に困っている人を助ける事が出来ない。 まぁ、そもそも普段から基本、元気な人しか相手にしていぬ治療であれば永遠に気が付く事すらないのだろうが。

主観と客観のずれを考え、運動連鎖を補正・修正する。 此れこそが運動療法を専門とうたうカーネルである。 だがコレを日本国内で学ぶところが殆ど無い事を嘆く。

2012年04月12日

ランナー膝蓋、内外側、前後十字靱帯断裂損傷リハトレーニング

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一流選手、プロ選手はイイですわ、最新で診て作ってリハしてくれる所なんかいくらでも在って。

しかし一般人にとってはそうはいかない。 

市中の病院では、未だ本に載ってる程度のプログラム。 タオル丸めて押して引いて、自宅で毎日ストレッチしてで。 ご近所整体、接骨院レベルじゃ筋肉揉んで、筋力付けて、可動域広げて毎日来させて。 

治るならば何でも良いと患者は言うが、その治るとは何たるかを、患者は当然理解などしてはいない。 素人だから仕方が無い。

では治す側がシッカリ理解しているかというと、残念ながらそうであるとは限らない。

治療、特に靱帯損傷のケースでは漸増的に増やす量・質・タイミングが非常に重要となって来る。

その人、その時、これからに於いて、 “何をするかでは無く、何が必要か!?” を常に思考の最前に置かねばならない。 

骨や筋肉だけ診てれば治る時代はとうの昔。 日々前に進もうではないか。

2012年04月11日

Polar RCX5 Tour de France 限定発売!!

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ポラールのトライアスリート、ランナー、持久力系のアスリート向けモデル、RCX5に色鮮やかなイエローに身をまとった “Polar RCX5 Tour de France” が、国内数量限定250個で今月25日より販売致します。 レシーバー、トランスミッターと共に、バイクマウント、GPSセンサー、ケイデンスセンサー がセットになって、¥44、000-と超お得!!

いやぁ~、久々欲しくなるモデルです。

現在ではポラールジャパンが出来、輸入等を行っているが、以前はキャノンが輸入元。セールスプロモーションを小生も前職の会社で行っていた。 なにせ学生時代からの専門が心拍トレーニングであったので、興味のポイントとガッチリ一致で未だに思い入れのある商品。 ショップやスポーツクラブでもよく講習会もやりましたわ。

現在では様々なメーカーから心拍計、ハートレートモニターが販売されているが、やはりナンバーワンはPOLAR社。 使ってみるとその違いが絶対わかる。 だが、チャリンコ趣味兄ちゃん達が、ネットレベルの心拍トレ知識で通販購入してみたところで、所詮 『今、200ダ!万歳!!』 程度。 そのうち飽きて、使わなくなってお蔵入り...  こんな使い方ならどのメーカーでも関係ナシ。 最近の流行りランナーもマッタク同じ。

ナンとかとハサミは使いようで、道具はどう使うか、使い方が重要なのダ! 著名者の専門書読んだところで、貴方のパーソナルは其処に無い。 心拍計はそのパーソナルな部分が非常に重要となるアイテム。 

本気で賢く、頭良く使いたい方であれば、何処のショップより知恵をお貸ししよう。 ご相談あれ。

2012年04月10日

腸脛靭帯炎ランナーズ膝(Runner's knee)でも!!

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今どきネットでも何でもあるんで、ランナーズニーが何たるものかのウンチクは、痛めている人間ならば既によくご存知であろう。

現在この文章を読んでいる、検索していると言う時点で概ね今現在痛いからだと言うのが大半であろう。

O脚だアライメントだ、硬いシューズだ柔軟性だオーバーユースだと。 そんな一般的な注意点で初期初回はすぐ治ります。 初期初回はね。

しかしコレがまた、多くの人間がその後再発するんですわ。 

この腸脛靭帯症候群、いわゆるランナーズニーでやって来る患者全員、既に何処かで自分でストレッチや膝にボール挟んで的な事や、それでもダメで数回のステロイド注射とか。 効きゃウチなんかに来ないだろうが、効かんからやって来る。 ここんトコに関しては書くと長くなるので割愛するが、少々前にも書いたが、既に侵害受容性疼痛の域を出ていると考えねばならない。

誰にも何処にも無いような必殺技を小生だけが持ち合わせている訳は無い。 しかし発想を変え、柔軟性のある考え方さえすれば、今までがウソのように全員良くなっていく。 重要なのは “学習” である。

夏までには何とかランエリアも作りたいものだが、治療には畳半分あれば十分である。 まずは30kmが目標だ。

2012年04月08日

新百合ヶ丘柿生夜桜、ゆっくり患者とランニング!

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若干肌寒かった昨晩、20時半集合約10名で柿生・新百合ヶ丘方面へ、夜桜の綺麗そうなところを結んで約8キロ、80分弱でゆっくりのんびり走り歩きしてきました。

いぁ~ホント久々です。患者と一緒に走るのは。 日中だったら一年ぶり、ナイトランならほぼ3年ぶり。 だいぶ勘が鈍っておりまして、諸々行き届かない所がありまして、不完全燃焼であったりでスミマセン。

しかしやっぱり気持ちイイモンですナ。 話しながらしゃべりながら、ゆっくり楽しく走るのは。 しかも超久々お会いできた患者さんも数名居たりなんかで。 イーんですわ、イーんですわ。 痛くなけりゃ治療なんか来なくたって。 イベント、企画、遊びに来るだけでもイーんですわ。 そんな感じでイインですわ、ウチは。

普段はあまりキャッチーじゃ無くて申し訳ございませんが、けっこうユルユル大歓迎デス。 地味~に、コツコツこれからも身の丈でやってきます。 フェイスブック、ツイッター等でお知らせもしますので、どうぞよろしく。

2012年04月07日

両膝外側、下りで痛いランナーさん。

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昨年からウチへ訪れるランナー患者の半数以上、いや7割近くはこの訴え。 痛い割には数キロ数十キロ、中には三十キロ走れると言う。

でも痛い。 最後にはモウ何処が痛いんだか自分でも分からず、『ぜんた~~い!?』と言ってくる。

中にはどこかで腸脛靭帯炎と診断されてやって来る。 たしかに診断名をつけるとすればそれでよし。
下りで痛いし、使い過ぎだし、柔軟性無いし、パンパンだし。

それと同時に腰痛もあると言うランナーもいる。 ハムが固くて骨盤前傾が制限でまでは学生でも分かる。 さて、ではここから先、治療・原因をどうする、どう考えるかである。

筋肉硬いから揉んで鍼で、電気でストレッチで。 関節可動が悪いから手技でPNFで矯正で。 まさか筋力不足だから筋トレでなんて...

今のがぜ~んぶ間違いだと言う事に患者も治す側もどれだけ気が付くかどうか。 治らない理由も、治るきっかけもそこが重要。 だから難しく、時間もかかるんですわ。 そんなすぐ数回で理解、実践できるようなら、どのプロ選手も怪我障害で悩んだり、長期離脱したりはしない。 

今のところ最近やって来たランナー君達、プログラム通り計画通り順調に治癒、推移している。 もちろん仕事や家庭の事情で計画から若干逸れているいケースもあるが。

ウチでは最も簡単な、下りで膝が痛いと言うランナーの治療。 まずは上半身から。 自宅でも頑張って欲しい。

2012年04月05日

運動療法専門施設とFloating Exercise

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さて、改めてだが運動療法とは何ぞや?!

筋力強化、イコール運動療法では無い。 子供でも分かる。 トレーニングと療法を区分け出来ずに考えている時点で論外。 筋力無いから、筋肉付ければと良く聞くが、筋力付ければ痛みが治ると思っているのだろうか。 きっと痩せている人は皆障害者だな、それじゃ。

病院リハで、お世辞笑顔、みんな一緒にモミモミ&ニコニコ訓練。 整骨整体マッサージ院内、隅っこ筋トレスクワット。 スポーツクラブのイケメンお兄さんに、筋トレ個別メニュー作成でご満悦。  まぁ、実際はこんな程度。 最近、お年寄りリハビリに延長線上にスポーツコンディショニングを考えている者が多いが、所詮部活の子供達&草野球程度。

例えば関節痛くて病院その他に行ったって、結局は年寄りが痛いのも子供が痛いのも、スポーツ系で痛いのも、皆一緒にイスに座って温めて電気かけて、前後で揉んで動かして。 変わらない訳だ、内容は。

そもそも運動療法そのものがカテゴライズされていない。 ちょっと前も書いたが、資格で分けるか、押す揉む等の技で分けるか、はたまた専門症状で分けるか。 考えれば分かる話しだが一番ダメなのは資格だ。 ならばとっくに病院で治ってる。 技なんか何処だって一緒。 筋肉ぐらい関節ぐらい何処だって揉んで動かす。 当然重要なのは最後に残る症状。 これに一番大切なのは診断、診察力。 検査では無い。

もしこれを読んでる専門家の方がいればひとつ問いたいが、floating exerciseという言葉を聞いた事があるであろうか。 一般的に水治療法で使う言葉だが、残念ながら昔から専門で研究している先生は日本には殆どいない。(実際は数人居るが)  水治以外でもfloating exerciseの理論に基づいた処方はある特定の症状に対してされる。 皆もご存知なスイスボール(エクササイズボール)やThera-bandもそのカテゴリに入る。

先も述べたが重要なのは道具では無く、その症状に対する診立て。 誰にも彼にもズラッと並べて同じ処方など有り得んのだ。 在るとすれば、お教室治療会だ。

実は前職時代、そのラバーバンドの製造も小生の会社でやっていた事があり、当時その専門書に付録していた事もある。 20代前半の小生に任されてその手のトレーニングの海外資料を読み漁らされた。お陰で女性相手のラバーバンドのお教室までもたされた。 お姉さまばかり相手で非常に大変だった記憶がある。

余談はさておき、先日テレビでもテニスの錦織選手が海外トレーナーとthera-bandを使ったトレーニングをしている姿が一部映し出されていた。 それは筋トレでは無く、立派なfloating trainningであった。

振り返ったら小生も他人の事は言えんのだが、メーカー販促講習会数回で医療器即導入は如何なものか。 だが実際はそんなもん。 道具は使う人によって大きく変わる。 ちなみに先週、自分でthera-tubeの実地で思いっきり切ってしまった。 あ゛~ぁ、  無茶と無駄は正比例...

2012年04月03日

ベアフットランニングでラン学習

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今週末土曜から全4回でランニング講習やります。 サブスリーなど、遠い記憶の彼方な小生だが、正しく楽しく走る事には、少々長けておりますわ。 まぁ、なにせ小一からオヤジに蹴飛ばされて毎朝走っていたぐらいですから。 

そんな話しはよいとして、間違いダラケの素人ランニングにモノ申します。 この数年、ダントツでやって来るスポーツ障害で数が多いのがランニング。 そりゃそうでしょう、このブームじゃ。 しかも半数以上がシューズからして不適切。 にもかかわらず、その多くの人達がシューズメーカーで測定&アドバイスに行っていたりで。 実は過去に小生もそ~っと行った事がある。 

別にサグリ、偵察では無く、最新のアドバイスを聞きに行ったのだが。 結果、う~ん... であった。 

間違えでは無いのだが、大きく足りない物がある。 それが何かは顧客それぞれに違いがある。 それを正しく見極めてこそ、正しいアドバイスであり指導であり、障害があるのであれば治療となる。

姿勢やフォーム、スケジュールは出来て当然。 小生のところでも簡易ではあるが行う動作解析等のパソコン使用などは正直あ~ナルホド程度以外の何ものでも無い。 当然惹かれて行くなどは低過ぎるレベルである。

そこにきてのベアフットランニング、コレは面白い。 理論・理屈と実態感が上手くバランスとれている。
土踏まずの縦アーチで衝撃を吸収すると思っている間違えた足部骨格運動を、ミッドフット、横アーチの重要性を理解する事が出来るものである。


春本番。 いよいよ始まるスポーツシーズンに向けて、身体も頭もいきなり走らずランニングせず、ウォーキングから正しく徐々に勉強しようではないか!

2012年03月30日

夜桜お花見ランニング!(麻生区柿生・新百合ヶ丘、鶴川周辺)

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過去最も再実施の呼び声が多かったイベント、 “サタデーナイトランニング”。

満を持して来月4月一ヶ月間限定で土曜の夜に走っちゃいます。

その名も、  “夜桜お花見ランニング” です。

今回も幾つかのコースを用意してあります。 距離はその時のメンバーによって変わりますが、おおよそ毎回80分をめどに走ります。(80分の理由をお知りになりたい方は、過去ブログを検索して下さい)

詳しくはmixiコミュ、スタッフまでお尋ねください。

2012年03月25日

アスリートサポートプログラム再募集!!

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前回募集から丸四年。 再度、真剣にスポーツに取り組んでいる若い選手のサポートを開始致します。


18歳以上で競技種目は問いません。今後、各種競技会等での宣伝広告に効果協力をできる方。 その上で本人の目標とヤル気に応じてサポートランクを決定いたします。

治療・ケア、トレーニングのサポートから、ウェアーやシューズ、ハートレートモニター、ドリンク・サプリメント等のサポートを中心に行います。(サポート率は契約内容により異なります。)

募集人数は若干名。 随時募集いたします。  


応募方法:応募希望の方は13時~14時(当院昼休み)の間に電話にてご連絡下さい。まず「アスリートサポートプログラム希望」の旨を伝え、住所・氏名・年齢・職業(具体的に)・電話番号・即時連絡のつくメールアドレス・競技種目・簡単な自己PRをお伝え下さい。 

選考の上、後日此方からご連絡差し上げます。


ライバルは常に先へ進んでいます。 本気で真剣に競技を考えている方、此方も本気でサポート致します。 我々も新たな一歩のお手伝いを出来る限り致しましょう!

2012年03月24日

かけっこジョギングランニング簡易動作解析

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偉そうに書くほど最新ハイテクでも何でもないのだが、最近のネタでちょこっと。

毎年春先この数年、かけっこ必勝対策をお願いされている患者さんの息子さん。 この春最終学年6年生で優秀の美を飾らせてあげたい。 取りあえず昨年までで1位になるまではいったが、今年は学年一を目指して更に一工夫。

ランニング成分を加速期とトップスピード期に分けて考察するのだが、一般的に加速はどう頑張っても20mが限界。 下肢運動は加速ではピストン運動、トップスピード以降ではスイング動作。 100m走であれば、下肢運動8割はスイング動作と言う事になる。 テニスや野球、サッカー等、多くのスポーツの走成分は20mでピストンで、筋肉も下肢後面、押し出し運動。 それに対してスイングは体幹前面、振り出し動作、ある意味100m走の大部分はマラソン的と言っても過言では無い。 いや、過言だな、そりゃ。

前置きが多くなったが、その息子さんにまず何も指示せず、その場で足踏み運動をしてもらった。 そして或る運動3種目を3セットやってもらった後、また同じように何も指示無しで足踏み運動をしてもらった。 画像を見てお気付きになっただろうか? 2写真を重ねた1番目の画像、足の上がり方に大きな違いが生じている。 2番目の画像は左右比較の最挙上点。 支持脚、上体等、まだまだ問題はあるが、動きが変わった事は明確である。  このデータは、静止画では無く動画である為、実際はさらに分かり易い物となっている。

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全日本の競泳チームでは、数年前から試合の直前でスタビライゼーショントレーニング等をウォーミングアップに積極的に取り入れていると言う話しを聞いた。 今回小生の3種目はスタビでは無いが、前後では明らかに動作が改善され、本番でより動けるようにする事が出来るのである。 専属のスポーツドクターも、当初は取り入れるその効果が分からなかったらしいのだが、後づけではあるがその理論の立証出来たそうだ。


正直、こんな偉そうに書くほど最新でも大した事でも無いのだが、以前書いたバイオフィードバックと併用して、必要であれば全ての患者にこれらを用いた指導と治療プログラムを作成実践している。 興味があり、縁があれば、此処から先の話しは実際会って詳しく出来ればと思う。

2012年03月23日

スポーツ専門治療院の在り方。

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昨日も新規の患者さんに 「先生のご専門は何ですか?」 と質問された。 

この数年、そう聞かれた時は 「専門は運動療法です」 と答えている。 分かり易い様な分かり難いような。 要は “今より動ける、歩けるようにするのが専門” 。 痛みが取れさえすれば良いは、ウチの専門外であるし、ペインクリニック等、他科を訪れた方が良いであろう。

ここで大きな間違えが、 “痛みさえ無くなれば、すぐにでも以前のように動ける、走れる” と考えてしまう事だ。 一般人であれスポーツ選手であれ、たとえ痛みが取れたとしても、また必ず同部位、もしくは他の部位かもしれないが怪我や障害を高確率で発生させてしまうのだ。

初期原因が外傷・傷害であるのなら、転倒・落下、打撲しなければ当然再発は無い。 しかし発症原因が前述のようなケースで無い場合、その原因は自分自身の中に存在している。 当然、原因や重篤度合いにもよるが、その筋骨格系疾患による運動器慢性疼痛を可能な限り解決するのが我々の治療である。

訪れてくる大抵のスポーツ愛好家の患者が、発症から既に数カ月経過している事が多い。 全力を尽くすが改善にも短くて3か月、通常は10ヶ月前後はかかるであろう。 スポーツ選手におけるACL手術後の再断裂の確率が高い事を知っているドクターであれば、治癒・復帰・予防のプロトコルを混同したりは決してしない。 屋号も変え、運動療法に専念したこの数年、訪れてくる患者の復帰後コンディションは、患部、他部位も含め極めて良好である。
 

ココは治ったけど、今度はコッチ。 まだまだ治っていないのである。

2012年03月21日

運動中止とは絶対言わない。

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治しに行き、先生に当たり前のように言われる言葉。

『暫く運動は中止して下さい』 と。

止めれるぐらいなら、痛くなってねぇーよ!! ってのが患者の本音。 そもそも止めるぐらいなら来ていない。

骨折でもしていたら、流石に小生も休ませるが、折れても切れてもいないのに休ませるのが仕事であるのか!?  何でもかんでも冷やしてテーピングで安静で、何がスポーツ治療と言えるであろうか?!

痛くないフォームを教える者もいるが、それは治療では無い。   指導。

仲間の同業ですら、じゃ何をするのか想像が付かないと言う。

簡単に想像が付く事でお金を貰ったりはしない。 それこそが生業でありプロなのだ。

過去、痛くてやって来る患者に運動中止と言った記憶が小生には無い。 


それが運動療法なのだから。

2012年03月13日

野球肘の変化球禁止は大間違い。

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昔からよく聞く、“少年野球は変化球禁止”という話し。  何故禁止なのかは、野球をしない者であっても容易に想像が付くであろう。

骨が成長期にある少年期に、変化球を投げると肘に負担がかかると言う話し。 たしかに間違いとは言わないが、それはあくまでも現場での経験値的な物が根拠。 昨今、多くの先生達が様々なスポーツの研究をされており、その中の一つで野球の投球でストレート、カーブ、チェンジアップの3つの球種でどれが最も肩・肘への負担が大きいか小さいかを実験、研究したデータがあった。 驚くべき事にその3種の中で最もストレスが大きいのはストレートであった。 逆に最もストレスが少なかったのは当然ながらチェンジアップ。 

今後一切ストレートを投げるな!とはいかないが、今後科学的に対処法を熟考し無ければならない。

そもそも書くと長くなるが、従来子供の野球肘は内側野球肘で炎症、大人の野球肘は肘内側側副靱帯損傷、離断性軟骨骨炎、肘頭疲労骨折と分類されてきたが、此れすらも昨今は様々な検査でどうも違うぞ!?となっている。

野球肘を一次的、二次的と予防法をしっかり分け、 正しい早期発見早期治療の二次、球種だけでは無く投球数制限等、各種コンディショニングによる発症予防取り組みの一次とを、今一度考え直さなければならない時期となっているのである。 微力ながら小生もその取り組みに力を貸せたらと思う。

2012年02月19日

スポーツトレーナーがやってはいけない事。

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患者が痛いとやって来る。 打撲や捻挫の急性症状、外傷ならば原因は明確だが、それらでは無いケースを正しく精査できているであろうか?

そもそもスポーツ大好き先生は、スポーツ、運動、動作の不具合を正せば痛みも取れると、全ての疾患を思い込み、当てはめる。 

たしかにその選手、患者が運動中、運動し過ぎて痛くなったのであればそれもまた可。 もしくは真逆で普段全く運動し無さ過ぎで痛み・不具合が出た場合も、適切な運動指導で疼痛改善もまた然り。

では、動き過ぎでも動かな過ぎでも無いケースの場合、骨・肉・動作以外の痛みの原因は何であると考えるのであろうか? 

安易に脳だと言う輩も居るが、果たしてそうか!? 過去そういう治療家、スポーツトレーナーほど、 『うん千人、うん万人の治療・指導経験アリマス!』 と広告で大宣伝で。

知識があって、検査すれば診断出来て。 原因わかれば筋肉動かして力つけて。  そもそもその原因そのものが曖昧なのだが。

治療を専門で取り組む人間でも、未だに永遠に原因追求、探求には一生苦労するのに、スポーツ専門の人間が安易に診断診察するとは、いささかスタンスに疑問を呈す。 

こうすれば治ります! と考えるのでは無く、何かしてあげれる事は無いのか? と真摯に選手、患者と向き合う気持ち。 一生忘れてはならんのだ。

2012年02月14日

長年腰痛、膝肩関節痛で悩むアスリートの方へ朗報!

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長年痛みで悩まれているスポーツ選手、愛好家の方々、痛いながらも誤魔化しながら日々何とか動いている事だろう。

同じ様に悩んでいる一流選手の生活を、テレビや雑誌で見かける機会も多くなった昨今、特に “体幹” を鍛え直し、痛みのみならず競技成績も大幅向上する姿を見かけた事もあるだろう。

そもそも意識しづらく、今まで注目されていてもsystematicに指導される事は無かった。 この10年で専門で研究する先生も増え、だいぶ進化を遂げた。

それでも最終的に意識するのは人間。 今までかなりの部分の指導、動作が主観的で、経験的に行われてきた。

そこでちょっと、ウチからの提案。

実はもうかれこれ10年以上前から “バイオフィードバック装置” と呼ばれるものが当院にはある。 専門的に言えばEMG、一般人的に分かり易く言えば筋電計。 だが、筋電計等は研究的に使うモノであって、ウチのは被験者自身が確認しながら、意識しながら直接的に使うタイプ。 しかもただ筋電測ってお終いでは無く、その出力を最大と平均の2タイプで測定し、正確に漸進的にトレーニングをおし進める事ができる。

設備があっても、今までそれをどう使って良いものか、 “治療” という枠組みの中で上手く提案する事がし難かった。 屋号も変え、より運動色を強くしたお陰で、訪れる患者もこの3年で少しずつ変化してきた。 猫も杓子も体幹だ、コアトレーニングだと言う今日この頃であるから、本当の意味での体幹トレーニングを一般の人に伝える良い時期かと思う。 是非相談してみて欲しい。

2012年02月10日

便秘にくびれに腹横筋。

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最近、コアだインナーだと言う事ばかりが話題になりがちなので、基本にかえって。

たしかにインナーマッスルも大切だが、通常動作で効率よく意識的に動かせる筋肉が働いてこその次の話し。

例えば腰。 腰部は筋肉だけで支えられている訳では無い。 腹腔と言う空間があり、内臓と内臓脂肪がある。この内圧(腹圧)が上がる事によって腰部は固定される。 この腹圧の上昇には腹筋群の収縮が大きく関与している。 特に腹横筋は腹部を取り巻くように走行し、重要な役割を果たしている。

当然腹横筋は体幹を動かす事にも重要な役割を果たすが、前述の通り、腹腔内圧を高めたり内臓の位置を安定したり、排便を助けたりもする。  女性には大変魅力的なフレーズにもなるが、腰のくびれを作りお腹を引き締め、スマートに見せる筋肉でもある。

ブームに惑わされず、今一度自分にとって大切な部分を見つめ直して欲しい。

2012年02月08日

技とトレーニングじゃ治りませんって。

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当然ウチは治す所デス。 元気な人ダケ相手にするスポーツジムじゃ御座いません。

痛い時に病院に行くのか、スポーツクラブに行くのか。 患者側からみれば至って簡単な事だが、事治す側、勉強する側になるとカナリ大間違い。

元気な人間相手に仕事したけりゃトレーニングの世界に身を置けば良いし、痛い人治したければ治療の世界に身を置くべき。 最近出会うスポーツ系治療を好んで取り組む人間に多いのが、鍛えれば治る的に考えていると言う事。 バランスが、荷重が、動作がと言って、単純に訓練していれば治ると思っている。 コレはかなりヤバい。

じゃ、治療の技術を身に付ければ? と思うが、コレもマズイ。 整体であれ、カイロであれ、マッサージであれ、教わったマニュアル暗記で忠実なら治せると思い込む。 不必要とは言わんが、自分自身の中にある落とし穴に気が付かぬ、セミナー治療家集団で自己満足。 あ゛ー、怖い怖い。

治療とトレーニングの両方でもあり、また両方で無いモノでもある。 明敏なトレーナーは、この行間的な所を確実におさえている。 完璧に。

上記の明敏なトレーナーに共通している事は、テレビや雑誌で見るウンチャラトレーニングや、酸素カプセル的なエビデンスに乏しい流行り物などは、一切取り入れる以前に見向きもしない。  流行り廃れに飛びついている時点で、自分自身に一本スジが無い証拠。

今の自分が何を目指し、そして何が必要なのかを見極められていないようでは、他人である患者の事など正しく見極められる訳が無い。 他人に頼らず、徹底して自分の内面を磨き、鍛えようではないか。 本物のスポーツケアが世に広がる未来の為に。

2012年02月05日

まずは新百合ヶ丘、青葉台のテニスプレーヤーの皆さま

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患者で一番多いスポーツは、ゴルフよりもジョギングよりも何よりもテニスが多い。 ブッチギリで。

タマタマであろうが、熱心にテニスに取り組む新百合ヶ丘、青葉台在住の患者チームに、データ取りも含めまずは内転筋から。 何故か柿生では無い。(笑)  まぁ予想通りまったく使えて無いって言ったらなんやら。 

たしかに使えていない、力が入っていないと言うのもあるが、逆に無駄に力が入っているケースも当然ある。 むしろ一般人の場合は、こちらの方の改善が重要であったりする。

極端な話し、CVAなどは力が入らないのでは無く、力が入り過ぎている。 そこへもって神経促通だと言って力を入れるトレーニング、リハビリはどんなものか。

当然重要なのはコントロール。 いかにコーディネーションを円滑に行えるようにするか。 円滑が重要。 パワーでギシバキ動かすから、ちょっとした動作で肉離れ。 そんなプロスポーツ選手をTVで見る事も良く有るだろう。

意識出来ない筋肉を意識出来るようにするのが、昨今のトレーナーの分かり易いテーマ。 経験で何となくではダメだ。 当然流行りモノトレーニングに惹かれるトレーナーは問題外。 地道に行きましょう。

2012年02月03日

体幹トレーニング、ABOVEかBELOWか?!

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体幹トレーニングを作成・指導する時、必ず留意するのが、 『ABOVEかBELOWか?!』 である。

ABOVE、BELOWと聞いてすぐピンときた指導者は、最先端で本物。 もしも単語調べに辞書片手なら単なる流行り指導者。 目標(TARGET)を設定する事など誰でも出来る。 TARGET設定もせずに、ただこの筋を動かして鍛えれば効果出ますよでは、いずれ一気にそのバランスは破綻する。

ABOVEで設定するのは非常に容易。 鍛えれば強くなりますよ的な発想。 重要なのはBELOWの方。 入り過ぎた、緊張し過ぎた状態を適切に取り除く設定が出来るかどうか? 「ハイ、ココ意識して! コノ筋で挙げるように、動かすようにして!!」 と言う指導では真の体幹トレーニングとは言わない。 TARGET内で意識させるか、ABOVEで組むか、BELOWで組むか!?

刺激を送らずに刺激に反応させる。 それこそが単なる筋トレでは無い体幹トレーニングの真骨頂。 スーパーや、駅前商店街の片隅でやる体幹体操教室とはまるで違うのだ。 奥は深いのである。

2012年02月01日

本格体幹トレーニング新提案

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今更書く事では無い開院当時からの設備なのだが、昨今の体幹トレ大ブームの要望に応えEMG Retrainerを活用したプログラムを、コツコツ個別に提案しはじめました。 TVとかで見たプロのトレーニングを突っ込まれるんですよ、多くの患者に。

実際は多くのトレーナーだって分かっていないもの。 ココを使えと!と指導したって、結局は筋肉に力が入っていたらOKで、入っていなかったら意識して! で。 研ぎ澄まされたプロ選手だって、容易に意識出来るものではないのに、一般人や経験未熟な学生・若者じゃ到底無理。  そこをどう効率的に効果的に指導・実践するか。

機器に頼るだけでは無く、単に意識だけではなく、視覚・聴覚も利用した完全体幹トレーニング。 スポーツジム、クラブは勿論、整骨接骨、整体院やマッサージ院以外の治療・トレーニングを探してやって来るのがウチの新患の殆ど。 長い付き合いの既存患者ですらビックリするぐらいだから、新患の多くが戸惑い顔で。 ソリャそうでしょ、今まで聞いた事も見た事も無い指導や話しをされちゃあね。 

と言う事で、機会があれば少しずつ全ての患者に提案していきます。 お楽しみに。

2012年01月31日

体幹トレーニングとバイオフィードバック

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昨今、スポーツをする人であれば誰でも必ず聞いた事がある体幹トレーニング、コアトレーニングという言葉。  今まであまり注目されてい無かった事、意識してトレーニングする事がなかなか難しかった部分。 その部分を鍛えようという事。 分かっていても、コレがなかなか難しい。 やってはみたものの、それが本当に体幹に効いているかどうか分かりずらい。 

この手のトレーニングは、基本決してパワートレーニングでは無い。 いわゆるひとつのバイオフィードバックであるのだが、更にますます意味が分からない方向へ。 理解も目的もゴッチャゴチャ。

ただ単にこの筋肉使って動かして! と言われても、果たして本当にそこが使えているのかレベルがホントのところ。 一流プロ選手ですら、初めは良く分からないと言うぐらい。 本来はどのレベルで神経支配が促された動作なのかを把握しながら、レベル、強度アップをしなければならない。 ここで登場するのがバイオフィードバック装置。 ただ単に筋電計状態で流れてますね、使えてますねでは素人。 自転車好きの30代ロードレーサー兄ちゃん達のハートレートモニターと一緒。 200までいった、ハイ万歳状態。

出力電位は勿論、左右差、動作姿勢変化も加味してコアトレーニングプログラムを作成する。 先週の日曜は二人、週始め火曜午前今時点一名。 リハは勿論、今後のパフォーマンス向上の為のツールとして装置も使う。 今までは指導者の経験値に頼っていた、バラツキの多い物を、より具体的に科学的に。

また機会があればこの辺はトップサイトにまとめて、ウチの個性としてアップしてみたいと思う。 

本当に使えていない筋肉を、より正確に把握してみたい方、是非。

2012年01月26日

テニスにゴルフ、また次ガンバレ!!

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昨日テニス全豪オープン準々決勝の錦織圭選手、残念でしたけどお疲れ様でした。 試合後のインタビューはそれでも何故か清々しいものであった。 相手のマレー選手のコメントも非常に紳士的で好感が持てる。 会場に居た観客もニシコリコールがあがるほど、国籍など関係無く、若い選手を応援する映像に多くの日本人は感動感激した事であろう。

本来ゴルフもテニスも紳士なスポーツ。 負けても勝っても紳士でなければならない。 決して目を吊り上げてやるものではない。 試合中も試合後も、見るもやるも清々しくなければならない。

勝ち負けに拘らないでは無く、勝ち負けのその先を考えてスポーツをするのだ。 錦織選手を見ていると、誰もがその彼の将来を見る事が出来るであろう。 その彼の魅力に会場に居た観客も共感したのではないだろうか。

これから将来のあるすべての若い選手に、勝ち負けのその先にある大切なものを、スポーツや治療に取り組む我々全員は伝えていかねばならない。 その為には我々自身がそれを理解していなければならないのだ。 

2012年01月25日

急きょ生放送全豪テニス!ガンバレ錦織圭選手!!

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皆さん元気にスポーツ大活躍されていますでしょうか?

既に皆さんもご存じかと思いますが、現在全豪テニスオープンで日本人初のベスト8進出を果たした22歳の錦織圭選手。 世界ランキング4位のイギリス、アンディー・マレー選手との男子準々決勝を、ナント本日13:05からNHKが急きょ生放送を決定!!

今大会に向けて新たなプレースタイルで挑む彼の姿を、アメリカでの専属トレーナーとの最新トレーニングと一緒に、昨日一昨日とNHKで特集されました。 トレーナーはハンマー投げの室伏広治選手をも指導している名トレーナー。 決して筋力アップトレーニングだけでは、怪我も成績も良い結果が出ないと言う事がよく分かる内容であった。

もうかれこれ10年近く前の話しになるが、当時ウチにも3名のプロテニスプレーヤーが来院していた。 昔から小生は縁故でスポーツ選手を使うのは性に合わない。 現在の治療以前の繋がりを広告等で使っても、それは決して現在の小生の実力・力量では無い。 治療なら治療だけで戦う。 譲れない仕事の一線は決して他人に頼らず。 その上で出逢った彼ら。 東京オープンで優勝をするほどの彼ら。 今振り返ると、今ならこれが出来るのに、もっとこうしてあげれたのにと我が身を振り返る。 30才を過ぎた現在でも現役で頑張っている彼らの姿を、今でも影ながら応援している。

特にこの2年、当院でも取り入れている理論。 まだまだ最先端で活躍しているトレーナー仲間らには敵わんが、出来る限りの最先端を全ての患者に提供している。

全ての若い選手のこれからの活躍を大いに期待し、応援したい。 その活躍の為に、出来る事をコツコツやって行くのが我々の仕事なのだ。

2012年01月19日

ジョギングの神様

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空前のマラソンブーム。 猫も杓子もジョギング、ランニング愛好者が町中にワンサカ。 小生が蹴飛ばされ、オヤジに無理矢理毎朝走らされていた40年近くも昔の子供時代、街で走っている人にすれ違う事はまず無かった。

そもそもジョギングの発祥をご存知であろうか?

それは小生の子供時代、1970年代後半から1980年代前半にかけて全米を中心に世界規模でジョギングがブームになった。 今と違って情報など得る事が出来ぬ当時、地元祖師谷大蔵からチャリで皇居まで走りに行ったのも13歳。 今考えたら、何考えて行ったのか?! 我ながらよく行くわ。 

当時でも週末の桜田門は何十人もの大人がいた。 そこへ子供が一人では目立つのか、よく大人達に可愛がってもらった記憶がある。 そんなウキウキした気持ちで帰り道、ジョギングシューズ専門店の某海外チェーンへ行ってはみたが、明らかにカネをもっていないガキに店員は素っ気無く、ペダルを漕ぐ帰りの足は疲労以上にヘニャヘニャだった。   のちにその話しを前職会社入社直後、先輩に話したところ 『実は僕は別店舗でアルバイトをしていたんだ』 と言い、更に話しは当時店長をしていたという上司にまで伝わり、すまなかったねぇ~という話しにまで発展した。 いやはや、世の中は分からないものだ。

さて話しを1970年代まで戻そう。 そもそも世界的ジョギングブームのきっかけになったある一冊の本があった。  その本の著者、ジェイムズ・フィックスこそが、ジョギングの提唱者であり、ジョギングの神様、教祖様なのである。 彼は自分が毎日15kmのジョギングで30kg以上の減量に成功した事を本にまとめた。 それこそが後に世界的ベストセラーとなった 『The Complete Book of Running』 であり、それを知らなければインチキもぐりランナーと、小生は勝手に定義づけている。 (もちろん冗談である)

ただ唯一悲しいのが、そのフィックスが日課のジョギング中に心筋梗塞を起こして突然死した事。 彼の死をきっかけにジョギングブームは一気に衰退していってしまった。 その後、体育学運動学も研究が進み、環境状況、体調によっては心臓に大きく負担をかける事もあるという事が言われるようになった。

それら、正しい運動理論を理解したうえでのジョギング、ランニングは非常に良い事だ。 しかしそれが手軽だ、お金がかからぬからだと言って安易にジョギングをするのであれば、それは40年前と何ら変わらぬ、低い意識である。 小生は仕事であるから、足・腰・膝が痛いと言ってやって来れば仕事になるが、本当の治療はその低い意識を治す事であり、多くのジョギング愛好家がそれを受け入れる気が無いのもまた事実である。 しかもそれを低い意識の医師や治療家が、骨や肉だと安易な診断・治療を尤もらしく行っている事も危惧する。 まったくもって悲しい現状だ。 小学生時代の小生でも気が付いていた事なのにもかかわらず。


という事で、このネタの先に今年の当院の提唱推奨企画がある。 まぁ、それはまた後日。

2012年01月13日

絶対ダメなスポーツ整形、治療院の見つけ方!

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このネタ、一年前にも書いた事がある。 一般の人にも分かり易いネタとして書いた。

某外国人サッカー選手やプロ野球選手等が愛用して有名になった、酸素カプセルと呼ばれる、人間が一人入れる筒状のカプセルの様なもの。 そこの酸素が通常より多く入っているから代謝が上がり、疲労回復や怪我の治癒が早まるといわれる代物。

しかし、その正しい理論を把握せず、パンフレットレベルの知識で設置・推奨している病院があるのには目を疑う。 

以前から分かっていた事なのだが、昨年初め、東京医科歯科大学で第一回の学会が開催された。 小生もスタッフを連れ参加してきたのだが、やはり結果は承知の沙汰。

そもそも正確には“酸素カプセル”などとは呼ばず、“高気圧酸素治療”と呼ぶ。 コンナ粗雑ブログを読んでくれている方々なのだから、詳しい理論はご自分でググってもらえれば良く分かる事なのだが、重要なのはそのカプセルで人体にかける圧力、“気圧”なのである。

一般的に良く目にするカプセルでかかる気圧は、僅か1.2~1.3気圧程度。 まぁ、リラクゼーション的効果ぐらいはあるだろうが、それで骨折がとか怪我がとか言うには、医師・治療家のレベルを心底疑う。 正確には2.5気圧前後かけてナンボ。 しかもついでい言えば、圧力は酸素では無く、空気で上げる。 酸素は可燃ガスなので、純酸素で上げたら爆発の危険性も上がってしまう。 正しくは空気で上げ、そしてそのチャンバー内で高濃度酸素をマスクで吸う。  ちょこっと酸素を足したり、カプセル内でニコニコ笑顔くっきり時点で、 アリャリャって事だ。


ホントに最近やって来る患者に、以前行っていた整形外科はスポーツ専門で有名だったという事が多い。 しかも治っていないと。 話しを聞いたり、こっそりググってみると、酸素カプセルも含め、「あ゛~やっぱり...」 ポイント盛り沢山。 単なる検査・手術大好き病院か、筋肉治療院。 騙されるんだろうね、藁をもすがる純粋な患者は。

趣味や遊びじゃないんだから、医療はすべて根拠がなければならない。 それは設備一つ一つだってそう。 流行りや客寄せで、カッコ良さゲな機器揃えて満足クリニックを、是非見破って欲しい。 素人であっても、昨今の情報社会であれば幾らでも出来るのだから。 資格だけで本物偽物を分けるとしたら、小生は医師でも無いから本物では無いが、少なくともインチキにだけはなっていないと断言しよう。 上っ面じゃない、本当の努力をしようではないか。

2012年01月12日

学生にとって筋トレは筋力アップでは無い!

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これだけ科学・医学が発達したというのに、未だ動作やパフォーマンスに問題があると筋力アップ、酷いと疼痛除去も筋力不足、筋力をあげろという。 何でも筋肉のせいの、体操のお兄さん治療家・トレーナーが多い。 先日も患者がスポーツを前面に出している、とあるハデハデ整形外科で不具合の相談をしたところ、あっさり筋トレと言われたらしい。 今年だけでも既に2件目。

別に筋トレを全面否定する訳では無い。 今どき患者、特に大人はこれだけ情報の多い世界なのだから、何の為にトレーニングをするのか、その意義を説明されねば納得などしないのである。 むしろ筋トレなどと言われたら、町営の安い体育館で自己流トレーニングで良いではないかと思ってしまう。 まぁそこで先日も書いたが、自分はちゃんとやってるのよ!な経済的余裕のある人間は高けりゃイイの的な流行りの最新ジムへ行ったりもする。 そんな商売、小生もやってみたい...

プロスポーツ選手を見れば分かるが、ゴルフでも野球でもサッカーでもランニングでも、優秀な選手はそうでない選手より、多くの筋肉が付いているのが必須条件なのであろうか? 自分より筋肉の無い人間は皆下手クソで痛くなるのか? 中・高生に筋トレはガンガンやらせるのが、本当に良い事だと思っているのかという事だ。

重要なのはパワーでもスピードでも無く、多くの動作・競技に於いてはそのコントロールが重要になって来る。 言わば体性感覚。  視床、大脳半球、小脳を、心身ともにトレーニングエラー5%範囲をどう考えるのか。 中心後回の領域、ブロードマンの脳地図を学んだ学生時代、一次運動野、体性感覚連合野・補足運動野をさんざん考えさせられ、動作カリキュラムを作らされた事を思い出す。 この辺は理学療法士・作業療法士さんがご専門なのだろう。

パワー、スピードでは無い、本当の意味の体性感覚トレーニングが、本年のウチの最大のテーマ。 今日朝8時から本格的にスタート。 動かないでは無い、動けないを改善させ、パフォーマンス向上も狙う。 此方としても楽しみな一年になりそうだ。

2012年01月04日

新年恐るべしパワーストレッチ…

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あけましておめでとうございます。 アッというまに連休も終わり、今日から完璧通常診療。


正月に限った事ではないが、連休恒例、長野に来たら早朝山岳ランニング。 斜度11~13%の山坂ばかりのコース。 全部が心臓ヤブリ。 平坦なんてアリャしない…

毎回初日ときたら、ソリャもう辛いのなんのって。 冬は6時、夏は5時の薄暗くひと気の無い時間じゃなきゃ、恥ずかしくて走れやしない。(爆

距離にして約10km、駅伝君たちの半分のスピードで半分の距離。 キロ3分で走っていた現役時代のカケラも無い。 試しに時折血迷ってキロ4分弱まで上げてみると、足より先に心臓が止まりそうになる。 _| ̄|○

しかし、今年の正月はちと違った。 コレがまた、初日から快調に走れた。 いつも初日苦しくて心臓出そうになる急な上り坂ポイントも難なくクリア。 全くもって心当たりもコソ連も無いのだか。

ひとつ有るとすればこの三ヶ月間、週3プラス自主練でやっていたパワーストレッチだ。 確かに参加した人は分かると思うが、通常のストレッチとは全く違う概念で行ったのだ。 しかも毎回部位もテーマも変えて。

体幹はもとより、細かい筋肉にも負荷がかかるように、しかも隅々まで血液の循環も考えたプログラムのお陰か、心臓のみならず四肢の細かい筋肉痛やハリも無い。

久々に毎回少々気が重くなるほど頭を使ってレッスンした成果が、まさか自分に出ていたとは予想外。

って事で、コレで調子乗ってやると怪我まっしぐら。 適度なサボりも必要ですわ。

今年もユル~く何かやってきます。リクエストも受け付けます。  皆様今年も一年よろしくお願いいたします。 m(_ _)m

2011年12月18日

柿生・鶴川・下麻生、野球少年少女大募集!

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今回は宣伝デス!

野球はリトルリーグでしかやって無い小生、しかも技術もさることながら態度も悪く、万年二軍定位置の分際で語るのもおこがましいが、野球少年はもっと増えてもらいたい。

サッカーも悪くは無いが、上半身も下半身も使える野球は子供にはとっても良い。 

大の仲良し患者父さん達がコーチを務める今回のこのチーム、みな超男気のあるメンツばかり。 しかもイケメンときたら、お母さんは早速子供を入れるべき!(笑)

まぁ冗談はさておき、何名ものそのチームのお父さんコーチ達と会った事があるが、本当に人間的に素晴らしい。 当然小生と同世代であるが、恥ずかしいぐらい何倍も小生より人間が出来ている。

勝ち負けばかり、厳しいばかり、強いばかりが野球では無い。 子供たちがスポーツから学ぶべきものをしっかりご理解されている。

友情・礼儀・感動・元気     とっても良いキーワードですわ。

当院入り口にも道路から見えるようにチラシが貼ってあります。 お問い合わせはチラシ連絡先、もしくは当院までご連絡ください。 わたくし院長、大推薦のチームですから間違いナシ!!

2011年12月17日

朝から柿生で親子スポーツリハビリ

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通常は10時から診療なのだが、2Fコンディショニングラボは予約があれば朝8時からOPEN。 小生達の指導時間が朝始業前か、昼休みしか無いので、朝早くから申し訳無い。

週末の朝は、会社員&パパと親子でトレーニング参加者のおかげで大盛況。 今朝も朝から大盛り上がり!

ジュニアトレーニングの大原則であるが、楽しく効果的に。 一つ一つの動作の意味を、子供であろうと丁寧に伝えながら。 お父さんも子供も笑顔が絶えぬプログラムが理想。 目を吊り上げて、一分一秒一点を争う事に執着など、そんな事子供の頃からさせてしまったら、100人中レギュラー以外の90人は性格ユガム。 有名人に、金儲けに、プロで稼げる選手が目標ならば小生は止めん。 しかし、何の為にスポーツに取り組むのかが、小生と方向性が一致した場合は治療や料金を超えて全力で協力する。 

残念ながらスポーツは厳しいもの。 年齢、レベルが上がれば上がるほど。 辛くて厳しい練習に耐える為に必要なのは身体では無く、心。 常に強い心を持たせるのが強い選手、競技成績向上への必須条件なのだが、実際実生活では甘アマダラダラでは当然限界はすぐそこにぶら下がっているも同然。 むしろぶら下げているのは大人。

ウチに親子で朝からトレーニングに来て下さる親子連れみなさん全員、小生の方がアタマが下がるほどその意識のレベルが非常に高い。 タイムをあげたい、早くなりたい強くなりたい、どうしても○○月の大会までに治したい!という親子ほど、親子でトレーニングしたいと言われた事など一度も無い。  不思議なものだ。

今朝も親友と此方が言いたい程の男性患者さん親子と朝トレ。 今日も多く学べた。 お疲れさまで、アリガトウございます。 まだまだ余力、余った時間で頑張りますよ!!

2011年12月10日

スポーツ整骨・接骨、スポーツ整体、マッサージって、ナニすんの?!

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最近急激に増えた、スポーツ系治療院。 小生も他人の事は云えんが、いったい全体何すんだ?!

走ってひねって転んで痛いの診るなら、スポーツであっても無くても関係無い。 より動けるように走れるように飛んで投げれるようには、普通と言えば普通。 スポーツ選手で無くとも鳶職であっても、飛ぶし、足場材ぐらい投げるし。

テーピングして筋トレ教えるのがスポーツ治療だなんて、呆れた口が塞が無いを通り越して心臓出そう。

屋号を変えたこの数年、痛みを訴える以外の患者、競技成績の落ち込み伸び悩みでやって来る患者が増えた。 はてさて、痛くも無い患者にどのような治療を行うのか? 筋トレやストレッチなんて、そんなの金取らないで小生なら教える。 テーピングなんて基本、ウチ、無料ダシ。


例えば原因が関節にあったと仮定しよう。 関節をどうしたいか。 その関節にモビライゼーションをおこすのだが、単なる機能異常なのか、有痛性、関節拘縮を取る為に行うのかで、やり方考え方が180度違ってくる。 それを何でもかんでも、ホラ動くようになったでしょ、可動域広がったでしょ! なんて、ホント、スポーツ治療と呼んだら涙出てくる。 真の関節運動を学んだ者であれば、動かし過ぎたら逆に痛みが生じる事も理解している筈なのだ。

伝統的な8つの運動療法、1関節可動域運動、2伸張運動、3筋力増強運動、4筋持久訓練、5協調性訓練、6リラクセーション訓練、7神経筋再教育、8全身調整運動、 そのどれも全てを常に考え、治療とケアを組み立てる。 当然どれか一つだけに特化して考える事は100%無いのだ。

残念ながらどれ一つをとっても、テクニックであれ考えであれ、習得するには3年はゆうにかかる。 3年かける8で、24年。 小生最近やっとおぼろげながら見えてきた。

短絡的な治療で良い成果など出る訳が無い。 運動も勉強もローマも一日にして成らず。 あったら教えて貰いたいものだ。

2011年12月06日

メディカルトレーナってさぁ~

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学生時代の話しだから、もうかれこれ25年ほど前。 貧乏だから海外へ勉強に行くなどと言う選択肢は、人生に於いて全く無かった。 未だにほぼ無いし、しかも海外旅行はクイズで当てるものだと思っていた。 いやダネェ~、貧乏は。

さて、自虐的ネタはこのぐらいにして勉強の話し。 

何の為に勉強をするのか? 小生も若いうちは今以上にバカだったから、新しいものカッコイイもの外国のモノに憧れた。 海外を学べば自分のレベルが上がると単純に思っていた。 確かに上がる部分、他の者とは違った部分を学ぶ事は出来るだろうが、それはごく一部、一時の話し。 外国に行かなきゃスキルアップできないような人間は、日本に帰ってきた途端ストップする。 そしてまた行く。 ソリャそうだ、外国じゃ言葉も不自由でやる事無いから勉強するしね。  質の高い人間は日本に居る時点で既にスキルアップで来ている。 そして、必要な事が海外にある時、その一部を学びに行く。 空っぽで外国に勉強しに行くのはバカで質が低いか、ボンボンの坊っちゃん嬢ちゃんだけだ。

ここで話しをメディカルトレーナに話しを戻すが、海外と日本のメディカルトレーナの役割、求められる事の違をご存知だろうか?! 海外がどう、日本がどうと書くと長くもなり、ウンチク言っても役に立たんので割愛するが、その違いの部分が重要なのである。

海外をまんま真似ても当然上手くはいかない。 選手・患者は何をイメージして、それらを求めているのかを考えてみて欲しい。  常識的に考えたら、ストレッチを手伝ってくれる人とは思わないだろう。  病院で医師のしもべとして働くのが、そもそもメディカルかと言えば違うだろう。 歩く、動かすを補佐・指導する訓練士は当然トレーナーでは無い。  実際はテーピングして固定してアイシングして、マッサージして関節動かしてが関の山。 まぁそんな程度。 

患者が求めているのはただ一つ。 治す事。  メディカルトレーナーの役割は揉む事でも筋トレでも無い。、治す事なのだ。 筋トレはアスレティックトレーナーに任せればよい。 押す揉む以外、訓練以外にやらねばならぬ事を考えるのだ。 それを学ぶのである。

急性疾患専門分野の資格取得や、揉みや東洋の神秘時点でメディカルトレーナーとは180°真逆の方向である。

間違えた方向性の勉強を、専門的に学んだとかスキルとか言うトレーナーもどきがウジャウジャ増えてしまった。 小生的カテゴリーに分けたら、ちょっと詳しいインストラクターの分類に入るだろう。

多くのスポーツがオフシーズンに入った今日この頃、患者・同業共に多くの人間と会う機会が増えてきた。 出来る事と求めているものを擦り合せる。 それでなければ今どき患者に直接、本やネットで読んでもらった方が話しは早い。 じっくりみっちり話し合おうではないか。 一歩踏み出す方向を、最初から間違えぬ為に。  患者も、自分自身も。

2011年12月04日

フルマラソンは気軽か過酷か?!

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マラソンシーズン真っ盛りで、毎週末必ずどこかでマラソン大会。 暑くも無く、寒すぎもしない絶好の季節。 確かに良い季節ではあるがマラソン、特にフルマラソンと言うモノはどういうモノか考えて欲しい。

そもそもフルマラソンと言うモノは、気軽な競技であるのか、過酷な競技であるのか?!

正直、身体的に並みに健康であれば、歩くスピードに毛が生えた程度であれば誰でも完走は出来る。 出来るか出来ないかだけの、選択肢二つしか無い脳の思考で考えれば、答えは出来るとなる。
だが、常識的に考えれば過酷なものである筈だ。 
トップ選手は年に1、2度しかフルマラソンはベストで走る事が出来ぬ程のもの。 それはタイムや記録を狙う人の話しだと言い返す者がいるのだが、そんな事を言うクセに毎度毎度タイムを気にしたりする。 全くもって意味不明。

先月20日に、開通前の新東名高速道路で行われた「ふじのくに新東名マラソン」。 当日は例年に無く気温も高く、途中の給水所の水が足りなくなり脱水症状で救急搬送される参加者が相次いだそうだ。 これは酷い。 何よりも安全と健康を重んじなければならないのに、大会主催者側としての危機管理意識が低過ぎた。

では参加者側には全く問題は無かったのであろうか?! この件、小生はニュースでしか知らないので、いったい参加者の何人何パーセントが脱水になったのか?! 運営側管理側は、当然一人でも不具合を発生させぬよう、最善最大の努力をするべき。 しかし、確率的に大多数の参加者が脱水に陥ったら、トップレベルの人間ほど脱水に見舞われたら、その脱水の原因の比重は運営側に傾くかもしれない。 

しかしそれが初心者だとしたら、自分が初心者だとしたら、自分が自分で用意準備すべき事があったのではないか?! それはアウトドア、登山などでは当然。 軽装で富士登山をする者が事故に遭うニュースを聞いた事があるだろう。 崖でも崩れれば県に文句の一つも言いたくはなるが、売店の数に文句を言うやつはいないと思う。 昨今、海外のマラソン大会でも、水分は必ず自分で用意しろと書いて無くとも、脱紙コップでエコの為にも、水分をボトルでベルトで持つのが一つのスタイルになりつつある。 

マラソンと並んで昨今の自転車ブーム。 ロードレースの大会であっても、たとえエードステーションがあったとしても、皆ボトルを積むのは昔から常識。 小生がまだ競技をしていた20年前のトライアスロンであっても、最後のランで水分を持って走る為のボトルストラップを使う者も、初中級者ほど多く居た。

エンデュランススポーツ、長時間過酷が前提のスポーツで、 しかも初心者ほど何故文句を言うのだろうか?! 初心者であれば、尚更自ずと自分での準備が必要なのが、容易に想像が付く筈だ。

たまたま今回は水分の話しが前面に出たが、水分以外にも準備が必要な事は山ほどある。 アレもコレもしたいでフルマラソン、ましてやそれに飽き足らずウルトラマラソンなどとは... この件はまた後日書いてみたい。


フルマラソン、ウルトラマラソン参加を問題しているのでは無く、 お互いが楽しく、安全に運営・参加をする為には、主催者・参加者が共に今以上に、高い安全危機管理意識を持ち、その努力をする必要があるのだ。

文句を言ったモン勝ち的な、腐った日本人をこれ以上増やさぬ為に。

2011年11月25日

マナー守ってトレイルラン 高尾山編

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さて、高尾山のネタの続き。

書くまでも無く、行くまでも無く、紅葉シーズン真っただ中の祭日の高尾山。 昨今のパワースポットブームもご存知なら、人で溢れていない訳が無い事は子供でも想像が付く。

そんな中で小生が気になった、目についたのがトレイルランをする若者達。 正確には10代20代では無く、その殆どが30代と思われる若者?達。

まぁ、年齢の話しは後に置いといて、高尾山も一昨年あたりから走る者がかなり増え始め、コースによってはランニングに注意を促す看板も見かけるようになってきた。

愛好家にとっては残念と言えば残念だが、何もトップシーズン、人混みの真っただ中で走らなければと思う。 このままでは駅前や駐車場でスケボーする少年達と何ら変わらない話しになってしまう。

そのスケボー少年達ですら、皆で話し合いルールを決め、自治体と話し、バスケやスケボ、インラインのパークを作ってもらう代わりに他の場所では一切しないルールを自分達で取り決める若者、20代も全国に数多くいる。 少なくとも平日や早朝などに走るぐらいの事をモラルとして徹底しなければ、いずれ自分達で自分達の首を絞める事に繋がるであろう。

更に書くのも悲しくなるが、すれ違い、走り去り際に挨拶もしない者を幾人も見かけた。 此方グループの5歳児10歳児の方がよっぽど挨拶をしていたグライだ。

世代の話しに戻るが、社会に出て10数年。それなりの経験と立場が身につき始める30代。 しかし、社会人・会社員、大人としてのマナーやスキルが付いた者とそうで無い者との差が一番大きいのも30代なのである。 本人達は尤もらしい事を自信満々に口にし、行動する。 小生も30代を振り返ると他人の事を言えた身分では無いが、同じ過ちを繰り返さぬためにも、本当の大人達がシッカリその道案内、方向修正をしてあげなければならないのである。


親に蹴飛ばされながら、何故か小学一年生から毎朝走らされた子供時代。 お陰で1位2位以外を取った記憶が無い。 両膝壊す中3まで雨の日も合羽着て走った。 ソンダケ走れば、流石に近所の砧緑地で土の上でも足を痛めた。 砧緑地では大学生や実業団の大人に交じって走った。お兄さん達が時折声をかけてくれるのがとても嬉しかった。  田舎の大会でしか優勝できなかったが、大学・会社員時代はトライアスロンでまた走った。

それから早15年。 最近では患者と一緒や田舎に行った時に走る程度だが、今どきヘッドホンをして走る事すらマナー違反と問われる事を考えると、実に走りづらい世の中になったものだ。


雑誌やメーカーは販促の為にブームを煽る。 云わずとも分かる筈の最低限なルールやマナーを理解出来ぬ一部の者の為に、競技者全体のイメージが悪くなる。 ブームの灯を消さぬ為にも、一人一人がやりたい、走りたい自分の欲より、周りに優しく走る事にそのパワーを使ってもらいたいものである。

2011年11月22日

大好きな先生と再インソールねた。

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予想に反して前回のインソールネタには好意的な意見を幾つか頂いた。 気分を害された方には大変申し訳ないが、数年先を考えて足の事、障害の事を考えてもらえたらと思った次第。


小生もウチのスタッフも、時間とお金があればマッサージや治療を良く受けに行く。 完璧同業にはなかなか行きづらいが、マッサージや針にはアタマ空っぽ、偵察・探りでは無く患者として行く。 ソリャこっちだって、腰ぐらい痛い時だってあるし肩だって凝る。

良さそうな所を見つけた時は新規でも行くが、やはり気心知れた、正体あかした馴染みのところになるのであるが。

この十数年で、自分の患者を紹介するほどココは良い!!と思ったところは3件ある。 60~70件行った3件だから、確率的には諸々キビシイ...

さて、後から気が付いたのだが。面白い事にその3件に共通項がある。 それは何処もコースメニューがいたってシンプル。  40分、60分、90分程度しか無い。 ハリ治療もやるがコースには一切無い。

ある時、中でも一番信頼している先生にどうしてなのかを質問した事がある。 その先生が言った言葉は 『1時間なら1時間でやるのが私の治療。その中でやった方が良ければハリもします。それが治療ですから1時間の中にすべて入っています。』 であった。

それで良いと思う。 お金では無い。 その先生の気持ちが全て表わされていると思う。

前回書いたインソールネタも、別にインソールが嫌いと言ったのでは無い、 インソール作成が嫌いと書き、それでさもすべてが治る、すべての問題が解決するように、いたずらに時間を費やさせるのが気に入らんのだ。 しかも高額な料金で。 

小生の当院でも開院以来、問題がある患者の靴を治している。 修正機も革の軟化剤もベースの中敷きもリューターもある。 広告には書かんが、必要とあらばタダで修正、作成する。 それで良いのだ。

患者の症状、治療に於いて必要と思わない事をする理由があるとすれば、それは商売だ。 今だけ楽に、気持ち良くを求めるのであれば、そう言う所を選べばよいし、長年の問題を解決したいのであれば、心底親身になって考えてくれる所を探せばよい。 それを見抜けぬうちは永遠に出会えないだけだ。

70件中3件だろうとも、真剣に想えば必ず出会える。 心がグラグラしているうちは、グラグラした足も治らんと言うオチで、今回は終了としたい。

2011年11月20日

そんなに好きなの?インソール。

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一昨日も専門店で靴の中敷き、インソールを作ってきましたと言ってきた患者がいた。

以前からチラホラ、コンフォートシューズショップやインソール作成する店はあったが、この数年で急激に増えたようだ。 我々同業者のあぶれや、ランニングブーム等も相まってか、今年はその手の話し、相談を受けるケースが例年に無く多かった。


直球で言おう。 小生はオーダーシューズ、インソール作成が嫌いだ。 前職時代、散々靴に関わってきた経験と、小生自身もBike、Swimがある中、最低毎月月走500km走った経験上、根本原因は自分自身の身体にあると考える。

どの靴を履いても痛いと言う人。 靴が原因なら、その靴以外の靴で問題解決だが、どの靴の時点で原因は靴では無く足にある。 枕も同じ。 治すべきは足や首だ。

捻挫・骨折の足部外傷が原因なら、装具的にインソール作成も良いだろう。 しかしその原因が骨盤、仙腸関節や股関節、胸椎に原因があるのであれば、治すべきところは当然足では無いのだ。 外反母趾にいたっては小生の臨床上、多くが頸椎、顎に原因がある。

時折スタッフに半ギレで注意をするが、その考えは否定して生み出した答えか、肯定してのものなのかと。  まず一番重篤な原因・可能性を考え、それを否定していき絞り込む。 これが治りますよ、こうすれば良くなるからよと、教わった、頭に浮かんだモノを否定せず肯定する為の検査で治療を進めてしまってはいかんと。 それじゃ安売りショップの店員や、通販に飛びつく主婦と同じだ。

膝や股関節が悪くて代償的に足関節に異常が発生したのであれば、それは力を逃がす為。 それを無理矢理抑え込んだらどうなるか?! 一時的には楽になるだろう。 もしくは足は痛くなくなるだろう。 しかし根本的な原因は残り、やがてジワジワ悪化する。 会社員時代、現職合計20数年、治るどころか作成したその靴、そのインソール以外使えなくなってしまっている人間を数多く見てきた。  人間は弱いもので、楽なモノに頼り、快楽は手放せない生き物なのだ。 


もしも手放せる事が出来るとしたら、それは 理性 。 感情におぼれずに、筋道を立てて物事を考え判断する能力である。  (辞書引用)


致し方無く使う装具なのか、現状を良い方向へ持っていく為の矯正器具なのか。 左右高さを合わせて股関節をそろえて、そのうち骨盤・股関節が良くなりますよじゃ、短絡的だ。 治す側も患者側も、子供でも分かるような目先の対処では無く、考える能力をフルに使って欲しい。 決して肯定では無く、否定から答えを生みだすのである。

2011年11月18日

子供の怪我・骨折の診かた。

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小・中・高校生の患者君達は日々新規でやってくる。 走って飛んで、転んで怪我して、子供のうちはそれで良い。 自分の今現在の能力、限界をまず身体から学ぶのだ。 アタマの限界はパソコン・ネットで幾らでもごまかし、ズル出来る。 しかし身体能力はそう簡単にはいかない。

日々、コツコツとした練習、努力が実を結び、成果が出る。 そのコツコツがひと月ふた月な訳が無い。 一、二年やってはじめて努力。 毎年コロコロやる事、やらせる事が変わってるようでは、将来ろくな大人に成リャしない。

子供の怪我を診る時、一番重要なのがソコ。 怪我をした根本理由。 今だけ治すなら超簡単。 子供は大人より数段治りが早いのだから、治って治して当り前。 資格だけのダメダメ治療院でも電気とシップと揉み揉みで治せてしまう。 骨折であれば事は更に重大。 変な治り方などしたら大問題。

新規でやって来る小学生の半数が近所、と言っても隣駅が多いのだが、接骨院に通っていて治らないと言ってやって来る。 正確には、その都度その都度はそれなりに良くなるのだが、何度も繰り返す。しかも徐々に治りが良くないと。 ソリャそうだ、根本理由を治す側がまるで理解も把握も出来ていないのだから。 親や小学生本人の方がよほど考え、気付き始めている。

それに治療側が気が付けば、手首だろうと指先だろうと、肩や肘までをも使って治療プログラムを作り、治癒や再発の精度・確率を良い方向へ持っていく事が格段に出来るのである。

検査は検査。 真の診察力は別のところにある。 インターンや学生のバイト達にも、ウチに居る間は学んで貰いたいものである。

2011年11月11日

足底・足関節、膝関節を考える。

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ランニングブームの甲斐あってか、先日の湘南国際マラソン参加後の患者も数名やってキテマス。 ウチの患者にも参加者がいたが、逆に熱いぐらいであったそうだが天気が良くてヨカッタ。

昨日も触れたが、打撲・捻挫、怪我では無い障害、原因をどれだけ正しく考えるのか。 痛い場所だけ異常に執着、やれ筋肉だ靭帯だ軟骨だで、押して揉んで電気でテーピングなお決まりパターン。  コリャ痛みどっかいっても、原因不明瞭で繰り返すパターン。 

昔、我々がウケていたのが、歪みだバランスだと言って全身診ますと言っていたから。  だが精々やる事はボキボキやって、歩き方立ち方指導で訓練で。  今はソンなベタな考え、治療ではごまかせぬ時代だ。

で、いったい何をするか?!  具体例を珍しく挙げるとするならば、Balance board 。 乗って、立って、スクワットしか頭に浮かばないようでは、スポーツ・運動療法、治療は語らん方が良い。

Swiss ball もそうだが、海外で運動療法の現場でのBalance board の利用、位置付けは日本のそれとは比べ物にならないぐらい高い。

偉そうに語ってはいるが、正直小生もその高度な利用を、スタッフ全員になかなか研修するに至ってはいないのだが、それでもポイントは抑え、治療に組み込み、その重要性は患者にも伝えている。

地味ではあるが、その地味な動作が他の人間より出来てはおらず、筋力等でごまかした雑な動作で今日まで来てしまったツケが生んだ障害なのである。

小生、ウチの院では3ステップで、この手の症状に対する治療を組み立てている。 当然、期間は症状により個々に違う。 キッチリ3ステップまで行ける患者は100%治るのだが、10回程度、ファーストステップも終わらずでは当然治らぬ。 日常生活程度であれば数回で3ステップ刻めるが、マラソンしたい、毎日テニスしたいで、数回とはそもそも虫が良い話し。 1回でも受ければコッチは商売になるが、来る者拒まず、去る者追わずじゃ、プライドもクソも無い。

お金を貰う以上、責任はある。 治す側も治される側もコツコツ真面目が唯一の道。 自分自身からサボり横着を追い出さねば、Balance board Program は、そもそも成立しないのだから。

2011年11月10日

膝関節痛で性格悪っ!

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落ちて転んでブツかって、打って捻って膝痛い。 意外と少ないこのパターン。 これ以外のパターンって、んじゃ、ナニ?!?!

その何かを正確に把握し、理解する事から始まり、エラーを修正する。

スポーツ、運動療法を語るのであれば、まずトレーニングエラーについて真っ先に考察出来ているかどうかで資質が決まる。 トレーニングエラーそのものを知らないようであれば、一から出直してこい!だ。

強度・時間・頻度をある一定のパーセンテージ内で均衡を取りながらトレーニングカリキュラムを作って行くのだが、怪我や病気で無いケースでの痛みは、必ずこの均衡が崩れているせいなのだ。

そもそもその均衡を崩している原因、その殆どは “欲” だ。 

好きな事はしたいが、嫌な事は避けたい。 しかもその事実を認めない。 という、お子ちゃま性格三段活用なのである。

今より前へ、前進したいのであれば、今までと違う事をしなければならないのは当然の話し。 しかし、していない人間ほど自分は努力していると言うからタチが悪い。

昨今パソコン生活に慣れた人間のせいか、エラーをエンター押すか如くリセット出来る気でもいるのか?! 

膝に限らず、関節痛全般だが、内視鏡ですり減って、削って治しマスを真に受けてるようじゃ、選手としての寿命も見えてる。 変えなきゃいけないのは膝でも関節でも筋力でも無く、その性格、考え方なのだ。

2011年11月08日

競泳特化ストレッチング

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今朝のパワーストレッチ教室のお題は “競泳” 。  しかも、ただ泳ぎに使う筋肉を柔らかくナンてんじゃなく、軟らかく動かせるように!  がテーマで。

ダイナミック収縮のさらに上、パワーをかけて使って、だがPNFのような抵抗的では無く、自分自身で負荷をかけて動かす事によって可動域を増大させる。 同時に出力する力も結果増やす事が出来る、一石二鳥三鳥な本日のプログラム。

このパワーダイナミックは、可動させたい部位以外の筋肉・筋力を利用する事。 その動作と可動させたい部位が、どう連動して一連と成しているか?! そこが重要になって来る。  たとえば股関節とシットアップの関係は分かり易い一番の例。

ブレストのキックと、フリー(クロール)の肩関節動き、キャッチのレベルを上げてみた。  ホント、ウチにプールがあったら今すぐ泳いでもらいたいものだ。 30分のパーソナルな¥500プログラム。 メンバー限定年内実施デス。 詳しくはスタッフまで。

2011年11月05日

スポーツ、リハビリ、トレーニング & 整体院

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相変らず景気回復の実感は無く、同業からも聞こえてくる話しは良くない内容ばかり。 正直小生も多分に漏れず、決して良いとは言えない状況ではある。 まぁそもそも、何をもって良いと言うのかだが。

流石にリーマンショックを予見できた訳は無いが、5年10年後を見据えて、このままではと思い、約2年かけスタッフみんなで話し合い、3年前に現屋号にし方向性を一新した。 自分の数年後も考えられぬようでは患者の数年後など考えられる訳無いと、スタッフ全員に言い聞かせ取り組んできた。

実はこのきっかけは小生の個人的な希望から始まったものでは無く、ある患者の要望から始まっている。 

世の中何でもそうであるが、時代・世の中は常に変化を続けている。 その変化に、如何に早く対応して行けるかどうか。 ヒントを与えてくれたその患者一言を常に心に入れて診察をしていると、今まで気が付かなかった多くの患者のある変化に気が付いた。 昔の整体、カイロ、民間療法に患者が求めていたものとの違いを。

筋肉揉んで、ストレッチ教えて、家での体操・トレーニングこれです、OKデスで満足患者は、ネットとは切り離された人間と言いきっても良いのではないであろうか。

先日もある患者の膝関節の運動療法に、ドイツでは一般的なあるトレーニングの考えを一部入れて組んでみた。 スキーを本格的に取り組んでいるその患者さんは当然スポーツにも詳しく、興味もあるので、そのプログラムの概念も出来る限り説明しながら行ってみた。 良い事も悪い事も。

もう既に一部の患者は、ネットの情報など、街で配るチラシと同じレベルの質と考えている。  本や学校で誰でも手に入る情報では意味をなさないのだ。 無意味とまでは言い切らないが、患者も我々も目線や発想を変えねばいけないほど、何処へ行っても同質な治療が町に飽和状態なのである。

今より良くする、変化・改革を起こすには従来の枠に捕われていてはダメなのだ。  それは決して奇をてらう事でも無く、新たなテクニックを身につける事でも無い。 基本を正しい目線で見つめ直す事。 ただそれに尽きる。

本を使ったテクニック講習では無い、そんな大切な事をスタッフ君達に伝えられたらと思う。

2011年10月30日

レッスンの継続性

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年内3か月期間限定の早朝パワーストレッチ教室。 早くも1ヶ月が終了。  小生の予想に反してなかなかの盛況。 実はもっとソッポ向かれると思っていたのだが。

学生時代にアルバイト先の某大手スポーツクラブで、ストレッチの教室を週に3回持っていた。 コレが今考えるとダルダルダメダメだったと反省の日々。 それでも先輩は笑顔で、『お疲れさま』と見守ってくれていた。

決して内容について非難せず、 『今日の会員さん達は楽しそうにやっていたか!?』 とだけ毎回聞いてきた。 小生がイマイチの顔をすると 『そんな顔をするから、相手も楽しくなくなるんダヨ』 と、半笑い、半怒りの顔でメンチ切ってきた。  (俺の顔より、アンタの顔の方がよっぽどヒドイよ...  と思っても言えなかったが。)

それでも今でもその時、25年以上も前の事が、昨日のように思い出される。 いったい自分はこの数十年で進歩したのだろう?!  月日の流れははアッと言う間だ...

仕事でもレッスンでも治療でも、単発・今ダケなら何でも出来る。 しかし今良くても明日痛くなったら、今利益が出ても明日マイナスになったら。 仮に今日参加者が多くても、そのままダラダラ続けて自然と参加者、顧客が増えると思っていたら大間違い。 今日より明日、明日より明後日と更なる努力を積み重ねて、初めて成果・効果は右上がりになるものなのだ。 

新たなものを生み出す苦しみを、どれだけ理解・覚悟が出来ているのか!?  それが重要だ。

今日より明日、明日より明後日、より良い笑顔を見る為にどれだけ努力を積み重ねるか。  是は本来、子供の頃のスポーツで身につけるモノ。 その経験が無い者に、こんな話しをしても理解は出来ぬかもしれないのだが。

提案する側もそうなのだが、提供を受ける側にも同じような事が言える。 

“継続” とは何なのか?!  将来成功を掴みたいのに、年々も痛いのに僅か5回10回で頑張った、継続したと本当に心底思っているとしたら、話すだけ無駄な事だ。

目で見える表面の継続だけでは無く、水面下での更なる努力。 スタティックストレッチ否定派の小生だが、改めて考えさせられる。     本日もレッスンご参加の方々有難うございました。

2011年10月25日

スポーツトレーナー、アスレティックトレーナーってナニ!?

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学生時代、ちょっとしたきっかけで外国人トレーナーと知人になった。 珍しい所だと、ロシアのスポーツトレーナも知り合いに居た。 

お国柄的違いをあげたらキリが無いが、共通項も幾つかある。 それはトレーナーがすべき役割について。 しかし、もっとも大切なこの部分が日本と大きく異なっていたのだ。

今現在でも変わらないところに、トレーナー=(イコール)、マッサー(筋肉を揉むのが専門)と捉えている者が少なくない。

アメリカの多くの大学でスポーツトレーナーを専攻すると、メディカルが専門のトレーナーと、アスレティックが専門のトレーナーとに分かれるが、学習カリキュラム上では特別分かれていない場合が多い。 基本、自分の希望によるのだが、多くはインターン、実習先で変わる。

一見、マッサーは筋肉のケアも治療も両方行えるスキルを持っているように思う。 確かにそうでは無いとは言えない。 しかしどんなに良いスキルが有ったとしても、たとえそれが筋以外の骨格系・神経伝達系だとしても、技術では無い “診断” のスキルが重要になって来るのである。 この診断と言うものは、単なる知識や検査で導き出せるものではないのだ。


理想は治療もトレーニングも出来ればよいのだが、仮に知識があったとしても、その知識の身につけ方によっては偏った思考になってしまう。

たとえば筋力が付けば治るとか、筋肉が硬いから痛くなる。 だから筋肉付ければ痛みが消えるなどは、最もベタな例。

考えても見てくれ、じゃヒョロヒョロ痩せっぽちは皆痛くなるのか? 筋骨隆々は皆痛くないのか?!
ぎっくり腰で一歩も歩けないと言ってやって来る患者でも、前屈で手がベタ~ってのも何人も見ている。町に氾濫するスポーツトレーナー治療院の多くが、身体が固いから柔らかいから、筋肉が有るから無いからで決めつける、素人惹き付けご提案が粗雑だと言いたい。


日本におけるトレーナーの定義はまだまだ曖昧。 語る者によって大きく違いがある。 しかし、違いを無くせば良いのではない。 その幾つもあるトレーナーとしての仕事、役割を、選手に合わせて先入観を捨て、総合的に提案をするのだ。 間違ってもストレッチだけで、筋トレだけで幸せになれるなどと言う所では何も学べないのだから。 訪れるべきところを間違えないで欲しい。

2011年10月23日

バレエダンサーと前十字靱帯断裂

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膝を痛めてやって来るサッカーやテニスの選手に痛めた経緯を聞く時、気になる事が一つある。  それは前医院で同じ説明をした時、動作とイメージの差異を聞いていないと言う事。  こう動いたから痛めた的な話しは誰でも言えるが、その差異に関しては依然丁寧に伝える事はしてないようだ。

数年前の話しになるが、某有名男性バレエダンサーが稽古中に膝の前十字靱帯を切る怪我をしたと報じられた。 そのインタビューでご本人は 『高く飛びすぎた』 と話していたのを小生も聞いた。

さてここで膝関節過荷重と十字靭帯について。  十字靱帯には前十字と後十字があるのは素人でも聞いた事があるだろう。 膝関節を屈曲した時、大腿骨(太ももの骨)は脛骨(すねの骨)に対して前方へすべり落ちようとする。 基本、そのストッパーになっているのが大腿四頭筋腱に付着、埋もれている俗に言う膝のお皿の骨。 それとともにその前方への滑り、脛骨的に見れば後方へ変移する(ずれる)ことを防いでいるのが後十字靱帯である。
前十字靱帯はその逆で、同じ様に脛骨から見れば脛骨が前方へ変移する(ずれる)ことを防いでいる。 当然膝のうしろにはお皿も何も無いのだから、その負担は後十字靱帯より遥かに多いと推測される。


もう一度膝の動きに戻ってみよう。 高くジャンプをすればするほど、着地時の膝屈曲にかかる衝撃、負担、負荷は増える。 当然大腿骨は強く、大きく前方へと滑ろうとする。 もしもこの時、ちょっとしたタイミングのずれで大腿四頭筋等の収縮が遅れ、膝のお皿、膝蓋骨がストッパーの役割を果たさなかったら、その負荷を後十字靱帯が一気に荷ってしまう事になる。 当然切れるのは後十字靱帯。

小生はそのバレエダンサーを問診も診察もしていないから断定はできんが、 もし本当に高く飛んだせいだと仮定すると、ココで矛盾が発生する。 実は偶然にも、その彼が入院している病院に、丁度同時期に膝を痛めた小生の患者も入院、リハビリをしていた。 お陰で見てはいないが、どんなリハか状況かはホンの少しだけ聞く事が出来た。

仮に高くでは無く、遠くへ飛び過ぎたとしよう。 その場合、着地時、足部は予想以上に遠くへ着地してしまう事になる。 想像すればゾッとするほど、膝は逆ゾリ状態、過伸展になってしまう。 着地時、上方から下方への負荷かがかかった状態での過伸展では、大腿骨は脛骨に対して後方へと滑る事になる。 当然切れるのは前十字靱帯。

小生の記憶では確かその後、代役に立てたダンサーも同じく膝の靭帯を痛めたと記憶している。

もしそれが高く飛んだせい、高く飛んだせいと思い込んでいたら、それは高く飛んだせいでは無く、遠くに飛び過ぎたせいであろう。 そもそもバレエのジャンプはハイジャンプ的なものでは無く、応力・床反力を上手く使って、長く空中にに留まっているように見せる為のジャンプなのである。


憶測を多分に含んだ、小生の空想ストーリではあるが、可能性は無きにしも非ず。 もしも、代役に 『遠くへ飛び過ぎるな』 とアドバイスがあったら事故の再発は防げたであろう。

膝の靭帯にかかわらず、怪我をしたスポーツ選手に対して一番大切なところは其処にあるのだ。 今回の内容を読んでいて気が付いた者もいるかとは思うが、先日足関節捻挫の項でふれた、刺激反応スピードを意識した筋トレでは無い、理学ケアを日ごろから行っていたら、大腿四頭筋等の収縮のズレも起きなかっただろうし、結果膝蓋骨がシッカリストッパーの役割を果たし、スポーツ選手の後十字靱帯断裂も激減するだろう。


よく考えてみれば同じ内容を数年前当時も書いた気がするが、にわかトレーナーあがりで治療を行う者が増えた昨今、選手、一般人問わず、患者も詳しくなって欲しい。

2011年10月21日

捻挫・アキレス腱断裂で絶対的リハビリ

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日々、捻挫をしたと言ってやって来る患者は居る。 そう多くは無いが、アキレス腱断裂も年に2、3人は絶対来る。

固定安静は当然だが、予後のリハビリに於いて、その重要性をどれだけの人間が認識しているであろうか。

よく何度も捻挫を繰り返していると言う者に会うが、得てして予後リハビリを軽視している者が少なく無い。 

リハビリ以前にその心掛け! と言いたいところだが、タマには少し理学的な話しを。

緩んだ靭帯による関節の不安定感を抑制する為に、筋力の働きで関節の固定力をサポートしたりする。
間違えてはいけないのが、この “筋力の働きの向上” と言う部分であり、決して筋力・パワーの向上とはイコールで無いと言う所だ。

捻挫などはタイプにより、どの筋肉へどのような働き掛けをするかが重要。 その為には不安定性だけを重視するのではなく、筋力と共に刺激反応時間も重要視しなければならない。

実はこの反応時間、多く捻挫を繰り返している者ほど非常に遅い傾向がある。 これらが先天弛緩性等によるものかどうかをも精査せねばならぬが、捻挫を繰り返すと言う事はとっさの時の全身反応を上げる事により、単関節にかかる負荷を全身で避ける事も必要なのだ。 

患関節はもちろん、全身反応性をも上げる事が治癒や再発はもちろん、パフォーマンス向上へも繋がる。


テーピングやサポーターで固定して、痛み取れて揉んで電気で筋トレで、ホラ安定してきたでしょう!? で再発じゃ元も子も無い。  捻挫、不安定感を取る為に必要な事は沢山あるのだから。

2011年10月14日

スポーツ関係を辞め、治療に専念した理由。

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もうかれこれ会社を辞め14、15年が経つが、この数年で知り合った同業の者から時折『何故、スポーツメーカーを辞めたのか?』と質問される事がある。

正直、社会人として“働く”と言う事に関しては、ずっと後悔している。 

それでも辞めた理由。

それは、ただ単純に “治したい” 、それだけだ。


同僚、知人・友人全員に、スポーツ選手は紹介しないでくれと頼んだ。 たとえ来たとしても特別扱いは出来ぬし、フツーの町のオバちゃんと同じ扱いしか出来ぬと。 しかも過去何十、何百人もの選手が耳触りの良い言葉に惹かれて、スポーツ専門などと謳う病院・治療院を渡り歩くのだ。

そんな紹介、縁故の情報が入り、渡り歩ける者は良いが、街の一般人には基本その術は無い。 だから心底困って頼ってやって来る。 真剣に頼ってやって来る者と、明らかに治療が続かぬ者、どちらに全力を尽くすかなど、無駄な問答である。  残念ながら昨今、素人でもインターネット等で繋がりなど無い薄っぺらな情報を、縁だと思い渡り歩く者が増えてしまった事に嘆く。


良い仕事をする事に人生を傾けるか、カネの為か、楽をする為か。  初めは皆、良い仕事をと言う。 しかし経済的な問題が発生すると、その本筋が金儲けへと変化してしまう。 しかもその事実に本人も気づかぬままに。 そもそも楽をしたいと言う人間は問題外なのだが。

誰でも楽はしたいし、お金だって欲しい。 しかし、自分の人生の本質は何処にあるのか!? その道を踏み外してはならないのだ。


良い治療とは何なのか?! 最大のテーマだ。

2011年10月13日

最新テニスエルボー治療

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さて、昨今テニス肘(テニスエルボー)で困り果ててやって来る患者が後を絶たない。

現在一般的なテニスエルボーの治療として、・非ステロイド性抗炎症薬 (Nsaid)、・温熱やアイシング、・Tennis elbow Strap、・低レベル レーザー、・針やマッサージ、トリガーポイント療法、他にも幾つか理学的治療等もあるが、少々重症な場合、海外ではおそらく血管拡張が目的と思われるが、血漿等の注入もあると聞いている。

だが残念ながらこれらの治療どれをとっても、テニスエルボーの劇的な改善や再発防止に至る根拠は証明されてはいない。


実は海外で小生が知りうる最新の研究結果によると、従来のストレッチや理学、リハビリ運動では無く、 “分離偏心手首伸強化運動” が非常に有効だと言う情報を入手している。
それは前者による改善12%に比べると、後者は76%の被験者に改善がみられたらしい。

最新と言っても、もうかれこれ2、3年前の話しなのだが、未だ国内では積極的に実施している話しは耳にしていない。

小生の臨床では、この分離偏心手首伸強化運動は魔法のリハビリでは無く、そこへ至るまでにやらねばならぬ治療がいくつもある。 だが残念な事に三分の一の患者が継続的な治療を理解出来ず、病院を渡り歩いてしまう。 この辺は小生も含め、技術とは別の部分の更なる努力が必要なのであるが。

テニスエルボーで悩まれている患者は、是非一度相談に来られては如何だろう。

2011年10月09日

パワーストレッチ二日目

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連休中にアリガトウございます。 無料とはいえお粗末サマでした。 パーソナルでつく方が楽なんですわ、この手のプログラムは。 個々色々得意不得意部分をフォローできるし。 此方の方がかえって勉強させてもらってます。

とはいえ日本じゃあまり見ないメジャーちっくな動作もいくつか入れてみたりで。 楽しんで頂ければこれ幸いデス。

今週来週はまだまだウォーミングアップ編ですから。 こんなんでバテてもらっちゃ、正直マダ困りますが。(笑)

エキセントリック・スタビライゼーションなんて、少々傍流ですが。

って事で、年内まだまだ続く...

2011年10月08日

パワーストレッチ教室ハジメマシタ。

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今朝からスタートしました、既存患者さん限定パワーストレッチ教室。 さっそく今朝は親子で参加の方々が。


年内12月いっぱいまで、火・木・土の朝8時から2階コンディショニングラボで実施予定。


完全、院長のパートナーストレッチング!!  (かえって嫌だと言う噂もチラホラ...) 


柔軟性・可動域向上はもちろん、現在実施中のストレスティーチングダイエットの延長線上にある、筋への刺激に重きを置いたヨガ・ピラテスとはまた違った体操・ストレッチングです。

専門的、具体的に言うと、捻りや抵抗を院長が直接一つ一つの動作に加えていくと言う、ある意味至極のストレッチングでアリマス!
(更に詳しくお知りになりたい方は、PNFやAKAと言うキーワードでググってみてもらうと、同じでは無いですが多少イメージが湧きますわ。)

レッスン時間は約30分、院長自己評価額¥7,000-(笑)のところ、ナント驚愕の ○ ○ ○ で!!
(詳細はmixiコミュ、もしくはスタッフまで。)

今年も後悔の念にかられて一年を終わらぬよう、戒め参加お待ちしておりマス!!

2011年10月06日

毎年10月から始めます。

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アッという間に残り3か月弱。 あ゛~、今年もコレと言った変革も充実・充足感も無く、悶々とした日々を過ごす事確定の皆さん、そんなアナタの為に一昨年はナイトランニング、昨年は高尾・大山近隣トレッキング&パーソナルランニングを実施してきました。

今年も少しだけ始めます。

まずはmixiでメンバー限定に告知いたします。

お楽しみに!

2011年10月05日

治るならスポーツを辞められる?!

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もしもアナタがプロスポーツ選手だったとしよう。  

残念だがアナタは大きな怪我をしてしまった。 大事な試合も近々に控えている。 我慢すれば動けなくは無い範囲だが、さてアナタならここでどうする??

大事を取って試合を欠場するか、はたまた無理を押して試合に出場するか?!


これには大きな答えが一つある。  それは 今自分が何をしたいか を明確に、揺るぎなく心に描いているかどうかという事。

逆に一番ダメなのが、治るなら今、スポーツをやめられると言う答え。 真っ先にそう答える者ほど、少し良くなるとすぐ始めたいと言う。 治っていないにもかかわらず。

経過が良かろうと悪かろうと、揺らいではならない。 不安に打ち勝ってこそ、道は開ける。  プロ選手であれば当り前な答え。 趣味程度でやっているのであれば、ゴリ押しする必要など無いのだから、あっさりやめるべき。 そもそも趣味な者ほどやめない、やめれないからタチが悪い。 当然、会話をしていても軸がブレブレ。


一つの症状に於いて、運動をやる、やめるに重点は無い。 やるにせよやめるにせよ、全力で取り組めるかどうかが答えを大きく左右する。 やるときめたらやるしかない。 やめると決めたら、とことん治す。

自分で自分の気持ちを、どれだけシッカリ握りしめていられるかどうか。 手放すかどうかはアナタ次第なのだから。

2011年10月02日

間違った自分に合う靴

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今年に入り、何故か足部痛の患者と多く戦っている。 元シューズメーカーとして、本領発揮と言えば発揮だが、在籍中もそうであったが、やはり売る側と身体を真剣に考える側とでは大きな隔たりが未だにある。


たとえば靴屋に行って靴を買う時、皆は何に注意し、靴選びをするだろう。

当然丁度良いサイズの靴を選ぶのだが、そのちょうど良いとは一体何であろう?

大抵当たらず、きつくない靴を選ぶのだが、そもそもそれが間違えているのである。 むしろキツイ方が良いのではないのか?と考えてみたらしないのだろうか。

多くの客は店で靴に足を通し、ゆとりのある物、サイズを好む。 売る側もキツイの売ってクレームになるぐらいなら少し大き目を売った方が無難である。  こう書いてみると、大きいのを売る店がダメで、丁度良いのを売る店が良いと、今どきの単純な消費者は思ってしまう。 ましてや、『アナタのサイズを測定し、アナタにあった靴・中敷きをお作りします』などと、うたい文句聞いた日にはドップリウキウキで入手大希望になってしまう。

装具学もそうなのだが、折れた切れた、今痛い辛いを固定する為の補助器具なのか、それとも悪い所を今以上良くする為の補助器具なのか、大きく違ってくる。 

腰が痛いと言ってコルセットをしたとしよう。 確かに楽だが、装着規定時間、期間を間違えると、筋力低下や不動部位を生んでしまう。 一生コルセットをした方が良いとなど、誰が考えるだろうか。

今ある悪い物を、いかに良い方向にもっていくか。 骨や筋肉の方向では無く、その患者の求めるQOLの向上を理解した方向性の問題なのだ。 

足が悪い理由が、足に原因があるのであればそれでも良い。 しかしその原因は時として顎関節にまでおよぶ。 たとえばその顎関節を無視して足を矯正したのであれば、その歪は必ず5年後10年後、思わぬ形で襲ってくる。 人の身体を診る、治すと言う事は、そう言う事なのだ。 それ相応の責任も背負わねばならぬ。

分かり易く、安直なものが好まれる昨今、自分の身体ぐらいはじっくり時間をかけ考えてもらいたいものだ。

2011年09月29日

小学生・中学生・高校生の可能性。

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若者には無限の可能性がある。 だが、その世代の時に大人に言われても、その言葉の意味を理解する事はほぼ不可能。 自分の10代を振り返ってもそうだった。

今自分が置かれた環境から、無理と答えを出してしまう。 これは子供に限った話では無く、我々大人にも言える事。 一番問題なのは、環境が変われば状況が変わると思っている事にある。

時間があれば環境が変われば、資格を取れば外国にでも行けば自分が変われると思っているのか?!

周りの大人がこんな短絡的な思考しか出来ぬのだから、当然子供たちはその過程、途中の努力を重んじる訳が無い。  更に少々精神論的になってしまうが、人間の本分は、どう生きたかという過程にあると思う。

目的に向かって、今何をなすべきか? その今が重要。 それを飛び越えて大人がスポーツやトレーニングをやらせたり、我々であれば痛みをとめる、誤魔化す治療を行い、やれ筋力だ柔軟性だバランス感覚だ使い方だと言う治療を行えば、子供は何かあれば頼れば、やれば治る・上手くいくと思ってしまう。

ネット検索で、人の輪、自分の道を何でも見つけられると思っている者たちよ、今一度自分の足元をしっかり見つめ直そうではないか。 きっとそこに次の世代へつなぐ道があるのだから。

2011年09月25日

肩を痛めるタイプと肘を痛めるタイプ

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痛くも悪くもトラブル不具合全く無い人間を、肩を痛めるタイプと肘を痛めるタイプに分ける為に、まずどのような所に重きを置くか?


姿勢チェックで身体の歪み?!     う~ん、整体的。

反応・反射で検査マニアで、ハイみっけ。     カイロっぽいね。

筋硬結で、あとはハリ一発ダヨ!     サスガ鍼灸師!!

動いて歩いて解析して。     PTっぽい、PTっぽい。

可動・柔軟、後はモーションキャプチャー。     最新スポーツトレーナーさん。


これが肩・上肢で無くても、下肢でも殆どが同じパターン。 なにか、どっかで教わった事が頭の中の全てだと、この域を出る事は無い。 重要なのは、自分の特定の知識に患者を当てはめる事では無く、患者から何を学ぶかと言う事。 情報、データを頭に入れるのが勉強では無く、その得たデータから何を学ぶかが、初めて勉強となるのだ。


例えば今回の肩。 幾つかのパターンの上肢の動きをしてもらうとしよう。 痛ければ当然だが、痛くなかったとしても理想の動きをトレースできない部分が必ずある筈。 そのトレースできない理由から、過負荷部位を見つけ、将来的な障害部位を特定する。 しかし必ずしも過負荷部位が障害部位とも限らない。 

予測が出来たら、回避も分かる筈。 正直是らは本や学校で学ぶ事はほぼ無い。 あるとすれば臨床の場。 やって来る患者、何百何千という被験から痛みのパターンを見出す。 そして予見する。


防御は最大の武器。 その防御を持たずして、治す武器ばかり会得しようとする。 子供に刃物を持たせて振り回させるようなものだ。 完璧とはいかないにしても、その精度は日々上げる事は出来る。 何事も、日々毎日の積み重ねが大切なのだ。 本気で学べる人間を目指して。

2011年09月20日

勘違いしている、動かないのと動かせない。

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内科や皮膚科、多くの科が痛いと言ってやって来る患者ばかりでは無い。 痒い、ダルイ、熱っぽいとか。 しかし我々や整形外科にやって来る多くの患者は、何らかの痛みを訴えてやって来る者が殆ど。 であるから医師によっては、原因の追求探求に多くの時間を費やすのでは無く、他科以上にペインクリニック的要素をもっと積極的に取り入れるべきだと言う意見もある。 

確かにそうだ。 しかしどちらも重要であるのも事実。 我々でも、薬剤は使用出来ないが、物理・理学療法で痛みを軽減できる治療はあるが、どうしても痛みの原因を根本から!と言う風になってしまう。

勿論それもそれで良いのだが、本当に原因を追及しているであろうか?! ただ単純に、何処かで聞いた、教わった事をただ単純に型にはめているだけではなかろうか!?

かなりシンプルでベタな話しだが、肩や足が痛くて挙がらないと言う患者。 例えば此方が検査で挙げようとすると、角度が90°だったとしよう。 しかし今度は自分で挙げてみてくれと指示すると、80°しか挙上する事が出来ない。 

この差の原因をどう考察するか? 緊張が命令が神経伝達がぐらいしか頭に浮かばないようでは、完ぺき素人レベル。 子供でも分かる。 訳も分からず筋トレ、運動療法やらせるなどは超問題外。 

残念ながらこの手のケースの完全な改善には数カ月かかる。 まぁ、デモンストレーション的な見せ治療ならその場一回テクニックはいくらでもあるが。

その数カ月かかる理由を説明する事こそが治療。 しかしその説明を理解出来ぬ患者であれば、それこそ治らない、治せない患者。 勿論来院している間は全力を尽くすが、全ての患者を治せないのも、我々医療の現場にいる者の現実。

治療の醍醐味は何処にあるのか? この時期、多くやって来るぎっくり腰の患者。 繰り返すか繰り返させぬかの差は此処にある。 

2011年09月15日

徒手療法と運動療法、どちらが良いか?!

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時折、徒手療法と運動療法、どちらが良いのかと言う質問をスタッフ、同業から受ける。 何が聞きたいのかは分かるが、分かるが故答えたくなくなる。

徒手療法とは何か、運動療法とは何なのかを今一度考えさせる。

ある特定の種目、カリキュラムの運動をさせるのが運動療法と思っているのであろうか?! もしそうだとしたら、その時点で答える気は無い。

スポーツクラブへ通く患者に昔から言い続けている事だが、何を基準にそのスポーツクラブを選んだのかと。 

元気であるのならどこへ行っても良い。 知識があるのなら尚更どこでも良い。 しかし今より上を目指す、ましてや痛み不具合があるのであれば、安近短で楽しい所などと言う基準で選んでる時点で問題外だ。

当然、本来はソフト、指導者で選ぶモノ。 その為には自分の気持ちが求めているモノと、身体が求めているモノの差を修正せねばならぬ。 そして本当に自分が必要なものが見えてきたら、其れを満たしてくれる指導者がいる所を選ぶ。 此処から先は我々、指導者や治療家の真価が問われる。

楽しく、面白い指導・治療で会員、患者を誤魔化す事は出来る。 しかもちょこちょこっと本で読んだりした事を語れば、『あの先生詳しくて勉強家』などと思われる。 まぁ、痛みであっても自然治癒傾向が強い症状が多い整形外科疾患では、そんな指導・治療でも単純に時間が解決したりするが。

多くの場合、患者は自然治癒だろうが何だろうが治れば良いとも言う。 だがそれは10年20年後、大きな代償となって現れる事が多い。 それらを見越して治療、指導するのが、薬・注射を打ってお終いでは無い我々の仕事なのだ。

徒手療法、運動療法にその差は無い。 どちらが良いのかなどと言っている時点で論外。 机上の理論で徒手療法と運動療法の違いを語る者もいるが、真の運動療法は、ほぼ徒手療法なのだ。 例えばただ絵を見せ、見本見せ、説明してスクワットを教えたとしよう。 そんな事はどこの施設だってやっている。 それ以外、その先の一声、ひと手間が運動療法に於いて最も重要なのである。

運動療法で治らないのは種目に問題があるのでは無く、指導者そのものに問題があるのだ。 其れは徒手療法であれ同じ事。  諸君、本やパソコンを捨て、自分のアタマを自力でアップデートしてくれ。

2011年09月13日

腰・膝痛亜急性期スイスボールリハビリ

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前から目にしていたと思うが、最近にわかにブームなスイスボールエクササイズ。 別名エクササイズボールと呼ばれる塩化ビニル樹脂でできた、柔らかく大きなボールを使ったエクササイズ。

最近の様でも意外にも古く、もうかれこれ50年近く前のスイス発祥からスイスボールと言うのが正式名称と思う。 80年代に日本に伝わり、筑波大学が広めたらしいのだが、そう言われれば学生時代の当時、筑波で講師をしている先生から理論・実践を学んだのが初めてあったとうっすら思い出した。

使い方や現場に特に決まりは無いが、元は運動器具では無く医療器具。 スイスでもリハビリテーションの医療器具として広まっていった経緯がある。 

ゴロゴロ乗ったり座ったり、その上でジッとしたり動いたり。 一般的にはバランス感覚養成的な使われ方が多いのだが、神経支配促通を促す事に重きを置いての利用・活用がこの手の道具は最大限にその特徴が発揮される。 大切なのはその神経促通。 ホラ、動く動けるようになったでしょ、バランス取れるようになったでしょでは無く、どう意識して動かせるように、時として意識しないで動かるようにと、動くその過程が重要なのだ。

立ち上がる時に痛い、動き始めが痛い、向きを変える時が痛いと言うケースでは非常に有効な治療法として効果を発揮する。 絵や写真を見てその動きを真似する事は誰でもできるが、その過程を補正修正しながらの、その都度の動作補助が必要不可欠なのである。

現在は殆ど全ての患者に、何らかのこの手のプログラムを治療の一環として組み込んでいる。 皆最初はだいぶ苦戦しているが、目に見えて出来るようになって来ると面白くなってくるようだ。 同時に痛みも軽減してくるとなると、一石二鳥である。

治療も運動も、そのハードよりソフトが重要。 まだまだ日本人はその事に気が付いている人間は少ないようだ。

2011年09月08日

自転車、ランニングにハートレートモニター(心拍計)

昨今のランニング、自転車ブームでハートレートモニターの類も数多く巷に出てきた。 だがまだまだ販売の方は予想より遥かに低い。

ユーザー層も20~30代の、基本新し物好き。 アンド、ウンチク好き。

穴があくほどカタログを読み、性能・機能を見比べ購入を決め、ネットで安く買って、本読んで自己流で使う。 そんで一年も使わず、いつの間にかお蔵入りパターン。 お決まり通り。

客は素人だからどんなにウンチク語ろうとも、本を読もうとも素人は素人。 販売側はその素人と同じレベル、本読んでちょこっとデータとってナ、趣味の延長ではイカン。 もっとも、素人が自分の事、素人と思っていないからタチが悪い。

十数年も前の話しになるが、当時フィンランドのハートレートメーカー、POLAR社と仕事をしていた事がある。 少々知識のある者なら分かると思うが、この手の計測機器は移動平均法を用いている。
と言う事は必ずどこかのタイミングでスイッチングをしているのである。 さて何を元に、何を基準にそのスイッチングポイントを決めているかが重要になる。 ココが一番重要なメーカーのノウハウであり、決して各国のディストリビュータに対してであっても口外しない。   って言うんだけれど、俺、当時聞いちゃったんだよね、何故か。(笑)

当時、他メーカーの商品で安静時はシッカリ計測できるが、運動時はエラーが出まくるモノもあった。 物理的にトランスミッターが浮くとか、電波とかいうハード的な問題もあったが、実は大半はソフト的な問題。 コレがノウハウであり、データがデータである為に、正確が基本でなければならない。
逆に昨今の商品では、当時の様にエラー出まくりは流石に無くなったが、上手くエラー修正され、分からなくなっているだろうモデルもあるようだ。


理系のお勉強のできる、スポーツちょい好きな、体育系じゃないエセ体育系の兄ちゃんが、基本坊ちゃんで時間も金もあるからソコソコ練習に諸々費やす。 そしてソコソコ成績が出ると、30過ぎて商売にしたりする者も出てきたりもする。  コレマタ基本、頭が良いので、ハードやソフトについてそこそこのウンチクはある。 モチロン、自分の経験だと言うデータも。

問題はココから先。

相手が同じ様な、勉強、ウンチク、ネット検索好きなお利口さん相手なら、そこそこ商売になる。 だが世の中そんな人間ばかりじゃ無い。 治療・医療の現場、やって来る患者は全てが素人。 しかも運動したい、出来るなどと言う前向き姿勢は、基本持ち合わせていない。  だから治したいと言う割には頑張れ無い。 一年かけて治ったと言う者がいると思えば、5回10回、数か月でフェードアウトな、熱しやすく冷めやすい人間もいる。 むしろそんな人間の方が多いのだろう。


ハートレートモニターのセールスプロモーションをしていて思ったのが、その温度差を埋める努力を更にしなければならないと言う事。

現在も我が院でPOLARのハートレートモニターを取り扱い、販売しているが、そのへん患者には購入後も常に何年も、プログラム、エクササイズ共にフォローしている。 当然購入時は身を切ってディスカウントもする。 ネット検索で安く買ったと喜んでいる者も居るが、残念ねと心の中で思う。 安さ一番で選ばないウチの患者が、結果一番安く得をする。 ソフトも含め安物買いの銭失いな、ウンチクお利口さんには、マズ小生は提案はせんが。 メンドクサイ。 物販が商売じゃないから。


別に最近他で買って腹が立ったから書いたネタでは無のだが、先日修理依頼された馴染みの患者さんと話していて、「あ~、この人に売って、買ってもらって本当に良かったなぁ~」としみじみ思ったのだ。


賢く物を買ってもらいたい。

2011年09月06日

野球少年、サッカー少年。

少年野球に少年サッカー、バレーボールにバスケット、踊るバレエと、先週も相変わらず子供の新患があとを絶たない。

競技特性を考えて治療するのも悪くは無いが、そこに大きな落とし穴がある。 何でもかんでも膝痛は膝痛で一緒くたに治療したり、大人と同じ検査、診断、治療するよりはマシかもしれないが。


先日、初診で来た子供のお母さんが、帰り際受付で 『治っても連れてきた方が良いのですか?』 と言っていた。  整形外科以外にこういう所へ来たのは初めてだそうなのだが、当たり前に頭にある質問でも改めて面と向かって言われる事は少ないせいもあり、小生も小一日色々考えた。

いつも冗談交じりで、「こんなトコ、来ないで済むなら来ない方がイイに決まってる」 と患者に話す。 患者は皆決まって失笑するが、当たり前の話し。 「治す側が言うんだから間違い無い。サッサと治してドンドン来院頻度を下げる。 治した効果、良い状態を自分でキープできる様、身体も思考も変えていきましょう」 が決まり文句。

一番大切なのは一番最後の部分。 クルマでも機械でも何でもそうだが、壊れたら直すを繰り返すのではなく、壊れないように使う。 何度も壊れていたら、そのうち直せなくなるのは常識。 何事も限界はある。 その限界を少しでも先にする為の努力を “最大限” に出来るかどうかだ。 ベテランと言われるスポーツ選手は、皆その努力を惜しまない。 将来のある子供であれば尚更、その将来を短くするような事をしてはならぬ。


今の都合と欲でスポーツをしたせいで、現役を退かなければならなくなったプロスポーツ選手を何十人も見てきた。 限界のある選手生命をしっかり認識し、今できる事を考えて取り組まねばならぬ。 この事実に年齢は関係無い。 治療は勿論、トレーナとしてやらなければならない事は、筋力増強でも柔軟性、バランス向上でも無い。 身体活動そのものを向上させる。 其れはスポーツ選手でも一般人でも、子供でも障害のある方でも基本的な大切な部分は同じ。


大切な事を膝を突き合わせて考える。 一番大切なところを忘れちゃいけない...

2011年09月04日

勉強好き、資格好き、トレーニング好きな奴。

コレ、意外と真の体育会系、体育学部な人間には居ないんですわ。

小生過去学生、社会人時代通じ、この手の出逢う人間全員体育学部、真の体育系では無い奴ばかり。 全く違う勉強していて、趣味で運動、好きなようにってパターン。

根性据えて、集団行動で、周りの人間を第一って環境で育ったケースでは無い。

この5年10年で多いのがボディービル筋トレ系な人間。 ベンチ150ぐらいでやっているとは胸張って言えんが、小生も多少はトレーニングぐらいする。 筋トレが悪いとは言わないが、自己満足系な人間が多い。

昨今、そんな人間が治療の世界でもチラホラ見かける。 コレがまぁ~資格好き。 勉強やトレーニングに金と時間さけるぐらい、基本ボンボンなんだろう。 貧乏で労働が基本だった若い頃の小生とは真逆なのは間違い無い。

学生時代の友人でスポーツ、トレーニング系の人生を歩んできた者がいる。 確かにそれはそれで彼の経験。 しかし基本元気な人間相手中心にケアやトレーニング指導しかしてきていない。 本人の興味も元気な相手が中心。  ここで最近の傾向。

大学病院のスポーツ外来は勿論、都心などにあるメジャーなスポーツ専門系治療院からのセカンドオピニオンが多くやって来る。 小生のような場末の治療院に何を求めているのだろう。 その患者が求めている物、不安で不満で患者はやって来るのだから、先ずそれを理解する。 しかし、得てして患者自身が口から出す事自体が間違っているケースが殆ど。 その、患者自身が分かっていない事を引き出し、導き出す事が重要。  これはスポーツ選手より一般人の方が遥かに難易度が高い。

最近の世界陸上で突然注目を浴びている “スタビライゼーショントレーニング” などもそうだか、ヨガやストレッチと同じでやりゃ良いってモンじゃ無い。 体幹の意味、トレーニングそのモノの意味意義、それらをどうやって患者とすり合わせるか。

知ってる知識の一方通行な治療ではイカンのだ。 最新の知識・技術は医師、大学病院に敵う訳が無い。 戦いどころを間違えてはいけない。 スタビライゼーションについても含めて、この先はまた今度。

2011年09月01日

スポーツ障害と欲求抑制

子供の頃、好きなスポーツを始めた時の気持ちを覚えていますか?  ただがむしゃらにボールを追いかけていただけでも楽しかったあの頃を。

勝ち負けなど関係無く、ただ純粋に楽しかったあの頃。 ボールが取れても取れなくてもいつも笑顔だった。 

自然と目標が出来、その目標に向かってスポーツをするようになる。  目標を達成・到達出来れば笑顔、喜びになるが、負けや失敗などしたらそれらは一気に悔しさや悲しみに変わってしまう。

予選通過で大喜びしたと思えば、決勝まで行って敗北すると悲しみにふける。 大勢の頂点の次の2位でもだ。

面白いとは思わないか? 100位で喜んで、2位で悲しむなんて。


昔、ある有名な柔道の選手が決勝で敗北したが、その顔は満面の笑みに溢れていた。 そののち、その時の心理を聞いてみたのだが、本人曰く 『戦っている時は常に無心。 勝つも負けるも、残る気持ちは清々しさだけだ。』  技が決まろうが失敗しようが、其れはその時の全力。 悔いは無いと言う。

その気持ちこそが、スポーツの真髄では無いのかと、日本人である小生は考える。


さて、話しはスポーツ障害に移るが、不意なアクシデント以外の殆ど全ての障害は、自分自身のコンディションを把握しきれていない事に端を発する。 今の世界陸上もそうだが、ベテランと言われる選手の多くが、自分の身体との対話に全精力を常に注いでいる。 決して自分の身の丈を超えないのだ。

勝負にこだわらずを得ないプロや一流選手でもそのような状況であるのに、一般人であるスポーツ愛好家ほど、自分の身の丈を超えたモノを求めようしてしまう。 色々なところでやり過ぎだと言われても、一向にその事実を受け入れようとはしない。 何だか滑稽な話である。


感情や欲求をどう受け止め、コントロールしていくか?! 特に子供は自分で自分のコントロールは出来ない。出来ない分、大人がコントロールしてやらねばならない。  それを大人が勝ち負けにこだわり、煽っているなどとはまったくもって愚の骨頂だ。


欲は身を滅ぼす。 人の身体を治す身として、全くその通りだと痛感する。

2011年08月31日

コンディショニングにおけるストレッチの位置付け

腰痛、特に急性腰痛に関してストレッチングが禁忌事項なのは昨今の常識。 いやはや世に浸透するまで20年近くかかったのではないか。 それでも未だに柔軟をしろ、身体を柔らかくしろ、当院はストレッチ丁寧に教えます的な治療を耳にする。

理学的なウンチクは割愛。 興味、疑問がある人間は自分で勉強してみてくれ。 くれぐれも言うがネット検索は勉強では無いから、悪しからず。 まぁ、クチコミ耳年増レベルでご満足ならドウゾ。

他人の情報に頼らずとも、自分の目と耳と頭を使った経験で充分。 子供でも分かる話し。 

昨今の様々な老人向けサービスで、やたら筋肉、筋力、筋トレをうたってやらせているところが多い。 確かに足腰弱る要因に筋力はある。 しかし、そもそも “弱る” とは何か? ふらつく、つまずくを全て筋力不足にして良いのだろうか?!

若い世代、子供だってそう。 身体が固いから腰痛だなんてよく言うが、本当か!? ぎっくり腰で一歩も歩けない患者で、もともと両手がベタっと床に付くぐらい柔らかい人間を数えきれないぐらいみたが、幻か!?!?

んじゃ、中国雑技団は一生どこも痛くならないのか? とか、オリンピック級の体操選手、あんだけ筋力も柔軟性もあるから一生ピンピンか!? 小生の知人に何人も元オリンピックの体操選手がいるが、皆ボロボロだゾ。 じゃ、真逆な今どきな19才、20才の街を歩いているヒョロヒョロの女子は皆腰痛、関節痛か?? って話しだ。

その競技特性、動作に必要な柔軟性・可動性を確保する。 重要なのはこの一点。 如何にこの条件を阻害する要因を身体・生活から排除するか。  無駄な筋肉がその可動性を低下させ、柔らかすぎるのは、イコール不安定につながる。 

何でもかんでもストレッチストレッチ、筋トレ筋トレでは無い。 この数年、毎年必ず1、2名、某大手全国展開トレーニングジムに熱心に通っていたが痛めたと言ってやって来る患者もいる。 トコトン痛めてやって来る。 まぁ、その本社も知人友人がいるが、質の高い指導と言う意味をはき違えるな!と言ったりするのだが... 難しいモノだ。


何の為に、何をするか。 目先の情報だけで考えてはならない。 自分の経験を振り返れば自ずと答えは見えてくるのだから。

2011年08月24日

骨折予後中学生とPNF

先月末から急に忙しく、毎日新患が数人訪れる。 基本、場末で静か~にひっそりコッソリ営業なウチにしては珍しい。  しかも面白い事にある特定の、隣駅の接骨院行ってたがと言う患者がもの凄く多い。 昨日も新患のうち二人がそう言う。 小生近所にも何軒も接骨院はあるが、数年前から殆どソコ。 まぁ、それだけ繁盛しているのだろうが、我が身を振り返って日々細かく反省と修正に注意を注がねばと思う。

昨日も、もうかれこれ4、5回目の中学生の男の子。 在るスポーツに真剣に取り組む、身体も大きくセンスのあるとてもいい子。 だが二か月前に骨折をし、整形外科、接骨院と通院したがダッシュは勿論、立ち上がり時も朝も痛いと言う。 

一軒は前述の接骨院、もう一軒の整形は、実は数ヶ月前のブログにも少し触れた隣駅に一年ぐらい前に出来た新しい整形外科。 以前、とある都内の医大で行われた学会での懇親会中の立ち話で偶然にも名前が出たところ。 高気圧酸素治療ならば効果はあるが、何の効果も無いリラクゼーション酸素カプセルを 「骨折を速く治せる」 と広告で大きくうたっているところ。 ウチの既存患者数名にも、 「そんな事があそこの広告に書いてあったがホント?!」 と質問を受けた事もあった。 その整形も他の整形より群を抜いて患者がやって来る。 

たまたまと言えば、たまたまなのかもしれないが、その二軒ともスポーツが得意!!と広告に大々的に書いてある。 それを好む患者だから、ウチの屋号にも惹かれてやってきたのだろう。 いたってフツーで基本ですよ、ウチは。

少年の話しに戻るが、整形で芳しくなく、馴染みの接骨院へ行って早くギプスを外して毎日一ヶ月間通院していたと言う。  皆、もう治っている筈だと言うらしいのだが、本人はまだ辛いと言う。 走って良いと言われ、本人も走りたいのだが走れないのだ。

さて、ココで小生が毎日うざく色々書いてるブログを面白いと読んでいる変人ならばお気付きであろうが、患者のタイプを精査できていない所に問題がある。 理論とテクニックの治療は論外。 だから小生はそんな無意味な内容はブログに殆ど書かんのだ。

本人に尋ねると、電気とマッサージ、それとどうやらPNFのような抵抗運動をしていたらしい。 PTや柔整の子たちは、なんか徒手の技が欲しいらしい。 やる前から抵抗運動系は小生なら優先順位は低いと判断する。 それは初診時の母親との会話だけでも分かる事だ。

現在、当然まだまだであるが、昨日初めてダッシュが出来たと喜んでやってきた。 傍から見るとまだぎこちないと言われたらしいのだが、本人は笑顔であった。

足りないモノを補う。 それが我々の仕事。 足りない事を見極めてから、事は始まる。 理論だけの独りよがりの治療は極力避けたいものだ。 俺も頑張るから、頑張れ!少年よ!!

2011年08月12日

合宿専門治療アリマス

この時期当たり前に、スポーツをする子供は皆合宿。 ウチに通ってきている時点で、どこかしら痛いか不安を抱えているかで。

それでも合宿に本人は行きたいし、親は行かせたい。 勿論小生も行かせてあげたい。 ならば行かせる治療を本気で考えよう。 同業・後輩たちに「考えているか!?』と問うと、「考えてますよ」と返してくる。 その内容を突っ込んでみると、まぁいつも通り考えているにすぎない。 合宿専門に本気で考えていない。 本気ダヨ、本気。

合宿以外だってそうだ。 この時期お盆で帰省する患者も多い。 どこへ帰省するのか、何で帰省するのかを小生は全員の患者を把握している。  長時間座って腰が痛いといつも言っている患者が、来週クルマに5時間6時間乗り、腰が痛くなるのが明らかに分かっているのであれば、5時間6時間クルマに乗れるように治療をする。 口の悪い昔の恩師たちは、「痛くナリャまた来るからホットケ!」などと言っていたりもしたが、そう言う先生に限って本心は真逆で熱い人間が多かった。

では、通常の日々の練習と合宿は何が違うのだろうか?  毎日やるから、時間が長いから、強度が高いからナンて、そんなの当の本人の小中学生だって分かる話し。 今回の合宿目標、昨年の内容、最近の成績や傾向・方向性を親や本人、コーチから詳細を得る事から始まる。   ココをボキッ! ココをグイグイッ!! なんていう合宿専門テクニックなどある訳無い。

治療は患者に合わせてナンボ。 レントゲン撮ってMRIみて、骨や肉に合わせて治療しているから可笑しな事になる。 元々の原因は何か? バランスを崩して転んだのであればバランス、コーディネーション力をあげるし、疲労が原因ならばキャパ、除去に重きを置く。 間違えてはいけないのが、怪我の原因は筋力不足では無い。 筋骨隆々している選手は怪我しないのか? 細い選手は皆怪我するのか!? て話しだ。 何名かの野球選手を思い浮かべてみれば想像が付くであろう。


今この時必要なものを見極める力。 最大に良いモノが、必ずしも今必要とは限らない。 治療の善し悪しはそんなところにある。 患者も治す側も、良い物だけを追い求めていてはイカンのだ。

自分自身を見つめ、見極めようではないか。

2011年08月11日

スポーツトレーナー経歴

経歴や取得資格をズラズラ書く輩を、小生は昔から信用しない。  10数年前、某スポーツメーカーに在籍時、アメリカ人のスポーツトレーナーを名乗る男と話す機会があった。 会社に自分を売り込みに来たのである。 当時、そのアメリカ人トレーナはTVに良く出ており、スポーツをしない者もその顔を良く知っているぐらいであった。

外人も含め、海外で活躍するトレーナーが知人に数名いたので、その経歴にある資格を確認してみた。 驚いた事にその資格の半数以上が民間の資格、もっとストレートに言えば日本の整体師の資格より酷い、勝手に作って書いたものであった。

そもそも我々のように人の健康に携わる仕事で、医師以上の資格免許は存在しない。 マッサージであれ何であれ、ある医師からは皆無資格に等しいと言われた事がある。 キツイがいい得て妙だ。

多くの患者は病院で治らないと言ってやって来る。 医師以上の知識は無いのであるから、知識で勝負する時点でナンセンス。 理論や知識では無い所で戦うのだ。 

患者だって医師以上の資格が無いのは分かっている。 だから医師以下の資格を書いたところで、賢い患者にとっては何の魅力も無い。 薄っぺらい患者であれば話しは違うだろうが。

先日も僅か2、3年のプロチームでのトレーナー経歴を武器に商売をしている者と話す機会があった。 僅か2、3年。 しかも基本相手は若くて体力もあり、例え怪我をしていたとしても概ね一般人より健康。 何を指導、ケアしたところで本人達にヤル気が満ち溢れている。

ところが一般人はそうはいかない。 運動した方が良い人間ほど運動する気が無い。 年齢も生ざまで、完璧受け身。 前向きで無いのに何しに来たのか?! と言いたくなるほど。


何で見抜き、何で勝負するのか!? 賢いか賢くないか、本物か本物では無いか。 鼻先上っ面はすぐ分かるものだ。

2011年08月04日

保険診療が子供の将来をダメにする...

冒頭から過激な文句だが、特にスポーツをする子供達にもっとも “悪” なのが、昨今巷で行われている保険診療なのである。


昨年より当院も保険適応を開始したから声を大にして言うが、なかなか良くならない、向上、発展・発育に大きくブレーキをかけている状態でやって来る小学生、中学生のほぼすべてが接骨院からの転院である。

では何故そのような事が数多く現状として存在しているのか!?  それには保険診療・適応の法的な事が大きく関係している。

そもそも我々が言うところの保険診療は急性疾患のみなのである。 詳しくは 厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/jyuudou/) のホームページで確認してもらいたいが、骨折、脱臼、打撲及び捻挫(肉ばなれ含む)のみであり、いわゆる単なる肩こり、腰痛などに対する施術は保険の対象外なのである。 しかも基本、治療で行って良い行為は、電気と温熱とアイシングのみなのだ。


では町の接骨院へ通うお年寄り達は皆、骨折、脱臼、打撲なのだろうか?! そんな事ぁ~無いだろう。 会社帰りのサラリーマンやOL達はではどうか? ずっと関節や筋肉が痛い、辛い、不調な慢性は保険を使う時点で違法なのである。 ちょっと痛いのを何でも急性と偽り保険に放り込み、気持ち良くして毎日ダラダラ来させなければ商売にならないのだからであろう。


真面目にやっている接骨院、柔道整復師も小生の知人には数多くいるが、意味無くサービスマッサージで客寄せ治療を行っている者のせいで、真面目にやっている者までも自分で自分の首を絞めるが如く、毎年の規制改正で自らの仕事の幅を狭めてしまっているのである。


治療側の内情はさておき、そんな粗雑な粗悪な治療を当たり前のように受けてしまっている患者側は、当然治療・医療に対しての意識は下がってしまう。  昨今、何でも安く簡単に手に入ると思い込んでしまっている現代、医療もまた安近短で手に入るものだと勘違いし、ノリや安売りだけでの駅前治療院を渡り歩いてしまうのである。

子供は所詮子供。 それを大人が安直に良さそうだと思ったところを単純に渡り歩くのでは無く、何故治らないのか、その本質を真剣に考えなければ治癒は勿論、これから成長していく身体を発育的にもスポーツを悔い無く全力で行う事も、将来的に大きくブレーキをかけてしまうのだ。


¥500、¥600を週に何度も行くのであれば、週に一回¥2000、¥3000の質の高い治療を受けるべきである。 決して安さに惹かれて保険診療を受けるべきでは無い。

金と将来、選ぶのは大人である。

2011年08月03日

プロ野球、プロサッカーJリーグスカウトマンに学ぶ

前職スポーツメーカーやスポーツトレーナーを長年やっていても、選手やコーチ、監督に会う機会は多々あれど、意外にもスカウトマンの方とお会いする機会は殆ど無い。  お陰さまで縁もあり、ポロ野球やJリーグのスカウトマンの方々と現在、治療も含め数名の方とお付き合いをさせてもらっている。

先日も現在首位を独走する某プロ野球チームのスカウトマンの患者から、あ~ナルホド最新だわコリャと思う話しを聞かせてもらえた。   まぁ、あまり某になって無い所はスルーして頂きたい。(笑)


さて、最近の強いチームとそうでないチームについて質問してみた。 一般人にも分かりやるいところで一言で言うなら、 “強いチームは良い右バッターが揃っている” と言うのだ。
ナルホド、たしかに。他のチームも一人二人は居るが、その一人二人が怪我で戦線離脱となると、もう変わりが全く居ないのだそうだ。 右バッターと左バッターがバランスよく揃ってこそ、打撃が繋がると言うのである。 その右バッターを探す。 

素人は甲子園の大会で見つけそうなものであるが、良い選手が必ずしも甲子園まで勝ち上がるとは限らない。 重要なのは地方大会だと話し、沖縄から北海道まで毎日飛びまわっているそうだ。 

何故左が多いのかと尋ねると、それは意外にも親に原因がある事もと。 少年時代、ちょっと野球がうまくて、ソコソコ足が速いと良くも悪くも欲が出て、少しでも一塁へ出れるようにと、大人が左へスイッチさせてしまう事もあるそうだ。  右では打てず、しかも純粋な左では無いので器用さも限界が。 その辺をどう見抜き見極め、選手としての才能・可能性を見出すかがプロのスカウトマンの仕事だと言う。

コレ以上は話しが長くなるし、機密的な事もあるので書けんが、小生的にはスポーツドクターやトレーナーと言われる人間の話しより100倍興味があり、尊敬するのである。 

表に出無いからこそ真の立役者、縁の下の力持ちと言える。 本来トレーナーもそう。 出たがる奴にろくな奴がいない。 イイ奴がいた試しが無い。  影の存在、 それこそカッコイイではないか!!

2011年07月16日

ストレスティーチングダイエット、スタート1ヶ月目

先月より希望既存患者向けにスタートしたダイエット企画。 そろそろスタート一ヶ月を過ぎた患者の初回カウンセリング。 昨日も数名の患者と個人面談。

三か月の間、毎週一週間ごとに目標体重設定を計算・設定しています。 それを専用トレーニングシートのダイアリーへの記入と、一覧をメールで本人へ送信と。 

今現在、初回カウンセリング者全員、恐ろしいぐらいキッチリ予測計画通り推移して減量しているんですわ。 グラムの誤差ぐらいで。

オリンピックで金メダルって言うのは流石にハードル高いが、痛い悪い、動く気が無い患者の指導は、どうにもこうにも後は本人次第。  基本健康、運動する気バリバリのスポーツ選手は、メダル以外、案外気が楽。  まぁ、どちらにせよ本人次第って事にはかわりは無いのだが。 記述や知識では無い、一番重要なその “心” 、魂を伝え、理解させてこそ真の治療家なのだ。


肩こり慰安マッサージ専門インチキ保険診療治療院との、人間として男として、治療家として雲泥の質の違いを今このご時世だからこそ、見せ付けてやろうではないか! コレを読んでる同業者諸君達よ!!

2011年07月14日

裸足で出血ランニング

10代の後半から20代、三流選手ながらトライアスロンに勤しんでいた。  ローカル大会ながら数度の優勝も経験でき、それなりに充実した時期もあった。 

しかし当時の自分に一番足りなかった物、いや、今でも足りないのであるが、それは今やってる事、考えている事、思っている事がどうしても絶対だと思えないところ。

確かに優勝して嬉しくて次もこのままと思うが、だから何!? と考えてしまう。 

上手くいく為の努力が嫌な訳でも無い。 本を読んで、確かに勉強になっても所詮それは他人が書いた、言った事。 自分自身の奥から滲み出たモノでは無い事に、違和感が常にある。

学校に行き、就職して働き、朝4時5時に起き走り、昼休みも走り、夜残業しようとも泳ぎ走りトレーニング。 異性・友情もあり、自分自身のアップデートにも時間を使う。

そこで考えたのが、同じ時間を使うのなら出来る事より出来ない事に、やりたい事よりやりたくない事に時間を使った方が新たな答えが出るのではないかと、単純に考え取り組んだ。

スポーツが良い悪いでは無く、自分自身の中でどういう位置づけ、存在か? 運動したい欲も、酒飲みたい欲も、遊びたい欲も大して変わらないのではと。


トライアスロンは最後のランを裸足で靴を履き、走る事が多い。 小生は20km以上のランの時はソックスを履くときもあったが、基本は裸足。 自身や環境のコンディションによってはフォームが乱れ、靴擦れで足が裂け、血が噴き出しながら完走を余儀なくさせる事もあった。

たとえ血が吹き出ようと足が裂けようと、結果は結果で負けは負け。 ならばなるべく普段から靴擦れが出来る靴で走ったらオモロイのでは?!

靴擦れが出来る靴で、靴擦れが出来ないように走る。 もしくは靴擦れが出来た状態で痛くないように走る。

過去最長、靴擦れで45km走った事がある。 もちろんその後復活には数カ月かかったが。(笑)


自分に都合よく欲を肯定するか否か。  ベアフットランニングの面白さと学ぶべきところはそんな事ではないかと思う。

2011年07月03日

カロリー消費の上手い下手

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カロリーを消費したい!!  と思ったら一般的に何をする事を思い浮かべるであろうか?  まぁ普通は運動だろう。

じゃあどんな運動を!? と、次にアタマに浮かんだ人間はダメ人間。 半数以上の人間が何らかの失敗を犯す。

そもそも種目なんて何だって良い。 種目にこだわっている時点で論外。むしろ様々な種目で多角的に刺激を入れる事が効を奏す。


少し発想を変えて考えてみよう。 例えば自転車。 MTBだろうがママチャリだろうが何だって良い。 サドルやハンドルのポジション、姿勢の違いによって楽な位置があったと思ったら、逆にもの凄く辛い位置もある。  楽にと言う事は、心拍にも筋肉にも負担が少ないのであろう。 競技のでは理想のポジション=(イコール)楽とは限らんが。

では今度は辛いポジションで自転車乗ってみて欲しい。 もー、心臓バクバクである。

ナンだかよく分かんない例えになってしまったが、種目だ時間だ強度がだと言う以前に幾らでも工夫できる事があるんだから、アタマを使え!!! と言いたかったのだ。


情報ばかりが多くなってしまった世の中、他人の情報受け売り鵜呑みで、ちっとも頭使えて無い人間が多い。 もっともそう言う人間にいくら言っても、自分は使っていると言いきるが。  身体を鍛える前に、まずアタマを鍛えてから取り組んで貰いたいものだ。   ちなみに小生、毎朝の運動で全く同じ時間、同じ種目、同じ強度でも昨日800kcal、本日660kcal。 人間、楽はしたいものダ...

2011年07月02日

何処まで行っても趣味は趣味。

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昨日は新患も含め、数年振りの再来院も多く忙しかった。

患者はどう思っているか知らないが、例え一回キリの患者であっても元気かな、大丈夫かな、良くなっているのかなと、全員の事が常に気にかかるもの。 もっとこうすればよかった、こんな事が出来たのではと考える事が準備になり、自身のアップデートにつながり、次回同じ様な患者が来た時、更に良い治療が出来るようになる。

この数年、巷の流行りの通りジョギング愛好家の患者が非常に多い。 自転車が趣味と言う患者も非常に多いが、問題はそのハマり方がハンパ無い。尋常で無い。

昨日も4年ぶり再来院の、小生と同世代の女性。 マラソンが趣味でウルトラマラソンに出る程の方なのだが、とっても美人さん。 いや、4年前にお会いした時よりも更に美人に磨きがかかっている。

当然今回も痛くてやって来たのだが、以前とは痛み方が違うと言う。 ではこの4年間はどうであったかと言うと、残念ながら完調では無かったと言う。 話しをしているとどうやらこの4年間で走り方が変わったようだ。 それはフォームでは無く、自分自身の中でのランニングの存在や位置付けがだ。

確かに4年は長い。 しかし、完璧な処置やサポートがあるプロであれ、怪我をすると復調まで1年かかる事はザラなのだ。

人間には身体以外に自分に合った“モノ”と言うのがある。 一部、向き不向きとも言えるが、自分の身の丈で何事も取り組まねばならぬ。 そもそも自分で自分の事が見えてなければ、身の丈など問題外であるが。


昨日、前職後輩からの電話で、昔の先輩が以前にもましてトレーニングをしていると言う。 一昨日、ある男性患者さんが、60手前の知人が毎日毎朝20kmランニングをしていると言っていた。 まぁ、凄いですよねぇ~と言う言葉が二人から共通して出ていたが、お二人とも若干失笑気味ではあった。

プロスポーツ選手であれ、頑張っていて凄いなぁーと皆共通で思うのだが、当人は好きでやっている事。無理矢理やらされているのなら話しは別だが、苦しかろうが怪我をしようが解雇されようが、それは覚悟の上での事。  好きでやり始めた事だからこそ、覚悟が必要なのだ。 子供を持つ小生の患者でもある親たちは、類友か小生に負けず劣らず厳しい。 子供がやりたいと言って始めた事を、途中で挫折、辞めさせたりしない。 流石皆さん、良く分かってらっしゃる。

小生も時折無我夢中にスポーツに取り組んでいた若い頃を振り返って思う事がある。
決して無駄だったとは思わんが、しかしもしその時間を現職の為の研鑽に使っていたらどんなに人生変わっていたかと考える。 

やりたい事をやるだけが当然良い事では無い。 昨日再診の美人患者さん、以前にも増してその笑顔は、痛みはあっても穏やかであり美しくもあった。 女性であり母でありランナーでもあるその方から、スポーツへの取り組み方を改めて勉強させてもらった。

コッチもこの4年でアップデートしてますから、完調目指して頑張りますヨ!

2011年06月29日

野球少年の肩障害

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昨年よりサッカー少年の数を野球少年の来院数が上回った。 理由は特に分からんが、何にせよ様々なスポーツに子供たちの人気が広がっている事は良い事だ。

以前は異常にサッカーに偏っていた時期があったが、その子らも既に大学を卒業する年となり、かつて真っ黒に日焼けしながらボールを追っかけていた姿が就活の姿とダブる。

ひとつ最近面白い事に気が付いたのだが、野球少年の場合は父親に、サッカー熱中っ子の場合は母親に会うケースが多いと言う事実。 付き添い率はサッカーが、ひとりで来れる率は野球少年が高い。 遠くても近くても、昼でも夜でも、小学生でも高校生でも、女子でも男子でもこの比率は変わらない。

肩だ膝だ、肘が手首が足首がと痛い部位はもちろん様々。 紹介も含め、ウチへやって来るスポーツ少年の七割が既に整形外科や接骨院で、半月板が靱帯が切れた痛めてると言われたいう。 確かに痛めていないと100%断定はできんが、逆に100%痛めてるとも断定できぬモノが殆ど。

ならば散々筋肉だ靭帯だアライメントだバランスだとやって駄目だったのだから、発想を180度変えねばならぬ。 まぁ、偏見かもしれんがコレが理解できるのが、母親より父親の確率が高い。 大人が、親がしっかり理解出ぬようであれば、又、理解出来様な説明しか出来ぬのであれば、当然治す事も治る事も出来ぬのだ。

先日も肩が痛く、20~30球しか投げれない高校一年生のピッチャー君に言った事は、“投げなさい”の一言。 もちろんその言葉の意味も理解できるまで説明する。 
流石、頭の柔らかい十代。 僅か三回でその言葉の意味を理解し、四回目の治療時には120球以上投げても異常や違和感は無いと言う。

その理由は今最新のスポーツ現場での、靱帯断裂現場復帰4カ月プログラムと同じところにある。

ひと昔前は子供は身体で、大人は頭で覚える、覚えさすと言われてきたが、コレだけ多くの情報に囲まれて育った現代っ子は、頭も身体も使わねばいけぬようになって来ているのかもしれない。 そんな今どきの子供の変化に一番ついて行けていないのは大人、親なのだろう。


理解は常識や経験の上にあるものでは無く、常識や経験を乗り越えたその先の広がりを目指す志の強さで決まるものであろう。 子供の視野を広くするも狭くしてしまうも、我々大人しだいだ。 まぁ、チンピラの子供は一生チンピラと言う事だ。

2011年06月22日

最高のスポーツドリンク

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先日あるコラムで、 “砂糖が脳と身体に及ぼす影響” と言うのがあった。 なかなか長文で難しい部分もあるが、面白おかしく糖質の事が書かれている。

正しいとか間違っているとか茶茶を入れる奴がいるが、まぁ知識なんてもんは所詮他人の受け売りが殆ど。自分が勉強している、専門だとか色々言ったところで、その出所だってどれだけ確かかなんて知れたモンじゃ無い。

合ってようが間違ってようが、後は読んだ本人がどの部分をどれだけ自分に有効な情報・知識として受け入れるか。 コッチが正しくてコッチが間違いなんて事自体、今の時代ナンセンスな脳回路だ。

さて、糖質に話しを戻そう。 どちらにせよ何にせよ取り過ぎて良いイメージは無い事は事実。 重要なのは本人が糖質に対して欲しがっている情報は何なのかと言う事。 病人なのかスポーツ選手なのか、子供なのかダイエッターなのかで一番重きを置く部分が違ってくる。 大学院で専門の研究者でアリャ話しは別だが、何パーセントだとか語句の意味なんざ素人にとっちゃドーデモいい部分。

あっ、ヤバいヤバい、また話しが逸れかけた。

運動に限って話しをすれば競技種目、例えばマラソンの様な持久・エンデュランス系と瞬時は状況判断が常に必要とされる球技等でもスポーツドリンクが違ってくる。 ただ単純に長距離と短距離にぐらいしかスポーツ栄養を分けれぬようでは、スポーツ専門治療や指導なんて看板は下げた方が良い。

脳を中心で考えれば、幾つかある糖質の意味や定義から、必然的に成分や濃度まで的確にアドバイスが出来ると言うモノ。 だからと言ってはなの話しだが、昔のスポーツドリンクと言えば皆パウダーだった。 状況によって濃度を変えれた。 しかし今は美味しさや飲みやすさだけで手に取る消費者が多く、またそんな輩が偉そうに意見を声を大にして言うモンだから、スポーツドリンクはどんどん機能性飲料から嗜好品飲料に為り果てた。

それでもコンな話しをすると、『ワタシハ考えて、薄めたりしたり、カンガエナガラ使ってマスよ』と言ったりする。 

イヤイヤ、んじゃ濃くする時はドウスンノ!? 煮詰めんのかいナ?!?!

レギュラーのポカリスウェットより更に濃くする事だってアリなんだケドな。

自転車競技やトライアスロンで世界中で昔から絶対的な支持を得ている、 “TOP TEN” という商品がある。元はスイスの商品、当時は佐藤製薬が輸入元で小生たちがスポーツマーケットに広くプロモーションをかけていた。 現在でも昔のよしみで当院でも取り扱いさせてもらっているが、コレガマタ非常に良い商品。 ベースの濃度がかなりあり、しかも糖質の配合が素晴らしい。 濃度調整で成分による吸収の部分的スピードを微妙に調整できる。

栄養士の延長がスポーツ栄養ではなく、スポーツの現場で真に必要な事こそがスポーツ栄養。 糖質一つ取っても深いもの。


コラムにケチつける前に、自分の脳にケチでもツケろって事だ。 結局シメはコノ部分ね。(笑)

2011年06月18日

最近の高校球児に中手骨骨折が多い理由とは?!

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コレ、現在首位を突っ走る某プロ野球チームスカウトマン患者と意見一致した昨日の話し。

打撲や捻挫、当然四球・交錯プレー、乱闘では無い。 特にコレと言った大きな衝撃が加わった時とは限らずにでだ。

骨がモロイだ、食事がダとか、今どきの子供はと、ソンナ事は誰だって素人だって考え無くったって頭に浮かぶ。 

で、どうしましょ!?

運動、休めないですよねぇ~。 休まずに治してあげるように、休まずに済むように。 そもそも休むって何なのさっ?? って事も親子共々学習から初めんと。

何かが誰かがどっかでズレてるんですわ。 コレはあくまでも主観だが、早い段階から父親に会う機会があった子ほど、1年病んだ症状でも4、5回で治ったり。 もちろんタマが座った父親ってのが大前提だが。

ブツかってもいないのに手の甲が痛い。 解析せずとも明らかに動作は想像つく。 こう動け、こう動かせでは無い。 そう出来ないから痛めている。 んじゃ、逆にそこを局所に痛めるような動作を考えて、自分でやってみたりする。 お陰で年に数回、アチコチ痛くなって苦しんで、スタッフ・患者にバカにされる。

アキレス腱断裂の根本原因と同じ。 アキレス腱のせいじゃ無いからね、断裂は。

最近多い、野球少年の患者君達。 昨晩のインピンジメン君も4回目でフルで投球できるようで一安心。軟式から硬式への変化で痛めても、絶対投げるのを止めさせず休ませず。 その理由を本人が一番学習出来た事が、彼にとって最大の成果。

此れからも幾度と痛める事もあるだろう。 それでも前進すると言う事。 治す事は重要な事では無く当り前な事。 それを我々が見失ってはイカンのだ。

2011年06月08日

筋力不足に骨格の歪み、アライメント以外の原因

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過去に筋力が無いだとか使えていないとか、骨盤が歪んでいるからとか、アライメントがどうとか言われたと言ってやって来る患者は多い。 残念ながら思わしくないからやって来る。


昨年一年間に限った事では無いが、振り返ってみると下肢の不具合を訴えてやってくる患者が上肢より多く、骨格や筋肉以外の原因を見ると自己免疫性疾患のリウマチ(流石にギランバレーは少ないが)、結晶誘発性関節炎で痛風・偽痛風あたりはもちろん、比較的多い蜂窩織炎に、乾癬性関節炎による関節の腫れ、心疾患で膝、膝窩動脈捕捉のような血管の問題に、甲状腺亢進・機能低下がアキレス腱に足関節に現れる場合も。

あげたらキリが無いが、一年を通してザッと思いだすだけで最低限これぐらいは来る。問題はこれらを診察で鑑別できずして、当院は骨格調整デスとかアライメントに重きをとか、全てを型にはめた治し方を、理論に当てはめた治し方をしていてはいけないのだ。

これらすべては画像診断や血液検査をせずとも身体所見から導き出せる。 爪の診察で乾癬性関節炎をみつけ、ABIを感度特異度だけで考えず触知で考察、ギラン・バレーですら1週間前頃に下痢を問診したり。 昨日の網膜静脈拍動の眼底所見だってそうだ。

治療に当たって最も重要なのは診察力。 いかに身体所見を的確適切に取れるか。 人を治す事に於いて最も大切な事のスキルを磨かない者が非常に多いのが実状。 以前も書いたが知識を武器では無く、凶器にしないでもらいたいものだ。

2011年06月02日

メレルでベアフットランニング

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ベアフットランニングと言う言葉をご存知であろうか? まだまだ耳慣れないその言葉、ランニングブームの昨今に在って、脚光を浴びつつある。

ベアフットランニング、即ち裸足あるいは裸足感覚で走る事。 その歴史は意外にも古く、その昔のオリンピックマラソンを足袋で走った日本人にまでさかのぼる。 近年、その裸足ランがアメリカでブームとなり広がりを見せている。

そこいら辺のウンチクや詳しい理論・走法はググるか専門書で学んでもらいたいが、昨日に続き靴選びについて一言。

本来人間は裸足の生き物。故に構造的にも人間の足は裸足で走った時に一番効率的に衝撃吸収できるようになっている。 ウォーキングでは無く、走ると言う事。 スピードが上がると言う事が前提で考えてもらいたい。 100mスプリントでは選手全員、踵では無く前足部で着地をする。 速く走る、衝撃が増える、その衝撃をいかに吸収するか、人間として一番自然な衝撃吸収の走り方を学ぶランニングなのである。

ではどうやって、どのような段階を経て学ぶか?  もちろん素足で走ればそのフィーリングを一番感じ取る事が出来る。 しかし家の庭、近所に広大な芝生でも有れば話しは別だが、そうはいかない。 流石に靴は履かざるを得ないだろう。 靴を履いた時のその靴がいかに素足感覚に近いのか。 しかもある程度足を守ると言う責務もある。

学ぶと言う事を大前提に考えると、フットベットは限りなく前足部と踵がフラット、裸足に近い必要がある。 ベアフットを提案している各メーカーのシューズが、いまだ踵部が高い構造の中に在って、メレルのベアフットシューズはフォアフット着地を考えて前足部を1mm厚くした構造になっている。 コレがなかなか気持ち良い。

小生はランニングに限らず、ふだん履きでも推奨している。 もちろん患者にもよるが。

考えてみれば40年近く前、シゴキかスパルタかは知らんが、何故か親に蹴られながら小一の夏休みから始めさせられた毎朝のランニング。 当時の靴なんてみな裏は生ゴムでペラペラ。 身体が大きくなり始めた中学生時にもなると時折膝も痛くなり、誰に教えられたでも無く自分で走り方を工夫していた事を思い出す。

ベアフットランニングは、そんな懐かしさをも思い出させてくれる...

2011年06月01日

アウトドアシューズの選び方。

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先日の尾瀬にも新品のメレルのシューズで挑んだ。 ウッカリしてたいした足慣らしもせずに。

昔の好もあって、患者さん向けに待合室でメレルの販売も長年行っている。 単なるフィッティングだけでは無く、用途はもちろん、その人の癖、行動・生活習慣も含めたコンフォーティングなフィッティングを提案する。

このコンフォートと言う意味をはき違えている(ダジャレでは無い。)専門家もいる。

大き過ぎず、きつ過ぎないジャストフィットが丁度良い靴な訳では無い。

尾瀬にも小生以外にほぼ新品シューズで挑んだ人が数名いた。 湿原で木道、しかも初心者。 タウンユースなら問題無いが、路面、傾斜、歩き方、アウトソール、捻じれにより滑る滑らないも変わって来る。 そんじょそこいらの靴屋のオヤジや兄ちゃんとは次元の違うフィッティングを小生はする。ソリャ、プロ以上だからネェ~。

カタログや本、説明書に書いている事では無く、書いていないその裏の商品詳細を見抜き見極め、それが消費者以上のプロの必須条件。 使って無いから履いて無いからではく、それ以前から確定させるのは診察も同じ。

ちなみに今回、尾瀬の木道には予想通りメレルのMOAB MID GORE-TEX XCRがドンピシャリ。水も入らなければ、一度たりともズルっとこない。 はてさて、今度はどれを確定診断しようカナ。(笑)

2011年05月24日

マッサージの時代は終わった...

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何故か昔からマッサージ師と同数の理学療法士の知人がいる。 自然科学、哲学を意味する “理学” と言う言葉を屋号の一部に使用しているせいで、最近は更に増えた。

実はカイロプラクティックも技術・手技では無く、哲学なのだ。 と、アメリカから戻ってきた知人のDCが言っていた。

哲学を語るほど小生に学は無いので割愛するが、世界や人間についての知恵・原理を探究する学問である以上、常に模索・葛藤・前進する事にその本質的な意味があるのであろう。

治療に当たる場合、どうも揉む、押す、動かすなどと短絡的な答えを出してしまうのであれば、それは哲学とも理学とも呼べぬモノ。 治療学に含まれるその哲学こそが最大の治療技術なのだ。

現役オリンピック選手でもっとも有名なハンマー投げの室伏広治選手も、どうやら昨年より専属の理学療法士と本格的に手を組み、長年の腰痛も解消し、今季はベストパフォーマンスを発揮していると言う。 プロ野球の世界も数年前まで全球団合わせても10名未満しかいなかった理学療法士も、現在では倍近い人数まで増えているそうだ。

理学療法士が良くてマッサージ師がダメと言うのでは無く、スポーツの選手・現場が押して揉んで疲れを取るのがケアと言う部分が大分意識改善してきたあかしだろう。

資格の種別・有無関係無く、大切なのは本質的な理学。 その理学を本当に学べているのであろうか? 元気が売りの駅前ディスカウントマッサージ院で時間無駄にしないで欲しいものだ。

2011年05月10日

続々大好評!Fuel Belt!!

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前職での繋がりで先月より募集開始いたしました、Fuel Beltモニター。

既にモニター開始している方からの意見が、コレマタ凄い! 

とにかく走って、動いたって殆ど揺れず、身につけている煩わし感が全く無いと言うのだ! 小物を入れるポケットが、コレマタ超便利と言う。 レースでのエネルギーフードはもちろんだが、普段の練習時の小銭や家のカギは意外に困るモノ。

デザインも豊富でカラフル。詳しくはホームページを見てもらいたい。


Fuel Belt | TYR(http://www.tyrsports.net/?page_id=2434)


この数年大ブームのジョギング。 毎年参加するのもままならない東京マラソンでも、エイドステーション周辺での大量紙コップゴミは問題にもなった。 

ランニングに限らず、お散歩やウォーキング、トレッキングでも、身軽にスマートにエコに行きましょう!!

2011年05月06日

治癒の方程式

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打撲や捻挫、ぎっくり腰等、急性期の治療は勿論だが、当院の専門は慢性疼痛疾患。 長年なかなか症状が良くならないと言ってやって来る患者がその殆ど。


治癒と言うゴール、成功を手に入れる定義にはタイプの異なる二つ人間が存在する。

ひとつは失敗を恐れず前進する者と、もうひとつは焦らずじっくりその機を待つ者。

だが失敗の定義はただひとつ、成功の定義、そのどちらにも当てはまらないタイプの人間だ。


何にせよ慢性的に問題を抱えている時点で、その答えでは無く、其処へ至るまでのプロセスを自分自身の中で根本から大きく見直す必要性がある。  是が出来る人間と出来ない人間で、失敗と成功に分かれるのである。


例えば運動、スポーツをしていて痛くなったと言ってやって来る患者が居るとしよう。
打撲や捻挫など、明らかにグキッ!バキッ!!とやってしまったのであれば、大抵の場合患部だけ、痛いところ集中の治療やケアで治癒するであろう。 しかし、とりわけ特に是と言ったグキッ!バキッ!!は無かったのだが、だんだん痛くなり、運動後に強い痛みに襲われたりする事も多い。

コートがハードコートだったからとか、相手が強い球を返す人だったせいで、膝が肘が手首がと言うテニス愛好家であったり、新しいスパイクのせいで腰がとか、コースやペースのせいで足首や膝がと言うランナーであったり。 まぁ、ウチはそんな患者を常にウン十人も抱えているのだから普通だが。

コートのせいでもペースのせいでもスパイクのせいでも無い。 そもそも元々その身体に既に問題を抱えていたのだ。 それがある切っ掛けで破綻し、痛みとして表面化してきただけである。 痛みとして出ただけ良いと考える。 長距離選手に多いオーバートレーニングシンドロームで慢性疲労に陥ってしまったら、是はかなり最悪である。


書いたらキリが無いが、元々体幹に問題があり、それを補正する為に理想では無い下肢の動きで補っていたとしよう。 それが破綻し、足関節・膝関節を痛める。 痛めた患部だけ治療すれば、それは楽になる。 しかし根柢の体幹の問題を解決しなければまた痛め、根深く長引かせる結果につながる。 コルセットやサポーターを完治後予防で使うなら良いが、痛いから使うのであれば楽にはなるが決して治りはしないのだ。


こうすれば治るなどと言うセオリーは無い。 ある医学部の講師の先生が言っていたが、病歴あっての診察と言っていた。病歴は診察所見より個人差が無いからだと。病歴は身体所見より感度が高いからだ。

世の中には二種類の病気しかない。 一つは「医者がいなくても治る病気」と、「医者がいても治らない病気」、出来る事は患者さんが治るのを邪魔しない事。 是が名医の条件だと言っていた。 

挫けず諦めず、ただただ前進するのみだ。

2011年04月29日

萎縮・拘縮、可動制限

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関節が動かないと言って患者がやって来る。 まぁそもそも脊柱・四肢可動部は全て関節だから当たり前と言えば当たり前。 基本、そのような患者を受け止めるのが専門の仕事。

しかしその関節が動かぬ理由が必ずしも関節にあるとは限らない。

萎縮・拘縮の定義、分類は学ぶ者であれば既に承知の沙汰であろう。 最低限の知識、end-feelの分類を頭に浮かべながら触知し、非観血的療法に移るであろう。

此処までの流れが間違えている訳ではないが、此れだけで終わってはならない。

さて此処からが問題。

関節以外の問題をどれだけ多く考えられるか? 

以前は何でもかんでも骨・肉を押して揉んでグルグル動かす治療を行う者が殆どであったが、最近では理学療法士の諸君たちが以前にもまして血気盛んに治療に取り組み、多角的な目線での治療を受ける機会も増えて来た。

例えばバネ指。 日常的によく診る、ごくごく一般的な疾患であるが、考え・治療は以前とは大きく変わって来ている。 ぶっちゃけ多くのケースが時間が経てば何となく治ってしまう事が多いのだが、それ故に真剣に取り組む、落とし込む者が少ないのが現実。 他の身体所見を丁寧に精査し、腕神経叢から視床下部まで。 

奥が深いと言うか、問題は尽きないモノだ...

2011年04月27日

小学5年生と成長期痛

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とても痛がると言って子供を連れてくる親に説明している事、その話しの一つを覚書で。


特に一昨年より急激に増えた、成長期痛だと言われてやって来る小中学生。 特に小学5年生に集中。 しかもその殆ど全てが接骨院からの転院。 その理由も含めて下記へ。 

ひと言で成長期と言っても、一般型、神経型、生殖型、そしてリンパ型と幾つかに分かれる。

骨格や筋肉の成長は一般型になり、良く耳にする成長期痛は多くの場合、骨や肉を指すのでココで言う一般型に入る。 当然子供は18才をピークに徐々に成長するが、15歳前後で少しその曲線が急になり、容姿が子供から大人へ変化する。

生殖型については14歳からその勾配は急激に変化し、18才でほぼ大人と同レベルの活性を示す。

もっともその発育が早期に表れるのが神経型で、小学低学年までにその発育はほぼ完了。スポーツであれ音楽であれ勉強であれ、親のエゴで一つの事を極めさせるのでは無く、様々な事に取り組ませる事が重要なのだ。

さて、今回一番問題になるのがリンパ型。 リンパ型成長曲線は小5から中2の間で急激に山を迎え、しかもその時期、他の型の約2倍の活性を示す。 

このリンパ型、免疫力といえば分かり易いだろう。 良く知られる免疫の疾患と言えばリウマチがある。 リウマチは免疫異常により自分で自分を攻撃、傷つけてしまう疾患。 痛い痛い痛い、辛い辛い辛いと過剰に過敏に、キリキリカリカリが他人でも見てとれる。

この時期の子供は痛いと言うより、 “痛がる” 。 痛くないと言うのでは無く、もちろん嘘や仮病を使っているのではないのだが、とにかく痛がるのだ。 だが、痛がるわりには昼休みに走り回っていたりもする。

その時期を適切にどう過ごすかが最重要になる。 痛みを止めても避けても、後に大きな他の問題を生んでしまう。 正確な臨床研究データはまだ無いが、ストレスに弱い、社会に不適合な心身に、大人になってしまうのではとも考えられている。

しかし残念ながら小生も日々頑張って取り組んではいるのだが、実際は5人に1人がすぐに来なくなってしまったりもする。 これは子供本人以上に親の方が不安なケースが殆ど。 親は誰でも不安だろうが、親本人のこらえ性が他の親より圧倒的に低く、病院を連れまわし様々な治療、刺激を受けさせてしまう結果になる。 


此処で何故、接骨院からの転院が多いのかと言う理由。 過敏・敏感が生むこのケース、治療で避けたい物が電気治療や針やマッサージ、時にはストレッチさえも。敏感なところに刺激を送るのは逆効果なのだ。

小生が昔から、未だに常日頃懸念している、安近短な接骨院や整形外科に納得もしないまま通わせる。 ただただ揉んでもらいに、気持ちイイからと言う理由で。


乱暴に言えばこの成長期痛、何をしたって時が過ぎればある程度は何となく治まる。ダラダラ通って来てもそのうち良くなる。  だから子供の成長期痛は治せる、スポーツをする子供が得意です!という同業が街に溢れる。 何の根拠も無い治療でも。

子供の将来を真剣に考えてみて欲しい。 本当に今何が必要なのかを。 こんな時世だから見えてくる筈だ。

2011年04月16日

フルマラソン、ウルトラマラソン参加者サポート

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フルマラソン、ウルトラマラソン、またはトライアスロン参加されている、もしくは参加してみたいと言う方へのサポートを始めます。

まず第一弾はメーカーさんのご厚意も有り、

アメリカで誕生した、ランニング、トライアスロン、トレイルランニングをされる方に向けて開発された世界NO,1の水分補給(給水)ベルトのブランド “Fuel Belt” をモニターサポート致します。

Fuel Belt社は現在米国の給水ボトル分野ではトライアスロン市場の98%、ランニング市場の85%のシェアを有している紛れも無い世界トップブランド。 使ってみたら絶対わかります、他社類似商品との違いの凄さを。

他にもエネルギードリンク、ウェアー等のサポートも予定しております。 詳細は後日公開予定。 お楽しみに。

2011年04月14日

自信満々スポーツ精通動作改善

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はぁ~、やっぱりデスね、アナタもですか。

最近やって来た腰も鼠径部もの男性患者さん。動きの不具合、原因をどう考えてもただ一つ。

頭デッカチな知識での指導と治療。 誰かでしょう? 誰でしょう??

まず真っ先に直球で言えばボンボン。 海外行きーの、学校幾つも行きーの、資格肩書きに陶酔しーの坊っちゃんトレーナー先生。 最近多いネ、そういう30代、40代先生。 まぁ小生もまだ40代だが。

あ゛~やっちゃった! HPコソ見したら、やっぱり患者さんの声コンなの来てます一覧。 深夜の通販番組じゃネ~って。  全員治して当り前な仕事なんだからいちいち書くなって、昔から諸先輩からの決まり事。 


その昔、健康運動○○指導者の講師の仕事ちょこっと引き受けた事がある。 その時、他の講師の大先生達と飯を食いながら、本当に役にたつ資格、知識とは何かを話した。 

等身大で戦えない、自分に自信が無い奴ほど資格や勉強、要は自分以外の何かに頼って生きて行くのだ。自分で自分の進むべき道が見えていたら、勉強や資格はただ一つで良いものだと。


押して揉んで電気で治したその次に動作改善指導。 最近多いんですよ、その手を熱心に頑張って取り組む若い先生。 良い事です良い事です、昔に比べたらとっても良い事です。 しかし、期間設定のなされていない単なる訓練に終わって、数カ月経って結果で無いから方針変えたりがチラホラ見受けられる。 もっとも指導する側は見えていると言いきるが。 指導している自分に陶酔しているパターン。

動作改善に関してはアメリカとヨーロッパではその考え方に大きな隔たりがある。それに気付くか気が付かぬかは、どれだけ患者と自分自身で向き合えるかで決まる。


訓練してれば筋肉も神経もそのうち慣れる的な指導。 それ以外、その先にある大切なもの。 改めて諸先輩の言葉を思い出す。

2011年03月09日

誰もが自分は広く浅くとは思っていない。

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最近暇ですが、お陰さまで毎日新患さんが多いです。 日々首の皮一枚って感じですナ。

今年に入りネット、ブログでの来院・質問が激増。 とりあえず頑張って返信してはいるが、マッタクもって追いつかず状態。 申し訳無いですが、今しばらくお待ちください。

流石にあまり直接的な事は此処では書けんが昔から、15年以上前から気になっていた事の一例に、心拍計(ハートレートモニター)の件が有る。

小生が前職でPOLAR(ポラール)社のハートレートモニターのセールスプロモーションをしていた事は過去に何度か書いた。Jリーグ初年度各チーム、実業団陸上部、もちろん小生もトライアスロンで使用し、そのお陰もあってか数度優勝する事も出来た。 もっとも、ローカル大会ではあるが。

心拍トレーニングと言うモノは奥が深い。 学生の頃はそれらを専門で勉強・研究していたが、途中で気が付いた事が有った。

以前から様々なSNSのコミュニティーでPOLARの情報交換も多く見受けられる。 そこでいつも違和感を感じるのが、初心者の質問よりそれらに答えている回答者に対して。

たしかに何処かで良く読んで、良く話を聞いて、良くお勉強しているようなのだが、どうもそれらが今一つ形になっているようには思えないのだ。 

そもそも何の為に心拍計を使おうとしたのか? 速くなりたいは当たり前。 誰も遅くなる為に使いはしない。 プロ選手を目指して速くなりたいのか、自分の時間・体力範囲で向上したいのか、健康維持・増進・管理の為なのか?! 当然それらによってトレーニングの内容も使い方も変わってくる。

スポーツ選手、最前線での成績向上データはたしかにその後の成長・発展に対して重要。 しかし問題はそれをどう一般レベルにフィードバック出来ているかと言う事。 車だってF1の形のまま市販車を作ったりはしない。 もちろん市販車をF1を目指して開発したりもしない。

目標・目的はもちろん、道具と使い手側の温度差がどんどん離れていってしまうのだ。

自分は詳しいと自負する者、当然その一分野を掘り下げる。 掘り下げて学べば学ぶほど、その考えは一方向へ向かう。 散々自分が学んだ事を無意味だと否定する人間は非常に極僅かだ。

此れについて自分は此処まで学ぼう、そして次はこの角度からこの分野を学ぼうとは多くの人間は出来はしない。 知識の山積みで、結局答えは出ずに終わっている。 それは医療や治療も同じである。

一言で表せば、情報のバランスが悪い。

表題の通り、その事自体に自分が一番気が付いていないのが最大の問題点なのだ。ハートレートモニターが一番難しいところは其処にある。 最大心拍測って、AT見つけて、この心拍でずっと走れて大満足で終わってしまう。 せいぜい、今月はこの心拍でこのトレーニング、そして後半はこの心拍でここまで追い込んで、さぁレース。 ウチではそんな低次元なレベルの使い方や指導は絶対しないが。

普及にはまだまだ時間がかかりそうである...

2011年03月01日

定着しました、東京マラソン。

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休診日だったので一日空けての今更東京マラソンネタ。

珍しく良いお天気で、参加された方も応援された方もとってもイイ一日で。 寒くて諸々マダマダ盛り上がりに欠ける2月に盛大なイベントとして定着しましたね。 こうやって官民一緒に地域を盛り上げるのは大切です。 一スポーツメーカー主催の大会ではこうは行きませんから。

テレビのニュースでも近年のマラソン人口増加について幾つもやっていた。 先日もブログで書いたのだが、何故だか突然オヤジに殴られて毎朝走りに行かされた小学一年生時代。少々の雨なら合羽着て。 皇居に初めて走りに行ったのが12歳。 かる~く30年以上前。 既に当時、日曜朝の皇居桜田門にはランニングをする方々の集団が幾つもいた。 祖師谷大蔵からひとりチャリンコで来ていた姿は大人達には珍しく映ったのか、良く話しかけられた。 そもそも中学生時に気が付いたのだが、朝走っていた砧緑地で会う大人がテレビで走っている姿をみて「こんなスゲー人に敵うワケねーか」と、自分の環境に驚いたりもした。

普通はそこで何クソ!と言って速くなりたいと思うのだろうが、あまりにもその差が歴然で全然そんな気にもならなかった。(笑) それよかそのお兄さんたちは皆楽しそうに毎朝走っていた。 すれ違いざまに冗談など言ってきたり。

小学生当時3年弱ほどリトルリーグをやっていたのだが、コレがまた毎朝のランニングで感じる事とは真逆の取り組みで。 子供ながらに、この練習って意味あんのかな~?!と思いながらやっていた。 いや、やらされていた。  結果当然レギュラーになどなる訳が無い。 完璧落ちこぼれ。 足が速いのに。(爆

話しは東京マラソンに戻るが、ご存知の通り毎年応募の多さに落選する人が数多くいるのだが、コレは仕方が無い事。 中には本当に走りたい人が走れ無くて、ブームやノリで参加する人が走れるのはどうかと思う! と意見する人も居るが、別にそれでイイではないかと小生は思う。 地域活性化のイベントがたまたまスポーツで、たまたまマラソンだっただけの話し。 毎回毎回目を吊り上げて走んなくたってイイではないか! 

楽しく走るが8割の大会が有っても良いと思う。 きっとそれが東京マラソンなのだろう。 しかもっ結果的に皆が健康になると言うオマケ付きで尚結構。 

強く速く、勝ち負け中心のスポーツは不毛だ。 例え金メダルを取ったとしても、多くの人に忘れ去られてしまうもの。 あとは自分自身の内面、自分の人生にどう影響するかと言う事。 肩の力を抜いたほうが、きっと後々の人生にはハッピーな影響を与えるだろう。 鏡を見てくれ。其処に肩と目が吊り上った自分が居はしないかを。

2011年02月22日

運動でコレステロール、中性脂肪を。

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その昔2年間ほど成人病予防検診の仕事で、企業向けに全国を回っていた事が有る。

成人病管理者、予備軍、年齢次検診と、定期的に血液検査、食事、メンタル、運動能力検査を行いカウンセリングを行う。 最近でこそ正しい知識も世に多く出回って来たが、それでもまだまだ誤解している者も多い。

中性脂肪であれ糖尿病であれ、運動によって体脂肪が燃焼されて中性脂肪が減り、インスリンの働きを高めて中性脂肪を下げたり善玉コレステロールを増やすことも、運動療法のすぐれた効果である。 一般的にはウォーキング、軽めのジョギング、サイクリング、水泳などが良いとされており、十分に酸素を取り入れながら20分以上行う有酸素運動の継続を指導していく。

ここまでは誰でも知っているのだが、この内容だけを文章として読み、理解してしまうと20分以下の運動じゃダメだとなってしまう。 ココが思考として間違えているのだと、常々小生が言い続けている部分。

そもそもこの手の疾患は甘いものや炭水化物などが体内で糖に変わり血糖値が上がり、様々な問題によって余剰分が脂肪となってしまうのだ。 元凶は糖。 20分以下の運動は、脂肪では無く主に血液中の糖をエネルギーとして使うもの。 20分に満たない運動でも小まめに行えば血糖を消費し、結果的に脂肪の貯蓄を解消することにつながる。「20分も時間はとれないから運動しない」のではなく、通勤や買い物で外出するときはエスカレーターを使わない、電車やバスに乗ったら、わざと目的地より手前で下車して歩くなど、からだを動かすチャンスを積極的に見つけ、行う事が大切なのである。

もちろん網膜症や腎症、神経障害、心臓病など血管障害が有る場合は適切な運動指導、管理が必要である。  結果これが骨や肉や靱帯などのせいでは無い症状の改善につながる。

押す揉む動くだけが理学療法では無い。 ましてや電気かけて治るのなら、近所の神社に毎日お参りしていた方が遥かに健康になれる。 真の医療と言えるかどうか。 其処に尽きる。

2011年02月18日

激しい運動するなって言われたって!

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今年も既に一人、昨年は3名ほど心疾患でバイパス、カテーテルの患者さん。 勿論診ます。術然も術後も。

病院等で、打撲や捻挫で動いちゃダメだよと言われてやって来るが、それでも治らないと患者は言う。 そもそも動かないで済むのなら悪くはなっていないと不満大爆発でやって来る患者もチラホラ。  まぁごもっとも。

ならば答えは簡単、どう動けば良いのか、どこまで動けるのか助言、指導をする。

当然具体的な動作の動作解析学的説明も織り交ぜながら、見本を見せながらになるのだが、これだけではダメ。 年配者は当然だが、これは必ず忘れる。 小生でも忘れる。 もっと違った角度から伝える。


たとえば心疾患の患者さんにイメージし易い運動としてウォーキングを例にとって説明する。
動いて暫くして薄っすら汗ばむ運動はOKですよと。 動いてすぐ息が切れる運動はNGですよと伝える。 ゆっくり動いて薄っすら汗ばんでいても、息が切れ始めたらそこでENDですと。

もちろん此方としては定期的にラボでも運動も提案し、運動前後の血圧、心拍測定、時として両上肢や両下肢での測定もする。 先日も運動後に片腕だけ血圧が下がる患者さんがおり、医師と相談し処方されている薬を見直したケースもあった。

POLAR(ポラール)のハートレートモニターを使って心拍変動R-Rの管理もパソコンで管理もする。

患者には極力わかり易く簡単に、複雑な事は出来るだけこちらでコッチが受け止める。

安くて近くて簡単にでは無く、一番大切な事に的を絞って行う為に。

本人は頑張っているつもりでも的外れなケースも多い。それは意外にも患者側よりそれを受け止める側に多い。 心のこもっていない客寄せ金儲けに走っている。 

大切な一言を決して忘れてはならない...

2011年02月17日

骨折の治療って何します!?

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ご存知の通り、先日関東でも久々にドカッと雪が降った。 怖いのは降っている時よりも、翌朝の凍結。 コレが危ない。 残念ながら今回も捻挫・骨折されてしまった方々いらっしゃいました。

さて、今回は表題の通り、骨折するといったいどんな治療をするのでしょうか?! 患者より同業者の方が興味アリアリな話題でしょうが、この質問にどれだけの人が胸を張って答えられるのであるか。 シンプルだが難しい質問。

外科的な処置が必要な重篤な状態であれば話しは別だが、通常は固定安静で電気で、あとはせいぜい超音波ぐらい。 骨折得意デスと、うたってるわりには機械専門クリニック状態だったり。
とっても立派です。 きっと年寄りと子供なら、騙せる誤魔化せる信じ込ませられるでしょう。

先ず方向性は決まっているでしょうか!? それに向かって今何をするべきか決まってますか。

腫れを退かせたいのか、痛み・痺れを取りたいのか、治癒を促したいのか。 固定をするのかしないのか、するのであれば他に何をするべきか。 ここで電気や機械しか浮かばないようでは、治療側は引退した方がマシ。 

こんな事当院はします的な、安売り販売業のような広く浅く一本スジの通らないポリシーゼロの治療告知広告は書かんが、一番大切な思考発想的な事を少しだけ今回書くとする。

正直小生も未だに修業の身である。 先日も数年振りに外部へ交流に出向いたが、その時の高気圧酸素治療もそう。 機械買って設備導入、当院はウンチャラカンチャラ設置シテイマス!の為に出向いたのでは無い。 その圧力が酸素が血流が、人間の身体にどのように影響・作用するのかを一つの例として解釈するために出向いた。 偽物カプセルなら話しは別だが、数千万から3億円するような機械を鼻から導入なんて有り得ないからな。

骨細胞、組織の勉強は治療する者は当然頭にある。では炎症について、ブラジキニン、プロスタグランジンはどれだけ考えに入れて治療を行えるか。 冷やす、温める以外に腫れに関してどれだけ治療、アドバイスを考えられるか? 既往歴にチェックが有れば当然であるが、血糖値まで考えて治療を行っているのか!? 血液中の血糖が高値になれば浸透圧の問題で水分は血管内へ増え、圧も増大する。 喉が渇く、血圧が上がるなど、糖尿病の知識が解剖学的にあれば理解できる筈。

捻挫であれ腰痛であれ、患者は帰り際に『先生、何か自宅で出来る事、気をつける事はありませんか?』と多くの場合言うか、思っている。 ならばその不安で不満でやって来た気持ちに答えるのが、我々の第一の仕事。 お酒はもちろん、甘い物や炭水化物は少々普段より控えてくださいね~的なアドバイスも時としてするべきなのである。

一例であげたが、此れ以外にも骨折だけでも幾つも留意する事はある。

一人でも多く客寄せしたい、1円でも多く儲けたいと思っている者には出来はしない。 そしていずれ見透かされ、人は離れていく。 一生新しい機械を買い続け、一生新規顧客獲得ばかりに執着をするきであろうか。 

“心” に重きを置き、芯がぶれなければ既存患者からも末長く信頼を受け、そして自ずと新患も増えてくる。 医は心である。

2011年02月12日

70歳が頑張ってるのに30、40歳代がダメ。

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昨日は東京神奈川に久々雪が降った。 底冷えするこの時期にもかかわらず、リハ、トレーニングメニューを再作成・指導をとやって来る患者は、全員年配者。 それも70歳代が中心。

小中学生を子供に持つ30、40歳代、特に自分はスポーツをやっている者が問題。


この数年JOC関連はもちろん、各スポーツ団体がジュニアの指導・育成に本腰をあげてきた。
今までも行っていなかった訳では無いのだが、経験的なものが中心であったその指導を科学的に根拠を持って指導を行うようになって来たのである。


話は逸れるが昨日のような雪の日、ウチは昔から忙しい。台風もそうであるが、オープン当初より本当に悪天候に強い。 お年寄り中心の同業者は雨降っちゃ来ない、風吹きゃ来ない、暑きゃ来ない寒きゃ来ないで、悪天候は開店休業状態のところも多い。 そもそもウチには年齢関係無く、明らかに“年寄り”という患者が居ないのだ。 バリバリ働いている、動いている人中心なので、天候ぐらいで引き籠る様な人は居ないのである。

だが面白い事に必ず一人ぐらいはキャンセルの電話がかかって来る。しかも前日から「この人はかかってくるナ」と、100%予想出来たりして。  過去何十人もそのパターンは同一で、「ホラ、今日はこんな天気じゃ無い?! 突然キャンセルしちゃ悪いからネェ~」と言って電話がかかって来る。 たしかにストレートにキャッチーに受け取れば当然ありがたい。 しかし面白い事に、過去全員のケースで元々その患者さんが入っていた時間が大雨だった事が無い。 逆に大抵がドピーカンだ。 アンキャッチにとれば、行く前から行きたくないスイッチが入ったとも捉えられる。

実際そんなうしろ向き目線で見やしないが、それ以前に天候以外でもこのパターンが予見できる言動が多々ある患者さんだったのだ。

ここで話しが戻ってくるのだが、大人になればなるほど時間やお金が自分の自由になって来る。言い換えれば、自分のやりたい事優先にいくらでなる。 20、30年前と違い、どのプロスポーツ選手でもトレーニングをしない選手は居ない。したとしても30歳前後でそのピークは越え、多くの選手が“引退”という壁にぶつかる。 その壁を乗り越える者ほど、トレーニングなどの自分のコンディショニングに対して多くの時間を割くのだ。

一般人はプロ選手ほど極限まで行わないだろうが、肉体的変化は同じ。それがたまたま極限では無いので痛みや怪我と言う形で分からないだけである。 年配者になればなるほど経験値的に、健康や安全に対しての自分の中での位置付けが明確になるのである。

当然若いほどその価値観は無く、子供に自然と持てと言うのはナンセンス。 だがたまたま運悪く怪我をしてやってきた学生は、大抵の場合コーチや親に行けと言われてお金を握りしめてやってくるのだが、逆にそれが良い。 

良くも悪くも自分以外からお金と時間を与えられ、行けと言われてやって来るうちに治療やケアの重要性・必要性がしっかり身につけば、大人になり自分で稼ぎ、自分の価値観でスポーツを行うようになった時、テニスやゴルフ、自転車にランニングを痛くないからケアしないなどと言う大人にならずに済むのだ。 毎晩ストレッチする事がケアだと言うような低次元なスポーツ愛好家になる事を避けれるのである。

子供が怪我をするというのは子供に非は無い。 その周囲に居る大人、表題にもあるような30、30歳代がダメなのだ。 スポーツをやっているとは到底言えない、ジタバタ手足を動かす事が趣味な大人だけにはなって欲しくないものだ。

2011年02月11日

膝の腫れと痛みの考察

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今日は膝関節について。 特に腫れ(腫脹)があるケース。

膝が関節が腫れてると言うと、溜まった水からすぐに何らかの炎症を疑う。 たしかに一番頭に浮かび易く、理論的に理解しやすい。 なかには驚くほど関節の腫脹が大きい人もいる。そうなれば更に強い炎症を疑ったりもする。

しかし本人へ問診を行うと、意外にも大きな炎症を伴うような心当たりは無いと言う。 しかも関節腫脹に比して疼痛の程度が思いのほか軽い。 全く痛くない訳では当然無いが、比例していないのである。

此処からが問題なのだ。 多くの患者がウチのクリニックへ来る以前に、何軒かの病院等へ通院している。 レントゲンや関節穿刺等の検査も済み、それなりの処置・治療は行っているのだが、一向に改善しないと言う。 残念ながら小生は医師では無いので、最先端の医療やスバ抜けた知識など持ち合わせてはいない。 しかし、今まで行ってきた治療から他の可能性、方向性を見出し、新たな治療の提案をする事は出来る。

例えば先に述べた関節腫脹に比して疼痛の程度が軽いならば関節破壊を考え、関節骨過成長と多量の滑膜滲出液のための腫脹と診る事も出来る。 この例はシャルコー関節といい、その中にもいくつかのケースに分かれる。 だが現在、このシャルコー関節に対する絶対的な治療はまだ存在しない。 逆に考えれば、機序が理論的に色々書いてあったとしてもその確率、必ずしもあてはならないのではと考える事も出来る。

素人に毛の生えた小生の経験上女性、特に中高年に多い。 シャルコー関節の理論にはあまり多く触れられてはいないが代謝性疾患、糖尿病性血管障害の可能性を考えてみたりもする。 そう考えてみると痩せてはいない、それなりにふくよかな人に多い。もう少し毒を含んだ表現をするとそれなりに裕福な生活で、けっして切り詰めた粗食な食生活しているようには思えない。 まぁ得てしてご本人は食事に気をつけていると言うが。

トリグリセライドコントロールを食事と運動、もちろん我々の理学的治療の三本柱全部で生活改善提案までもさせて頂く。 そうでなければ治らないのがこの手の症状のなのだ。


今日は少しまともな内容であったか...

2011年02月10日

足が速く、歩きやすく。

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すべての小中学生の患者、特にスポーツをやっている子に対してのテーマ、それは“足が速くなるように”。そして“身長も伸びるように”である。

一見、ちびっ子セールスキャッチコピーのように思えるが、実はコレがなかなか奥が深い。

ボキッとやって背筋伸ばして姿勢良くして、筋トレして刺激して成長ホルモンウンチャラカンチャラが、まぁ所詮一般的なレベル。

動く事の重要さ、大切さを理解し、理解させる。 ウチのスタッフや知人のPT(理学療法士)、OT(作業療法士)君達に訓練の意義を訪ねてみると、PTは動く為の訓練を、OTは動かす為の訓練をとなる。

たしかにこう歩きましょう、こう荷重かけましょうがPT的なリハ。 OTはどうすれば動かせるようになるかを脳中心で考える。 両者ともそれなりに両局面で考えてはいるのだが、実際どれだけ的を絞ってプログラムを提案出来ているのかが分かれ目であろう。

以前、スプリンター専門でみている米国トレーナーがパワーが重要でも無く、神経伝達が重要でも無い。 このプログラムが良いと言うものは無い。 それら全てを適切なタイミングで実践させる事が重要だと言っていた。

何をすれば、何をやれば、種目では無く、全体のプログラム構成全体、それ自体が重要なのである。 選手や患者の状態、症状に合わせて当初からいくつかのプロセスが見えているかと言う事なのだ。

子供の成長期は自ずと何年あるかは容易に分かる。 であればやる事も、それに伴う結果も当然見えてくる。 訓練が出来るようになる事が目的の訓練ではいかんのだ。

今現在も一人、小学生から中学生になった子供が、予想通りに身長が伸びた。もちろん本人、家族の予想以上に。此方としては想定内。 足だって周りの子より速くなる。 ここにトレーナー、治療家としての楽しみ、醍醐味が有る。

ちびっ子のお陰で数年間は楽しみが増えそうだ。

2011年02月05日

子供がサッカー上手に、足が速くなる方法

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ちびっ子スポーツ外来を始めた時期も良かったのか、最近小中学生の患者君達が多く訪れる。

皆、週5、6と毎日のように練習が有る子ばかりで、そうそう毎日病院へ行ってる時間が無いと言う。 中には練習以外に塾や習い事が有る子もいたりで。

意外にもその子供たちの痛みには、転んだ、ぶつけた、捻ったというのはホンの数割。 半分以上が特にぶつけても捻ってもいないと言う。

打撲捻挫のような単純急性期症状であれば、固定・安定、アイシング的な整形や整骨の保険適応処置でも痛みは無くなる。 そもそも其処で治らない、無くならないからウチへやって来るのであるが。

例えば先週訪れて来た、膝が痛いと言う小学生の子供。 当然過去、他の病院等へは数件行ったらしい。 曲げても痛い、触っても痛いと言うのだが、痛いながらも練習には行きたいし、行っている。 走ると痛いと言うが、よくよく聞くと走った後が特に痛いと言う。 ここで、筋肉が、肉が、熱が、炎症がと言うのは、町のちょい揉み先生レベル。 その子に注目したのは肩甲骨。 それも動きでは無く、安定性を。

安定性とはどういう事か?! 固定とは当然意味が違う。 先ず左右差を自動・他動的に診、その後意識下・無意識下でのコントロールを学習させる。 注意しなければいけない事は、ここで低周波や干渉波等の刺激療法器は使ってはならぬと言う事。 勉強している者なら、ここまで書けばコレ以上は必要あるまい。

結果、動作不全は激減し、痛みも減衰する。 後はその本人の生活負荷と減衰の率を予測し、明日以降の来院提案をするだけ。 当然動きのパフォーマンスも向上し、子供本人に分かり易い体感として足が速くなる。 これは痛みが消失したのちも、次のステップで更なるパフォーパンス向上と怪我の予防へ提案へと繋がっていく。

あと一つ、必要な努力が有るとすれば、それは親が子供本人に好きな事ばかりやっていては向上・上達はしないと教えこむ事。 もっとも、好きな事しかやらないで大人になった者には無理な話ではあるが...

2011年02月04日

水分補給の意味とバイタルチェク

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当然ウチには痛い、悪いといった患者がやって来る。 打撲や捻挫等の急性症状より、慢性や発生時期や機序がハッキリしない症状の方が圧倒的に多い。 そうそう町に打撲や捻挫の患者が溢れ返っている訳が無い。

時期・機序が不明瞭不明確な場合、必ずやらなければいけない事が有る。 敢えて書くまでも無い最低限の事なのだが、血圧、体温、脈拍、心拍、呼吸、いわゆるバイタルチェックなのだ。

ウチでは新規の患者さんには受付時、必ず全員に行う。 そんな当り前な事もしないところ、しかもそれもせずに急性期と安易に決めつけ保険適応させる所へなど、小生なら行かぬし不信感を皆抱くべきだ。

特に我々の仕事の場合、血圧と体温は非常に重要である。 先日の多発性筋炎でも書いたが、筋肉・関節の痛みや全身のだるさなど、様々な内科的な要因を見極める為にバイタルサインは常に頭に入れなければならない。 ただし、意外にもそのバイタルについて間違えた知識でいる者が多い。 流石に医師の方で間違える先生は居ないが、我々のような民間療法の人間には多い。

例えば体温。何度になるとどうマズイ!? と言われると、大抵の場合42℃で脳がどうとかこうとかと言う。 実はコレも間違え。40℃を超えたからと言って脳にダメージは無い。 ある医師の臨床では、50℃近くになった患者が、予後後遺症が全く無かったケースもあると言う話を聞いた事が有る。

実はそれは脳炎や髄膜炎のような高熱の出る病気が、高熱イコール脳障害というイメージを植え付けてしまっているのである。 

スポーツでの水分補給でも間違えた知識を持つ者もいる。 水分補給で体温は下がりはしない。 人間が体温を下げる最たる機構は発汗による気化熱によるものだ。 だから幾ら水分を取ったとしても、多湿な環境下では汗が帰化せず高体温になり熱中症になってしまうのだ。

新規で無い既存患者でも、昨日だけでも10数名、体温に留意して治療を行った。

痛いとこ聞いて、歪み見て動きみて、揉んで電気でテーピング。 20年前は小生もやっていたかな...

2011年01月26日

ゴロゴロクルンでポールストレッチ

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数年前からスポーツクラブやヨガ教室、自宅用でも目にするようになってきた、画像にもあるような柔らかい棒状のものを使った体操。 ポールストレッチとかポールエクササイズとも言うが、たしか元々は海外のフィジカル、アスレティックトレーナー達が理学的目的の為に使用していたのが始まりと記憶している。(間違っていたら申し訳無い)

患者からも時折、その効果効能を質問される事があるが、逆に指導者には何て説明させているのかと問うと、コアを鍛えるとか良く伸びるとか程度らしい。

まぁ趣味でやるお教室程度であれば、気持ち良ければそれで良しでも結構だが、我々はそのレベルの訳にはいかない。

例えば腰痛の患者に対して。 身体の関節を機能的に分けると、腰部・骨盤は安定性と言うのが主な役割である。それに対して胸郭・胸椎は動作を主に担う。腰椎の水平面可動域と言うのはそもそも5°しか無く、それ以上の大きな回旋は腰椎に大きな負担をかける。それに対して胸郭・胸椎は30°の角度があり、体幹の回旋動作の多くは以外にも胸部が多く担っているのである。 分かり易く言えば、腰から上が固いから腰に負担がかかるのかもしれないし、腰が不安定だから胸背部が安定しようと緊張し、肩や背中が凝るのかもしれない。

実は我々がフォームロールと呼ぶ、そのストレッチポールなるモノを使ってエクササイズを行う場合、腰痛の患者には胸郭の動作性を高める為に背中の下に置いてエクササイズをさせる事もある。 それを単にコアトレーニングだとか、凝った筋肉を伸ばしましょうなどではまったくもってお話にならない指導者レベルなのである。

先日も小生と同業な、ちょっとした知人がフォームロールを治療に取り入れていたが、正直???であった。 素人レベルの説明であれば本稿程度でも良いであろうが、事患者からお金を頂戴し、治療をしようと言うのであれば知識はその数十倍必要であり、付け焼刃な説明など出来る訳も無く、やめた。 ちょっとした流行り物エクササイズでも、元はしっかりとした理論がある事が多い。 それがいつの間にか伝言ゲームのように、伝わる都度に内容が変わって来てしまっているのだ。

これは良いの、悪いの!? と言う質問をする人間が昨今多いが、悪いのはその物自体では無く、人間にあると覚えて貰いたいものだ。

2011年01月19日

スポーツ外傷に確かな効果!!(高気圧酸素治療と酸素カプセルの違い)

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先日参加してきた、東京医科歯科大学で行われた『高気圧酸素スポーツ医学研究会』の事を暫く前に少し書いたが、患者からも質問がいくつかあったので小生レベルで偉そうに書ける事はないが、簡単に説明してみたいと思う。

当然人間の生命に酸素が必要なのは当たり前だが、その酸素を身体に取り込むには結合型と溶解型と2種類が存在する。 結合型酸素は血中の赤血球(ヘモグロビン)と、とても強くバインディング(結合)する性質があり、地上1気圧の大気中では既に97~98%結合をしている。 一方の溶解型酸素は血液やリンパ液などの体液に溶ける性質で、そもそも普段ではあまり量が多くは無い。 そもそも液体に溶けるガス成分は液体に接する気体の圧力に比例をする。 炭酸ジュースのふたを開けるとプシュっといって泡がたつ事の逆である。(この原理はダイバーに発生する減圧症と同じ)

これらを踏まえたうえで、人間の身体に害の無い2.0~2.8気圧下で100%酸素を吸入し、地上の約18倍の酸素を身体に取り込む事によって組織の修復を促すという研究結果を利用した治療である。

これだけを聞くと素晴らしい最新の治療のように聞こえるが、専門家の先生方によるとまだまだ研究過程にある治療だと言う理由も今回の学会で学ぶ事が出来た。 だが効果があるのは事実であるが、だからと言って安易に飛びつき頼ると言う事は間違いである。 そのもっともらしい理論だけを利用した巷に溢れる例の酸素カプセルは、かけれる圧力はせいぜい1.2気圧程度。これではリラクゼーション以外、治療効果は殆ど望む事が出来ない。それをさも効果的だと誇大広告をする側にも大きな問題があるが、安易に飛びつく利用者側の低い意識にも問題がある。

新しい物は良いが、安易に飛びつくのは単なる新し物好き。 自分に本当にそれが必要なモノであるのかを考える能力が、昨今では多くの人が低下してきている。 低下するようにメーカーの宣伝広告が出来ているのかもしれない。 難しい世の中である。

2011年01月18日

打撲、捻挫、靱帯損傷早期回復に専門的に取り組む。

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打撲、捻挫、靱帯損傷等、スポーツに怪我は付き物。 とくにフルコンタクトするスポーツでは、その数や程度は他競技より多く、高くなる。 急性症状以外にもオーバーユースもあるが、そもそも症状の初期のうちに気付き、対処すれば問題は無いのだが。

急性外傷の場合、その対処の早さ、方法によってその後の回復期間には大きな差が出てしまう。 先日参加した高気圧酸素治療も、現在スポーツの現場ではその回復期間の短縮により、選手のより早い現場への復帰が、チームパフォーマンスを常に高いレベルに高いところに保つ事が出来、勝利へと導く事に大きく貢献している最新治療の一つと捉えられている。

組織の修復には多くの要素はあるが、より多くの酸素を取り入れる事によって効果的であるとすれば、数千万から数億する機器を用いなくても臨床の場で出来る事は他にもある。 実はそこのところをこの十数年考えており、昨今屋号も変え、より専門的に取り組む方向性へ変革中である。 局所的に薬や注射、切った縫ったや、押して揉んで電気な治療のレベルでは、どんなに混んで繁盛していたとしても、古いエビデンスにしか基づいていない町医者レベル、魔法の手整体を超える事はあり得ないのだ。 そもそもそのエビデンスも怪しいのだが。

どんな事をするのか知りたいと思うのが患者だと云うかも知れんが、どんな薬を出すのだと尋ねて病院へ行く患者など逆に居ないだろう。  其れと同じだ。 その事が理解出来た者が早期回復を手に出来ると言っても過言では無い。 それらを提案するのが我々の仕事であり、全てなのだから。

2011年01月14日

スポーツやってました整体治療、増えちゃいました。

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この数日、面白くも無い小難しい内容をアップしていたが、実は治療する側として最低限の知識、持っていて詳しくて当たり前の生理学を敢えて書いてみていた。

実は昨年、スポーツ愛好家の患者がいつの年にも増して多く来院してきたのだが、そのほぼ全員当院が最初の治療では無い。ウチ以前に2件も3件も通って、最終的に紹介でやって来た患者がかなりの割合を占めていた。 しかもコレがまた皆さん、良く言えば熱心なのだが、悪く言えばネット・口コミ耳年増状態。 耳触りの良い広告や先生達にスルスルっと惹かれてしまう。  特にイケメンスタッフが多いんですよ、その手のスポーツやってました治療院には。

余程のスポーツ嫌いじゃ無い限り、子供・学生時代誰だってスポーツの一回ぐらい部活で熱心にやりますわ。 優秀な選手ほど、その肩書きを言いふらしたりしない。ましてや商売になどしない。小生の知人友人の元オリンピック選手達は全員そう。 ちょこっと全国大会自慢など余計笑われちゃし。

知らないんですわ、最低限必要な発痛メカニズム程度の生理学も。 少々戸惑う患者も稀には居るが、ウチでは必ずその可能性と思われる理論や生理学を、本や今どきならiPad等を使って説明する。それは子供でも、70、80代の患者さんでも。分からなければ何度でも言って下さいと。 根拠に基ずいた医療(EBM)でなければいけないのは最低限の常識。 今はそれを患者も理解するべき時代に入ってきている。

努力すれば見極められ、必ず良い治療、良い結果を手に入れる事が出来る。 そして我々はブームでたまたま営業は必ず淘汰される。 見透かされぬよう、日々努力なのだ。 近々面白いネタも入手予定なので、また後日。

2011年01月09日

ヘタなスポーツ知識より頓知の方がマシ。

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昨年はお陰さまでこの数年の中では患者も多く、忙しい一年であった。 特に3年前に屋号変更、方向性を変え、どこにでもあるようなスポーツに詳しい整体院を完全払拭した。

勿論、名前だけでは無く診察や治療全てにおいて全面的に見直した。 設備や技術では無い。患者が抱えている根本的な問題点は何なのかを、患者本人が認識できる事を第一に全面改築を行った。

例えばその方向性を説明する一例にサポーターやコルセット、テーピングやストレッチがある。 交通事故後遺障害で悩む患者の多くに、患部長期固定者が占める事は有名である。 腰が痛いから、コルセットをしていると楽だからと言って、一生コルセットをして治るイメージなどある訳が無い。 頸椎なら2週間、腰椎ならば3週間をめどにするのが現在の常識である。

昨年一昨年と膝靱帯手術に関しては、日本国内でもその考え方は劇的に変化した。 現在最新の考えではプロ選手であれ、靱帯手術を行っても4カ月で現場復帰が常論なのだ。高校サッカーで有名になった某選手は術後1週間病院が出したサポーターはしていたが、その後一切サポーターはおろかテーピングすらしなかったのである。 もちろんキッチリ4カ月後の選手権に完全復帰した事はトレーナの間では有名な話しである。

この事は装具学を学んだ者には良く分かる話だ。 今を楽にする装具と、これによって機能改善を狙う装具とではまるで物が違う。 ただ型を取って靴の中敷きや枕を出す者が未だ多い。 テーピングをして、「ほら楽に走れるでしょ」では、これは単に楽にしてるだけである。もちろんテーピングにも予防の貼り方と、可動・荷重方向を任意の方向へ促す為の“治す貼り方”と言うものもある。 会社を辞め、現在のように直接患者一人一人に当たるようになったこの十数年、世の中にこんなにも何も考えずにテーピングを貼っているのが多いものかと驚きの毎日である。 ちなみに小生がテーピングを貼るのは年に数回。 しかも殆どがキネシオ程度であるが。

無駄に熱く、長く書いてしまったがこれらの話はもう20数年前、小生がまだ学生の頃に外国人のトレーナから学んだ内容が殆どである。  要は当院はテーピングを、ストレッチを丁寧になんて所に怪我を押して試合に出なきゃいけない選手でも無いのなら、一般人は行くべきではないと言いたい。

診断診察と検査がイコールだと思っているのが、民間療法をする人間に多いという現状である。あまりにも質が低く、嘆かわしい。 痛いとこ揉んで、ボキッと骨整えて、電気当ててテーピングしてなんて治療院が未だ殆ど。診察上のPQRSTを正しく理解してこそ、治療が始まるのだ。 もっとも、PQRSTすら知らない治療家・トレーナーは、たんなる安らぎ整体師以外の何物でもないのだ。 目や耳に入る事、目先の事に捕らわれない頭を使った治療に必要なモノ。 それをキッチリ昨年は提案できたのではと、改めて思う。


って事で、最後に今日はとんちの日らしい。1月9日で“一休さん”だからだそうだ。

2011年01月06日

子供のスポーツ障害・成長期痛

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先日、子供の発育・スポーツ障害を専門で取り組んでいる先生との話で、現在の子供、特に小学生期の子供たちのスポーツに対する取り組み方に疑問がある事で意見が一致した。

小生たちが子供の頃とは違って、野球やサッカーなどのクラブチームと呼ばれるような地域スポーツ同好会が数多く増えた。 増えれば当然、その中で競争と言うものが起きる。 良く言えば切磋琢磨し競技レベルが上がると考えられるが、それと同時に練習量等、身体に対する負担も当然増えてくる。 患者・親御の話を聞いていると最近では週6、7日、ほぼ毎日のように練習をしているチームも少なくないと言う。


毎日野球やサッカーの練習を、しかも小学生にやらせる事が本当に良い事だと誰が考えているのだろう?!

こう書いていると小生が毎日の練習を完全否定しているように思われるが、実は本音は少々違う。

毎日続ける事、肉体的では無く精神的な忍耐力をつける事は、何にもまして重要だと考えるからである。 しかしそこは子供。 好きな事は制限なくやってしまう。 やり過ぎてしまう、その制限を大人が正しい知識で管理すると言う事が重要なのだ。

だが、怪我でやってくる子供達、親御の話を聞いていると、そのクラブチームの指導者達に正しい知識があるようにはどうも思えない節が多々あるのだ。 

身体能力向上と怪我の予防、ストレスマネジメントは表裏一体、同一線上に存在するもの。 それを理解していれば、今、この時期、この子にこれをしっかりやらせればと自ずと出てくる。 であれば子供たちに怪我などさせる訳が無い。 限界を超えた取り組みが必要に迫られる、プロスポーツ選手ではあるまいし。

子供の競技とプロ選手の競技への取り組み方の違い。 考えれば分かる事を考えもせず、ネットや本、講習会の机上に知識で指導する者がいるうちは、日本スポーツの真の発達・発展は当分先のようだ...

2010年12月26日

アスレチック・スポーツトレーナーになりたい!

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若者が取りたがる資格は数多くある。 ある大学の先生が、自分に自信の無い者ほど資格を取りたがる傾向が強いと言っていた。 同じ事を某スポーツ系専門学校進路担当の若い女性先生も言っていた。 もちろん小生も100%そう思う。

ウチの職種柄、治療家を目指す者とトレーナーを目指す者が多く訪ねてくる。 その若者達と話していると、年々多く感じるのがどの資格取ったら、どの資格を持っていたら良いのかと言う質問。先述の先生方の意見を元に考えてみると、年々自分に自信の無い若者が増えて来たという事なのかもしれない。

実は小生も18、19才時は少々スポーツトレーナーに憧れていた。 人に指導するからには自分自身もガッツリスポーツに取り組まねばと思い、数年間ドップリ競技漬けの日々を送っていた。 やりながら、考えながら、学びながら気が付いた事がある。

それは“何がしたいかより、何が出来るかにこだわらなければならない”と言う事。

やりながらでないと気が付けぬ事、学べぬ事があるのだ。 残念な事は、最近訪れてくる子達の大部分がトレーナーを目指すと言っている割には趣味程度しか、酷いと昔やっていた程度、15、16才時のスポーツ経験だけでこれからの将来を決めようとしているのだ。

最近めっきり連絡は取っていないが、小生の知人でトレーナーになりたいと言って海外に行ったきり戻って来ない子がいる。しかも女の子だ。 彼女はトレーナーの資格を取りたいのでは無く、トレーナーと言う仕事がしたいと常々言っていた。 ゴニャゴニャグニャグニャちまちま勉強・資格集めする時間がもったい無いと言っていた。 う~ん、男より男らしい。

趣味の延長線上のトレーナー。 ソリャどこまで行っても勉強しても、所詮趣味の延長線上のボンボントレーナー。 本気のトレーナーに会うのは、まだまだ至難の技であろう...

2010年12月22日

年内集中ダブル・スプリット

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ウチの若手スタッフの意向をくんで、年内朝晩ダブル・スプリットでトレーニング実施中。

年末年始地元帰って、身内知人友人久々再開に少しでもってのが男の心理。 う~ん、わかるなぁ~~、オイラも若い時そうだったしなぁ。

毎朝通常シングルスプリットでトレーニングしているのとダブルとでは、身体の反応は雲泥の差。 当然毎回のプロテインにも工夫が。 ココがそんじょそこいら、趣味トレ愛好家とは違う元メーカーならではの秘策があるのですわ。 今回はガッツリ4種類を用意済み。 完璧一週間で腕一周り半太くなる事必至。 こういうトレーニングから、短期間で筋肉はどれだけ向上・発達するのかを、机上の理論では無く実態感として学ぶのだ。

昔やってました的なナンチャッテ体育会系には、今は語れんのだ。

商売っ気だけ一歩先行く奴はごまんと居るが、ウチのスタッフには一歩先行く本物になって欲しいものだ。

2010年12月21日

スノボにサーフィン、スケボでヨコ乗り今どき系(スキーもね)

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昨日意味無くグルっと群馬栃木日光那須塩原廻って来ました。 別にスキーする訳でも無いのに。 ハンタマ横目に通り過ぎながら、昔来たナと思ってみたり。

今どきスキーの板もショートになり、車によっては車内収納OKでキャリア積載はだいぶ減りましたが、それでもこの時期ともなるとチラホラ屋根の上にスノボやスキー板を見つけます。

コレマタだいぶ減りましたが、やっぱりこの時期はその手の怪我でやって来る患者は増えてきます。 冬はスノボ、それ以外はスケボや波乗りと言う患者の方が多いカナ。 先日もスケボ夢中な高校生がやって来たが、とってもイイ子なので是非ともガッツリ治してあげたいと思うもんだ。

さて、いつも前置きの方が長くなってしまうのだが、特にこの手の怪我はその種目による競技特性・運動特性より、その時代の種目の社会的・個人的位置付けに大きく治し方が左右されてしまう。 この言葉の意味は先日書いた理論や実験では無く、“臨床”に重きを置いた者にしか理解しがたいであろう。 簡単に言えばその取り組み方を理解して、そこから治すべき進むべき方向性が決まるのだ。 目標無くして前に進む事など無いのだ。

「昔競技スキーやってました。」 それはそれで良い。 で、その経験を現在にすり合わせる能力がどれだけ持ち合わせているか。 そもそもその必要性をどれだけ感じているか。 通年取り組めないスポーツはモチベーションを持続しにくいからこそ、目標・目的意識をしっかりコチラも理解・提案しなければならないのだ。 何となくシーズン直前、当初だけちょこちょこっと治療やトレーニングだけするのでは駄目なのだ。

バブル期に、何となく他人より頑張ってやりました的な世代、 理解できる者と出来ぬ者との差が大きく出るのがこの世代。 まさしく真っ只中な小生、寒さでは無く本気で身を引き締め無くてはだ。

2010年12月16日

趣味のスポーツか、趣味を超えたスポーツか!?

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健康志向が高まったせいか、ゴルフやテニスはもちろん、街中でジョギングやサイクリングをする姿も多く見かけるようになった。 当然その数に比例してスポーツ愛好家の患者もこの数年増えてきた。 

指圧や骨接ぎ、整体の類は昔から年寄りが中心で、保険が利きゃ部活帰りの子供がと言う感じ。

バブル以降、厳しい経営の苦肉の策で、女性中心癒しチョイ揉み治療で売り上げを確保しようとする輩が多くなってしまった。 結果として治す治療より楽で簡単にリピーター現金化できるうま味を知ってしまった。 もはやその時から “治す” 事にこだわった先生は激減の一途を辿っていく事になった。

更に不景気煽りが強いこの2、3年、癒し治療でも足りなくなり、うわべだけこだわり治療先生が出始めた。 勿論小生もその一部と成らんよう、日々ガッチリ踏みとどまる事に必死であるが。

そんな此方の葛藤など全く知らずに、最近は以前と比べ物にならないぐらいの情報を持ってやって来る患者が増えた。 特に先に述べたスポーツ愛好家の要求のハードルは非常に高い。

ここでこの10年ズルせず誤魔化さず、治療に治す事にこだわって仕事をしてきた先生との差が大きいのだ。 それは最新の医学でも知識でも技術でも無い。 日々患者と向き合い、今現在の患者が多く求めるものを理解し受け止める、診察力がモノを言うのだ。


スポーツ愛好家と言っても趣味から競技志向まで様々。 しかし趣味と言え、今よりより良い成績を出したいのは全員の望み。 その希望と能力向上の情報が入り混じり、いつの間にか趣味を超えた競技と化している事に、本人そのものが気が付いていないのが現状である。

趣味とは専門としてではなく、楽しみにすること。余技。ホビー。 それを超えたものは趣味では無く競技だ。 競技とは厳しく苦しいもの。 しかしそれらの患者は決して楽しくないもの、苦しいものには手を出さず、楽に簡単に安く答えを手に入れようとしている。  当然世の中そんなに甘くは無い。 何かを手に入れようとすればするほど、それが大きければ大きいほど、当然失うモノも大きい。 それらは時間であったりお金であったり、職や収入であったり家族や友人であったりもする。 趣味を超え、競技に没頭するあまり、予期せぬ大きな代償を払う事になった人間を今まで数多くみて来た。 


僅かな努力や支出で済むうちに答えを見つけ、問題を解決して欲しいのだが、どんなに説明しても現実はなかなか理解してはもらえぬ。 モノや欲に溢れた現代では、それが一番難しい事なのだろう...

2010年12月11日

子供スポーツ指導に物申す

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先月より新たな取り組みとして始めた“ちびっ子スポーツ外来科”。 もちろんこれを始めたのには大きな理由がある。

小生が厳しい事はこのブログを読んでいる人には承知の沙汰であるが、そのせいもあり過保護正当化親御が多い今日、見事にかわいいお子さま達には嫌われまくっている。(爆

それでもこの数年、年を追うごとに痛い悪いと言ってやって来る小中学生の患者が増えてきた。
その全て全員100%が整形・接骨・マッサージ等からの転院である。 まぁ、商売・商圏的な常識からいつも同じ院からの転院が確率的に多いという面白い事実もあるが。 また、小中学生の親御が小生と同じ40代と言うのも良い要因。 10年前の子供の親、今の50代に当たる世代は申し訳無いが、その根拠の無い自己中心的な過保護に当時だいぶ頭を悩まされた。またその世代に若くして育てられた、現20~30代の小学生を子供の持つ親も、これまたなかなかタチが悪かったりもする。

しかし上記世代でも当然全員では無い。 理解できる親と出来ない親との隔たりが、尋常じゃ無いくらい大きいのだ。

当然ウチに連れてくるぐらいだからスポーツをしている子供が多くを占める。 その隔たりの理由は多くの場合、子供たちが参加しているスポーツのチーム・団体、コーチ・指導者に問題がある。

当り前であるが小学生には小学生の、中学生には中学生の、高校生以上には以上なりのスポーツに対する概念がある。 それがまだまだ多くの指導者が、練習・指導方法を学べば良い指導者だと思い込んでしまっている。

考えてみてくれ。 今よりも上手に旨く、身体を発達させる事を学ぶと言う事は、痛い悪いものを治すと言う事と何ら変わりが無いと言う事を。19、20歳当時だった小生でも分かった話だ。

サッカーで言えば最近のJは積極的に取り組んでいるが、プロ野球の世界では昔から取り組んでいる。 たとえばチームにもよるが一軍・二軍、三軍と分かれている。 一軍はベストコンディションを保つ為。二軍は一軍へ上がる為、パフォーマンス向上が目的。 三軍は怪我・故障した選手の為に復帰・復活を行うところ。 アスレチック・コンディショニング両トレーナーはそれら全てが仕事。 故障選手の治癒や向上全部が任務なのだ。 それでこそ指導者、トレーナーと言えるのである。 ケアとプレべンション、予防を一緒だと思っている指導者は質が低いのである。

しかし前述したウチへ訪れる、なかなか治らない怪我や故障をした子供たちのチームの話を聞いてみると、ガツガツ練習だけさせて、怪我をしたら休め、医者へ行けだけなのだ。

昨年ちょっとした縁、きっかけでJISSへ訪れた。あるオリンピック競技の小学5年生の強化指導キャンプに立ち合ったのであるが、最前線でスポーツ指導を行っている者、すべてがその世代の子供たちの大切さを理解してきているのだ。

成績や戦歴だけを大きくうたっている自称クラブチーム。 小生なら治療が出来ないチームとは縁を持たぬがな。

2010年12月09日

学習塾と子供のスポーツ障害

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昨今、子供の体力が低下したと騒がれているが、それは小生が学生だった20年以上前から言われている事。 しかし、実際体育の授業等でその数値を見る限りでは著しく低下しているようには思えない。  では何故体力が低下したように言われるのであろう?!

それは子供たちの持久力・持続力、やる気の無さ、感じ取れなさから来るのではないか。

先日、子供の体力を専門で研究している先生のある文献を読んだ。 小生が常々思っていた上記の事柄について、それは気力や気持ちの問題では無く、子供の生活習慣そのものについての研究内容によるものだった。

此処で全てを書いたら単なるコピペになるので止めておくが、明るい時間は明るいところで、暗い時間は暗いなりの生活を送る、そんな人間として基本的な事が無気力な子供、午前中から学校で居眠りをする子ほどズレテいるのである。

日中太陽の出ている時間に外に出ず、家の中ばかりで遊んでいたり、夜500ルクスもあれば生活出来る筈が、その何十倍の明るさもあるコンビニや学習塾に夜遅くまで出入りしていたりする。 メラトニンの関与もあり、当然睡眠のサイクルも崩れ、朝起きれず食欲も無く、通常日中に来る筈の体温上昇も夕方に訪れ、放課後になってやっと元気になる始末。 体温変動が崩れている子は、通常変動の子の4倍学習塾に時間を費やしているというデータもある。

毎日毎晩の学習塾、最近では毎放課後サッカーや野球の練習があるチームであったり、ますます子供のリズムが崩れているのだ。

今一番大切な事、子供にとって今必要な事を、大人が考えも理解もしようとせずに起こしている行動に全ての問題があるのだ。

子供も住みにくい、生活しにくいストレスの多い世の中になってしまったものだ...

2010年12月08日

やりたくないのか出来ぬのか?!子供のスポーツ障害

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お陰さまで大好評である、ちびっこスポーツ外来。

治療だけで無く、子供に必要な運動療法も組み入れたコース。 大人と違って長年の生活習慣から起因している症状では無いので全身隈なく押して揉んでの必要が無い。 その時間を運動療法に充てられるギュッとコンパクトな子供向けのコース。

コレが面白い事に、練習嫌いな子供でも自宅でしっかりリハメニューを毎日こなしているらしい。  子供の治療で一番大切なのはココなのだ。

痛くて運動出来なくても、本当は練習に行きたくなくっても、そんな事はどっちでもいい。 一番避けなければいけない事は、これを機に身体を動かす事が嫌いになってしまうと言う事。

楽しく、しかも徐々に出来るようになって来る運動メニューを組む事。

何であれ、だんだん出来るようになってくると楽しくなって来るもの。 それが自分自身の自信にもつながる。 勉強でもそうであろう。

軍隊のような型にハマった、本に書いてあるような練習を毎日全員にさせている練習だから悪くなる。 もちろんだからと言って甘やかしてはもっと駄目だ。 本当に子供の成長を願うのであれば、やってあげたい事とやらせたい事を、大人自身が考えて行動してあげなければならない。

本人は子供だから仕方が無い。 親や治療する側、指導する側の人間が目先の方法しか見ていないからいつまでも治らず、結果幾つも病院を連れまわす。  是は完璧大人のせい。

結局最後は強く正しい目的意識、ハートなんだよな。

2010年12月05日

日本スポーツが欧米諸国に勝てない理由

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昔から地域だ環境だと言われているが、もっともっと根源のところにその理由はある。


以前、海外に長く住んでいた事のある患者さんが言っていた話なのだが、欧米人は様々な要素を常にバランスを取りながら生活していると言う。

例えば痛くなったら治療が優先し、再発防止ならケアが、競技向上ならばトレーニングが、ホリデーは家族が優先する。 それらを常に考えながら、バランスを取りながら生活をすると言うのだ。

だが日本人は違う。 食事に気をつけているから運動はしなくて良いとか、運動していてどこも痛くないからケアは必要ないとか、週末の自分の趣味と家族がゴッチャだったりとか。 何か一つの事中心でしか考えていない見えていない、視野の狭い典型的なアジア人なのだ。

昨今、自転車やランニングがブームであるが、その中心はやはり成人。 しかもその殆どが趣味から入った上記意識の欠落している人間が多い。 しかしそれはスポーツをする側の人間だけでは無く、スポーツケア・治療を行う我々側にも言える事。 日々、コツコツしたケアを自分自身に行わず、理論ウンチクだけで治療を語る。 運動せずしてスポーツを語る。 コレじゃ無理だ。

一流の選手であれば、周りにトレーニングやケアのアドバイスをする人間はいくらでもいるだろう。 しかしそこへ至るまでのレベルの場合、周囲にどれだけ治療・ケアの本質を伝える事が出来る人間がいるのであろうか!? 好きな事、欲でしか運動をしない人間が一般人に多いようでは今の子供たちが正しいスポーツへの価値観などつく筈が無いのだ。

小生たちは日々コツコツその大切さを人々に伝える。 そしてその大切さを理解した子供たちが、ある子は選手へ、またある子はより一層質の高い指導者へと進む。 今はまだそれでいいと思う。

先日もブログに書いたが、気が向いた時、気が向いた事しかしない、頭デッカチなエセ体育会系がいるうちは、日の丸の数が世界を席巻する日はまだまだ遠いのである...

2010年11月27日

早朝トレーニングでバラバラ

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毎朝8時からスタッフ達とトレーニングしています。 患者飛び入りもOKなので、ケッコウ毎朝皆でハイテンション。 ソリャもう大騒ぎだったり。

小生と男子スタッフは今朝は下半身中心トレ。 久々の激烈バージョンに全員フラフラ千鳥足状態。 

フラフラの原因が他にもありました。 参加患者さんの靴、ご覧の通りバラバラ。 そう、足もバラバラなら靴もバラバラと言うネタ。

ジョギングシューズなどのミッドソールに多く使われているPU、ポリウレタンフォームの経年自然劣化。 正確にはこれは湿気が景況を及ぼす加水分解。 長く使わずに下駄箱やバックの中にしまっておいて発生する事が多い症状。 粉のようにボロボロとハゲ落ちる。

たしかにPUは軽く、衝撃吸収に富むがヘタリや耐久性に劣る。 特に画像のような構造の場合、エアチャンバー部とミッド素材部の素材収縮率の違いから、当然常に細かい剥がれ剥離現象が生じてしまう。 結果一枚無垢のPUミッドソールより劣化、剥がれが生じやすい。

カッコイイから、履きやすいからだけで靴を選ぶと、靴も足も故障する。 その辺は元靴メーカーとして、今週も2名の患者に自分の靴を持ってきてもらってレクチャー。 本や講習で聞きかじった靴アドバイスなんかとは雲泥ですって。 

正しい靴の知識持っている人って、ホントに少ないですわな。

2010年11月21日

スミスマシンケーブルトレ祭り

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某男子患者のご要望により、本日はケーブルトレーニングフェスでした。

本当にスミスマシンは万能です。使い方は無限大。一家に一台、有って良かった状態デス。

単なるパワートレでは無く、身体の使い方を学習しながらトレーニングできるところが素晴らしい。 しかし、海外のトレーナー達に比べるとそこまでキッチリ動作解析の理論に基づいて指導できるトレーナーは日本に少ない。 スミスマシンをただ単に時折目先を変えてやる面白トレーニング的位置付けにしている者も多い。

体幹、特に股関節・内転筋周囲のスタビリティには有効である。 安定させながら更に上半身の協調力を高める。 結果、股関節・下肢全体の動きを向上。 動作中に肉離れなどさせるような無様なトレーニングをさせるトレーナーがまだまだ日本には多いのだ。

筋肉付けてそれだけで満足なら、脱OLエアロビクスインストラクター的レベルでもかまわない。 知識・ウンチクトレーナか本物のトレーナーか?! 是非選手も賢く見極めて欲しいものだ。

2010年11月19日

肉食女子と細マッチョ

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もうかれこれ、ビルの2Fにリハ・トレーニング施設を作って9年近くになる。
当初はなかなか利用者も増えず、まぁこちらもやりたくない者を無理にやらせてはと、程々の位置づけにしていた。

徐々に利用する患者は増えてきたが、一気に増え始めたのは昨年から。それだけ健康・自己管理意識が世間的に高まったのであろう。 今回はその利用者における効果の出る人、出ない人の話を書いてみたい。

一番効果の出ているのは50代以降の女性。 この人たちがダントツで優秀。 逆にダメなのは20代女子。 男性は30前後。20代前半でも30、40代でも無い。

この両者に共通しているのが、 “週1回必ず” と言う事。  週2でも無く、来たり来なかったりでも無い。 キッチリ必ず週1回。 上記該当の女性は誰一人太っても腰痛でも無くなっている。 

男性では典型な男の子がいる。 もうかれこれ8年以上付き合いがあるが、トレーニングも6年近く。しかもキッチリ週1回。 週2回来た事はおそらく一度も無いだろう。 元はかなり細めな彼であったが、まぁ最近ではそれはみごとな細マッチョ。 ガリ痩せ脂肪極少で、たまたま筋肉が分かり易いだけのウソ細マッチョとは訳が違う。 正真正銘の細マッチョ。 真面目で根気・継続のたまもの。

キッチリ無理せずやって来る人にもうひとつ共通している事が、“設備・ハードより、指導・ソフトの重要性をしっかり理解している” 事。

若い女性と自分の体力に自信過信がある男性、今はまだギリ良いと思っているようだが、徐々に確実に下っ腹がブニャブニャブニョブニョ浸食してきているのだ。 ゴリゴリガツガツ損得勘定でやっても、結局ナンもゲット出来ずで淋しい思い。ガツガツやってもダメな理由がある事に気が付かんのだろう。

言ってもしょうが無いので小生も必要以上に指摘はせんが、こちらの指導と経験が重んじられなかった事に悲しみと努力不足を覚える。 おそらくそれを一定の人生経験のある人が理解して頂けているのであろう。 その期待と信用に答えるべく、更なる努力もせねばダ。

2010年11月18日

試合大会その前後

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そろそろ多くのスポーツがシーズンオフへと突入するこの時期、競技によっては秋季大会を勝ち抜いた者の決勝トーナメントなるものがまだまだ残っている。

先日もあるテニスプレーヤーとの話で、試合の前と後のケアの違いは以前の説明で良く理解しているが、たとえば春と秋、季節や時期によってケア・治療の違いはあるかと質問を受けた。

そそ、ソコなんですわ。 そもそも小生が学生時代、この手の事に興味を持ったきっかけは。

その当時運動の前と後、どちらに治療に来たら良いかというシンプルな質問を整形外科医はもちろん、接骨院、マッサージ師、スポーツトレーナーのお兄様方何人もに質問をしたがどれも納得できる答えをもらえなかった。 それどころか多くが話を逸らされ、ごまかされた。
今思えば生意気な18才19才だったのだろうが、子供は子供なりに真剣だった。

このサイトは答え合わせサイトじゃ無いので、当然今回もお題の答えはココでは語らんが、そういう気持ちを治す側は裏切ってはならないし、患者側も自分で自分が求めているモノの本質を理解しなければならない。 

心が求めているモノと身体か求めているモノが違っているから治らないと言う事実。

是こそが何処へ行っても治らない、慢性疼痛疾患の最大の課題なのだ。

飛躍するかのように思うかもしれないが、それを理解してこそ時期時節にあったスポーツケアが出来るのである。毎回毎回、誰彼にも統一したスポーツケアの完成形など無いのだから。

2010年11月07日

ちびっこスポーツ外来はじめました。

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野球にサッカー、ドッチボール。 ひざや足首、ひじ、肩等のスポーツや成長期における関節痛・筋肉痛でお悩みのお子さんをお持ちのご父兄の皆さま、どんどん大きくなる子供の治療はお考え以上に早期対処が重要です。
サポーターやテーピングでごまかしてはいませんか?!
大切な試合の間近でも、スポーツを中止させる事無く治療させていただくのが当院の特徴です。
まずはお気軽にご相談ください。

○ちびっこスポーツ外来科 ¥2,000-(1回40分前後、小学生迄)
*初診時は別途初診料¥2,000-頂戴致します。
二回目以降の治療に関しては多くの場合、保険治療扱いになります。(症状による)

2010年10月29日

子供のスポーツ障害、やりながら治せ!

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今年に入り、特に夏前から子供の患者が増え始めた。 勿論、当院屋号的に大半がスポーツ障害の子供たち。 膝が痛いだ、肩が肘が成長期痛だと言ってやって来る。

子供に限った話では無いが、患者に動くな走るな、スポーツをするなとは過去振り返ってもまず言った記憶が無い。 そもそも止めれるぐらいなら痛くなって無いだろと。

基本的な話だが、実際止めなければいけないぐらいの症状・痛みってどんな理由なのだ?! 炎症か? それならそもそも病院で薬・注射の方が有効だ。 ならば急性では無い症状だと一体原因はナンだ??

動くと痛いからと言って、動くなとイメージで言ってはいないのか!?

少年野球の野球肘も、陸上・サッカー等の膝痛オスグッド・シュラッターもどう動かすか、動かしてどう治すかが、我々理学的治療を行う者の使命なのだ。 ネット検索好きな輩であれば、最新の膝靭帯手術再生を調べてみて欲しい。世界的に4カ月で選手権復帰がスタンダードなのだ。しかもその間、テーピングすらしないでだ。

骨折も靭帯断裂後も、リハビリと言うのは一流の選手でも逃げ出したくなるほど痛いもの。 動かすから治る。 ならば動かしながら治す事も可能だと考えねばならない。

現在抱えている十数名の子供たち、全員一日も練習は休ませない。 でも皆元気に毎日飛び跳ねている。 痛みの次は繰り返させぬケアを。

骨・肉だけの治療では到達できぬ事を、親より施術側より、誰よりも子供本人が分かっていたりするものなのだから。 目標をブラしてはいけないのだよ、諸君!! 

2010年10月24日

前腕パンパン、コンパートメント。

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腕や足がパンパンに張ってますって患者は意外なほど多い。

心当たりも無いと言う患者に日々あたっていると、疲れてますね、体質ですねと、ついつい御座成り楽観視的治療になりがちである。 揉んで、温めて、電気当ててお疲れさまでしたと。 まぁ、良くて超音波をかけるぐらい。

上肢・下肢の筋、血管、神経は骨・筋膜・骨間膜に囲まれて存在している。この構造を筋区画“コンパートメント”と言う。 下腿は前部・外側・深後部・浅後部、前腕は屈筋群・伸筋群・橈側伸筋群の区画に分かれており、それらが何らかの原因で内圧が高まると、血管が圧迫されて循環障害が発生し筋や神経の機能障害がおき、時として筋や神経の組織が数時間で壊死するという重大な障害を残すことがある。  一般的にスポーツではこのような急性型では無く、慢性型のコンパートメント症候群が多くみられる。

どちらにせよ最終的には阻血性壊死に至るため、疼痛、蒼白、脈拍消失、感覚異常、麻痺等の阻血症状が現れたらコンパートメント内の減圧と循環改善を図る処置を速やかに行わねばならない。のんびり、楽観視してはいられないのだ。

当然最悪なケースは筋膜切開手術であるが、それ以前にやらねばならぬ処置が多くある。 兎にも角にも正しく見極める為には神経学的診察のスキルが要求されるの。 コンパートメントに限った事ではないが、誰かが下した診断名を今一度考察しなおす能力。 病院に何十年勤めていても他人が下した診断下だけでの経験は、なかなか治らないと言う患者には全く役に経たないのだ。 正しい診察・診断の次に技術・治療だ。

磨かなければならぬのは腕では無く、 “脳” なのだ。 得てして一番パンパンなのは患者の手足では無く、自分の脳みそだったりするのだから...

2010年10月05日

メンバー専用モバイルサイト

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有るんですねぇ~、ウチの裏サイト。  メンバー専用モバイルサイトが。

継続ケアに積極的に取り組んでる方向けに、混雑状況が分かるライブカメラがあったり、携帯で画像確認しながら出来る、治療やトレーニングのブログがあったり、院長の更に毒舌なブログがあったり。

今回は、例の自宅ワークアウトを画像付き説明付きで、携帯握りしめて出来る様アップしました。

ご存じで無い方は来院時スタッフまでお尋ねください。

2010年10月03日

自宅で出来るSkinny Jeans Workout

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ビリーもコアも、もう古い!

今、全米の女性に大人気なエクササイズ、


それは、“スキニージーンズ ワークアウト(Skinny Jeans Workout)”!! 


1週間に3回、8週間のワークアウトで、ジーンズ2サイズダウンと言う、女性には超魅力的なエクササイズなのです !


しかも今回はそれが、 自宅で出来るエクササイズ と言うのが最大のウリです。

来週より毎日曜レッスン予定です。 詳しくは来院時スタッフまでお尋ねください。

2010年09月26日

MERRELL(メレル)2010秋冬入荷

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エセだミーハーだと言われようが、最近アウトドアしてマス。

去年も今年も富士山登ったし、大山も高尾山も幾度か行って。 色んな意味でハードルが高いんだか低いんだか...

さて、今では友人・同僚も殆ど居なくなった前職取り扱いのアウトドアシューズ“MERRELL(メレル)”。 国内初入荷もシッカリ未だに覚えてますよ。 縁故もお世話にもなりで、ウチの院でもずっと取り扱いさせて頂いております。 ホント、感謝感謝ですわ。

そのメレルのこの秋冬新作がいよいよ入荷してまいりました。 待合室にも新作ディスプレイ中です。 100%と行ってもイイぐらいのメレル購入者のリピート購入率。 小生自らタイプもサイズも、足・腰・姿勢、骨格・脚力まで考慮に入れてフィッティングします。 そんじょ其処らの靴屋に全くマネ出来ぬメーカー仕込みの秘策込みで。  待合室で手にとって是非ご覧ください。

2010年09月24日

腱鞘炎じゃない手関節疼痛(遠位橈尺関節)

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手首が痛いと言ってやって来る患者。 一言で手関節障害と言っても、母指CM関節症 、手根不安定症、変形性手関節症 、デュプイトラン拘縮、母指靱帯損傷、月状骨軟化症(キーンベック)、舟状骨偽関節 、三角線維軟骨複合体損傷(TFCC損傷)、屈筋腱損傷 、先天性、関節リウマチetc...  あげたらとってもキリが無い。

昨日のCVA等に関するブログでも書いたが、大抵の患者は専門医療機関後にやって来る。 何度も言うが、ここに大きな問題がある。 見落とされているところが必ずあるのだ。 それは知識や理論では見えないところを。

例えば手首が痛いと言ってやって来るスポーツをやっている患者。 本人の痛がり方に相反して、検査はオールマイナス。 もしくは陽性確定するには乏しすぎる結果。 だが本人は痛いと言う。 決めるべき確定要素は検査では無く、問診の中に隠れている。 投げる・打つと言った、その競技中においての特定動作でのみ発症するのだ。 先日も手首が痛い患者で、遠位橈尺関節までは簡単に絞り込めた。が、それに対する対処法が本や理論では折れてなければ、やれ骨が長いダ変形だという。 大抵の場合全くそんな事は関係無い。 インパクトが加わる時の打点やフォーム、要は応力・床反力を考慮に入れた動作が出来ていない事に起因しているのだ。

それを痛いところばかりに執着して、弄くりまわしているうちは当然治らない。 広い視野での動作解析、改善をして、初めて運動障害は回避・疼痛解消できる。

たかが手首、腱鞘炎で済ませてはいけない。 患者は皆困っているのだから。

2010年09月22日

膝関節治療10回後

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盆以降、膝関節障害を訴える患者が多かった事は幾度か書いた。

その患者も治療回数が6回を超えてきた。 週一来ても、6回で一月半。 組織組成を考えると90日サイクル3か月のちょうど中間地点。 治ってきた部分と残った部分、ここまでくれば大抵の患者は『あっ、週一でもここまでよくなるのか。』と体感としてわかる。

ただ、治す側として一回の治療効果が一週間も持たせるのはそうそう簡単では無い。 これには技術だけでは無く、患者側の理解と努力も必要である。 その中でも膝関節はとても分かり易い。 先日まで全く曲げ伸ばしが出来なかったものが、ある時から急激に改善する。 独特な膝関節の包内運動に関与する筋の働きにその理由がある。

膝関節を屈曲・伸展だけで考えている治療やケア、トレーニングでは駄目。関節の滑り運動を多軸で考える。 腓腹筋・膝窩筋、そして半膜様筋の膝関節動作への影響力。 様々なところで見落とされているのだ。 まして腫れていたりするならば、更に膝窩動・静脈の捕捉も考えて治療に当たる。

生活様式にもよるが、殆んどの人が膝関節に負荷をかけずに生活する事は困難。 だから肩・上肢関節以上にコンスタントな治療やケアが必要なのである。

秋には全員、全開全力できっと走れる事でしょう。

2010年09月19日

SWISS BALL(スイスボール) エクササイズ

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この数年、誰でも一度は目にした事があるだろう、この空気の入った大きなボールを使ったトレーニングを。

バランスボールだとかエクササイズボールだとか様々な名前で呼ばれているが、正式名称は“スイス エクササイズ”。

名前の通りその発祥はスイス。 当初スイスでは子供向けの神経発達トレーニングツール、または整形外科や神経学的問題を抱えている患者さんの治療エクササイズとして行われていました。80年代に入ってからは、アメリカの理学療法士達が腰や背中、膝などを痛めた患者への治療として取り入れ注目を浴びる様になりました。 現在ではリハビリテーションだけでなく、様々なスポーツでの機能改善・向上を目的として使用されています。

一つの目標にしているスイスのとある慢性疼痛疾患専門施設でも、もちろんこのスイスボールエクササイズは多く取り入れられています。

現在では当院の1/3の患者さんの治療・リハビリにスイスボールエクササイズを取り入れています。 腰痛や肩凝りはもちろん、肩・膝関節の慢性疼痛が嘘のように無くなる事に患者はもとより、我々も驚きの日々を送っています。 もちろん、一番大切なのはその人の障害・レベルに合ったプログラムと指導を的確に行う事。 そして定期的なフォームや種目の改善。 これらが適切な期間内での終了を本人に目標とさせる。 其処こそが本やビデオ、町のスポーツジムでは全く意味をなす事が出来ない、当院の最大のポイントである。

それでも中級レベルのエクササイズに取り組んでいる患者は、まだ僅か2名。 他200名ほどはまだまだ初級。 お楽しみはコレからですよ。 頑張りましょう!

2010年09月03日

腕橈骨筋と膝窩筋

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腕橈骨筋と膝窩筋。 前者は肘に、後者は膝にある小さな筋肉。

小さいと言っても、実はその役割は意外なほど大きい。

関節の回旋を担うが、同時に屈曲動作も担う。 屈曲・伸展を考える上で十分加味しなければならない。

更にここで重要なのが、筋個別の作用では無く、複数の筋の相互作用を考えて動作を解析せねばならない。 いわば上記の筋は多軸動作中において関節の安定性をコントロールしているのである。

どうすると痛いのか痛くないのか。 単純に負荷・荷重だけをイメージしてはいけない。 粗悪な整形外科医が膝関節痛をすべて半月板のせいにするのと同じである。

靭帯・関節包のメカノレセプター、固有受容器障害を考えたうえでの理学療法。 押して揉んで治る週末セミナー受講先生に成り下がってはいけない。 患者も治す側も、真の“学び”と出会ってもらいたい。

2010年09月02日

根本的発想転換膝関節

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ココにきて十数名連続膝関節障害。 って事で今週のスタッフ研修のテーマは膝関節障害。

膝が痛いとどうしますか? 素人的にシップにアイシング、テーピングにサポーター。 後はストレッチ程度。 治療する側だと曲げれないなら腿まえ揉んで、伸びないのならハム側揉んで電気かけて温めて。 後は丁寧にストレッチ教えて、ウチは親身だなぁ~と自己満足。

イヤイヤ、実は上記すべてが裏目に出ているって事。 その理由がシッカリ解剖学的に理解できているかどうか。 それらを踏まえたうえで、で患者はどのアプローチを肉体的精神的にどれだけ受け止められるかどうかを診立てる。

腰や肩よりも、膝関節はその安定性を複雑な構造でカバーしている。 前だ後ろだだけでは到底到達できない発想の転換が、膝関節治療には要求される。 ヒントをほんの少しだけ画像に織り込んでみたが。

研究に臨床が追いついてきた昨今だから理解できる事。 医療に限らず分野問わず、現代を生き抜くヒントがそこに存在するのだ。 身体が硬い・悪い前に、頭が固い・悪いを治そうではないか!

2010年08月29日

登山バッチリトレーニング

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昨年に続き今年も行きます。 本日終業後から出発、富士登山。

昨年は患者に声かけ、総勢17名に。 サスガに今年は少人数で。

今年は今までの少し違った趣向でのトレーニングを暫く前から実施。 若い頃に一時期真剣に取り組んだクロスカントリーランの、当時海外選手から学んだ補強トレーニングも一部取り入れて。 コレがなかなか苦しい、良いトレーニングなんですわ。

心拍管理はもちろん、上半身と下半身の協調力を重んじるプログラム。 これは現在の患者に対する治療に取り入れるプログラムにも共通する事。

後は天候次第。 日ごろの行いデスな。

2010年08月27日

子供のスポーツ障害 オスグッド

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屋号に“スポーツ”という言葉があるせいか、特に子供はスポーツをしている患者が多い。

中心は“膝”。 半数近くは成長期痛、“オスグッド・シュラッター病”だと言われてやって来る。

運動を休めば半減、止めねばならない。 下半身のトレーニングだ、ストレッチだ、アイシングが必要だと言って言われてやって来ます。

確かにそうです! 本ではネ。  ソコなんですわ、薄っぺらい紙の上のドクターかどうかの分かれ目は。 

筋トレ? させません、俺は。 んじゃ、痛くない子はみな筋肉筋力があって、痛い子は足ヒョロヒョロ?? ストレッチ? 柔らかければすべてが解決するとでも??  痛くない子はみな総統柔らかいんだねぇ~~。 アイシング?? どーぞどーぞ思う存分冷やしてください。町中アイシング祭りでいいじゃないですか!?


そういう子どもを診ている先生も酷い。 腫れてるからと言って注射打って薬飲ませて、自分で自分をプロだと思っている。 ずっと前から、何年も前から痛いと言ってる患者と最近はじめて痛くなった患者を同じ治療しているにもかかわらず。 で、治らなければ手術だねと言い。 可哀そうだね、疑わずに信じている患者は。

痛みを取るには治療だが、痛みを避けるのは治療では無い。 リハビリ、理学療法、運動療法のポイントはそこにある。  患者は痛いのを避けたい。治す側も避けたい。 お互いで避けて、回避ばかりしているウチはゴールには一生辿り着かない。 粗悪なドクターほど、回避した事を自慢げに言い、患者のその後の人生なんか机上の理論でしか考えてない。

特に成長期痛、成長期・子供の頃、若年層から痛みが出ている症状であれば、治らぬ原因理由は上記にある。

治す事と痛みを取る事を同じだと考えている粗悪な思考。 たぶん日本だから何とかなっているのだろう。 ヨーロッパでは医療でもスポーツの現場でも、そんな治療にごまかされる市民は少ない。 患者だからこそ、賢くあれ。

2010年08月26日

挙げるの投げるの、痛い肩・肘関節

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膝・足関節靱帯、アキレス腱ばかりではありません。 肩肘も多いんです、この時期。

もともとウチは四十・五十肩患者さんが多いのです。 腰痛以上に整形・接骨院から。

肩周囲の解剖を学んだ人であったら、その複雑な構造を理解している筈。 にも拘らず、治療はいたって単調。 ずーっと温めで、ずーっと電気で。 酷いところは、若い兄ちゃんスタッフがノリで肩コリマッサージ。  そんなとこ無駄に押して揉んだら、よけい制限出るってば。 まま、その理由もわからないだろうケド。

この症状、肩は10回ダネ、15回ダネと初診時に必ず言います。 と言っても勿論1回でも早く治す努力は当然するが、やはり経験上その回数に大きな誤差が無いのも事実。  最近だと10年以上前から野球をすると肩が痛い患者、これは10回。 2年ほど前からテニスで肘・肩痛い人、これはセットで15回。 両手首の腱鞘炎だと、長年他院通院していた主婦の方、コレも10回以下。 ただ、この方々は小生の治療うんぬんでは無く、ご本人がとても前向きで協力的。 説明も理解し、治らない事も多少痛くなる事も自分のせいだと、決して他人や他のモノのせいにしない方々。

お互いで“治そう”という目標に向かって努力をする。 努力には苦労や苦痛は伴う。 それを理解されているのだ。

某一流スポーツ選手でも、リハビリは痛くて辛くて逃げ出すモノ。 だから痛くなくて気持ちいい治療の方が商売になり、街に増える。 結果、治らない。

昔は赤ひげ先生みたいな人、いっぱい居たのになぁ~...

2010年08月21日

連日連続アキレス腱断裂!

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予想通り例年通り、盆明け連休明けから大混雑です。

昨日も連続アキレス腱断裂。

2年振りにやって来られた男性患者さん、その間ご自分で運動等努力をされていたらしく、スッキリスリムで大感心。 しかし、やってしまいました!アキレス腱断裂。

100%完全断裂では無い可能性。大学病院でも手術か保存かで検討中らしく、昨日は小生の意見をと言う事で来院されてきた。 是こそ治療家冥利に尽きる。

過去何人ものアキレス腱断裂を診てきたが、手術の是非の場合、その論点がズレている事に術側も患者も気がつかぬケースが数多い。

今年の初めに、最新の膝周囲靱帯再建は術後4カ月競技復帰と言うのが、現在の世界スタンダードだと書いた。  従来であれば競技復帰は6カ月・12か月が標準であったのだが、ではいったい何が現在の考えと違うのだろう?

実はそれは最新の手術方法でも、特殊なリハビリ方法にあるのでは全く無い。  答えはいたってシンプル。

それは、選手・患者に、『貴方はいったい何時、どの試合に、どんな形で復帰・復活したいのですか』と問う事から始める。 従来は医師が診察して診断して、一年と言われれば一年のリハビリメニュー組んで、それらを行う。 ただそれだけであったのだが、目線が180度違うのだ。

患者・選手自身の意識も高くなり、モチベーション高くリハビリに取り組み、当然その再断裂率も異常に低い。

昔から医療に取り組む者が諸先輩に言われ続ける事なのだが、『治療は身体を診る事では無く、患者を診る事から始めるのだ』と。

ただし、残念なのだが当の患者自身が自分で自分が何を求めているのかが分からず、間違っていたりする。 揉んではいけない肩こりを揉んで欲しいから揉んでくれるところばかり訪れたり、治癒を促さなければいけないのに、痛みを止める治療ばかり望み、結果何度も繰り返し何年も悪かったりする。


丁稚奉公・御手伝いさんじゃ無いんだから、求めているモノをすべて提供する事が質の高いサービスでは無い。

金儲け第一ならばそれも結構だが、時として厳しい指摘・忠告をしなければ、患者は受け止めねば質の高いサービスを提供、受け取る事は出来ない。

そんな事を正しく分かりあえる患者との出会いに、改めて感謝する。

2010年08月10日

他院とは180°違うところ。筋肉痛偏

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殆どの人が経験した事がある筈な“筋肉痛”。 しかし、そのメカニズムを正確に理解している人は少ない。

実のところ、その筋肉痛については色々な仮説があると言うのが現状。

その中でも一番有力なのが、不飽和脂肪酸の一種であるアラキドン酸から生合成される生理活性物質である “プロスタグランジン” が、大きなカギを握っているのである。

実はこのプロスタグランジン、簡単に説明すると本来は組織を再合成する物質なのだが、その作用の過程で「痛み、熱、腫れ」を発生させていしまうのだ。 いわば筋肉痛は修復・合成している証しなのである。

他にもこのプロスタグランジンは、風邪薬を飲んでもなかなか治らない咳であったり、湿布をずっと貼っていても良くならない原因にも絡んでいる。(アスピリンやインドメタシンとの可逆性による)

当院へやって来る患者の多くが、その患部の組織を再合成する事をしていない、もしくは再合成を阻害する事を日常的に行ってるケースである。 

残念ながらその治療には前述の通り、多少の「痛み、熱、腫れ」を伴ってしまう。 暫く前にフィギュアスケートの某男子オリンピック選手が膝の靭帯を切り、その術後のリハビリがあまりにも痛くて逃げ出したくなったのは有名である。 

そのぐらい辛いものであり、それを避けて通っては道は開けないのだが、実際当院で扱う疼痛はそこまで重篤なケースは殆ど無く、我々的には筋肉痛レベルなのだが、その理解は本人の性格や思い込みに大きく左右される。

大きな病院のリハビリ室をイメージしてみて欲しい。歩いたり動いたり動かしたりしているだろう。 それこそが理学療法であり、疼痛除去・動作改善に必要不可欠なのだ。 マッサージや整体も悪くは無いが、受け身の治療では無く、治らないのであれば後は自分自身が発想を変えねばならない。 一生揉んでいても治らないのだから...

2010年08月07日

ダイエットには筋肉が重要。

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運動による消費カロリーは1週間に700~2000キロカロリーが推奨されています。誰でもできる運動として、散歩より少し早い速歩、ウォーキングがおススメでしょう。 膝関節痛などのために歩けない人は、プールの中で歩くとよ衝撃や荷重は減るので良いでしょう。 浮力のため体重が5~10キロ位になり、関節の負担が減ります。 また、エアロバイク(室内自転車こぎ)も膝に負担が少ないとされています。 梅雨時など雨で運動がしにくいと思いますが、1日中降ることは実際は少なく、その気になればできるものです。 雨を理由に運動を避けるのは正当な理由では無いとう事です。 何事もコツコツ、少しずつと言う気持ちが重要。

筋力増強運動、筋肉トレーニングは以前はむしろやらないほうがよいとされていましたが、息を止めなければ比較的安全に施行でき、筋肉が増えれば、基礎代謝が増加し消費エネルギーが増えるという考えから、最近では有酸素運動との併用が推奨されています。

もちろんトレーニングは正しい知識を持った指導者のもとで行うという大前提があります。 ただ重い物を持ち上げたり振り回していては効果が無いばかりか、変なふうに筋肉がついたり、いずれは怪我へとつながります。


さて、ここまで5回に分けて書いてきた運動が重要だというコラム。  実は糖尿病・成人病予防に積極的に運動療法を推奨されている、あるお医者さんの資料を一部抜粋・加筆させて頂いております。 なぜ運動が必要なのか、どのくらい必要なのかをとても分かり易く書いている文章で、小生自身もあ~なるほどと思ってしまう内容です。 健康に、“もう間に合わない”と言う言葉はありません。 あるとしたらそれはアナタが『やりたくない』と言っているだけなのです。 自分の、皆の幸せの為に、さぁ始めましょう!!

2010年08月06日

運動週2回と3回とでは大違い!!

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運動が良いと一言で言っても運動にも色々ありますが、糖尿病や減量によいのはご承知の通り有酸素運動です。 これはウォーキングやジョギング、遠泳、登山などの運動です。 息切れしないで15分以上できる運動です。 心拍数でいうと、1分間に110~120位、高齢者ではこれよりやや遅め、若年ではやや速めが分かりやすい目安でしょう。 会話はできるが歌は歌えない程度の運動そいえばイメージしやすいのでは。 運動直後、心拍数は急激に落ちていきますので、1分間測定すると少なめになります。15秒間計って4倍して10足すと運動中平均に近い値となります。

運動は最低1回15分以上、1日30分以上やる必要があります。 週2回と3回では運動効果がかなり違います。 ココが重要なところなのです! ただし週5回以上では余り差がありません。 ですから週3回から5回やるのがよいのです。ただカロリー消費は運動時間に比例して増えますから、減量目的の場合は毎日でもよいのです。


『どのくらいやった方がいいんですか!』、『週何回来ればイイんですか?!?!』と言われても、理想論はいくらでも言えるのです。 コツコツ努力、継続は力なり。 先ずは3日坊主にならない事を心に誓ってから、10分でも20分でも、週1でも2でも始めてみましょうよ。

2010年08月04日

太りたくないなら、答えは筋肉。

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そもそもエネルギーはどこで消費されるのでしょうか?  答えは筋肉なのです。 筋肉で全体の40%ものエネルギーが消費されます。 中年以後太る原因は生活習慣、運動不足等により筋肉の量が減り、基礎代謝が若い時より格段に落ちるためなのです。

歩くことにより筋肉量も増加します。 運動するということは糖の消費の良い体に改造するということなのです。 食事療法のみに頼った場合、はじめは体重が減ってもそのうち止まってしまうことがあります。これは、余りエネルギーが入ってこないために、低エネルギーで生きていける体になってしまうためです。つまり基礎代謝が落ちてしまうのです。 まさしく悪循環の始まりです。

しかしここで積極的に運動療法を併用すれば、また基礎代謝が増加し、体重が減ってきます。
筋肉の量も念頭に入れてダイエットに取り組まなければ、リバウンドするばかりか代謝も落ち、美容にも健康にも悪影響を及ぼすのです。 夏が終わって自分の顔をまじまじ鏡で見てみると、さぞショックを受ける事でしょう。

そうならない為にも、食事も運動もバランス良くが大切と言う事です。 好き嫌いする事が悪いと言うのは子供で知っている事実なのですから。

2010年08月03日

40歳以後、同じ食事をしてもなぜ太る?!

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肥満対策、ダイエット・減量はもちろん、糖尿病等各種成人病の予防の基本は食事療法と運動療法です。

運動によって単にエネルギーを消費するだけでなく、筋肉への糖の取り込みが良くなります。30分程度のウォーキングでも、毎日行えば40%も増加します。しかもこの効果は運動中だけではなく運動後も長時間にわたり持続します。

40歳以後、同じ食事をしていても太るのはなぜでしょうか。これは何もしなくても消費するエネルギー(基礎代謝)が減少するためです。

それではどこで消費されるのでしょうか? 答えは筋肉なのです。筋肉で全体の40%が使われます。中年以後太る原因は筋肉の量が減り基礎代謝が落ちるためなのです。

有酸素運動だけをしていて、食事制限をして体重が落ちても、それは一時的なものなのです。 俗に言うリバウンドが起きやすい状態を、すすんで自ら作っているようなものなのです。

筋肉トレーニングに付いて、詳しくは後日また書きたいと思います。

代謝の上がるこの時期だから、シッカリと体力・筋力づくりをして太りにくい身体を作ってみましょう。

2010年08月01日

夏の二の腕トレーニングの意味

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今日から8月。

いよいよ始まったASAOフェス。

今日からは 『二の腕プルプル祭り』トレーニング。

さて、なぜ第一週目ここで敢えて二の腕をトレーニングするのか?!

特に女性諸君に考えてもらいたい。


夏になり暑くなり薄着になり、他の季節とは違いこの時期中心的に身体で露出される部分。 足・ふくらはぎは今どき一年中。 そう、二の腕なのである。

しかも鏡を使っても真後ろから本人では確認出来ないのが二の腕、“上腕三頭筋”なのだ。


もともとスリムで自分のスタイルに何の不満無い人には関係無いが、少しでもおなかの肉をつまんで悩んでいる人は、同じような状態が自分の知らないところ、そう、二の腕にもおきているのだ。

現代生活では殆どの人が日常で使う事が少ない部位でもあり、皮膚もシワシワ、皮下脂肪もブツブツダルダルセルライト状態。

ただし、使っていないからこそ、ちょっとのトレーニングで効果が分かるのもこの部分。


かわいいノンスリーブ着て、実は後ろからお肉がつくね状態って事が無いようご注意あれ。

2010年07月28日

熱中症日射病偏

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さて一回飛んだが最後は昔からよく耳にする “日射病” 偏。

文字通り日光の光のせいだとは容易に想像が付くであろうが、実は熱中症の中でも最も重症なのがこの日射病。 頭部、頚部に直射日光を長時間受けて倒れるのだ。 体温が40℃以上の高体温になり、発汗は停止、皮膚は紅潮、かさかさと言う身体所見。 初めは頭痛、めまい、耳鳴り、よろめき、徐々に運動障害や意識障害を起こし、うわ言やわめいたり暴れる錯乱状態。失神、昏睡状態から死に至ることもある。  実に恐ろしい。

処置として、予後は高体温と意識障害の時間により決まり、いかに早く体温を下げるかがポイントとなる。 処置が遅れると、全身の臓器に障害が起こるので一刻も早く救急機関へ連絡し病院へ運ばねばならない。搬送中は、頚部、脇の下、腿のつけねなど、動脈が皮膚表面に近い部分をアイスパックで冷やしながら運ぶ。 呼吸が停止している時は、人工呼吸をしながら救急隊を待つ。 

あまりにも昔からよく聞くので、帽子かぶって水飲んでれば防げるとなど安易に考えている者が多く、その知識・危機管理意識の低さが大事に至ってしまう。

特に年配者は若い人の20倍ぐらいなりやすいので要注意である。

まぁ、熱中症についてサラサラっと説明できないようでは、スポーツトレーナー、指導者、スポーツケア、スポーツ整体などと、スポーツと言う言葉を使うに値しないのだが。 一度身の回りの人にズバッと質問してみては如何だろう。

2010年07月25日

熱中症熱疲労偏

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熱中症の中でも一般の方に一番聞き慣れない言葉が『熱疲労』である。

多量の発汗により、水分および塩分が不足し、一種の脱水症状で倒れる。脱力感、めまい、頭痛、嘔吐、時には失神する事もある。心拍数や呼吸数は上昇するが、逆に体温の上昇はほとんどなく、皮膚は蒼白、べとべとして冷たく血圧は低下する。 熱疲労はその症状と、暑さにさらされた後に起きたことから診断される。 しかし、指導者・管理者が正しい知識を身につけておれば回避は出来る。

処置としては、日陰の涼しく風通しのよいところに移し、足を高くして寝かせ、0.2%程度の食塩水を飲ませれば通常速やかに回復する。 多くは水分を補給すると急速に回復するが、熱疲労を治療せずにいると、熱射病を起こす恐れがある。当然であるが、回復しない時は病院へ搬送。 また、意識がないときや呼吸が停止時は人工呼吸を開始すると同時に救急機関へ通報するのが鉄則である。

指導者のみならず、これらの対処法は父兄はもちろん、選手本人にも身につけさせておく必要がある。 特に真夏のこの時期は練習の前に毎回説明して欲しい。

2010年07月24日

熱中症熱痙攣偏

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昨日の熱中症の続きを。


熱中症とは暑熱環境下で起こる障害の総称をという事は昨日話した。

その中でも今回は熱痙攣について少し書いてみよう。

熱痙攣とは多量の発汗により、塩分・水分が失われ、手足の筋肉や腹筋に激しい痛みを伴う痙攣が起こる。その他脱力感、嘔吐、腰痛、下痢などの症状が出ることもある。体温上昇なし、尿量減少が特徴である。

処置としては日陰の涼しく風通しのよいところに移し、横に寝かせ衣服を緩め、0.2%程度の食塩水を飲ませる。また、痙攣した筋肉と反対に作用する筋肉を収縮させ、その後軽くマッサージを行う手技が有効である。

知識無く水分補給ばかりおし進める場合、特に水分だけとって、塩分が足りない場合に熱痙攣は起こり易い。 ただ単に生理的食塩水やスポーツドリンクを飲ませるのでは無く、正しい濃度、正しいタイミング・摂取量を管理さえすれば、それだけでかなりの確率で予防が出来るのである。

最低限そこまで教えて、はじめてスポーツケア、スポーツトレーナーなのである。 押して揉んでる、揉んでもらっているだけではスポーツケアとは言えないのだ。  熱い夏の時だからこそ熱いお茶を飲む理由ぐらい、スラスラっと説明できて当り前。 大丈夫かな、皆さん?!

2010年07月23日

スポーツ時の熱中症予防管理

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昔は『水は飲むな!』と言われたが、今ではとにかく水を飲め!が常識となった。

安全面を考えれば正しい事である。 しかし、指導者・管理者としてはより適切に対処する為に正しい知識が必要である。

既に猛暑のこの頃、熱中症の事故をテレビで聞かない日は無く、予防法やその概念は以前より遥かに広まった。 最近では日射病では無く、暑熱環境下で起こる障害の総称である熱中症と言う言葉を多く聞くようになった。

既存患者さんは熱痙攣、熱疲労、日射病の判別・処置についてメンバーサイトに詳しく書いてあるので後ほど良く読んでみてもらいたい。

スポーツをするお子さんがいる方。夏休みになり炎天下でスポーツをする機会が増えるこの時期、特に正しく知識を持って管理してもらいたいのが、WBGT(湿球黒球温度)である。

ナンダそれ?! って言うのであれば論外であり、指導者失格である。

屋内でのWBGT=0.7×湿球温+0.2×黒球温+乾球温、屋外WBGT=0.7×湿球温+0.3×黒球温。 それぞれの指数により、ほぼ安全(適宜水分補給) 、注意(積極的に水分補給)、警戒(積極的に休息)、厳重警戒(激しい運動は中止)、運動中止(運動は原則中止) を正しく判断する。 現在ではポータブルな専門測定機器もあるので、興味のある方は来院時直接小生まで。


何はともあれ、“健康と安全は全てにおいて優先する” と言う自覚が無い者を指導者と呼ばない。 リスクの高いこの時期だからこそ、正しい知識と意識で取り組んでもらいたい。

2010年07月18日

長引く肉離れに疑問符

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初夏のこの時期から秋にかけて多くやって来るのが“肉離れ”
スポーツトップシーズンだから仕方が無いが。

肉離れに関しては、やって来る患者の人数、急性・亜急性半々である。

急性なら分かるが、問題は亜急性。 整形外科、整骨院問わず、なかなか良くならないと言ってやって来るのだが、問題はその“亜急性”の定義にある。

整形外科的に言う時間経過に基づいた定義では無く、自己診療都合的に各々の先生が自分の理解で決めた定義で診察する事に、そもそもの問題があるのである。

その辺を詳しく説明しているサイトがあるので、興味がある方は是非読んでみて欲しい。
(鍼灸整骨総合サイト 亜急性ってなに?)

時間経過はもちろん、PQRST全てを正しく考慮してこその診療。 亜急性の定期をそもそも捻じ曲げて診ているようでは、治る筈が無い。 長く困っている患者は、勇気を持って保険診療上の亜急性の定義を先生にぶつけてみてはいかがであろうか?! 小生なら若干ひくが。(笑)

消費者は納得してその対価を払うべきだ。 噂や口コミでうかうか行ってるような患者に完治は訪れない。 治る治らないはそんなところにあるのだから。

2010年07月13日

オスグッド病(Osgood-Schlatter)でも止めさせない!

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膝が痛いと、整形外科等でオスグッド・シュラッターだと言われてやって来る子供の患者が昔から数多くやって来る。

もちろん先月まで保険診療はやっていなかったが、それでも沢山やって来る。 面白いのがやって来る子供100%整形外科や接骨院にさんざん通って治らなくてやって来る。

このての痛みの患者には、小生は必ずスポーツを “中止させない”

たとえそれが真正のオスグッド病であっても。

何処へ行っても必ずスポーツは中止だと言われてやって来る。 本に書いてある通りのセオリーだが、考えてみてくれ。 止めれるぐらいなら痛くはなっていないだろうし、そもそも来ないだろう。

動作解析も含めた、運動にかかわる生活習慣全般を精査する必要があるのだ。

痛くなる子と痛くならない子の違いを、本人はもとより両親にも認識させねばならぬのだ。

その為に屋号まで変え取り組んでいる。

何でもかんでも筋トレで治ると思ったら大間違い。 これからの将来、ガッツリスポーツに取り組んでもらいたいからこそ、こんなところで挫折させる訳にはいかない。 お互い本気で取り組もう。

2010年07月09日

ランニング・富士登山の方へ腹筋祭り

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アホなタイトルで申し訳無い。

昨日今日と意味も無く腹筋祭り。

別に腹筋を見せ合う変態祭りでは無い。 もちろん腹筋トレーニング集中講座。

こういうタイトルに食いついてくる患者が多いのもウチの特徴か。


ビッチリ1時間、腹筋ばかりのバリエーション。 いかに普段腹筋を使っていないか、使えていないかも実感。 ランニングはもちろんこれからの季節、富士登山を目指す人にとっても腹周り腰回りのトレーニングは準備必須。 特に中殿筋をバリバリ意識するプログラムを入れるのがミソ。 山坂、足を蹴る挙げるで、どれだけ効率よく筋肉を使えるか。


さすがに皆ヘロヘロ。 好評ならまた次回もアリか?! う~ん、個人的には辛いから微妙ですが。(笑)

2010年07月08日

泳げない理由は陸で解決

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夏のこの時期、老若男女問わず水泳に関する質問・相談が多い。

小生、何気に水泳指導経験もソコソコあったりする。 過去6、7年間毎日競泳をしていた事もある。

水泳指導は他のスポーツと大きく違うところがある。

大抵のスポーツは往年の名選手が名コーチ、名監督と言うのが良くあるが、水泳は少々違ってくる。

名選手と言う事は、競技者としてのスキル、フォームはそれなり以上。 見本を見せれば生徒はそれを見て自分のフォームとすり合わせる。 見本を見て学び、修正できるのだが、水泳は見本を見たとしても、自分の目の前の動作ですら水の中でゴーグルで、背部に至っては振り返ったって全く持って確認不能。

人間は自分で自分の動きが確認出来ない場合、どうなるか?  真っ暗な部屋にいきなり放り込まれドアを閉められ「さあ、歩け!」と言われた場合、大手大股で歩く奴はいない。 100%手探り、小股になるのである。 自分で自分の動きが確認出来なければ、必ず縮こまるのだ。

泳げない者の多くが肘・膝を伸ばしきる事が動作の中で出来ない。 ここで指導者に求められるモノは、動作のイメージと身体の動きをすり合わせる指導なのである。 当然これは水泳だけに限った事では無いのだが。

動作を解析し、頭に正しいイメージを持たせ、分解と統合を部分的に繰り返した動作ドリルを行うのだ。

揉むだけ、筋トレだけで出来るようになる事など無いと気が付く事が先ず必須。

楽しんでやりましょう! スマイルで。

2010年06月24日

肘が痛いの?手首が痛いの??続編

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最近の肘特集の続き。

マニアックな患者さんからの質問もあり、少々補足。

解剖学・臨床応用学をもとに診察診断、治療を行うのが通常。 だがそこには多くの思い込みが発生する。

手首・肘の障害、特にスポーツをするという患者で見落とされがちなのが、昨日も登場した腕橈骨筋。 この筋肉のせいで肘も手首も痛くなるケースがあるのである。

この筋はおもに肘関節の屈曲動作を担うのだが、更に詳しく考察すると通常の屈曲動作では無く素早く、特に伸展運動で生じた遠心力に拮抗するときに最大に作用する筋肉なのである。

単なる見かけ上の動作解析、バイメカでは無く、どうすると、どのような時に痛みが出るのかを患者の訴えから正確に引き出し、精査しなければならないのだ。

これには知識だけではなく、治療する側の人間性が大きくモノを言う。 聞き出し、引き出せなければ何も生まれないのだ。

5年10年で培われるものでは無い。 もちろんボケっと10年20年いれば身に付くものでも無い。 日々自分自身と向き合い、戦える者だけが身につけられる人間性から生じる技なのだ。


人生これ戦いである。

2010年06月20日

テニスエルボーと肘内症

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とにかく多いんです。 テニスエルボーの患者さんが。 

小生はお付き合い程度しかテニスはしませんが、なんでまた昔から多いのか。今もオーバーじゃ無いのですが何十人もいます。

どの患者にも必ず言うのが、『痛いからと言ってテニスを辞めなさい、休みなさいとは絶対言いません。そもそも休めるぐらいなら来てないでしょ!! だから私も頑張るから貴方も頑張りなさい!』 


テニスエルボー、テニス肘と呼ばれるこの症状、正式には『上腕骨外側上顆炎』といいます。 使いすぎ症候群とも呼ばれますが、そんな事は無い。 なら、プロテニスプレーヤーは皆肘痛くて休んでますわな。

使いすぎは一要因であって原因では無い。 ではどうやって治すか?

そもそも肘の外側(上腕骨外側上顆)には手首を伸ばしたり、指を伸ばす筋肉が付着しており、何らかの要因で上腕骨外側上顆に負担が掛かり、炎症を起して痛みが出ます。要は筋や腱の炎症と判断されます。

ウチには接骨院や整形外科で散々治らず長引かせやって来る患者が殆ど。 スポーツ、テニス、肘の外側が痛いからテニス肘、炎症ねと安易な判断・治療の結果なのが全ての災い。まぁ、患者にしてみればどうしょうも無い話なのだが。

最近多いのが肘内症。テニスをある一定以上のレベルでされている方。上橈尺関節の運動を丁寧に診察、治療していく。ただそれだけです。

どんな重症なテニスエルボーであろうと、僅か数回で必ず治る。 安易な思考で診立てる治療側と、近い安いで無駄に毎日治療に行き続ける安易な患者。

良くも悪くも安易だと言う事ですわ。

2010年06月18日

二の腕作成委員会(上腕筋と上腕二頭筋)

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ヒョロヒョロの男性諸君は、皆たくましい腕の持ち主になってみたいと思うモノ。

だが、思っているより遥かに上腕のトレーニングは難しい。

最近、ウチのスタッフ君には背部と上腕屈筋をセット組している。 今朝も背中2種目と上腕屈筋2種目。 もちろんまだまだ基礎の基礎。 それでもだんだんたくましくなってきたのは昨日書いたとおり。

アームカール系種目も本日また新たに1種目初お目見え。ココからがトレーニングも本番で、どの種目が上腕二頭かそれが上腕筋なのかを考えながら効かせていく。 しかもワザと若干の嘘を交えながら。 そのウソにこれから少しずつ気がついたら、そこが本人の学び処。

上腕は深いのダヨ。 それを学んでこそ、各種エルボー疾患に対処できるのだよ。机上・ウンチク治療家では無い、真のドクターとして心身ともに学び、成長してもらいたいのだ。

2010年06月17日

今度は早朝トレーニング

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早朝研修に続き、今朝は早朝トレーニング。 

毎朝7時半8時には出勤しているのだが、タマにはスタッフ達へ本当の朝トレを実施。

通常一般社会人は帰社後夜トレ中心になりがちだが、就寝中の血流を考えると必ずしもベストとは言えない。 もちろん栄養補給の面からみても日中のメリットは大きい。

それらを理論では無く、体感として身につける為にはやってみるのが一番。 それも生半可なものでは無く、 “本気” で実施してみる事。

マルチパウンデッジも取り入れながらいくつか潰しにかかる。 過去、患者には一度も実施した事の無いパターンで。

高負荷は筋肉で上げるのではなく、 “脳” で上げる、脳で、脳がコントロールするのです。

スタビリティーアップの患者向けリハプログラムでも、最近のテーマが“脳”なんです。

その意味を少しずつ理解し始めたスタッフ君、君の行く末は小生が保証しよう。

2010年06月15日

頑張れニッポン!みんな頑張れ!!

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サッカー日本代表おめでとう! 夕べは多くの人が深夜までTVにカブリ付いていた事でしょう。 サッカー少年では無かった小生も、流石に夕べは観ましたよ。

観ると負ける的なジンクスってあるじゃないですか? だから夕べは真逆で深夜目ん玉見開いて本気で観てみました。(笑)

そもそもスポーツは殺し合いじゃないんだから、結果全てじゃ無く、選手たちが今まで努力した集大成を温かく見守って応援しましょうよ。 生きるか死ぬかなんて言ってるモノはスポーツじゃ無くて、単なる野蛮な勝負事。博打やギャンブルですわ。 麻雀やパチンコはスポーツじゃ無いだろって事。

正々堂々、親兄弟・お天道様に正面切って生きていく男気も無い者は、そもそも男じゃ無い訳だ。 って事は、人間邪道であれ王道・正当であれ、男であれ女であれ、結果勝負では無く、過程の努力にその真価を問うべきではなかろうか。

帳尻合わせりゃイイ、金額出りゃイイ、責任取ればいい、辞めればいいなんて、どっかの政治家がとる行動と同じだわ。当人にであれ周りの人間であれ、選手であれサポーターであれ、皆で真の日本人になって応援する、される人間になろうではないか!!

努力は皆で評価し、苦労苦悩は皆で分かち合い、一人は皆の為、皆は一人の為に前に進もう。

2010年06月08日

完全完璧テニスエルボーリハ

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まだまだ不景気な昨今、いつにもまして患者さんからのご紹介には頭が上がりません。

プロロードレーサーの子が活躍すると、一気に自転車が趣味だと言う患者が増え、ジョギング、ランニング繋がりで知人友人お友達が来たり、この半年はテニス繋がりの患者さんが大挙。 何十人も。

皆さん大人なお姉さま方。殆ど全ての方が長く患い、今まで何軒もの病院・治療院を渡り歩いていらっしゃる。 当然知識・イメージのハードルも高く、生半可な説明では納得されない。

ココが若もんスポーツ選手、動ける人だけを見てきた自称スポーツトレーナとの違いの見せ所。 治療のテクニックや知識・理論で攻めてはかえって引くのもこのケース。 もっぱら、最初は飛びつくのもこのケースだが、すぐに引くのもこのケース。だから渡り歩き、なかなか治らない。

子供への運動指導は身体で覚えさす。理論を説明したって小学生に全てを理解させるのは不可能。 頭がダメなら身体。  逆に大人は頭で分かっていても身体が付いていかない。 身体がダメなら頭。 

ココが大切。 頭だからと言って知識では無く、“イメージ”。 頭と身体をすり合せる事が重要。

ウチで必ず行うのがメディスンボールを利用した運動リハプログラム。決して筋力やスピードトレーニングでは無い。

先日もまったくラケットも握れない患者、2回でOK。 自慢では無く、協調性の再教育を今まで行っていないという証。 だから今まで自分が描いていた治療やケアと全く違う次元で取り組まなければならないと言う証拠。 当の本人が一番驚く。

さぁ、揉みますか?何をしますか??なんてナンセンスな質問などせず(説明しても理解出来ぬのだから)、先ず一歩踏み出そうではないか。

2010年06月03日

筋肉注射で残念でした。

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トレーニングで肩を痛めたと言ってやってきた学生さん。 よく知っている患者さんのイケメン息子さん。

日中痛め、近所の整形に行ったのだが、やはり不安で来院。

来週にはどうしても出たい試合があるので少しでも早くと話したところ、注射を打たれたと。  コレがまたビミョーな結果に。

先ず身体所見と打った筋肉が合わない。 どうやらザクッと僧帽筋に打たれたようだが、MMT等をやるまでも無く全く動作と合わない。

超音波等、治癒を促す処置もしたいが当然この状況では、当日は無理。

肩甲挙筋であるのだが、他部位によって主訴部位への負担軽減を図るしか出来ない。

当然、トレーニング種目のスキル・テクニックにも問題がある為、正しい指導も必要。
特に限界域での。


楽だよなぁ~、注射打って、薬のんで、湿布貼って、自然治癒でも誰も不満に思わないんだから。

まぁ、そんな患者が毎日ワンサカやって来るのがウチだから、仕方が無いが...

2010年05月29日

腱板構成SITS

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今年に入り、患者さん達の口コミのお陰でウン十人もテニス愛好家の患者さんが観えてます。 ホント、この不景気のさなか、感謝いたします。

さて、肩甲下筋(けんこうかきん)、棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)、小円筋(しょうえんきん)の4つの深層部の筋肉からなる “SITS筋”  。日本で一般的なのは腱板(回旋筋蓋)とかローテーターカフという名称。 肩関節を安定させ、特に激しい肩関節の運動には欠かす事の出来ない重要な筋肉。 個々の障害の患者さんが最近多い。

やって来る患者、スポーツ選手は今まで散々、押されて揉まれて治らずやって来る。

ココから先がウチの真骨頂。 先日のメディスンボールなんかも場合によっちゃ登場する。 1年以内なら10回ぐらいの運動療法で大抵は解決する。

まぁその10回が頑張れない患者さんだから、今まで治っていないと言えばそうなのだが。

今年は概ねココまでこの手の障害はパーフェクト。 でなきゃ紹介なんて夢のまた夢だもんな。 腱板断裂リハもそろそろやって来る予感だし、スタッフ達にはいい勉強でしょう。 そうで無きゃ、年寄り肩揉み治療院辞めてウチにやって来た意味無いしね。

さて、今日も頑張るとしますかな。


2010年05月09日

肩甲胸郭関節可動改善モビライゼーション

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一般外来では腰痛が主訴である患者が多いが、事これがスポーツとなると肩・膝関節の主訴が俄然増える。

肩関節周囲は5つもの関節から構成される複合体である為、その解剖学的理解の深さが要求される。 しかし先日も書いた通り、解剖学的考察に重きを置くあまり見落とされる項目が多いのも、肩関節障害でやって来る患者に多い特徴である。

5つの中でも更に特に多いのが“肩甲胸郭関節”。通常の関節とは少々違った定義である肩甲胸郭関節。それゆえに発想を180°変えて臨まなければならない。

通常、関節は関節包と言う袋で包まれ、その中に滑液と言う潤滑を担う液体があり、そのお陰で滑らかにスムーズに、安定して動く・動かす事が出来るのである。 しかし肩甲胸郭関節は関節包に包まれている訳では無く、様々な筋肉によって機能的に関節のような働きをしている。 よって、どれか一つの筋肉の働きが悪くても動きのスムーズさを一気に失ってしまう。

まぁ、本に書いてあるような事をズラズラ書いてみたが、この肩甲胸郭関節に関しては、解剖的構造だけでは全く役に立たない場合が多いのだ。 特にストレッチだ筋トレだとばかり指導するようなところでは、この言葉の意味は皆目見当もつかないであろう。

以前ヨーロッパの、ある陸上競技のトレーニングで小生もまだ若い頃に学んだのであるが。

昨日も長年にわたり肩関節障害で悩んでいる患者に、側臥位で肩甲胸郭関節、およびT2、3関節、胸腸肋筋、仙腸関節へのアプローチで関節可動は120°から一気に180°に改善される。 そして大切なのは次回以降、決して同じアプローチを毎回しないと言う事にある。 この理由はあえて書かんが、机上の理論の勉強ばかりしていない指導者・治療家ならいわずもがなであろう。

この春からやってきた新人君の目を丸くする姿に毎日ほくそ笑む小生は、やっぱり悪趣味なのだろう...

2010年05月08日

クリニックでトレーニングはナンセンス?!

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我々のようなところへやって来る患者、その殆どが今より動けるように歩けるように、働けるようにスポーツできるようにを希望してやって来る。

だが何故か院内で、ましてや自宅で運動メニューを提案すると好ましくない顔をしたり、きちんとやらなかったりする。

治す側も嫌な顔をされるぐらいなら、無難にサポーター・テーピング・コルセットで固定して安静にしてと対処する。 動かしてあげたいと思っているのにもかかわらず、動かさない提案をする。

個々の矛盾を解決せねば、前進など出来ぬ。

実は多くの患者が、“運動”と“トレーニング”をごっちゃに、勘違いをしているのである。

筋肉や関節は、 “動かす” と言う事によって除痛や治癒が促される。 

現実的に考えてみれば分かるのだが、骨折をした患者に初っ端からバテるほどリハビリはさせんし、お年寄りにだってリハビリ終わった後、グッタリするほどやらせないだろう。 疲れるほどバテるほどであれば、それは“運動”と言う域では無く、“トレーニング” である。

しかし、トレーニングだって動かしている事には変わりないので、結果何となくいつの間にか良くなってしまい、『筋肉、筋力付いたから治った!』、『筋力・筋肉付ければ治る!!』なんていう、鍛えれば痛みや障害が解決・回避できると思っている浅はかなスポーツトレーナーや治療側の人間がいるが、一度、自分の脳の分析でもした方が良い。

学校で習う以前の話だが、こんな事を患者は分からず、治す側も分かってる風に勘違いをし、治療を行っている。


積極的なな身体活動に参加してもらう、参加できるようにしようではないか!

2010年05月04日

いよいよ大詰め!早朝ランニング!!

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ウチのゴールデンウィーク企画も、残すところあと一日。 今朝も総勢10名でバリっと走って来ました。

6日間すべてが違う、緑豊かな山坂コース。 本日のコースも、とっておきな10kmコース。 みなさんシッカリ付いてくるのが、超驚き。

今日は終始ピッチを重視した走り方で、160から180までのピッチを身体で学んでみました。

ラストの明日は、コレマタとっておきです。 お楽しみに。

2010年05月01日

学生、スポーツ、ど根性。

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最近の若い者はと昔からよく言うが、いやいやなかなか今どきの若者も捨てたもんじゃないですよ。

患者なんかで言ったら、むしろ大人より中・高校生の方がきちんと説明すればするほど、『あ~、なるほど』といい、おばちゃんになればなるほど、『え~、そうなの~~』と言う。 人の話を素直に聞けない、視野の狭いへその曲がった大人になってしまう。 いったいいつからなんだろう? その境目は。

最近何十人もの求人の応募が日々あるのだが、電話で話していて年齢が上がれば上がるほど、主張ばかりをし、 “勤める” という意味を全くわかって無い。 最近辞書ネタばかりで申し訳無いが、勤めるとは、『当然しなければならない事。任務。義務。』であり、おもに自己主張する場と思い違いしている。

ある大手企業の人事担当者が、最近の新卒就活生の傾向に、以前にもまして企業に合わせる心掛けが多いと話していた。 

合わせられる事も能力であり才能である。 時として根性や気合いもいる。 やれ心理学だ、マネージメントだと、机上の理論で頭でっかちな学生は論外であるが。

強い気持ち。

企業が欲しいのはその一点である。

2010年04月21日

奇をてらうにわかスポーツトレーナーに、真の運動学を。

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先日、あるスポーツ選手のブログを読んでいて、そこに書き込まれているコメの中に小生と同業のような方たちの解析ちっくな文章を読んで感じた違和感を書いてみよう。

といってもいつも述べている事なのであるが、“運動学” と言うモノの捉え方が根本から間違えているのだ。


本来、正しくは “人体運動学” と言うモノが頂点にある。 スポーツ愛好家なら一度は耳にした事があるだろうが、kinesiology(キネシオロジー)のそれである。

実はそこから学問は “運動学” と “運動力学” に分かれる。 運動力学とは運動を起こす力を対象にした学問。 体育学的によくいうのがコレ。 やれ筋肉だ筋力だと言うのは運動力学でしか考えていない証拠。 昨今、とってもお勉強が出来る若輩トレーナー諸君がバイメカとよくいうが、とっても視野が狭い事も多々ある。 だから嫌みも込めて若輩と言わせていただく。

さて問題はもう一つの本来の “運動学” と言うもの。 運動の幾何学的偏位を扱う学問なのであるが、たいていのプチ運動学好き指導・治療家の輩はここ止まり。 フォームがどうだとか、肩が身体が骨盤が歪んでいるからそれが原因なんていうのか分かりやすい例。 運動学は更にここから “骨運動学” と “関節運動学” に分かれる。

“骨運動学” は筋の影響を取り除いた状態で他動的な屈曲・外転・外旋などと表現される骨体の動きを扱う分野である。先ず正しく骨運動学の知識・考察があって、はじめて筋が硬いとか柔軟性がとかを語って欲しい。 

さて最後の来るのが “関節運動学” 。 これは文字通り関節面の運動を対象にした学問である。 関節内では見掛け上とは違った動きをしている事がある。それらを理解し、治療するには更に、 “関節包内運動” と言うものを理解しなければならない。

これらすべてを学び、理解できて初めて治療家だ、スポーツトレーだと言えよう。

だが残念ながら25年になる経験の中で、そのような存在に出会った事はホンの数例だった。 殆どが勝手な思いつきや浅い知識、他人の受け売りで脳だ、神経だ、連動だまで語ってしまっている。 


お願いだから、純粋なスポーツ選手や一般人を騙さないで欲しい...

2010年04月14日

検査でワカリャ、世話ネ~ヨ。

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過去幾度となく書いているが、諸外国でよく言われる整形外科の在り方。 文字通り、“外科” 的に “形” を “整” える学問。

当然検査・診断も、形状に留意して行う事が多い。 

折れた・切れたや、逆に形状に異常が見受けられない場合であれば問題無いのであるが、もっともダメなのが中途半端に異常がに使った場合。 『ちょっと潰れているねぇ~』とか、『骨が、軟骨がささくれ・尖っているねぇ~』が立ち悪い。


腰痛や関節痛は整形外科では無く、“神経内科”だと言うのが正しい。 何で痛いのかなんて素人に分かる訳が無い。 明らかに折れて切れていれば別であるが、何で痛いのかを見極めるご専門の診療科目が神経内科なのである。

通常の内科でもそうだ。 熱っぽく、風邪っぽく行ったとして、いきなりレントゲンや血液検査などしないだろう。 一番最初は先ず問診。 椅子に座っていきなり喉診る先生などいる訳が無い。


昨日のブログでのスポーツトレーナー。 お勉強のできるとっても頭のおよろしい子たちは、決まって身体を動かせたり動きを見たりから始める。 よりメディカルな知識がある者は体幹の前後屈やSLR、ケンプ等の身体検査をしたがる。

検査が悪いのではない。 検査はあくまでも確定診断であり、それ以前、問診・視診・触診の段階で、診断はほぼ済んでいなければいけないのだ。

たとえばナフジガーテストなどは、小生のように高度医療施設で無い場合、髄膜腫など受け止める事が出来ぬ症状の精査の為に、検査の優先度が上がる事は稀にあるが。

スポーツ選手など、動作によって障害が発生する場合も同様に、動きをみる以前にいくつかの可能性が既に頭に浮かんでおり、動作解析等は必ず確定の為に用いなければならない。 ただし、動作改善を専門とした指導者であれば必ずしも上記の通りである必要はないが、腰痛や関節痛、術後予後に取り組む者であれば、真っ先に患部を触し、動かすなどはあり得ないのである。


“治せない者が治すべきでは無い” 


本や検査で治るのであれば、世の中痛みで苦しむ人は居なくなるであろう。 ちなみに我々が専門家として行う検査は、レントゲンやMRI、動かして分かる検査より精緻なものであり、講義や学校で誰もが身に付くものでは決して無く、それがプロなのである。

2010年04月13日

院卒スポーツトレーナーさんが引率ですって。

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最近はとってもお勉強のできるスポーツトレーナーさんが各方面で活躍されており、正しい知識の普及される事に感動すら覚える。

先日も某大学院卒のスポーツトレーナーさんの話で、とっても解剖学的根拠に基づいた動作解析的視線の傷害復帰プロセスについて素敵なお考えを聞いたが、ふと何処かで同じ話を聞いた事を思い出した。 どうやら出所は同じらしい。

小生も感心と納得を一部した話であったのだが、同時に違和感も覚えた。

本人たちは多角的に物事を考察しているようなのだが、結果、話の全てが“筋肉”にたどり着くのである。

筋力と柔軟性改善へと、話が落ち着いてしまう。

こういう話をすると当人たちは、神経伝達・脳神経も考えていると言うが、ココが大きな間違いの始まりなのである。

そもそも本人たちは自信タップリに、学んだ知識で対処をしようとしているが、臨床経験の乏しい机上の理論であり、現に目の前でその対処をしたにもかかわらず何年も腰痛・関節痛で苦しんでいる選手について大きな疑問を持たぬのであろうか?


“疑うべきは、症状・患者では無く、自分自身”


医療にたずさわるものでもっとも大切な心掛けは“自問自答”事なのである。


先週ある先生が言っていたが、『1万症例診て、初めてぼんやり見えてくる』のだと。

貧乏だった小生の人生の選択肢に“大学院”なんて言葉は無かった。 二十歳(ハタチ)過ぎた成人が、5年も6年も働かずにいると言う事自体が当時理解できなかった。

より多くの人、多くのスポーツの世界を知らなければと未熟ながら当時は真剣に考え、スポーツメーカーに就職した。 当然その期間は自分のやりたいと思った事は出来なかったが、先日も「就職活動に必要な心得」のところで書いたが、結果その期間のお陰で現在、整形外科から未完治でやって来る多くの患者と既成概念にとらわれる事無く向き合う事が出来る。


一見、自分の考えで行動しているようだが、実は他人からのすり込みで思考している人間。 テレビのネタに飛びつく主婦と同じレベル。 そんなトレーナーに引きつれられたって、ゴールに辿り着く筈が無い。


世のスポーツトレーナーの諸君、筋肉バカだけには決してならないで欲しい。

2010年04月11日

満員御礼早朝クロスカントリーランニング

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ナンと、今週二度目のプチ・クロスカントリーランニング。 

総勢11名。 本日走行距離12km強。 登坂路多し。 やっぱりいつもの雨降らない男。

本日は登坂における体幹の使い方を、頭部の位置と姿勢を例にとり実際に走ってみました。

ホンの少し体幹・荷重を変えるだけで1周目より2周目、2周目より3周目の方が上り坂楽チン軽がるデシタ。

どんなに治療中に説明したって、ラボのトレッドミルで走ってみたって、実際の山坂を走ってみてわかるインフォメーションとは雲泥の差ですわ。

続きはパーソナルランニングで指導予定です。 お楽しみに。

2010年04月09日

もっとも危険で粗悪なスポーツトレーナー

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ウチへやって来る患者の殆んどが整形外科で治らずやって来る。次いで接骨院。
本日も近隣大学病院で未完治に不安と不満を持ち来院された方がいた。

面白いのがその次、第3位にランクインされるのが、スポーツクラブに通っていて、しかも自己流のトレーニングでは無く、トレーナーにメニューを作ってもらって悪くなってやってくる患者。


熱心で親身なトレーナーに気を使ってか、なかなか悪いと言いだせないイイ人患者さんが多い。

治療や医療、理学療法の知識があるか、もしくは医師や理学療法士とペアでカリキュラムを作っているのであれば問題無いが、治療とケアとトレーニングを混同しているものが指導した場合、当然トラブルが発生する。


例えば腰痛。 腰痛には腹筋がイイと昔から言うが、たしかに腹筋のトレーニングをしていると治ったりもする。 

『ほら、腹筋に筋力がついたら治ったろ』になるのだが、そこが大きな間違い。

本来腹筋運動、起き上がり運動が腸腰筋群を鍛え、腰椎を前下方に引き、腰部に前湾を生み、構造的にストレスを吸収する。 もしくは仙腸関節や多裂筋への影響(詳しくは割愛)が緩みを抑制し、痛みが軽減される。 腹直筋が割れたから、腰痛解消では決して無いのだ。

だが、何となくトレーニングで治っちゃっていると、本質なんか何処へやらになってしまう。 タマタマ治った人は良いが、悪くなった人は最悪だ。 そもそも、治療出来ないのに、痛みへの対処法を指導する時点であり得ないのだが。

腰痛ならまだ単純だが、膝関節に至っては動作解析は更に複雑。膝・腰回り鍛えて、なんとなく治ってみても、不安定感は消失せずってケース。 必ず近い将来、更に大きな傷害に出会う事必須であるのだが。

運動学をすべて、 “運動力学” でしか考えられていないか発生する問題。 すべての不具合が気合と根性で治るのであれば、問題無いのだがな。

2010年03月31日

柿生周辺桜開花直前ランニング

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またまた今朝も患者さんと一緒に走ってきました。 本日ご一緒の方は、同世代の日々鍛えてらっしゃる男性患者さん。

女性と一緒の場合と違って休憩したり出来ない分、意外とバテました。(笑)

1時間強の最近定番プチクロスカントリーコース。

全員ポラール(POLAR)着用で、ピッピピッピと心臓バクバクがバレバレで。

桜開花はまた一分咲き程度。

来週まで持ちそうですわ。

来週の桜お花見ランニングご参加お待ちしております。

2010年03月27日

極々一部なマッサージ治療とモビライゼーション

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本来患者は健常時と同じ動作、生活を求めてやって来る。

いわゆる、“QOLの向上” が必須目的になる。

立ち、歩き、円滑な身体活動、より動けるようになりたくてやって来るのだ。

当然、治療ターゲットも“動く”と言う事に絞り込まれる。

さて、ここで我々術者は動けるようにする為の事をカッコ良く表現しようとして、“モビライゼーション”という言葉を良く使う。 しかしこの言葉を若干誤解して使っている者もいる。

本来、モビライゼーション(mobilization)とは“ 動態化, 可動化, 流動 ”という意味であり、我々的に言うところの“動きをつける”という事になる。

だが、何故か少々固有名詞的な使われ方も多く、特殊なテクニック的に解釈している術者も多い。

動きを阻害している理由は骨格筋や関節包、神経系等数多くある。 それぞれに様々なモビライゼーションテクニックが存在する。

ウチにやって来る患者の9割以上が整形外科と接骨院で治らないという患者。
その殆どすべてが、前述のように動けるようになりたいと言うのだが、サポーターやテーピング等で動かないようにしてずっと誤魔化していたり、数あるモビライゼーションテクニックや理由があるにもかかわらず、ずっと筋肉だけ、マッサージと言う手法だけを永遠に続けていたりするのだ。

マッサージは数あるモビライゼーションの中の極一部の手技であり、全てでは無い。 それを理解して術者は治療にあたらねばならない。 スポーツだって一つのトレーニングだけを何年もやっていて良いとは思わないだろう。 多角的に身体に刺激を与えて、初めて次のステップへと進めるのだ。

広い視野と柔らかい頭。 他人の模倣にならない治療。 偽物はいつまでたっても偽物と言う事だ。 

“治らない” のでは無く、 “治して無い” と、お互いが考えねばならないのである。

2010年03月25日

自転車、ロードレース、ぺダリング、膝が痛い。

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小生的にはかなり本格的に自転車ロードレースに取り組んでいると思う、馴染みの30代男性患者さん。

先日練習中急に膝が痛くなったとの事。 過去一度も膝なんか痛くなった事が無いと言うのに。

症状を聞くと、自転車に乗ると膝関節外側、時に全部にかけて痛みが走るという。しかもペダルに足を乗せただけでも痛いらしい。 にもかかわらず、ジョギングをしても全くなんとも無いとの事。

さて、このブログを読んでいる同業者・スポーツ愛好家の諸君で、この3行の情報で原因が診立てられねば、治療はおろか、ケアの知識も論外と思って間違い無い。

膝関節周囲組織、関節構成体では無い事は容易に考えられる。 当然全ての膝関節周囲検査でオールクリアだ。 やれ靭帯だ、半月だと思ったのであれば、この辺で読みやめた方が賢明かもしれん。
これは学んでわかる問題では無く、発想・思考の柔軟さ、視野の広さの問題であるから、無理な者には無理である。

奇をてらった発想をしろと言うのではなく、PQRSTを常に思考から外さずにいれば自ずと見えてくると思うが、過去無理な者には何年言っても無理であった。

小生のブログにしては珍しく答えを書いてみよう。

誘発部位は腸脛靱帯であり、起因部位は大腿筋膜張筋でる。 誘発要因はぺダリングにあり、質問したところ最近ペダルを変え、少々固定力の強いものにしたそうだ。
結果、改善必須部位は腸腰筋群なのだ。

前屈位での姿勢保持力低下が大腿部緊張を生み、パワーで補完していた物が逃げ場を失って発症したのが今回の結論である。

具体的な治療方法は当然割愛させていただくが、これは小生の問題では無く、その患者さんが正確にデータを送ってくれた事によって導き出された結果の一例である。 一方通行の知識や情報では無い、お互いがお互いでという気持ちの産物なのだ。

今後、再発防止の為の治療・ケアを実施していきたい。

2010年03月24日

雨天RUN

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ギリギリかなぁ~っと思っておりましたが、降ってきちゃいました。 今朝のパーソナルランニング中に。

個人的には雨の中のランニングも、なかなかオツなもので嫌いじゃないのですが。

昨年末はサタデーナイトランニングと称して、みんなで21時過ぎから走ったりしました。 夜は夜のジョギングなりの注意点やテクニックが有り、もちろん雨天は雨天なりの注意・テクニックが有ります。 レース当日が必ずしも晴天とは限りませんし。

フォーム、ペースは元より、体感と実際の冷え・体温の境界レベルを学ぶ事も出来ます。

スキルや体力だけが、速く走る要素ではありません。 もっとも怪我や体調不良を起こしたら元も子もないし。 その辺の予防の知識や技術が、ランニング愛好家だけで無く
指導者のレベルでも昔と変わらず机上の理論で薄っぺら。

トコトン壊れて病院送り、って悪なんですわ。 未だに武勇伝のように言っているアスリート。 ただ単に自己管理出来ないと胸張って言ってるだけ。

人間は後悔するから変わる事が出来る。

安全と健康は全てに優先する。

ただそれだけ。

2010年03月20日

PNFの非有用性

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PNF(ピーエヌエフ、Proprioceptive Neuromuscular Facilitation、固有受容性神経筋促通法)を治療、トレーニングに取り入れて20数年。 様々なPNF関連の協会・団体が出来ては消えを繰り返し、学ぶ身、普及を願う身としては長年困惑していた。

過去、スポーツ、トレーニングに重きを置いた団体ほど短命であり、現在では医療系団体がリハビリテーション中心に考え、研鑽に励んでいる。 企業人として仕事として、身体向上がスポーツ界発展の基礎と考え、この手の団体の働きに携わっていた者として、現在の環境はとても嬉しく思う。 もっぱら現在は、その手の活動とは直接無縁になってしまっているが。

だが少々懸念する事が、普及に伴いその理論やテクニック、臨床データがすべてになってしまい、無敵の武器を手に入れたと術者が勘違いをし、一番大切な患者と向き合う姿勢をおろそかにしてしまうのである。

これはPNFに限らず、他の施術テクニックも同様で、知らず知らずのうちに次から次へと技の収集家のような術者になってしまうのだ。

そもそも、そのテクニックで何をしたいのか? 例えば先のPNF、神経筋促通が主な効果効能であるが、果たしてそれが絶対必要なのかと。 デメリットを完全に否定できるのか。 今行うべきでは無いのではないのかと、考えてみているのかと。

この2、3年、テクニックではなく組み立ての問題、患者と対話する事の欠如、見立てそのものが粗雑であった事に発生した残存不具合を数例診た。

最後に再度言っておきたいが、必殺テクニックなどは絶対に存在しないという事を忘れてはならない。

2010年03月17日

運動後には鍋料理

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運動前や運動中に何食ったら良いかと言う質問は受けるが、運動後に何食ったら良いかという質問は少ない。

だが筋肉をつける、例えばボディビルなどはファーストだ、スローローディングだと運動後の食事にもの凄く気をつける。

筋肉をつけるも回復させるも同じ事。 良い成績を残す、パフォーマンスを上げる事だけ気を配り、あと知らねでは如何なものか。

最大強度での運動の場合、筋肉への血流量は安静時のおよそ20倍になる。 と言う事はどこかの血液を筋肉へ持ってきているのである。

さてどこだろう?!

答えは内臓、主に消化器からである。 わかり易いイメージで言うと、急に運度すると横っ腹が痛くなるのは内臓諸器官が虚血状態になるのが良い例。

筋肉だけに限らず、運動で内臓も消耗しているのだ。

運動後の食事は、消耗したエネルギー、主食(炭水化物)も必要であるが、試合前に不足がちな野菜やタンパク質もしっかり摂る。 しかも弱った内臓の負担を減らす為、油脂を控え柔らかめで消化が良い、“鍋料理” などは最適である。

よ~し、頑張ったから今夜は焼き肉ダー!! は、なるべく避けたいものだ。  たまには良いケドね。(笑)

2010年03月14日

スポーツニュートリションの基礎

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ある専門誌のスポーツ栄養の最前線で活躍される先生のコラムで、大変共感できる記事を見つけた。


その先生が最近、非常に大きな怪我をして絶望的と言われたあるスポーツ選手が、見事に競技復帰し、世界選手権で金メダルを獲得した事について書いていた。

なぜその選手が厳しいリハビリ、練習に耐え、目標達成できたのかという理由の一つに、高校生から引退するまで10年間毎日続けてきた日記があるという。 つらい時や壁にぶち当たった時にその日記を見返し、調子が良い時にどんな事をしていたのかを思い出す事が出来たという。

トップアスリートであればある程、自分の身体と常に向き合い、自分の身体の声を自分で聞く癖を付けているのだという。 これは20年も前から小生が全ての患者に言い続けてきた事と全く同じである。

練習だけでなく、食事も、コンディションもしっかり書きとめ、振り返り、向き合う。
それらを無くして、聞きかじった知識であれこれ食べてニュートリションだなんて、具の骨頂である。 テレビで言われて毎日納豆食べるオバちゃんと同じレベルだ。

あれこれ食べる前に、まず自分自身と向き合ってほしい。

2010年03月10日

サプリの話。(サプリメント良い・悪い・選び方)

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現在の仕事の前、某スポーツメーカーに勤めていた。

学生時代に取得した治療やスポーツ関連の知識や技術、指導経験が現在の基礎になっているのはもちろんだが、実際他の同業達に対して大きなアドバンテージだと感じる部分の多くが前職、すなわち企業人としてスポーツ、健康産業にかかわっていた経験である。

スポーツ選手の指導・治療だけでは無く、シューズやウェアー、トレーニング機器、ハートレートモニター等各種測定機器、サプリメント、スポーツドリンクの輸出入や、それらを持って官・民スポーツ施設、スポーツ用品店等への提案・啓蒙活動を行っていた。 アウトドア事業部時代にはMTB(マウンテンバイク)やトライアスロングッズ(ウェットスーツは過去、高速水着の項で触れたが)の輸出入もしていた。

前置きが長くなったが、今回はサプリメントについて。


この10数年で、以前とは比べ物にならない数のサプリメントを店頭で見かけるようになった。 しかし当然、すべてが同じで、良いものではない。

では良いサプリとは何か?!

例えばビタミンC。 そのサプリのビタミンCが何からできているのか?! 当然合成ビタミンより天然成分の方が吸収が良い。 薬局で並んでいる、疲れた時に飲む瓶に入ったビタミン剤、あれは当然ほぼ合成ビタミンであるが、吸収が悪ければ効果無いので吸収を高める薬剤も添加してあったりする。

良いサプリメントの一番の定義は、 “安定した血中濃度を保てる” 事にある。 

先のビタミンCに代表される水溶性ビタミンは、過剰摂取したものは汗や尿で即刻体外へ排出される。 1000mg摂っても1000mg体内に入る訳では無い。 粉末をカプセルや糖衣でタブ化や、つなぎ粉混ぜて錠剤化では胃で一気に解けて、ハイさようならである。

それらの場合、素材そのものが徐々に腸内で解けるような加工を施されているかどうかが重要になる。 『飲まないより飲んだ方がいいんだから、そんなの安けりゃナンでも良いダ』なんて輩は、金も成分も完全無駄に垂れ流しの、 “安物買いの銭失い” で、そう言うのを小生は、“馬鹿” と呼んでいる。

だが、メーカーは 『当社の商品は吸収は良いですが、一気なので殆どが体外へ出てしまいます。』 とは書かないだろう。

指導する側の大部分が、生理学、生理的作用を学んで完全完璧だと思っているのだが、最後の最後でユーザーの口に入る段階ですべてが駄目になっていたりするのが、これまた滑稽と小生は思ってしまう。

目的・使い方によってはコンビニで手に入る安価なサプリで良い場合もある。 必ずしも高機能商品が全てでは無い。

本やネットに書いてない情報を提案するのが、 “プロ” である。
それが前職の経験で培われた、誰にも負けないウチの強みである。

2010年03月05日

運動中は痛くないが、運動後に痛い訳。

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例えば筋肉を動かすための筋肉と、安定させるための筋肉に分けて考えてみる。 前者はモビリティマッスルと言い、後者はスタビリティマッスルと言う。 この事は以前にも少し触れた事があるが、より砕いて書いてみよう。

テニス・ゴルフすると腰が痛いという患者がよく来るが、と言う事は痛いながらもテニス・ゴルフは出来ているという事。 そもそも痛くて出来ないのであれば、出来ていないのである。

より詳しく時間発症を聞いてみると、運動中よりも終わった後が痛いという。 (もっとも、運動中も痛くない訳ではないと、ウニャウニャ言うが。)  この場合、運動中は動かす為の筋肉 モビリティマッスル かしっかりと活動し、動作と同時に安定も生んでいる。

しかし、運動を終えひとたびその活動を解くと、 スタビリティマッスル がその安定を一気に荷ってしまう事になるのだ。 捻挫したグニャグニャな足首で片足立ちするようなものである。  ソリャ痛い。

動きを優先して治療をするのか、スポーツを辞めろと言い放ち、治療をするのか。

今現在、最新のスポーツ界では万国共通で前者である。 辞められないから痛いのであり、辞められないから困っているのである。 それを理解せずして、親身な治療もあったモンでは無い。 単なる独りよがりな、知ってるだけの事をした治療である。 

ウチは過去一度たりとも運動を辞めろと言った事が無い。 その答えが少しでも伝わる事をこの文章で願う。

2010年03月04日

痙縮・拘縮 、関節可動

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人間誰しも、加齢による関節可動域の変化を避ける事は出来ない。

しかし、傷害・疾病による可動変化は年齢相応な状態に戻さなければならない。そもそもそれが我々の仕事なのである。

例えば在宅生活を送っている脳血管疾患による片麻痺者、あるいは両麻痺者数百名に関節可動検査を行ったところ、対象関節の7割、運動方向の5割、対象者一人当たり平均10.9関節、28.6運動方向に可動制限があり、しかもそれは全ての患者に認められたという。

そのような事実を踏まえたうえで、根拠に基づいた治療が出来ているであろうか? 

関節可動制限は皮膚や皮下組織、骨格筋、腱、靱帯、関節包などといった関節周囲に存在する軟部組織が原因の場合と、関節軟骨や骨と言った関節構成体そのものの原因がある。 それ以外にも神経等があるが、上記原因ですら正しく考察されていないケースが多い。

果たして徒手療法、理学療法において、たとえば各筋部位による動的張力・受動的張力の違いまで考え処置をしているのであろうか? 張力考察など、実に初歩の初歩なのであるが。

理論を何も考えず受講・丸暗記をし、考えもせず患者に治療も行う。 いやはや実に恐ろしいものだ。

ストレッチ、トレーニングにしても同じ事。 ある意味、トレーニングの方が難しかったりする。 

動くと痛い、動けるようにしたいのであれば、やはり真の治療家で無いと難しいであろう。

2010年03月02日

今どきのスタジオ人気プログラム

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先月から、今までより一歩進んだパーソナルトレーニング指導をしている事は幾度となく書いた。

先日、ある男性患者さんとパーソナル指導をしていた時の話。 

あるトレーニングメニューの指導をしていると、その患者さんが『オレ、コレ以前やってたよ』と言ってきた。 ハテ? 過去に指導した事があったかなと考えていると、どうやら以前通っていたスポーツクラブのスタジオレッスン内での話らしい。

その種目、以前より主なプログラムの一つであるスタビライゼーショントレーニング内の、プローンエルボートゥ・ニーストレッチである。(画像参照)

今どきのプロ、オリンピック選手のすべてが、何らかの形で取り入れてると言われる、そのスタビライゼーショントレーニング。 文字通り、固定・安定を狙ったトレーニングであり、安易にバランスだけのトレーニングでは無い。 特にこのトレーニングの面白い事が、“足関節”に重きを置いているという点。 基軸としてとらえているのである。

一見簡単そうな動作であるが、挙上4秒・静止8秒・下制4秒が一動作で、各3回を2~3セット。 コレがなかなかキツイ。

その患者さん、腹筋が腹筋がと動作中何度も叫ぶ。 もちろん小生はこの動作中、腹筋はそこまでキツクは無い。 どうやら彼は腹筋で体を支えようとしているようだ。 これは人によって様々で、ある人は肘で支えようとし腕がプルプルするかと思えば、ある人は足先で支えようとし、足が滑る滑ると言う。 本来は全体に分散に、動作を行うのだが、一か所で体を支えようとし力みになる。

トレーニングには必ず意味がある。 ストレッチだって筋緊張を取る目的で、筋を意識し無理無く伸ばすと方法が定義される。 何も考えず無理やり筋を伸ばすストレッチなどする訳が無いのと同じで、上記の姿勢動作は苦しめる為の筋トレでは無い。 そんな事をしたらスムーズに動けない身体作成の指導をしているようなものだ。 足首の角度を指導しない段階で、指導者の質はすぐに見極められる。

肉体改造と言って、筋肉付いてもスグにあちこち痛めてしまうスポーツ選手と同じようなものだ。 もちろんウチの患者が言うには、足首の話なども分散のアドバイスも無いと言い、結果ウチに通院するきっかけになってしまったのである。


腰だろうと膝だろうと、正しい治療や指導さえ手に出来れば、必ず改善する。 ウチは必ず患者に保障すると話す。あとは患者が手につかむ努力を心底するかどうかだけである。

2010年02月20日

積極スミスマシンケーブルトレリハビリ

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今月よりスタートした宿題付きパーソナルトレーニング。

今回は今までより一段階上を目指したメニュー作成を心掛けています。特に競技者。

パワーやスピードだけにとらわれない、スタビリティー向上を第一に。

特に今回はスミスマシンとケーブルトレーニングを活用しています。

スミスマシンと言うと、どうしても中級者以上をイメージしてしまうのですが、初級者のスタビライゼーションに積極的に取り入れています。 どちらかと言うとヨーロッパでよくやられている使い方に近いかな。

補強自宅メニューとセットでの提案になるので、特に忙しい時間の無いサラリーマン向け。

悲鳴もセットになりますが(笑)、お待ちしております。

2010年02月13日

固有受容性神経筋促通疼痛除去

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小生がPNFに出会ったのは、もうかれこれ25年ほど前になる。

当時は今ほど学習する手段が無く、トレーニング的要素を主眼に置いたテクニックとして理解していた。 現在では効率良く神経筋機構の回復を促進する手技として、トレーニング、ストレッチ、リハビリテーションと、様々な効果効能を狙った手技だと理解が広まっている。

何故今更こんな事を書いているかと言うと、実は現在、個人的に少々レポートを書きまとめている。

受容器を刺激する方法としてのPNFで、スタビリティマッスルを使い、関節の圧縮・牽引、筋の伸張、運動抵抗をおこし、たとえばギックリ腰のような仙腸関節障害の患者、特に急性期後の動作初期に発生する疼痛を、多裂筋群で圧縮・安定を図る事により除去を促す臨床結果を書いている。

再発防止はもちろん、ある一定以上なかなか改善されないケースに大いに成果を生んでいる。

ただしこの場合、テクニックによる有為さより、いつ・どのタイミングで行うか。こればかりは施術側の患者に取り組む姿勢によるところが大きい。


何かの時に、そのレポートに目を触れるときがあったら是非読んで見て頂きたい。

2010年02月10日

筋トレよりも、うさぎ跳び。

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昨今、うさぎ跳びはやらないが一般的。

では何故、ダメなのか?!

1980年代頃、医学的見地から身体に与える有害性が指摘され始めたのがきっかけらしいが、その有害性をいくつかあげてみよう。


・脚を深く折り曲げた状態では下半身の瞬発力を効果的に引き出す事は出来ない。
・肢末端近辺の細かい筋肉に硬直的緊張を強いる。その結果、柔軟性の低下を招く。
etc...

と、その他もろもろあるが、上記理由によってトレーニングとしての効果は期待できず、むしろ関節や筋肉を傷めるスポーツ傷害を引き起こす可能性が高いからというのが有害だという理由らしい。


さて、ここまで読んで賢い方はもう既にお気づきであろう。  そう、それも理由の殆どが、筋肉や筋力ばかりの目線での話なのだ。

身体・関節は筋肉だけで出来ている訳ではない。 皮膚もあれば関節包、靭帯だってある。 感覚器官の多い皮膚が過敏・緊張・痛みで動きを阻害だってある。寒さもそうだ。 関節包の代表的なのは四十肩。急性・慢性滑液包炎。 靭帯だって痛めたり切れたりする。


動くという事、運動という事、“人体運動学”という事を力学的な“運動力学”でしか考えられない。 それ以外に運動には幾何学的偏位を扱う真の“運動学”と言うのがあるのだ。 さらに言えば、“骨運動学”や、関節面運動を対象にした“関節運動学”等、様々な分野に分けて考察しなければならない。


まぁ詳しい事は別の機会として要は、うさぎ跳びは膝関節の過屈曲から更に屈曲の反復動作なのだ。 イメージして欲しい。 しゃがんだ状態の伸びきった膝の靭帯を。 園から更に膝をグッと屈曲させて更に一瞬靭帯が伸びるイメージを。

伸びきったところから靭帯の更にアソビ。

今どきの子供、若者は正座もしなくなり、もちろんうさぎ跳びもしない。 TVを見ていて20、30年も前、今ほど多く膝の靭帯を切る選手が多かったであろうか? 昨今では小生のところへも中学・高校生で靭帯を切ったと言ってやってくる患者も少なくない。

『足首や膝、股関節にかなりの負荷がかかるから』というが、そもそもトレーニングなんて、どれもそれ相当にかなり負荷をかけるものだ。 要は程度問題。 なんでもやりすぎりゃ、悪くなる。 それを上っ面な知識やイメージだけで考えるから、可笑しな事になってくる。

かの張本勲氏は 「ウサギ跳びをやらないから今の選手はダメ」 とウサギ跳びを推奨する発言をしている。

『これこれ、こう膝に悪いからやらないのです』では無く、小生はうさぎ跳びをやれ!! と言いたい。


何度も言うが、何事も程度問題なのだ。 賢くなってもらいたい。

2010年02月07日

水分補給とうさぎ跳び

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ネット検索オタクで、自分自身の頭を全く使えていない人間が多い昨今、本当に有益な情報かどうか全く精査など出来ている訳が無い。

小生が昔からよく言う話に“水分補給”ネタがある。 昔は『バテるから運動中は水飲むな!』だったが、今では真逆でどんどん水分補給をしろという。

果たして本当にそうであろうか?

例えば“発汗”。 汗はなぜ出るのであろう? いくつか理由はあるが、一番分かりやすいのは“体温調節”である。 もしも何も考えず常にガンガン水分をを摂取すると、身体の中ではどんな事が起こるのだろう?! 

汗をかく前に、水分摂取で体内温度が下がる。 それを常に繰り返す。 自分で体温を下げる、調節する為の反復が損なわれるのだ。 水分補給のうわべだけのメリットだけを考え、デメリットの可能性など全く考える事など出来やしないのだ。

そもそも水分は何の為に摂取するのか? 本来、熱中症・熱射病・日射病の予防の為出る。 上記病態によって、異常発汗等をし、脱水症状を起こす。(一部例外はあるが)

熱中症・熱射病・日射病の予防であれば、先ず湿球・乾球温度管理が絶対だ。それをせずして水分補給だの、愚の骨頂である。 それ以前に熱中症・熱射病・日射病を理解・説明できないようでは会話したくもないが。

“うさぎ跳び”もそうだ。 何故悪いのか? 辞めた事によるデメリットだってあるのだ。 

予想外に長くなったので、うさぎ跳びに関しては後日書きたいと思う。


とにかく耳や目に入った情報だけではなく、自分の頭を使ってくれ、諸君!

2010年02月06日

靱帯損傷とビタミンC

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リハビリ期間中に注意しなければならない食事として、全体摂取量はもちろん、高タンパク、低脂肪などがあるが、今回は靱帯損傷、とくに “ビタミンC” について触れてみたい。


そもそも人間は筋肉だけではなく、皮膚・髪の毛・骨・血液のヘモグロビンの材料など、人間は頭の先から足の先までタンパク質で出来ている。 当然治癒を考えたらタンパク質は最重要栄養素になる。 さらにカルシウムは骨の素材となり、軟骨の素材成分ではコレーゲンが大切になる。

コラーゲンは体内生成されるが、その素材は “タンパク質” と “ビタミンC” である。 しかし多くのスポーツ選手は基準ビタミン摂取量を満たしている事は少ない。 これは一般人も同じである。

ビタミンCの吸収は、一度にとった摂取量、食後と空腹時、個人差も大きい為、具体的にどれだけの差があるかというのがなかなか明言しにくい。 ある非喫煙者を対象にした研究では、食後に各摂取量を摂取した時の腸管吸収を測定したところ、100mgでは80~90%吸収されたが、5,000mgでは20.9%と一度に多く摂取した方が “吸収率” は下がったらしい。 しかし、 “吸収量” としては、5000mg摂取の方が多くなるのである。

日本人の食事摂取基準(2005年版)では、上限量(過剰摂取による弊害を起こさない摂取量)は特に定められていない。しかし、一度にg単位(2000mgなど)摂取すると下痢を起す場合がある。 報告によると、ビタミンCを摂った事のない人が、空腹時に一度に1g以上摂取すると下痢を起こすことがあり、また、2g以上では下痢を起こす人の割合が増える。

そのようなことから日常的に摂取をを心掛ける。 例えば果物でいえば1食につき100~150gとか、オレンジジュースであったら200ml程度を毎食取り、体内に絶え間なく補給し続けることが大切なのだ。 だが、分かっていてもなかなか出来ないモノである。 そこで、個々に合わせて上手にサプリメントのアドバイスまで出来て初めて“ケア・アドバイス”なのである。やみ雲に摂れば、勧めればイイってモンでは無い。 その辺はご承知の通り、小生の得意分野なのだ。  あとは来院時にでも。

2010年02月05日

パーソナルランニングでダイエット

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いよいよ今月より始めました、“パーソナル・ランニング”。

プライベートで、その人に合わせて、楽しく、院長が¥500-で一緒に走ります。(笑)

さっそく今朝も走って来ました。

キッチリ一時間のランニング。 所々まだ雪の残る自然の中を一緒に走りました。

一本に道を入ると、別世界の自然が残るところがこの近隣の素晴らしいところ。 小生的にはタイム狙いでガツガツ走るのは20代で卒業したので、あくまでも “ゆっくり、楽しく、どこまでも” がテーマです。

また来たくなる、走りたくなるコース取りが重要なんです。 それが一番効果的なんです。 お陰で今月すでにマイナス2kg達成デス。

コレマタ通年企画ですので、奮ってのご参加お待ちしています。

2010年02月04日

30才過ぎのスポーツ障害

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遥か昔、自分の30代を振り返る。

やはりまだまだ気持ちは20代。 現実はどんどん気持ちと身体のギャップが増えてくる。


ある社会人野球名門企業の役付けの人に、会社側は何歳まで選手として認めるのかと尋ねたら、 “27歳迄だ” とキッパリ即答された。
そこが方向を変えねばならぬ、企業人としてリミットの限界だそうだ。 会社員として残るなら野球を辞めなさい、野球をやりたいならウチを辞めなさいと言うらしい。 大多数の選手は引退し、『お陰さまで会社に残るよ』とにこやかに話していた。 小生もその方が賢明だと思う。


では現実的な肉体の限界はどこかと言うと、“31~32歳”だと小生は思う。 そこまでは、まだ何とか20代のイメージでやっていけるが、33~34歳と、“34”という数字が視野に入ってくる世代では限界である。

テレビで様々なスポーツ選手を見てみると、怪我や障害で引退するのがおおよそその世代という事に気がつくであろう。

スポーツを続けていく為には20代とは違った努力と意識、姿勢が無ければならないのだ。 それはスポーツ選手に限った事では無い。 

選手・一般人かかわらず、怪我をしてやってくるスポーツ愛好家のほとんどが自己流、もしくは低い意識なのだ。 もちろん、怪我をしなくとも理想的な成果など出るはずの無く、自己満足で終わってしまうのだ。 スポーツを“欲求を満たすための一手段”だととらえている大人がいるうちは、日本のスポーツ界の発展、子供たちの将来は今となんら変わらないであろう。

ウチでは完璧な指導を心掛けている。 それは種目や設備などと言う低次元な話では無い。 治療・医療、ケア、パワー・スピード、コーディネーション全てを提案する。

町でバイトで入会金ゼロ円で自己流で。


結果は半年も経たないうちに出るだから。

2010年01月30日

痛いならスポーツやめなさい

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とは、患者に対して言った事が無い。

そもそも止めれるぐらいなら、こんなところに来ていないだろう。


患者が何を求めているのか?


やめた方が治りが早いのは誰だってわかっている。 だから自分の心身に不安と不満を持ち、その解決方法を模索しているのだ。

先日も最近通院し始めた女性の患者さんが、世話好きの知人の勧めで別の治療院へ1回行ったところ、『この膝は治らない。スポーツを2カ月やめろ。週3通え』と言われたらしい。 やめるなら通わないし、通う意味が無いと言ってきた。

言い得て妙な気もするが。

ただし、そう全員にうまくいく訳では無い。 その場合、技術的・治療的な問題点では無く、先述した“何を求めているか”を患者本人自身がわかっていないケースなのだ。そもそもその事実に自覚が無いのだから解決のしようが無い。 先日も久々キレてしまった。
まぁ、その事は後日書くとして、新たな答えを出すためには新たな努力、新たな考えを持たねばならぬという事を放棄した時点で、ジ・エンドだ。

前進するのか立ち止まるのか、知らぬ間に後退していくのか。

その答えに自分自身が気がつかねばならないのだ。

2010年01月20日

定期的なケアとは?

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昨日訪れた若い男性患者さんから、定期的なケアとはどうするべきか?と質問を受けた。

シンプルであるが、大変奥が深い難しい質問である。

期間や回数、内容にコレがケアだ!というものは存在しない。 いや、無数無限にありすぎて、適切にという回答は導きにくい。 だが、患者はそれを知りたくてやってくる。

だが患者が悩んでいるレベルほど、施術側は考えても悩んでもいない。 ちょこちょこっと弟子に筋肉揉ませたり、こんなストレッチしなさいと言い放つのが関の山だ。

考えてみてほしい。 電気をかけるのがケアだと思うであろうか? 酸素うんちゃらカプセルに入るのもピクピク機械も、機械は機械なのだ。

過去に書いた事があるが、ケアとは “医療的・心理的援助を含むサービス” であり、機械はしょせん機械ではあるが、機械が悪いという事ではなくそれを使う術者が患者の立場に立った目線での提案が出来ているかどうかという事である。

有痛時の治療、回復期の治療、発症予防の治療、パフォーマンス向上の治療、それぞれ内容もサイクルも違うのは当たり前だ。 にもかかわらず、誰にでもどんな症状でもどんな過程でも、毎回同じように揉んで機械でお終いにケアを感じるであろうか?!

ウチなら絶対そんな事はしない。 した事が無い。 そんな疑問を患者に持たせてはいけないのが我々の使命なのだ。

当たり前だが改めて考えさせられた一日であった。

2010年01月19日

救世主に思いを馳せる

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先日、現日本ハム投手コーチ小林繁氏が57歳の若さでこの世を去った。 あまりにも若すぎる人生の引退である。

子供の頃、あのサイドスローがカッコよく、よく真似もし、みんなのヒーローだった。

巨人江川卓氏とのトレードを、子供ながらに皆であれやこれやと言い合い、最後は皆が小林選手のマネで終わる、そんな毎日の放課後を過ごしていた。

「勝負の世界だから、変な同情はいらない」といった小林氏。その言葉の通り、阪神に移籍した79年、巨人の前に仁王立ち、22勝をあげ、最多勝のタイトルと2度目の沢村賞まで獲得している。 その姿が未だに小生の人生に少なからず影響を与えたことは間違い無い。

球団分裂まで発展しかけたこのトレード事件、小林氏があくまで阪神入りを拒否していたら、コミッショナーの収拾案も実現せず、現プロ野球界が本当に存在しなかったかもしれない。

文句ばかりを言って腐る人間が多い昨今、腐らず前進する姿は永遠にこれからも皆の心に残る事だろう。 本当にお疲れ様。

2010年01月16日

パーソナルランニング

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通常はメンバーサイト等で先行告知するのですが、今回は当メインサイト初告知。

来月2月より “パーソナルランニングプログラム” を実施いたします。

完全予約制で、スタッフがマンツーマンで屋内外を一緒に走ります。 フォームやペースチェックはもちろん、シューズやエネルギー補給まで様々なアドバイスをさせていただきます。

先ずは初・中級者の方から募集開始です。(患者様限定)

詳しくは院長、もしくはスタッフまでお尋ねください。

2010年01月13日

ストレッチで肩こり完全解決!

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過去幾度となく同じ事を書いているが、冬のこの時期やって来るスポーツ愛好家の患者で、適切にウォーミングアップ・クールダウンが出来ている人は皆無である。

まずイメージしてみてほしい。 針金を一本手渡され、ペンチが無いから手で二つに切ってくれと言われた場合、アナタはその針金を手でどうするであろうか?!

左右に引っ張って二つにちぎろうとなどする人はいないだろう。 何処か一か所にめどをつけ、同じところを何度も折り曲げて切ろうとするのではないだろうか。

そう、モノの結束を弱めるには同じところに何度も反復した力を加えるのである。 それを柔軟体操で表わしたら、ラジオ体操のような“ダイナミックストレッチ”であり、我々が通常ストレッチと呼ぶ“スタティックストレッチ”は、言わば針金を左右にちぎろうとしているのと同じである。 ストレッチングは数ある準備体操の一つであり、血を流して筋肉を温めるウォームアップとイコールでは決してないのだ。

話は肩こりに戻るが、疲労物質が溜まった肩こりであれば、グルグル動かして血を流して疲労除去であり、動かさな過ぎて動かそうとするとピキピキパキパキするのであれば、一般的なストレッチで伸び縮みの神経伝達命令を促してスッキリスムーズでOKである。

怪我痛み、スポーツケアであれ肩こりであれ、適切な処置さえ間違わなければ出来る事はいくらでもある。 大抵の場合、間違えた考え・自己流が症状を長引かせ悪化させる。 押す揉むは誰にでも出来る。 そこのところの正しい診立てにこそ、重きを置き対価を払って頂きたい。

2009年12月29日

フェンシングで小・中学生スポーツを考える

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昨日は、ナショナルトレーニングセンターで行われた、フェンシング協会主催の“ミニム フルーレ ナショナル キャンプ” に同伴させていただく機会を頂けました。

今回は北海道から九州まで、日本全国から大会で上位入賞実績のある小学5年生を対象にしたもの。
時間を追うごとに緊張が取れたのか、イキイキをしてくる子供たちの顔が印象的でした。

更に印象的であったのが、それを指導なさる先生方の熱心さ、気さくさ。 それでいて厳しさもしっかりお持ちで。 子供たちに対してのびのびさせるところ、厳しく叱る時は厳しく。 もちろん泊りこみである今回のキャンプ、セキュリティーの問題もありその他の問題もありで、親御さんは施設内への立ち入りは一切禁止。 

“郷に入っては郷に従う”

今はそれすら理解する事も、努力する事も出来ない、トコトンまで自分のしたい欲を押させられない大人がごまんといる。  ウチにやってくる子供の患者の内、半数の親がそう。 治しに来ているのに、用事があるから、時間が無いからと言っていては、そりゃ治らん。

上達する為の先生方の熱心さが、ひしひしと伝わってくる一日であった。

その他詳細は、後日メンバーサイト、もしくはmixiにでもアップしていきたいと思う。

未来のオリンピック選手たちよ、ガンバレ!!

2009年12月27日

@国立スポーツ科学センターへ

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スポーツの最前線を離れ数年。  そもそも最前線に居たかどうかも定かでは無いが。(爆

久々一般的に、自慢話になれるトコに行ってきます。  

縁あって訳あって、 “国立スポーツ科学センター・味の素ナショナルトレーニングセンター ” に行ってきます、行かせて頂きます。

そんな凄いトコの活動に見学とは言えお声をかけて頂けるなんて、今じゃしがない場末の肩揉み屋としては感謝・恐縮いたします。


まぁ、真面目に話しますと、これから将来のある子供を対象にしたミニマムキャンプ、いわゆるエリート予備軍の養成講習にあたっての障害予防について、自分自身の勉強も含め行ってきます。

この2、3年は膝の靭帯を切った、痛めた小学生から高校生の患者さんが特に多く来た。 その全てが接骨院・整形外科での予後が悪くて。 もちろんここまで、全員完璧にスポーツ復帰まで治してきています。 来年はさらに増えるでしょう。 

さ~て、明日は頑張ってアップデートしてきますよー!!

2009年12月22日

ロードレースでも野球でもサッカーでも

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野球やサッカーで怪我などと言うのは昔から多くやってきた。 しかし昨今様々なスポーツの情報が日本にも入ってくるようになり、多種多様な競技愛好家がやって来るようになった。

だがどのスポーツ愛好家にも共通して言える事が、 『痛いけどスポーツは休みたくない』 である。

中には 「良くなるのであれば自分は我慢出来ますよ」 と言う者もいるが、中々どうしてそういう者に限って、「いつから出来るんですか?」、「どこまでならやっていいですか?!」と初っ端から言ってくる。

ウチの方針として、 “休みなさい・止めなさいとは極限まで言わない” で治療を行う。

これは本人にとって辞める事よりも難しい事である。 努力せずして益だけ得るなどは有り得ない。 その覚悟が出来るのであれば、出来る事は必ず存在する。

この冬の時期、それらが出来た選手だけが来シーズンを実り多きものに出来る。

少々遅い気もするが、毎年相談のボーダーラインは年内迄。 急げ!!

2009年12月20日

監督の決断

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毎年この時期、様々なスポーツ選手が来年への契約更新にあたる。
それは選手だけではなく、他のサポート選手や監督までも同様である。

特に監督、指揮官という立場の葛藤についてはなかなか報道等で表に出ない。

どの監督も、“このチームや選手を弱くしてやろう”などという考えの者はいない。
しかしそう易々と成績向上の成果がすぐ出る筈も無い。 だがチームフロントから非難され、あろう事かファン、サポーターからも罵声を浴びせかけられ、物まで投げつけられる始末にまでも発展する。

それが真のサポーターといえるであろうか!? ただ単に欲求のはけ口としてのスポーツ観覧であり、フーリガンである。 

目標達成の努力の過程には、我慢、痛みや苦しみも必ず伴う。 敢えて悪者にならなければならない時期もある。

それらを理解するのが “真の仲間” である。 

果たしてアナタはファンやチームメイトであると、胸を張って言えるであろうか?

過去何人もの指揮官の苦しむ姿を、そして去りゆく背中を見たことがある。

今でもその時の伝わる悔しさを、小生はこれからも決して忘れる事は無いだろう。

2009年12月16日

ゴジラ松井移籍に学ぶ

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既に皆さんもご存じなニュース、『松井秀喜選手、ヤンキースからエンゼルスへ移籍』。

“DH(指名打者)” では無く、あくまで “野手” へのこだわり。

地元ニューヨーク・タイムズ紙は「連日大勢の日本メディアに囲まれながらも平常心を保ち、チームメートの尊敬を集め、地元記者からグッドガイ賞に選出された」と同選手の人柄にも言及したらしい。

日本人ならみんなよく知る、そんな人柄の松井選手でも、いや、だからこそ絶対に引けないこだわりがあったのだろう。

ニュースのコメントによると松井選手は、昨年9月に手術を受けた左ヒザも徐々に回復。 「ただ打つだけではどんどん選手寿命も短くなって体力も落ちてくる。今の使われ方だと先が見えてしまう」 と、外野守備に就くことを希望して、自主トレに励んでいるそうだ。

まさしく “長期的に物事を考えてうえで、短期的な行動を取れる” 、そのものである。

今だけ現役を続けたい、今年はこんだけお金が欲しいでは全く無い。

やはり世界に羽ばたける人は違う。 それはスポーツ選手もビジネスマンも一緒だな。

2009年12月15日

ヤッタゼ!柔道新ルール!!

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“国際柔道連盟(IJF)は14日、東京都内で幹部会を開き、タックルなど攻防の最中にいきなり下半身を取る行為を禁止し、1度でも違反した選手を反則負けとする新ルールの導入を決めた。世界ランク上位者が争う来年1月のマスターズ(韓国)から適用する。”


いいね、いいね~、イイじゃ無いデスか!!   あれじゃ柔道では無くて、レスリングですよ!! 鈴木桂治選手ガンバレですよ!!


“IJFは各国連盟にルール改正をすでに通達。反則を適用するケース、しないケースを収録したDVDを配布する。バルコス審判主任理事(スペイン)は「柔道の競技特性が守られ、これからは日本伝統の技が重要になる」と話した。”


何事も本質を理解してなきゃ、いずれ破たんするんですわ。

プロスポーツで最もルールが完成されているのはプロボクシングと言われている。 細かい体重制限・階級制度、レベル・経験においてのマッチメーキング。 それらによって試合は拮抗し、見る者を楽しませる。

そう、プロスポーツである以上 “見る者・観客を楽しませる事” を主眼に置かなければならない。 格闘技なんかルールが無くなれば単なるケンカになり、ケンカをする者と見る者になり下がってしまう。 もはやスポーツでは無い。

だからと言ってルールをうまく利用して、勝ちゃいい試合なんかすればつまらない試合になり、その場は盛り上がってもいずれ観客は去り衰退する。 


プロスポーツである以上、選手はルールの下において全力で魅せなければならない。


勝ち負けにこだわり、金に執着した時点でそれはプロでは無く、職業だ。

プロスポーツ選手と何ぞやを、その道の先駆者たちは今一度考え直さなければならない時期に来ているのかもしれない。

2009年12月10日

スポーツ選手の難しさ、一般人の難しさ。

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前職後、スポーツという言葉を避けて10年。 スポーツ一本で行きたかったら、会社を辞めなかった。
諸々考えるところもあり、敢て違ったフィールドで戦ってみたかった。

『持っている武器は使え!』 と、数多くの周りの人間に言われ続けた。

そんなこんなもあり、やっと現在の屋号、スタンスで再出発を果たした現在。

今まで周りの人間は皆、スポーツ選手か関係者。 治らない・成果が出ないと言われアドバイスをすると、その意味を伝えるまでも無く理解し、実行に至った。

だが現在は、そのものの理由や意義までしっかりと伝えなければ実行に至らない。 アドバイスというスタンス、 “助言すること。勧告。忠告。 ” というアドバイスの意味ではダメなのだと悟るに至る。

一般人の方が目的に対する意識は遥かに弱い。 口では治したい・良くなりたい、向上したいと言っても、その優先順位はスポーツ選手のそれより恐ろしく低い。 だからと言ってスポーツ選手が治療やケアを最優先するかと言ったらそうでも無い。 やはり “運動をしたい” という欲が異常に強く、それが治癒を邪魔するケースも多い。

例えば野球のピッチャーが肩痛いと言ったらボールを投げて、サッカー選手が膝痛いと言ったらボールを蹴ってと想像をつける事も出来る。  だが腰痛の一般人が会社員ですと言ってきても、デスクワークから販売業、建築土木に穴掘りまで限なくある。 

スポーツ選手、一般人、ともに各々の難しさがある。 だが共通してしなければいけない事、我々が出来る事は “提案する事” なのである。

後はその提案をどう受け入れるかは、本人の努力であり、本人次第である。

治す側だけの努力では治る事は無い。 それだけは100%間違いない事実である。

2009年11月20日

年寄り、子供で上っ面を見抜く

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昨日は不景気についてチョイと書いたが、不景気だからこそ無駄にカネを使わない為に粗悪なところを見抜く方法をひとつ。

他業種は分からんが、小生のような業種の場合、年寄りや子供についての治療を声を 大にして言っているところには行かない! と言うのが、昔から諸先輩から言われる鉄則。

分かりやすいのよ、商売として。

ウチは真逆で、バリバリ働いている世代がボリュームゾーン。 特に男性患者が何故か仲間より多い。(らしい)

別に子供、老人を受けとめない訳では無いのだが、あえて言う必要が無い。

特に最近目につくのが、スポーツ関係で子供を相手にした所が増えた事。 チョコチョコっと子供の運動生理を机上で勉強して、指導・治療する若い兄ちゃん。  あぶないねぇ~。

子供は大人より代謝も良いし、治りも早い。 不具合がある場合は、何かが治癒・向上の邪魔をしている。 骨・肉・運動とというレベルでは全く無い。

その真意を全く分かっていない、机上の肩書。

チラシ・看板ですぐわかる。

来るもの拒まず、去る者追わず。

甘やかしもせず、安請け合いもしない。 結果、集客広告に利用する事も無い。

厳しさの中の真の愛情。

愛をもって家族に接することができる人なら見抜ける筈だ。

2009年11月15日

シワやシミ、ソバカスにハゲ薄毛予防

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先週よりスタートしました、患者さん達と皆で週一走る “サタデーナイトランニング” 。 
昨晩もバッチリ70分走ってきました。 コレがまた、晴れ男じゃないんですが雨男では無いんですよ。 止むんですよ、雨。 必ず。 昔から。 イベントも過去10数年、雨になった事一度も無いんですわ。


今回のテーマにはシワやシミ、ハゲ薄毛予防と、老化防止で若々しく、 いわゆる “アンチエージング” 。  

一度は聞いた事があると思いますが、活性酸素毒。 強度の高い運動を行うと生まれるというやつ。 じゃあ運動しない方がいいのかといえば、それは当然間違い。 そこいら辺の生体反応をうまく考えて、組織に傷を付けずに活性化を図るのです。

ブログじゃ詳しく書きません。 奥義ですから(笑)  少しだけヒントを言うと、70分にも理由があるのです。


シワやシミ、ハゲ予防対策って、惹かれますよね~。 

って事で、40で30代、50で40代に見える為には今がラストチャ~ンス!!<`~´>

2009年11月14日

衝撃は吸収ですか?反発ですか??

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考えた事がありますか? 靴にとって吸収と反発、どちらがより必要なのかと。

まず自分にはどちらが必要なのでしょう。

巷にはエアーだゲルだと、さまざまな種類の衝撃対策を凝らしたシューズが出回っています。
実はこれ、履いてみても主観でしかよくわからないのです。 メーカーの説明書きで、なんとなくそんなイメージで履くぐらいです。

そもそも走りやすさ、歩きやすさとは何でしょう。

このブログで、バシッ! と言ってあげれればいいのですが、それは無理。 
その人の姿勢もフォームも体重も筋力・体力も、レベルも目的もわからないのですから。

その辺は、街で見かけるランナーも、正直うちの患者さんもバッチリ合格点な人は、まずいないでしょう。

靴選びは大切だと言われながら、意外と雑なんです。 

体重も軽くて、他にソコソコ運動していて、筋力・健康状態良好の人でしたらネットや雑誌の知識でも問題ないでしょう。 そうでないのなら、やはり “治せる” 人のアドバイスが絶対必要です。

速く走るマラソン選手がどんな靴を履いているのか、足の悪い人がどんな靴を履くと楽なのか?

あっ、考えれば分りましたネ。 私たち、専門家が協力できるのはココから先なのです。

カッコつけランナーではなく、本当に正しく走りたい人に完璧にサポートさせて頂きます。

(画像は少々古いですが、衝撃反発シューズ例です)

2009年11月04日

トライアスロンに必要なモノ

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食欲の秋と言い訳をしつつ、最近食べ過ぎデス。

どうもラーメン屋に行くとギョウザが食べたくなり、ラーメンと一緒に御飯も食べたくなりで...

身体に必要なものを摂取するのが食事だとしたら、これは単なる “欲” ですわ。

最近太った子供が多いと言いますが、たしかに昔に比べたら格段に飽食になった時代背景が影響しているのでしょうが、では太っていない子が全員食生活が貧しいと言うのでしょうか?!

んな訳は無い。 辞書を引けばわかるが、“飽食” と言う言葉を、『食物に不自由しないこと。生活上の苦労がないこと。』と捉えているのでは無く、『飽きるほど十分に食べること。 』と捉えているとしか思えない。

もうかれこれ20年以上前の話になるが、学生時代・社会人時代と、田舎でしか勝てない三流選手ではあるがトライアスロンと言うスポーツに取り組んでいた。

3つの競技をいっぺんにやるトライアスロン。 ソリャ時間なんかいくらあったって足りゃしない。 時間も身体も3倍ある訳じゃない。 だから頭を使う。 イコール、頭が悪い奴は勝てない。

頭を使うと言うと、練習の方法だとか、最新のナンチャラだとかに神経を使うと思うのが凡人。 何に頭と時間を使うのかを考えるのだ。

何にもましての絶対必須は、 “自制心” なのである。

ランニングもしたい、バイクも乗りたい、水泳だって練習したい。 3つ練習したいと言って、練習には多くの時間を割くが、休養はひとつ。  ダメな奴ほどバランスが悪い。 だから結果・成績が安定しない。

食べちゃいけないとも、練習してはいけないとも、寝ちゃいけないとも言わない。 どれだけ自制心を持って物事に取り組めるかと言う事。

子供は自分のやりたい事だけをしたい。 やりたくない事はしない。 食べたくないものは食べない。 それが子供。  でもそれがダメだから、“人の嫌がる事を進んでやりましょう”と学校で教わり、好き嫌いして食べてはいけませんと親から学ぶ。 (そうじゃないダメ親もいるが)

だが、大人は金も時間も諸々自分の思い通りになってしまう。 子供以上に我慢が出来ない大人が多いのだ。

大人なとして、人として、人間として、 “嫌な事をどれだけ出来るか、好きな事をどれだけ出来るか。” がすべての課題なのだ。

スポーツも肥満も、トレーニング法・ダイエット法に飛びついているうちは、ダメだと言う話だ。

2009年11月01日

サタデーナイト・ランニング下見会

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はてさて、今月より毎週土曜日夜21時より行います、 “サタデーナイト・ランニング” 。 昨晩はコース下見のウォーキングを行いました。

土曜の深夜に外出なんて、なんか子供の頃にドキドキしながら夜遊びした気分。

深夜の柿生・鶴川方面を、距離にして7.3キロ、1時間20分のウォーキングでした。

山坂・夜景のきれいなコースを選び、心拍数も終始110前後をキープ。 消費カロリーも各々1000前後で、とても良い有酸素運動となりました。

さ~て、いよいよ来週からは走りますよ! まずはジョギングから。  お楽しみに~~。

2009年10月28日

ストレッチングの基礎の基礎

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アナタは自宅でストレッチング(ここでは静的な伸長と限定します)を行う時、何を準備してから始めますか?


かれこれ20数年前、まだ学生だった頃。 当時は猫も杓子もストレッチストレッチと、ウォームアップ、準備体操の頂点がストレッチングだとばかりに流行りました。

身体(関節)が異常に柔らかいのを買われてか(これは今でも柔らかいと、プチ自慢)、アルバイト先のスポーツクラブで週に数本ストレッチングのレッスンを持っていた。

当時ある大学の先生がストレッチについて面白い話をしてくれた。(今では超有名大先生!)


『ストレッチングは、今どの筋肉を伸ばしているのか? その筋肉を意識し、集中し、過度にならない程度ギリギリの所を考えながら伸長動作を行うもの。 何も考えず、頭をカラッポ、リラックスでやるモンでは無い。 集中だよ、集中。 だから集中を削ぐようなもの、例えばBGMなんか無い方がイインだぞ!』


そう通りダ! 交感神経側なのか副交感神経側なのか。 どちらにより作用させる為に動作を行うのか。 そもそも “リラックス” と言う意味を間違えている人間が多すぎるのだ。
リラックス=副交感神経 だなんて、バナナダイエット的思考知識レベル。

インドの山奥にいるヨガマイスターみたいな人物像ってどんなですか? ポッチャリぷくぷく丸々太った人のイメージですか? 交感神経で、集中して、心も身体も引き締まっているんデスよね。

何事も極めると言う事は難しいんですな。 何はともあれ、まず正しい知識からと言う事で。

2009年10月23日

トレーニングをする動機、しない理由

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二十代の頃、真剣に競技に打ち込み、ケアの大切さ、身体への知識の必要性を痛感した。

またそれを多くの人に伝えようともした。 それは今でも変わってはいない。

若ければ若いほど、金も時間も無く、したいやりたい気持は抑えられず、すべての時間・お金をスポーツをする事に費やしてしまう。 
それはそれで仕方が無い部分もあるが、ここ数年その傾向が立派な大人にも増えてきたしまったように思われる。

真剣に成績を伸ばす、競技をするプロ・一流選手が補強・ウェイトトレーニングをする姿を見た事が無いのであろうか? それとも全く知らないのか、そもそも必要無いと思っているのか?!


欧米と日本とでは保険制度そのものが違い(詳しくは過去ブログ参照)、単純に比較はできないが欧米の方が個人医療負担が多いケースがある。 

だから欧米人だって元気でいたい、健康でいたいから、スポーツクラブに通い健康食品を摂るのだ。

だが日本人はエアロビクスをしたいから、泳ぎたいからスポーツクラブへ行き、痩せたいから綺麗になりたいから健康食品を摂る。

同じ“欲”でも、根源、“意識のレベル”が全然ちがうのである。

テニスやサッカー、フットサル、ゴルフを毎日しているのにトレーニングは一切しない。 現状ではトレーニングはトレーニングをしたい人だけしかしない。 必要だからと言う意識でトレーニングをする人は、ほんのひと摘みにしかならない。

病気や怪我を防ぐ為に、健康を維持・増進するには、最新の設備やトレーニング方法では無く、意識の改革が何よりも大切なのだ。

何につけ新しいから、流行りだからとすぐに飛びつく人を商売にした世の中だから仕方が無いのだが...

2009年10月22日

MERRELL(メレル)なアウトドアシューズの選び方

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既にご存知の方も多くいらっしゃるかとは思いますが、わたくし前職はスポーツメーカに勤めており、取扱商品のひとつに今では超有名なアウトドアシューズ “MERRELL(メレル)” がありました。

もちろん現クリニックでもご紹介・販売もしており、知らずに来た患者さんは 『何故ココでメレルが!?』 と驚かれる患者さんも予想以上に多くいらっしゃいます。

昨日もメレル愛好者の女性患者さんと、既にお持ちのメレルシューズについてのアフターフォローを致しました。

実はウチで購入した訳では無いそのメレル、右足首のところがどうしても当たって痛いらしく、購入して以来ほとんど履かれていないとの事。 過去その相談を大手販売店でもされたらしいのですが、まったくもって明快な答えは頂けなかったそうです。

実際お持ちいただいた現物を見ると、たしかに少々内側に入っている気もします。 ですがそれは左右ほぼ同じで、しかも同サイズのウチのスタッフが履いてみても、別段当たらないのではと。
当たる部分だけでは無く、ソールからアッパーまでくまなくチェクします。 

数回しか履いてはいないというそのシューズ、アッパーも大変綺麗であり、ソールの減り方ももちろん僅か。 それでも “癖” はわかります。

そこで原因・可能性を幾つかあげました。

まず一つは足首の内反。 右足の方がさらに強い。

歩くフォーム、足の振り出し・着地の問題。

新しくてまだ馴染みが出ていない事。

それと一番は、購入時の販売員の知識・アドバイス不足。

そのモデルのシューズはミッドカットとローカットがあり、患者さんがお持ちなのはローカットモデル。
そこで何故店員はその女性患者さんに、ローカットモデルを勧めたのかと?

そのローカットモデルのキャッチは、 “アクティブなスピードハイクに” 。
基本はミッドカットモデルと同じフィールドを提案しているが、より速く歩く人、歩ける人、より上級な、速く山を踏破する為のモデルであるのだ。

山も平地も大丈夫だから、初心者だから、女性だからローカットなんて接客をしていたら大間違いである。

販売が専門なら、より専門な商品知識を持つべきである。 それが無いなら単なる売り子である。
先日もブログで書いたが、店頭とネットとの差はそこにあり、素人の所詮上っ面な商品知識以上でなければならない。 ネット通販に流れる理由は、レベルの低い安物買いな客に問題はあるが、質の低い店頭販売にも問題はある。


適切な歩き方、紐の通し方、靴下のアドバイスをした後、 『とても良いお靴ですから、大切に履いていきましょうね』 と声を掛け、笑顔で帰っていかれる後姿をお見送りしました。 ココが販売員の最大の喜びなのですから。

2009年10月17日

歪み正して結果スッキリ!

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昨日の今日デス! 楽天ゴールデンイーグルス初戦快勝です!!

別に熱烈な楽天ファンでは無いのですが、監督の涙に奮起する選手なんて、コレに男気感じなきゃスポーツやる資格ナシですヨ!!!

最新の設備でもトレーニングでも、知識でも理論でも、高い給与や待遇でも無いんデスよ!!

気持ちですよ!ハートなんですよ!!

モノやお金に捉われているウチは、結果なんて出ないんです。 それはスポーツでも治療でも、世の中んでもそう。 

歪んだ価値観、曲がった考えが自分をダメにしてるんです。

それに気が付ける選手・患者さんは怪我や故障も少なく、幸せな身体活動を末永く行えるのです。

現実を経験として自分の人生に生かせれば、世の中、本や講義の何十倍も役に立つ事は目の前にいくらでもあるんです。

何が本当に一番なのかを考えられる人、スポーツ選手がこうやって頑張っている事に共感できる人が多く生まれれば良いなと思います。

頑張れ楽天ゴールデンイーグルス!!

2009年10月16日

楽天クライマックスシリーズとヘルニア

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球団設立以来、成績低迷にずっと悩んでいた東北楽天ゴールデンイーグルス。

ついに今年は念願のクライマックスシリーズ出場にまで辿り着いた。

監督は皆さん良くご存知な野村氏。  常に何かと話題な野村監督。 しかし、やはりその手腕は素晴らしい。

昨日のインタビューで、強くなった楽天の理由についてこう答えた。


『選手ひとりひとりが勝つために何が必要か考える』


シンプルな事のように思われるが、もの凄く難しい事である。

コーチや監督に教わる事はある。 しかしそれだけではダメなのだ。 そこから先は自分で考えなければならないのである。 特に今年、鉄平選手の活躍がその例である。

情報の多い昨今、小生の嫌いなすぐネットを叩いたり、講義・講習会、資格取得で、さも知ったようになる個の無い模倣満足人間。 見聞きするだけで、そこから先を考えられない、思考停止型があまりにも多いのが現実でなのである。

治療や医療もそう。 見聞きした机上の理論で治療し、挙句の果てに良くならないと医師は患者のせい、患者は医師のせいにしたりする。 

“症状が改善されないのであれば、理論そのものを疑うべきなのだ”

信じられなければどの分野でもいい、大先生と言う人にでも聞けば皆同じように答えるであろう。 考える事の大切さを知っている人ほど。


たとえば腰痛でヘルニアだと言われる。 ヘルニアの治療をうけ、治らないのであれば疑えばいい。 たとえMRIで椎間板が潰れていたとしても。 腰痛の無い人でも80%以上の人が椎間板変性があるのだから。

「知らない事はいくら考えたってわからない」と言い訳をする。 知っている事は思い浮かんだだけであり、考えていない。 判らないところからどれだけ頭を使ったかが、考えたなのだ。

4年かけた野村監督の集大成。 スポーツでも一つの結果を出すのにそれだけの時間がかかる。 思考を停止し、放棄した者が真の “敗者” だ。

2009年10月04日

2016年東京五輪招致の外交力

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昨日もアップしたが、2016年東京五輪招致について本日も。

様々なマスコミで、落選の理由・問題点について色々言われている。 我々一般の人間はそのマスコミの情報しか知る由もないが、真の理由は良くも悪くも様々である。

納豆が良いと言ったら納豆ばかり、バナナが良いと言ったらバナナばかり信じて食べるような情報処理思考では、招致に頑張った人たちが不憫である。

2016年東京五輪招致の東京のプレゼンテーションは圧倒的に良かったらしい。 しかし落選の理由は、人脈などによる情報量の問題だと言う意見もある。

真相については判らないが、今回の件に限らず様々な分野で今時の講義等を聞くと、電卓で計算したようなデータだけは豊富だが、それ以外に大きく欠けているものがあると言う事に気が付く者があまりにも少ないと小生は感ずる。

まず人ありき。 人の繋がりを考えていないとは言わないが、データ、情報、企画よりも人の繋がりに重きを置いていたのか? お互いの繋がりを強め、理解を深める為にデータ、情報、企画を使おうとしたのであろうか?

要はハート“心”の優先順位の問題なのである。

何事も新しい事を始めるには障壁はある。 それらに負けず、最前線で働く人たちにはこれからも頑張って欲しい。 さあ、次に向け頑張ろう!

2009年10月03日

2016年オリンピックはリオに決定!!

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ご存知の通り、昨晩2016年夏季オリンピック招致選考が行なわれ、残念ながら東京は落選してしまいました。

やはり自分の国で間近でオリンピックを見てみたかったので非常に残念ですが、何処で開催されるとしても、今回招致演説にもあったオリンピック憲章に規定されている、

「オリンピズムとその諸価値に従いスポーツを実践することを通じて若者を教育し、平和でよりよい世界の建設に貢献することである

と言うオリンピックの意義を、スポーツのすると言う事の真意を、声を大にして世界中に語りかけようではありませんか!!

人も国も場所も、平和と健康には関係無いという事を。

人類の望みは共通なのですから。

2009年09月30日

ケアをしなさ過ぎるスポーツ選手

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トップシーズンともなると、昔も今も変わらずケアをしなさ過ぎるスポーツ選手があまりにも多い事に嘆く。

週に一回のマッサージをケアだと思ってみたり、ウェイトトレーニングやストレッチをケアだと思っているスポーツ選手・スポーツ愛好家が殆ど。

医療的・心理的援助を含むサービスが “Care(ケア)” なのだが、上記意識の中に前記二点はほとんど含まれてはいない。 

ではスポーツケアとは何であろうか?!

それはスポーツ選手であれ一般の人であれ、これからの人生の方向性を考え、心身ともに健康である為の提案をし、それらを受け止める事こそが “Care(ケア)” なのである。

やってもらい事をやってもらう、やれる事だけをやるだけでは “Care(ケア)” になっていないのだ。

最低限の資格・知識は必要であるが、資格・知識で治るのであれば皆医者病院で問題は解決している。 問題が解決せずに悩んでいるの者であればあるほど、 “Care(ケア)” というものに、本当に必要な事は何であるのかを今一度考えるべきなのである。

まぁ、そもそもマッサージすらしない輩も多いのが現状であるから、小生のような考えが日本で普及するのはまだまだ先であろう...

2009年09月26日

選手がチームを去る覚悟

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どのスポーツもこのシーズンともなると来年の話題が出てくる。

選手個人はその成績、チームはその経営状態によって来季の去就が決せられる。

一般社会であれ、岐路の無い人生なんて存在しない。 

より良い人生を得る為、ギリギリまでその分岐点での決断と戦う事だろう。

選手としてスポーツ人として、いや人間として決断より大切なのは、 “決断後の自分の覚悟” である。

これまで戦った自分を評価し、これから始まる新たな人生の戦いに全力を傾ける。 間違っても過去の人生や物事・人達につばを吐くような事は決してしてはならないのだ。 成り行きや自分勝手な振る舞いで、戦いもせずして捨て台詞だけ一人前に吐ける人間は今後も誰も評価しない。

だがそのような選手を過去何十人も見てきた。

先日も草野球を趣味とするある男性患者が、その自分が束ねるチームについて話をしてきた。 要はチーム内の人間関係でもめていると。 原因はたった一人、上記のような奴がいるそうだ。 後から勝手に入ってきて、ダメチームだから辞めると。 辞めると言ったくせに試合に出せと、滅茶苦茶らしい。
だがその彼はどんなに罵声・捨て台詞を浴びせられても相手にせず、悪者にされていても勝手に言わせているそうだ。 言い返せば他のチーム員まで不愉快な気持ちになるからだと。

人数が足りなければ俺が行くからいつでも声をかけてくれと言ってしまった。(大丈夫かなぁ...)

プロ、アマ、スポーツであれ何であれ、前向きに頑張ってこそ人生に意味がある。

痛み治癒、競技成績向上を真剣に考える人に、これからも全力を尽くしていきたい。

2009年09月04日

Photochromic(調光)レンズ

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昨日の日記冒頭でふれた“Photochromic(調光)レンズ”について書いてみる。

「紫外線量」「温度」によってレンズ表面のカラーが自動で変化するレンズのことを「調光レンズ」と呼び、紫外線を浴びることで濃度が濃くなり、紫外線を遮断することで濃度が薄くなる仕組みになっている。 変化所要時間はおおよそ1~2分程度とのこと。

通常、調光レンズは紫外線の量が多く、気温の低い屋外において、濃度がより濃くなる。冬のスキー場や標高の高い山に登ったときなどがこれに一番該当する。

また、ドライブ用にということで検討されるのであれば、最近の車のガラスは紫外線カットされているものが多く、運転中の眩しさよけとしては物足りなさを感じるかもしれない。

更に夏の浜辺では紫外線の照射は多くても気温が高くなり、ものすごく濃いという状態にはなりにくいのである。 そう、高温下では色が変わりにくいのだ。


さてここで更に詳しく調光レンズの製品特性を挙げてみよう。

まず変化するチカラの寿命。 浴びた紫外線の量によって効力の持続年数が変わるので、使わないときにはきちんと管理することも必要。 紫外線が当たらないようにケースに入れての保管を推奨。 使用頻度によるものなので、経年劣化的なものと考えれば仕方が無い。

更に猛暑など気温がとても高い場合、レンズが熱を持つことで漂白作用が働いてカラーが変化しないことがある。
逆に気温が低すぎるのに紫外線が多い時にもレンズカラーが濃くなる事もある。冬場のスキーやスノボではその特性をよく理解しての仕様が必須。

UVカットされたガラス張りの室内や車の中、トンネルの中などでもカラーは変化しないそうだ。

以上の注意点をふまえて使用すれば、調光レンズのスバラシイ機能を有効的に活用し効能を満喫できるでのである。 特にこれからの季節、春や秋、スポーツに最適な気候では競技時間の長いエンデュランススポーツでその特性を最大限に発揮するであろう。

あとはメーカーのうたい文句や上っ面な知識・情報だけの頭デッカチではなく、自分の使用シーンを自分自身が正しく理解するだけである。

ちなみに小生も前職時代に数メーカーのスポーツグラス取り扱い経験もあるので、是非相談してみて欲しい。

2009年09月03日

富士登山にトップテン

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先頃、某海外大手スポーツグラスメーカーから調光レンズタイプのサングラスが販売された。

実はその会社にとても仲のいい友人が長年務めている。 紫外線の量によってレンズカラーの濃度が変わり、天候変化毎にレンズを変えなくて便利だぐらいしか知識が無かったのだが、その彼に調光レンズについて詳しく聞いたところ、今まで全く知らなかった特徴・性質があった事に驚いてしまった。 まぁ世の中良い事ばかりでは無いと言うオチなのだが、詳しくは後日アップしてみたいと思う。

今回は当院でも紹介しているエネルギードリンク“トップテン”について触れる。

この商品、小生が前職時代、もうかれこれ20年近く前の話になるが、輸入元である佐藤製薬さんと一緒にセールスプロモーションをやっていたのだ。 100%ドーピングフリーなきわめてナチュラルなこの商品、ロードレース(自転車競技)を中心にヨーロッパでは昔から絶大な支持のある商品である。

Jリーグも立ちあがって間もない当時、某チームにサンプル提供したところあまりいい意見を聞く事が出来なかった。 小生も当時まだ若く、その理由がうまく理解できなかった。  
現在に至るまで、何百・何千と言うトップテン愛飲者の意見を聞いてきたが、マイナスにとらえる人に特定のパターンがある事に気が付いた。

そもそもスポーツドリンクと、清涼飲料の違いは何であるか? 機能性特徴のより強い商品がスポーツドリンク、スポーツフードである。 上手くて爽やか、のど越しスッキリを重要視では清涼飲料なのだ。
薬では無いのだから不味くても飲め!とまでは言わんが、何をどれだけ重要視するのかと言う意識のあるユーザーでなければ、マーケットグラフの極めて外側なスポーツ選手であると言う事なのだ。

機能性より、旨い不味いの意見が真っ先に口をついて出てきてしまうようなユーザーであっても、某製菓メーカーがだしている“V-ム”なんていう、決して美味しくは無いアミノ酸飲料を頑張って飲み続け、今では美味しそうに飲んでいたりする。   う~ん、薄っぺらい...

先月、患者と総勢17名で行った富士登山。 もちろんそれにもトップテンを持って行った。 小まめに取らねばならぬ休息ではあるのだが、当然時間は限られる。 その10~15分で回復させる為には何を摂取したら良いのか? トップテンはソコが優れている。

グルコース・マルトース・デキストリンという、性質の異なる3つの糖質のバランスが絶妙なのだ。 1~2分から吸収の始まる即効性のあるグルコース、8~15分と遅れて吸収させる他成分。 それらの特徴を濃度や摂取の量・タイミングをユーザーがシーンに合わせて工夫する事により、更に最大効果を発揮する事が出来る商品なのだ。

極一点の特徴を誇大表現したメーカーの内容を鵜呑みしかできないユーザー。 頭のいいユーザーこそ、是非トップテンを使ってみて欲しい。

2009年09月01日

スポーツトレーナー・指導者の資質

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人は自分で自分の動きが認識できないと、どうなるであろうか?  

たとえば真っ暗な部屋にいきなり閉じ込められ、さあ歩け!と言われて大手大股で歩く奴がいるだろうか? 普通は小股手探りになるであろう。

テニスでも野球でもいい。 上手くなりたくてコーチ・指導者を手本に練習する。 コーチの手を見、自分の手を見。 コーチの足の動きと自分の足の動きを見比べて。 目で見て認識し、すり合せるのである。

では水泳の場合はどうだ?

自己流で泳げる奴。 本人は綺麗に大きく腕を回して泳いでいるつもりだが、大抵の場合肘は伸びきらず5割ぐらいしか掻けていない場合が多い。 
顔の前ですら水中でゴーグルで、ましてや頭の後ろなどまったく認識など出来ない。 耳も目を情報が激減した状態では、ソリャ動きは縮こまって当然なのである。


先日もこんな記事を見つけた。

「道に迷うと回る」は本当=森や砂漠、目隠し実験で確認-独研究所
(http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009082900164)

 道に迷うと、同じ所をぐるぐる回ると昔から言い伝えられるが、ドイツのマックスプランク研究所の研究チームがこのことを実験で確認し、29日までに米科学誌カレント・バイオロジー電子版に発表した。目隠しをされた状態でも、最大20メートル程度は真っすぐ歩けるが、距離が長くなるにつれて曲がり、円を描いてしまう可能性が高かった。
 これは、左右の脚の長さの微妙な違いが原因ではなく、太陽や月、山などの手掛かりがないと、方向や身体バランスの感覚のずれを修正できず、ずれが次第に大きくなってしまうためと考えられるという。
 実験は、6人にドイツの暗い、平たんな森の中を数時間歩いてもらうほか、3人にサハラ砂漠を歩いてもらい、全地球測位システム(GPS)でコースを記録。さらに、15人に目隠しした状態で平らな場所を50分間歩いてもらった。
 その結果、太陽が見えない曇った日に森を歩いた4人が円を描き、月が見えない夜に砂漠を歩いた1人は途中でUターンして逆戻りした。目隠しをした15人のうち、一定の方向に歩くことができたのは3人だけで、12人が何回もぐるぐると回った。円の直径は最も小さい場合、わずか20メートル程度だった。
(時事ドットコムより)


人間の習性なのか何なのか、まっすぐ進むのは容易ではないのだ。 これはスポーツに限らず脳血管障害等の勉強をすれば当たり前に学ぶ事。  その事実を正しく理解して上で、出来ない人に対して指導・治療が初めて出来る。 名選手が名コーチでもなく、習うより慣れろでもなく、人の五感・心理を正しく理解して指導に当たらなければダメなのだ。

果たしてそのような指導者・治療家がどれだけいるのかは疑問である...

2009年08月21日

POLAR(ポラール)上昇高度トレーニング

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先日いただいた夏休み、毎度の事ではありますが長野の山中を毎朝5時前起きで10kmほどランニングをしております。

ただ毎回ダラダラジョギングするのでは無く、テーマがあります。

今回は “高度” を意識した走りのパターンをいくつか試してみました。 現役でレース出ていたころには、坂はただ根性で登っていましたが、歳をとり根性だけではどうにもならなくなってしまいました。(爆

って事でココは一丁道具に頼ります。 

冗談はさておき、登りだけでは無く下りの心拍、トータルの上昇高度も管理しながらピッチ・ストライド・ペース配分を考えてみました。

結果、現時点でのいくつかの最良のパターンを見つける事も出来ました。 と同時に、弱い所を強化するパターンも考え、GPSも使ったコース作りに役立ててみました。

いいですね、昔はそんな機械は存在しなかったですし。 素人でも客観的に分析がパソコンで出来る時代ですから。 興味のある方は来院時直接お尋ねください。

2009年08月09日

ちびっ子ランニングクリニック

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真夏の真昼間炎天下のなかご参加頂きました方々、大変ありがとうございます&お疲れ様でした。

元気なちびっ子たちでしたので、講義的な内容は割愛してほぼ“かけっこクリニック”と相成りました。

腕振りからモモあげ、カカト引きつけに股関節運動、ホッピングにフライングスプリットと、ランニング向けのドリルをお母さんお父さんに要点を伝えながら実施してみました。

こんな少しの時間でも、フォームに問題がある子はタイムアップも見受けられました。

子供以上に大人、正確には小生が炎天下フラフラでしたので、細かいフォローは後日シッカリさせてください。(爆

ナンだか半分はスタッフ君たちの為になってしまったようですが、こんな夏休みの一日も子供たちのいい思い出になればそれだけで幸せです。

2009年07月29日

コンディショニングラボ早朝利用

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毎週土曜朝8時からのコンディショニングラボ早朝利用を、来月8月より全日朝8時から利用可能といたします。

ご利用の際は前日までにお電話にてご連絡お願い致します。

尚、10時以降につきましては従来通りとさせて頂きます。

詳しくはスタッフまでお尋ねください。

2009年07月24日

トライアスロンを辞めた理由

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この数年、多くの人に 『トライアスロンはまたやらないのか?』 と質問される。


もうかれこれ24、25年前の話。 まだまだトライアスロンのはしりの時代。 大会そのものの数も少なく、行ける大会、出れる大会には片っ端から出ていた。

知人・先輩の勧めもあり始めたトライアスロン。 限られた時間と体力をうまく使い、初めて結果が出る競技。 それは試合だけに限らず、日常の練習・生活にも言える競技。 やみ雲に来る日も来る日も走っていて結果が出るような競技ではない。 頭を使って初めて結果が付いてくる事が、ハッキリわかる競技。


自分自身の頭(心)と身体と戦う競技


その判りやすいひとつに、画像にもあるがバイクパートでのドラフティングがある。
他人の真後ろにピッタリと付け、空気抵抗を減らして楽に走ろうとする事なのだが、それは自己との戦いであるトライアスロンの精神に反し、当初は全ての大会でレギュレーション違反だった。

大会が増え始め、コースや運営上の問題で一部ドラフティング可の大会が出始めた。 それでも意図的に真後ろにつける者は居なかったのだが、徐々にそうではなくなってきた。 『この大会はルールでOKなのだから何が悪い!』という者が多く現れるようになってきてしまった。


柔道がオリンピック化、国際化、競技化してしまい勝ち負けが全てになり、最近ではタックルで倒す、まるでレスリングのようになってきてしまった。
それに対し剣道は、良い勝ち方もあれば美しい負け方もある事にこだわり、勝ち負け優先になるオリンピック化に断固日本は反対の精神を貫いている。 先に突いて叩いた方が勝ちなら、フェンシングのようになってしまうだろう。 そんな剣道は見たくない。


時代とともにルールが変わる事は仕方が無い。 それが正しいか正しくないかを言うつもりは無い。 ただ、当初の精神とは大きく違ってきている事に警鐘は鳴らしたい。


何の為にスポーツをしているのか、何に向かって人生を歩んでいるのかを今一度考えてみた結果、トライアスロンと言う競技をやめた。 田舎の大会で数度優勝をし、欲が出始めてきたが、自分自身を見失う前に決断をした。


トライアスロンをTVで見れるようになったのもやっとこの一年。 自分自身の中でやっと折り合いをつけれるようになってきた。 またひとつ成長した目線で競技を見て行きたい。

2009年07月09日

親子で参加!ちびっ子スポーツトレーナー講習会

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8月9日(日) 当センター2階コンディショニングラボにおきまして、 夏休み特別企画 “親子で参加!ちびっ子スポーツトレーナー講習会” を実施いたします。

今回は患者さん以外の参加も受け付けます。

講義編と実技編に別け、実際のケースを交えて子供にもわかりやすくした内容となっております。

スポーツをやっている子、コーチをしているお父さんのご参加お待ちしております。


日程:8月9日(日)12時~14時

参加人数:親子二人一組 20名限定先着順

参加費:¥1,500(予定) *テーピング等教材費含む

持ち物等:先の尖っていないハサミ、運動しやすい服装、内履き靴

申し込み方法:お電話で“ちびっ子スポーツトレーナー講習会”参加希望の旨をお伝えください。

2009年06月06日

日本記録&オリンピックと幸せ

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昔からから身の回りにトップアスリートが多い。

古くは小学生時代、毎朝近所の砧緑地と言うところでランニングをしていた(させられていた)のだが、自分よりはるかに速い大人に必死になってついて行こうとしていた。 当時、テレビのマラソン中継番組で、朝見かけるお兄さんが時折いた。 ソリャ速え~訳だと当時から思っていた。

現在でも患者の中に何人もの元オリンピック選手がいたりする。 全日本レベルの人も入れたら数十名に及ぶ。 小生も現役時代、物品サポートのスポンサーが数社付いたが、田舎の大会でしか優勝できない3流選手。 負い目があるのか、逆に一流選手を嗅ぎ別ける鼻を持ち合わせてたりする。 これから可能性のある選手も含めて嗅ぎ別けられる。

先日もあるきっかけで、スポーツをやっているという可愛いらしい女の子から足の痛みについて色々話をした。 自分の状態を主観も客観も交え、正確に伝える事が出来るその彼女、こちらも楽しく説明が出来た。

珍しいなと思いつつ話を終えたが、後日その彼女が某競技で日本記録も持っていた事があり、全日本も二連覇と言う記録の持ち主だと知った。

いつも思うが、真の一流競技者の人は周りを幸せに出来る空気を持っている。 それに比べ、小生なんか毒の吐きっぱなしで。  少々悔い改めねばと思う今日この頃...

2009年06月03日

スポーツトレーナーの仕事って何ですか?!

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スポーツトレーナー、アスレチックトレーナー、メディカルトレーナー、フィジカルトレーナーetc...

様々な名称、資格等の区分があるが、小生はどれにも全く興味・関心が無い。

それらに限らず、資格なんて所詮他人が作った枠組み。 資格好きな奴は取ればいいし、肩書好きな奴は行きゃいい。

小生は昔から、資格の内容を調べて「コレが取りたい!」と思う前に、自分は誰に何をして、どうしてあげたいのかを考える為の努力をしろ!と説く。

「スポーツで怪我をして困っている人の力になりたい」 って、どんな力?! 揉む事がちからになる事か? それともお祈りでもするつもりかい?!

バーベルやマシンの使い方が教えられたってトレーナーとは言わんだろ。 医学の知識がちょっと有って揉める人がトレーナー? 更に意味判らん。 正直、医者が揉んでくれたら一番イイじゃん的なレベルだろうさ。

過去何度も言っているが、知識・資格であれば医者が一番。 医者以上の知識を付けたいと思うのであれば、そうすれば良い。 それですべてが解決すると思うのであれば。

自分の身体に不満や不安があって、選手や患者はやって来る。 しかもその不安不満を具体的に判らずに。

そこを読み取り、語り合い、分かち合い、共に前進するのがトレーナーの仕事だと小生は考える。 その次に初めて知識・技術があるのではないか。

資格取得で身に付くものではなく、自分自身の内面から出てくるものが新たな答えを生み出すのだから。

2009年05月29日

TYR(ティア)展示会

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昨日昼休み、恵比寿までアメリカのメジャースイムウェアブランド “TYR(ティア)” の展示会に行って来た。

色々と勉強になり、刺激になった。

とってもイイ展示会、何がイイって会場イイ、商品もイイ、スタッフの皆もイイ、とにかく雰囲気全体がイイ。

小学生の感想文みたいで申し訳無いが、コレ重要なトコ。 ホントに良い展示会だった。 これもひとえに社長のお人柄だろう。

スイム、ビーチ、マリンカテゴリからスポーツカジュアルまで、きっちりと考えられたブランド・商品展開。
うちのセンターも、もう少し体力がついたら是非インショップで販売取り扱いをしっかりやってみたいものだ。

2009年05月16日

超高速水着入荷!!

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患者さんのご依頼で、超高速水着 “TYR TRACER LIGHT” が到着しました。

昨年一連の水着騒動で、話題・注目度だけS社の水着。 実はアメリカTYR(ティア)社の超高速水着も、北京オリンピックで何個もメダルを取っているのですよ。

噂には聞いていたが、実際にこの商品を手にするのは始めて。  いやはや、とにかく素晴らしいの一言。 これからでてくる’09モデルはさらに進化と言う事だが、恐ろしい。

日本でも最近知名度が上がってきたTYR、コレも小生が前職で輸入も含め取り扱っていたブランド。 現社長も後輩で商品ともに信頼度は最上級。

コレで今年もマスターズでバンバンメダルとって来てもらいますよ!

治療もケアもトレーニングも用品も、オールサポートできるのが最大級のウチの特徴ですからネ!!

2009年05月13日

スポーツドリンク何の為?

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ウチの待合室には2Fラボ利用の為に、数種類ドリンクが置いてある。

一般的にスポーツドリンク呼ばれるものだけでも4種類ある。

もちろんそれぞれ違う個性の物を。

水分補給の為のモノ、エネルギー補給の為のモノ、脂肪燃焼を意識したもの、リラックスにおもきを置いたもの。

現在はヤクルトさんの商品を中心に置いているが、コレがなかなか良い。 

“ソーピード” と言うドリンクは低GI(低グリセミック・インデックス)を意識して作られ、血糖値を上げ難くし脂肪分解を阻害しないような表品であったり、 “レモリア” は茶に多量に含まれるアミノ酸の一種であるテアニンを含む。 テアニンは摂取後、リラックスの指標であるα波の発生が30-40分後に確認されており、睡眠の質の改善、起床時の爽快感、熟眠感、疲労回復感の改善、月経前症候群(PMS)時のイライラ、憂鬱、集中力の低下等の精神的症状を改善することが報告されているらしい。

他にも少しマニアックなドリンクも幾つか紹介しているが、一般市販している商品でもいつ何の為に摂取するのかを考えれば、スポーツをより快適に効果的に行なう事が出来る。

痩せたいから痩せるドリンク、コレ飲めば痩せるドリンクなどと、ガップリ商品に振り回されていなければの話。

2009年04月23日

走ってますカ?走ってますヨ!

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本当に昨日今日とスポーツ、走るのにはイイ季節になってきた。

毎日忙しいウチの患者の皆さんも、朝・昼・晩とほんとうによくラボを利用して運動してくださいますわ。

それに負けじとスタッフ全員今週から、毎日一定の距離・時間をきっちりプログラム、管理、計画して走ってます!

マラソンのマの字も無いウチの女子スタッフですら、火曜の走りにチョコチョコっと手を加えたら、翌水曜の走りではビタッとターゲット超えないようになる訳だ。 同じ距離・スピードでも。

今日の走りを翌日に効果として出せるか、今日の走りが単なる疲労として翌日出てしまうのか。

そりゃウチは、今時のスポーツクラブに比べりゃ機器は貧弱。 認めるわ。

だが液晶ピカピカチカチカのトレーニングマシン、ホントに必要カヨ?! 楽しいかもしれんが、ナンかちがくネ?? 

マッサージだって気持ちよくて良かったのと、痛いの治って良かったのどっちが真っ当かい?!

アミューズメントチックなエセフィットネスに騙されちゃイカンよ!

本当本質的に走ることの楽しさを伝えるには何が必要なのかを。


そんなところをすべての患者さんに伝えるのが俺の仕事だから...




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麻生スポーツ理学センター(http://www.asao-sp.com)
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2009年04月02日

エアーフルマラソン参加者募集!!

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さて今年春の最大企画、 “エアーフルマラソンでバーチャル完走” 参加者大募集!!

先日の東京マラソンの余韻も冷めやらぬ今日この頃。 身の回りで参加者の一人や二人はいるのでは?!

口では 「凄いっすねぇ~」 とは言ってはみたものの、内心 『あんな苦しい事よくやるよ...』 と思ってみたり。  でもホントはちょっと悔しいんじゃネェ~の~~って言う自分が居たり居なかったり。


さすがに42kmはムリだと言うアナタ!! 


ポラールハートレートモニターで、ランニング指標分析をしてみる事によって、今のアナタの予想フルマラソンゴールタイムを見つけませんか?!

更に長期的に分析する事によって、トレーニングに適切な強度や休息を構築する事が出来ます。


スタート日等、詳細は後日。(もちろん当院患者様限定です。)

コレでアナタも東京マラソン優勝最高賞金4800万円も夢ジャ無い!!  かも?!(世界記録でね)




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2009年03月21日

東京マラソン的スポーツ用品店

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今年もいよいよ東京マラソンがやってまいりました。 

ウチの患者も何名も出るようで。

ある意味すでにファッションでもあり、ステイタスにもなりつつもありで。

都内にある某大手スポーツ用品店Aは、東京マラソン需要で売上アップらしい。

前職時代、そのA店ともうひとつ、大手親会社をもつB店と言うのがウチの大取引先でもあった。

B店の品揃えはとてもファッショナブルで、A店はどちらかといえばプロ志向。

いっけんふらっと行くのがB店の様に思うが、実は少々違う。  『そう言えばあのウェアー、あのゴーグルあそこに有ったよな』 といってB店に訪れる客が多いのだ。

それに対してA店を訪れる客は、何かを得るため、その何かを求めてやって来るのだ。 ひとたびその様な客がやって来たならばA店の店員は抜群な接客応対をするのである。

当然面積あたり、スタッフ一人あたりの売り上げはA店はズバ抜けているのだ。

ここ数日ブログにしばしば登場する “ハートレートモニター(POLAR)” などは、その差が購入後顕著に出る商品で、安くてふらっとブームでノリで買ったりなどしたら、近い将来全く使わなくなる場合が殆どなのだ。

自分は、自分には何が必要なのか。 その問題を理解し、解決する為に、この道具をこのように使った方が良いというアドバイス。

もちろんその部分に関しては、A店よりもB店よりもウチは上行ってますがな。

“安物買いの銭失い” 的な結果だけにはならなきゃイイのダヨ。

2009年03月20日

こんな日は新百合ヶ丘・柿生周辺で気合一発!

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今日は“春分の日”。 う~ん、あいかわらず暦感覚がまったく欠落しております。

『自然をたたえ、生物をいつくしむ』 のが春分の日。 さらに完璧接点が無くなっていく感覚ですな。

さて、そんな毒を吐くのもこの辺にして、最近ウチの患者さんたちは以前にもまして活動的です。 スポーツやレジャーはもちろん、ちょっとした時間にでも身体を動かそうという意識が高まってきたようです。

この2、3日に書いたPOLARのハートレートモニターも、既に数名の人から引合いが。 モデル選びにも完璧接客説明付ですし。 

最近はランニングブームに乗って、シューズに付けたセンサーでピッチやストライドまで管理するモデルがだいぶ売れたようだ。  遅い!とかムチャするなって?!を時計が鳴って教えてくれるのだからたいしたモン。

今までのチンタラ通勤ウォーキングやブームで流行りモノジョギングも、POLARを使えば毎日楽しくもなり、しかもバリッとマイナス5kgエクササイズに変わるのだから、ソリャ本来売れない訳が無い。

新百合ヶ丘や柿生周辺でもいっぱい見かける、今だけハヤリで同じようなユニクロジョギング姿。 そんなんですれ違うんじゃ、テンションサゲサゲでしょ。  ココはいっちょ腕元で気合の違いをアピールでしょ(笑)

健康志向が高い人ほどステイタスが高い諸外国では、通勤・ビジネスでこの手の時計が腕にチラッと見えることが、また更にステイタスをあげると聞いたことがある。

ホント、日本はいろんな意味でまだまだダヨな。

2009年03月19日

人生最良パートナー “POLAR”

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競技スポーツ如何にかかわらず、生涯パートナーと呼べるアイテムはこの “POLAR(ポラール)ハートレートモニター” 以外には存在しないと思っている。


田舎の大会でしか優勝できなかった3流選手ではあったが、それなりに競技に没頭していた時期もあった。 その当時から個人的にもハートレートモニターを使用し、その後偶然にも社会人になったあと仕事でかかわる事にもなった。

ランニングやトライアスロン、ロードレースやクロスカントリースキーに勤しむ世界中の数多くの競技者に認められてきた商品であるのだが、日本での現状はイマイチではなく、イマニ、イマサン。

自分の今を知る機器で、もっとも手軽で優れているのがハートレートモニター。 問題はその “自分を知る” と言う所。

やれ心拍200ダ、いいターゲットだ! で自己満足アイテムでも、勝手に自分のレベルが上がる魔法のアイテムでも何でも無い。

今の自分を知る。 今の “ダメ” な自分を知る。 自分のズルを認め、戒める為に心拍を知るのだ。

そこから自分の進むべき方向を見いだす。

心臓と語り合う為のツール。

自分自身と向き合い、語り合い、闘ってこそ、その先に答えが見つかる。  自分から逃げているうちは何も得る事は出来ないのだから。

そんな男気なPOLARの使い方なら、世界中どこにも負けない。 来れ、闘う気のある者よ!


2009年03月15日

プチワークショップ第二弾

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来週よりプチワークショップ第二弾が始まります。

次回のテーマは “身体運動の物理学” です。

バレリーナの美しい動きを分析しながら、バランスや重力、反力を学び、バイオフィードバック装置やミニトランポリンを使って、筋肉の使い方や動作を理解し、より効率の良い怪我の少ない動きを習得します。

今回はビデオを使った講義が3分の2、実技が3分の1になる予定です。

整体やマッサージなどの受身的なものだけでは無く、自分自身で動ける身体を筋力やスピードとは違った視点で考えましょう。

2009年03月11日

スポーツコンディショニング・スポーツ理学療法

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当施設の屋号にある“理学”という言葉。 なぜ“理学”という言葉を使おうと思ったのかを少し話そう。

“理学”という言葉には自然科学・物理学と哲学という意味がある。 この“哲学”というところにすべての理由がある。

“哲学”とは世界や人間についての知恵・原理を探究する学問。もと臆見や迷妄を超えた真理認識の学問であり、それらは自分自身の経験などから得られた考えに基づくものでなければならない。そこから生まれた人生観こそが“哲学”なのである。

だが実際は他人の知識に触れただけで、さも身に付けた気になり、実験や臨床で得た結果だけを論じて、そこにまったく人間の原理・真理が全く存在しない。 そもそも原理・真理の意味が判っちゃいないのだから仕方が無い。

たとえば筋肉の運動負荷を学ぶとき、コンセントリック・ エキセントリック ・アイソメトリック だと学ぶ。
負荷をかけながら筋肉を縮めるとか 負荷をかけながら筋肉を伸ばすとか、 負荷をかけながら状態を維持だとか。 苦手な運動は反復すれば出来ようになると思っているし、出来るようになれば続ける事によって向上すると思っている。

ハートレートモニターもバイオフィードバック装置も、あぁ上がらないダメだ、やった上がった万歳じゃ意味が無いのだ。 人間と言う生物を考えた、その“真理”を考えなければならないのだ。

講義・講習受けて開催して自己満足。 たぶん今だけスポーツ選手ならそれでいいのだろう。

もっと広義の意味で、もっと広い視野で我々は “生涯スポーツ” に取り組む為、本当の意味での“理学”にこれからも向き合っていきたい。

2009年03月10日

スポーツリハビリテーション

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スポーツ障害、スポーツ外傷でやって来る患者。 皆痛みを訴えてやって来る。 痛みが取れたらゴールなのかもしれない。

だが果たして本当のゴールとはどこだろう?


年配のある主婦は、ジッとしていると痛い。 それが取れたら治ったと言う。

あるパートに出ている主婦は、自宅では平気だが仕事では痛い。 仕事中の痛みが取れなければ治ったとは思わない。

熱心にテニスでもしている主婦だとしよう。 自宅・パートでは平気だが、テニスをすると痛いと言う。 テニスが無痛にならなければ治ったとは言わない。

それがプロ野球のピッチャーだったら、150km/hの速球を投げると痛いと言う。 それが投げれるようにならなければ治ったとは思わない。

様は皆それぞれ治ったというところ、ゴールが違うのだ。 果たして皆は、自分で自分の治ったというところがどこであるか、明確に考えながら生活などしているのだろうか?!

当の本人ですら判ってない、考えてもいないゴールに向かって治療する。 だから治療そのものより、明確なゴール設定というのが何よりも治療上、優先するのである。

スポーツケア、スポーツリハビリテーションに必要なのは、最新の技術でも最新の理論でも、最新のトレーニングでもナンでもない。 だからいつまでも何度も繰り返す頭の悪い選手があとを絶たない。

身体がダメなら頭を使う。 自分で自分の頭を使う。 ネットや他人の請け売りは頭を使ったとは言わないんだ。

自分で自分のゴールさえ考える事だ出来れば、自ずと道は開ける。

2009年02月26日

トップでおめでとう!!

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とっても熱心にボーリングに打ち込んでいる患者の女の子。

最近メキメキ成績を上げ、いろんな大会で優勝・上位入賞の常連に。

先週末に行なわれた全国大会のひつでも、個人トップのスコアだったそうです!!

凄いですよネ~! 小生なんか酷過ぎで口にすら出来ないスコアなのに。

実力ですよ、実力。 その実力を、僕らは発揮しやすいように整えるだけ。 さらにコッチも頑張りますヨ~~(笑)

2009年01月25日

骨折予後リハビリ

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ウチにやって来る患者の半数は頭痛・肩こり・腰痛など、民間療法にあるごく一般的な症状。

残りの半数は、骨折・捻挫・打撲・肉離れ等の予後不良患者。

昨日、2年半ほどケアとトレーニングでやって来ているある男子患者との会話。

昨年後半、バイク事故で中指骨骨折をしてしまい、退院後の現在はそのリハビリが中心。 その彼がしゃがんだ時の足関節の違和感を病院で訴えたところ、『これはコレ以上治らないですよ』と言われたと話してきた。 もちろん本人はその意見に納得もしていないし、そうとも思っていない。

退院後ひと月ともなって来ると、入院中には気が付かなかった様々な日常の不具合にだんだん気が付いて来る。 しかしその不具合は受傷部位だけの問題とは限らない。 その彼の場合、しゃがんだ時のちょっとした身体の中心軸のズレだけが原因。  なんて事は無い、基本すぐ解決。

昨日も書いたが、患者が何に困っているのか、何かしてあげれる事は無いかと考えれば判る事。ウチにやって来る患者が訴えるその殆どのケースがそれらで解決出来る。 治療や技術だけの知識しか頭に無いから、そんな心無い発言が口をついて出てくる。

ホントに何が進歩して、何が最新なのか未だに疑問に思う。

2009年01月23日

スポーツコンディショニング講習会

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よくよく考えてみたら5年ぶりの開催。

やって参りました、本家本元大本命の講習会!

“スポーツコンディショニング講習会”を実施いたします。

修士以上で学ぶ内容、筋・骨格構造から栄養学、内科学、女性や小児の運動学までの内容を網羅。 しかも本来は2、3年分を1、2回でやろうってんだから超凝縮。 一回で終わらなければ、希望者には補講付き。

定員は10名。 (患者さん限定)

先着順完璧早いモン勝ちデス。 お申し込みはお早めに!


2009年01月10日

少年サッカー・少年野球の子供ケア

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子供は診ない診ないと言いながら、ナニゲに沢山います。  嫌いな訳じゃ無いんですよ、子供の事が。

変わっていく姿が大人より面白いようにわかっていくので、やってる方も楽しい。

そもそも何で悪くなったのさっ?! と、コレも大人以上に思う。

子供は大人より代謝もよく、治りも早いはず。 それがドコ行っても治らない、なかなか治らない。

それってよっぽど重篤なのかい??

いやいや勿論そうでは無い。 治らないのではなく、治ろうとするのを何かが邪魔しているからだ。

それじゃ、その邪魔しているのって一体ナンだ?  そこが小生の腕の見せ所であり、そこが親の頭の使いどころ。  子供は所詮子供だから、考えろってった無理。

で結局ハートのある本物の親でなければ、その子供の治療を受け入れてもシップや電気治療のところと
大して変わらん結果しか出ない。

昨年春からやって来る小・中学生の患者を取りこぼした事は一人もいない断言できる。 そんぐらい皆いい親ばかりだったから。 それに負けないぐらい、今年は頑張って子供の治療請けるかな。

2008年12月20日

本格オフトレメニュー始動

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さて、多くのスポーツがオフシーズンに突入しました。

ウチのお抱え選手達も本格オフメニュー開始です。

テレビでそこいら辺のプロ選手がやってるような、そんなつまらない事はやらせませんゼ。 既に2名ほど吐いてイタダイテます。(爆

本や講義で聞いて出来るような、むしろそんなところで簡単に入手できるようなレベルの事なんかやらせないモン。

S的には一年で一番苦しんでいる姿が沢山見れる、いわばトップシーズンですナ(笑)

痛い悪いもまとめて治すってやつが更に楽しい。 ジャンジャン来なはれ来なはれ。

2008年12月17日

スポーツ界への金融危機の波

先日、金融危機の波が米スポーツ界に押し寄せているというニュースがあった(12/13付時事通信社)

NBAもNFLも自動車レースのNASCARも、従業員の大量解雇を発表した。 米国で最も安定したスポーツ団体による大胆なリストラ策は、大きな衝撃である。

国内でも、知り合いがいる某プロスポーツチームが選手だけでは無く、コーチ・トレーナー陣も含めた大規模な総入れ替えをしたらしい。 不況と関係無い訳では無い。 のんびり数年待っているほど、どこも企業体力にゆとりは無いのである。

以前、我が身を置いていたスポーツ用品界もバブル後の煽りを一気に受けた。 今また新たな不況のあおりを受けんとしている。 正直、生活に最も必要かどうかの優先位は高くは無い。 服なんかなんだって構わんし、最新じゃなくったって問題なんかアリャしない。 無くったって汗かけるし運動出来るものばっかだ。

ただし、安全と健康は全てに於いて優先する。  運動は健康を維持する上での一手段であり、それ以上でも以下でも無い。 位置付けを判った上で時間とお金を使う。 やりたいからやって、辞めたくなったから辞めて。 これじゃ、子供が校庭でやる手打ち野球と同じレベル。

健康は痛い時だけ気遣えばいいものでは無い筈。 日々健康に対する意識が必要なのは当たり前だ。
計画的な継続が必要なのだ。

それがわかっていたら、サブプライムローンなんて誰も組まなかった事だろう...

2008年12月14日

コーディネーショントレーニング

週末は2階ラボにも多くの人がやって来る。 昨日もラボや運動療法科でのメニュー更新がいくつかあった。

初めてトレーニング指導にあたった学生時代から、もうかれこれ22、23年経つが、新規のメニュー作成・更新はいまだにワクワクする。 作ってもらう患者さんやスポーツ選手以上に、作るこちらの方が楽しい。

もちろん新たなメニューがどれだけ有効なのか不安はあるが、細かく微調整していくその過程もまた楽しい。 100kg10回挙げて3セットで3ヶ月なんていう、腹筋つけたら腰痛治る的な雑なメニューなんて存在しない。 

例えば職人さんがやるような細かい指先の作業。 誰もが初めは出来ないだろう。 だが何度も反復しているうちにだんだんと出来ようになって来る。 それは指に筋肉が付いたからだろうか? それとも関節可動域が広がったからなのだろうか? そんな事は無い。 人間が動く・動かせるようになると言う事は筋力や柔軟性に大きく依存している訳では無い。 前屈で指が床につかない人は全員どっか痛くなるっていうのか?

スムーズに動かせるようになる為のトレーニング。 左右の手足や体幹等と脳との神経支配を高める事も必要。 その次に筋トレやストレッチ。 やたらめったらストレッチなんてあり得ない。

そんなこんなで昨日も数名、新規メニューで苦しんでおられました。  これで喜んでいる小生は、やっぱり“S”ですな。

2008年12月12日

勝利とドーピング

昨日、国際オリンピック委員会(IOC)はスイスのローザンヌで開いた理事会で、北京五輪の陸上男子ハンマー投げで2位、3位の選手をドーピング違反で失格とする事を決定した。これにより当初5位の室伏広治(34)=ミズノ=が銅メダルに繰り上がることになった。

ドーピングが良い悪いと論議し、その理屈を選手に説いたところで変わらない選手は変わらない。その選手には辞めれない理由がある。

景気後退だと言っても、日本はまだ豊か。 就職難と言ってもより好みしなければ、収入の糧はある。最低限の保障の手もある。 最低限の保障で最低限の生活ではダメだと思う気持ちが、強いか弱いか。 

自己申告タイムが自分より少し遅い、場所もよくわからない国の選手と競い合うと、最後の最後で強いのはやはり彼ら。 彼らにとっては遥か遠いアジアの片隅の小さな日本に、世界陸上などで来れるチャンスなど千載一遇の好機なのだ。 自分だけでは無く、親戚一同の生活がかかっている。 だがそんな彼らほど、ものすごく純粋で心がまっすぐだったりする。 親兄弟の顔に泥を塗るような、恥は決して行わない。 どん底じゃない奴らに限って、中途半端な事をしやがる。 

そもそもスポーツは一体何の為にやるのか?

金の為に何でもやるなら、銀行強盗と大して変わらんよ。

自己表現、自分自身への挑戦なら、すべて自分自身でやってこそ、初めて自分でやり遂げたと言う事になるのではないか。 たとえそれがドーピングでなくとも、他の物、他の力を借りれば借りるほど“自分自身で”とはまったく言えないのだ。 

親の車でクラブチームまで送り迎えされてプロの選手になった奴より、寒空の下、大きなカバン背負って鼻たらしながらチャリンコで練習に行ってた、部活動レベルのスポーツ歴の奴の方が何倍も評価される。 まっすぐな気持ちでスポーツに取り組める子どもになるかどうか、真の勝利を掴めるかどうかは全ては大人にかかっていると言う事だ。

2008年12月07日

引退退陣降格、ジ・エンド

この時期になると毎年、様々なスポーツの選手の引退やチームの去就が伝えられる。

特に選手の怪我による引退は、トレーナー、治療側としては胸が痛い。 過去何十人もの選手の怪我による引退を見てきたが、未だに一人一人の状況が目に浮かぶ。

選手に限らず一般の患者もそうなのだが、痛い時と痛くない時、その二つが両端に刻まれたスケールでしか自己体調評価をする事が出来ない。  痛くないのは当たり前でそれが普通で中間。 痛い・痛くない・凄く調子が良いでの評価が当たり前だ。

痛くないのが中間と言う事は、ちょっとした事ですぐに痛い方悪い方に転ぶのだ。 常に良い側に自分の身体を置くのが、プロとして当たり前。 それが練習バカ・運動バカで、出来ていないのが実情。 練習だけで一流になれるのなら、世の中全選手一流だ。

若手であれベテランであれ、自分の3年後5年後をみて計画を立てれないようでは今すぐ辞めた方が良い。 それはチームのフロント側にも言える事。  アホなトップが馬鹿な選手使って、マヌケなトレーナーがフォローしたって、そりゃ結果デネーわな。

とにかくそれはプロアマ関係無く、ガキのサッカー・野球でも、それこそ勉強でも何でもそうだ。 バカでダメな若者子供を作るのは、結局大人。

常に生産的な話、行動をするのだと思え。 言い訳が口から出ているうちは、一生降格決定だ。

2008年11月21日

スポーツは遊び

スポーツへ対しての取り組み方を、自問自答した事はあるか?

過去に数十人数百人のプロ・実業団選手と話したが、明確な意識を持っている奴に会った事が殆ど無い。

たとえばニュースでプロスポーツ選手が減俸とか、解雇とかを聞いて 『可哀想~~』 と言う奴がいるが俺はそうとは思わない。  ざまあ見ろとは思わんが、今まで好きな球蹴って好きな棒切れ振り回して、多少でも金貰ってたなら10万でも15万でもイイジャンか。  もっと欲しいならコンビにでもハンバーガー屋ででも働きゃイイジャンか。

カネの為にスポーツをするのか、自分へのチャレンジの為にスポーツをするのか?  “努力の先に結果は付いてくる”と学んだ事は無いか?! どこかで勝手に自分に都合よく言い訳をしてるようじゃ、何をしてもモノにはならん。

ガキに考えろは無理。 親や大人が考える。  どちらにせよバカじゃ無いなら考えろ。

何事も無心で取り組む姿勢だよ。 欲の塊は醜いよな。

2008年11月16日

来たれ“アスリートサポートプログラム”!

今月より始めた“アスリートサポートプログラム”。

既に数名の患者さんから問い合わせを受けているが、患者外の一般スポーツ選手・愛好家からの問い合わせは未だ無し。

本気で速く強くなりたいと願う選手が如何に少ないか。 まぁ、それは前職でも死ぬほどよくわかっていた事だが。

ただやりたいからやっているだけのスポーツ選手が如何に多いか。 そんなワガママな幼児思考のスポーツ愛好家をターゲットにしていた方がスポーツマーケット的に楽で簡単。 欲しいと言われたものあげて、揉んでほしいところ揉んで。

だから本気で考えている選手が行くところがまるで無い。

そんな選手の力に少しでもなれたらと、我々は思う。

2008年11月04日

史上最強サプリメント!

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過去人生の中で、これ程までこだわりがあり完成された商品は無いと言い切れるのが、この天然サプリメント「天然ライフスタイルシリーズ」

その取り扱いを今月より開始致しました。

本当にそんじょそこいらのサプリメントとは格が違います。

男性用・女性用、ビジネスやアスリート向けなど、シーン別に数種類のサプリを個別包装したデイリーパックが有名でお勧めなライススタイルシリーズですが、美容健康にコラーゲンの生成を助ける天然アセロラビタミンC、脂肪分解を促すパパイヤ・パイナップル酵素サプリ、ポリポリとおやつ感覚で食べて摂取出来る美味しいキッズマルチビタミン、スポーツには欠かせないアミノタブ(ビタミン&カルシウムプラス)はすべて噛んで食べれるチュアブルタイプ。  現在試食キャンペーン実施中です!!

これでホントに無敵デス。


2008年11月01日

“アスリートサポートプログラム”募集開始

本日より、真剣にスポーツに取り組んでいる方へのサポートプログラムを開始します。

18歳以上で競技種目は問いません。今後、各種競技会等での宣伝広告に効果協力をできる方。その上で本人の目標とヤル気に応じてサポートランクを決定いたします。

治療・ケア、トレーニングのサポートから、ドリンク・サプリ、ウェアーやシューズ等のサポートを中心に行います。

第一次募集人数は10名。 決定次第応募を締め切ります。  


応募方法:応募専用メールアドレス(asao@inter7.jp)へ、件名「アスリートサポートプログラム希望」と明記し、本文に住所・氏名・年齢・職業(具体的に)・電話番号・即時連絡のつくメールアドレス・競技種目・自己PRを記入し、送信してください。

後日、こちらよりメールにてご連絡差し上げます。

*電話等による応募・問合せは受け付けておりません。

2008年10月30日

真のエネルギードリンク

今月より取り扱いを始めたエネルギー補給ドリンク “トップテン” 。

2Fラボ利用者、興味がある方には全員に試飲会も行いました。 購入して頂き、実際にスポーツ時利用された方々からは 『モノ凄く良い!!』 という意見を毎日頂きます。

トップテンだけ買いに来る方も既にいらっしゃるぐらい。

だから言ったでしょ!!!

本当のエネルギードリンクがどういうものなのか、動けるようになる感覚がどういうものなのか。

一言テクニカルとしては、トップテンが凄いところはグルコース・マルトース・デキストリンの糖質のバランスが絶妙なところ! たとえば脳の唯一のエネルギー源であるD体をグルコースが多量に含んでいる事。 それらと血糖値の上昇時間や乳酸の発生などがよく考えられているのだ。

まぁ、何はともあれ効果は歴然。 ちなみに個別に濃度や飲むタイミングもアドバイスさせて頂きます。

あとは直接。

2008年10月14日

って言いながら新機種

今日から2Fのラボに新機種登場!

以前から欲しかった“ミニトランポリン”です。

コンディショニングトレーニングはもちろん、子供の発達や床半力を考えるにはあると超便利。

間違っても勝手に飛んで、宙返りなんてしようと考えないで下さいヨ。

2008年10月10日

スポーツ障害(傷害)とは

テニス・サッカー・野球にバスケにバレーボールetc... 趣味やスクール、部活動。

運動中にひねった転んだぶつかったでの怪我は、たまたまスポーツ中にやっちゃった怪我。 それを治して沢山診て、ウチはスポーツ傷害の患者が多数来院とはこれ如何に。  そんだったら歩いてひねって転んだのも、ウォーキング中といってスポーツ傷害にするんかいな?!

そのスポーツ・競技をする事によって、これから将来発生する可能性を予測し予防し、同時に安全を確保した上でのパフォーマンス向上の為のプログラムを提案する。 

これが出来てこそ、スポーツ傷害に対応すると言える。  もちろん将来を予測するという事は、過去の事象も予想する。

怪我に対する原因と対処、予防。  文章にすれば簡単だが、これを学ぶには本や講義では学ぶ事は出来ない。 頭で学ぶのではない。 自分の身体、時間、生活すべてを使って学ぶのだ。

残念ながら何らかの怪我を負って患者はやって来る。 怪我は残念だが、この時こそ全身を使って学ぶ。 小生も全力で伝える。

肩書きを読めば読むほど、インチキは判るモノだ。

2008年10月05日

飲めばやっぱりわかるでしょ?!

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いよいよ始まりました、“トップテン”試飲キャンペーン。

ラボ利用者には、ちょっと多めに作って渡してみたり。

ちゃんと飲めば、他のスポーツ飲料よりはるかに体感できるはず。

その特徴の一つが成分だけでは無く、その濃度。 一般的な商品はただ飲むだけだが、トップテンはその人の目的・競技特性に合わせて多様に効果を変えられる。 そのアドバイスをウチではしっかり論理的に説明し、指導する。

コレが良いよ! ハイよ!!  って流行り廃りや、噂・広告鵜呑みじゃ超レベル低よ、アンタ。

サプリメントやドリンクの輸入にはすっごく苦労したから、尚更思い入れがある。 だからこそ安易に紹介などしない。

ホントに良いモノ、勝てるモノだけ紹介するゼ。

2008年10月03日

低価格で健康入手

...ってな訳には行きませんよ、世の中。  そんな自分だけ都合よくなんて、考える時点で心が病んでます。

今週偶然にも、数年前から巷で多く見かける低価格な女性専用フィットネス倶楽部の話題を、何人もの患者さんから振られた。 ほらそうそう、商店街やショッピングモールの片隅にある奴。

何をもって安いか手軽かは、目先の金額に釣られるような人もいるから、ここで力説しても無駄だから止めとくが、ようは質だよ質。 本物かどうかを見極める目を持っているかだ。

うすっぺらいのは見抜かれる。 見抜けない人が残る。 そしていずれ離れる。

すべてが人で決まる。  設備や料金では無い。

むしろ人で決める。

それはスポーツでも医療でも飲食でも皆同じ。

安かろう悪かろうでは困る。

うちは本質を考えれば安いと胸を張って言おう。

2008年10月01日

奇跡のスポーツドリンク“トップテン”

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佐藤製薬さまのご好意により、ヨーロッパでは絶大な支持のあるエネルギー補給ドリンク “トップテン” の取り扱いを開始致しました。

既に日本でも多くのトライアスリート、ロードレーサー、ランナーの方にご愛飲頂いておりますが、その素晴らしさはまだまだ一般の方には伝わっておりません。

テニスやサッカー、野球など、ロングディスタンスな競技には、巷で気軽に入手出来るどのドリンクよりも優れております。

特別試飲キャンペーンも予定しておりますので、ご興味のある方は来院時にお声をおかけ下さい。

2008年09月26日

運動物理学スタッフ研修

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最近のスタッフ研修は“身体運動物理学”。

誰でもが聞いた事がある、支点・力点・作用点や重心・作用点の話。

“動く”という事には必ず発生する必須事項。 これは本来、中学・高校生レベルの物理の話になるのだが、これを正しく理解し説明できるかと言うとなかなか難しい。 さらにそれを理解した上で治療・リハビリテーションメニューを組む。

基礎中の基礎の事だからこそ、今一度正しく学ぶ。

もし、興味のある患者さんがいたら参加しますか?!

2008年09月14日

小中学生時代からダメスポーツ選手

自分が20代の頃、後輩達に練習メニューを組んで欲しいと頼まれた時、まず毎朝5時半に起きろ。それすら出来ん奴にはメニューは組まん!と言っていた。

さすがに今はそこまで言わないが、朝だらしない奴は一流の競技者などになれない事は間違い無い。

しかもそれが子供の頃から癖付いてる様ではダメだ。 時間が無いから遅れそうだからとパパママに車で送ってもらっているようなのは超問題外。 そもそも普段から近所の駅に車で送り迎えしているなんて口も聞きたくない。


某元プロ野球選手が客員コーチでメジャーに行った時、その朝の早さに驚いたという。

誰でも朝は眠い。 自分が一番何をしたいのか、何を手に入れたいのか。 勝ちたい強くなりたいなら手に入れる為の努力をを一番に考えろ。 寝る大会でも出るのなら、勝手に寝るの優先して考えてもいいが。

親がだらしないから、子もだらしなくなる。 子は親を見て育つ。  ヤンキーの子はヤンキーだし、チンピラの子はチンピラ。 頑張りたくない、ズルしたいで比べりゃたいして変わらんヨ。 自分に根性ねえレベルはどっちも一緒。

礼や男気も判らない奴に、人の道なんて語れないって事だ。

2008年09月13日

予想以上に大反響

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先日、メレル社の’08秋冬新モデルシューズが入荷しました。

ウォーキングシューズはいつもディスプレイしていますが、特に今回はランニングシューズがおススメ!!

しかも予想以上に多くの人がガップリ食らいツキ!!

昔からではありますが、ウチではテンピュール枕・布団はもちろん、院長の私自らシューズのフィッティング、2Fラボでのウォーキング・ランニングのフォーム指導まで行っています。

何とかとハサミは使いようじゃないけど、道具は使い方次第で180°変わります。

本や講義で聞きカジッた上っ面な知識では無い、元メーカー作り手売り手からの真のアドバイスをさせて頂きます。 目からウロコガ落ちるような、流れるトークにご期待下さい。 (冗談ですケド...)

2008年09月09日

アウトドアで満員御礼

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今年は富士登山が異常人気らしい。

ウチの患者さんでもここんとこ毎週末の朝、富士山頂まで上り午後当院へやって来る方がいる。

一度は富士登山をしてみたいと思っていても、過去なかなかチャンスが無く未だその夢は実現していない。

これでも小生、以前はアウトドア事業部にも席を置いた身。 知識や体格とは裏腹にめっぽう自然環境に弱い。 まぁ、育ちが良いという事で済ましてはいるが...

冗談はさておき、考えてみれば殆ど台風が来なかった今夏。 このような年は秋以降、膝を痛める年配の患者多くやって来る。 だが登山は止めようとはしない。  これがなかなか曲者。

だがそこが腕の見せ所。 どこかのヘッポコ医者・治療家のように運動お出かけを休め、やめろとは決して言わない。 やめれるぐらいならこんなトコ来てないだろと言う。

その代わり、こっちも頑張って治すからオマエも頑張って来い! それが出来ないのならこの契約は成立しないとハッキリ言う。 男性の患者は口を尖らせながらも「判った」と言ってやって来るが、年配女性は、へそ曲げてむくれて近所で悪口言ってオシマイ。

今年も楽しい季節がやって来るぞ、コリャ?!

2008年09月07日

最近のスポーツリハビリ

当たり前だが、通常クリニックは疼痛治療がメイン。

7年ほど前に2階にコンディショニングラボを併設し、疼痛解消後のケアにチカラを注いできた。

この春から屋号も変え診療科目も一新し、より慢性疼痛疾患専門の施設として生まれ変った。

折りしも昨年の東京マラソンの効果もあってか、町でジョギングする姿も多く見かけるようになり、運動・健康に対する意識も以前より高まったように感じられる。

しかし、どれだけの病院・クリニックがその高まった健康意識・希望に対応できるのであろうか。

大きく改革し、少々判りにくい内容にしたにもかかわらず、紹介や数年ぶりの再検患者さんが跡を絶たない。 しかも以前より治癒に対するそのハードルは高くなったように感じられる。

今週も多くの患者さんを、2階ラボでトレーニング・リハビリの指導を行なった。 小生が若い頃はもちろん、今でも治療は治療、トレーニングはトレーニングと別々の視点になり、それらをシームレスで診る事はほぼ皆無である。

そのシームレスで無ければならないという価値観。 今だけ数回診て欲しいなどとは程遠いところの意識。 痛いときも痛くないときも、動いている時もジッとしている時も同じ身体。 勝手な線引きで別けてはならない。 そんな価値観が判る人にだからこそ、真のスポーツリハビリを伝える事が出来る。

2008年09月06日

朝練シーズン2

毎週土曜朝8時からやっている当院2階コンディショニングラボの朝練。

このお盆明けから“シーズン2”になってます。

何がシーズン2かと言うと...

いや~、ココでは言えません。内緒デス。  実際来てからの楽しみで。

確実に一つ言える事は、この3ヶ月のリコンディショニングプログラムで5kg・10kg痩せた方への最適な次スッテプメニューです。  特に男性の患者さんには...   ちと地獄かもしれませんが。

こちらからは声をかけません。 ヤル気のある方、スタッフまで。(笑)

2008年09月03日

北京オリンピックを終えて

だいぶ過ぎちゃいましたけど、今更ながら北京オリンピックを終えて。

4年に一度の為に、多くに人達が膨大な努力と時間を費やしてきた集大成。

少し前までは、その裏側はなかなか一般の人には判らない世界であったが、現在はその裏側を密着取材したTVも数多く存在し、今までとは全く違った観点でスポーツをするという事を考える事ができる。

その裏に隠された多くの苦悩を、どれだけ多くの人が読み取る事ができるのか?!

子供・若者は自分がやりたい、こうしたいが多いから無理だろう。 ならば大人である我々がその意図をくみ取らねば何も始まらない。

スポーツであれ何であれ、自分ひとりだけで出来る事など無い。 もしあると考えるのであれば、それはエゴ以外の何物でもない。 

自分の知らないところでも多くの人が、気を使い考えてくれている。 しかも自分が上でも相手が上でも下でも無い。 お互いがお互いを立てる気持ち。 選手が上でもコーチが上でも無い。お互いを尊重し、尊敬する。

それができる選手達ほど、晴れの舞台で栄冠を手にできるのだと思う。   自分の欲を捨て、相手を想うという、ただそれだけ。

2008年08月27日

MERRELL'08秋冬予約受付中

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今回特に院長のお勧め商品&ニュースは、いよいよメレル社待望のの本格ランニングシューズが登場する事です!!

しかもメレル独自の履きやすさは従来のままに、快適性・デザイン・耐久性などあらゆる面から作り上げました。 画像の“CP PARAGON”は比較的荒い地面での走行も考慮。荒れた地面から足を守り、スピードを落とさず走りぬくことができます。 腰痛リハビリ等でウォーキングをされていた方への次ステップへ如何でしょうか?

他新モデルも予約受付中。詳しくは来院時スタッフまで。

2008年08月23日

陸上男子400mリレー決勝おめでとう!!

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(REUTERS)

上男子400mリレー決勝日本チーム銅メダル獲得おめでとう!! ゴールの瞬間、涙が出ました。
もちろん完璧知り合いでも何でもございませんが、なんだか泣けてきました。

小生学生時代、本来スプリント。 ちょっとした訳で完璧真逆なトライアスロンなんぞに手を出しましたが... 中途半端な人間が話しても説得力は無いかも知れませんが、スプリント系は膨大な努力のわりには他競技よりもなかなか報われにくいのです。 これでも学生時代の100のタイムは仲間より頭一つ速かったのですが、いざ全日本レベルとなると超問題外。 様々な状況と自分をすり合わせた結果、辞めてしまいました。

なんか挫折した自分を思い出し、様々な障害を乗り越え此処へ立ち、しかも結果を出している彼らに感動しました。

しかも自分独りだけ速くて個人でメダルよりも、リレーですよ! チームワークですよ!! みんなで力を合わせてのメダルですよ!!!

コレで泣けなきゃ、男じゃ無いですよ!!

判ってくれるかなぁ~~

2008年08月21日

本物のスポーツマンスピリット

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北京オリンピックも今日を入れて残すところあと4日。   多くの患者さんにオリンピックの話題を振られますが、ごめんなさい、そんなに詳しくありません。m(__)m  現役のオリンピック選手に一人も友達はいません。みなさんがTVで知りえた情報に毛の生えた程度です。

でも一つ言える事は、その前後の選手の人生についてです。  今まで歩んできた道と、その後の人生の道。

大人の方は記憶にあるのではないでしょうか、 柔道家 “ラシュワン” 選手と言う名を。

1984年ロサンゼルス・オリンピック大会、無差別級決勝戦で、山下泰裕と戦ったエジプトのモハメド・ラシュワン選手。 
2回戦で右足を負傷した山下選手を、決勝戦で右脚を責めなかった事は今でも美談として語られています。(下記URL参照 http://www.japantopleague.jp/column/sportstory/sportstory_0007.html)

その内容についてホントだとかウソだとかとやかく言う輩はいるが、表彰式で足を引きずる山下に手を差し伸べたのは事実。 負けて悔しくて帰ったり、そっぽを向いたりする奴もいるのに、果たして自分がその時笑顔で相手に手を差し伸べられるであろうか?

勝った負けたばかりに固執し、それを大きく伝えるマスコミや簡単に影響される視聴者や、選手本人。

記録なんて簡単に皆忘れる。 2、3回前のオリンピックのメダリストって、既にハッキリ覚えてなどいないだろう?! TVに取りざたされた競技であってもそうであるのに、ましてやマイナー競技であるとしたら...

オリンピックは勝ち負けでは無い。参加する事に意義があるという、誰でも知ってるようなベタな文句。
もう一度真剣に考えてみて欲しい。 その言葉の裏に、どんな真意があるのかを。


いつの時代になっても違う国でも、同じ空の下では彼(ラシュワン選手)は後世まで英雄であると言う事を。

2008年08月20日

フィッシィングスポーツ

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昨日まで夏休みを頂いておりました。  都会を離れ、山ん中で田舎暮らしを満喫。 この10年は連休と言えばそんな生活。

さて少々古いわたくしの知識になりますが、昔上司に 『日本で最も大きな(スポーツ)マーケットは何だ?』 と質問されました。  スポーツ・レジャー・レクリエーションと言う大きな括りでの話ですが、野球でもサッカーでもゴルフでもテニスでも無く、 “釣り” でした。

今現在は少々状況は変わってきているかと思いますが、やはり巨大マーケットには変わり無い筈。

画像の通りこの連休、夕方は毎日裏の川で釣りしてました。  

そもそもスポーツとは何ぞや。

辞書で調べてみると、 “余暇活動・競技・体力づくりのために行う身体運動。” とある。 イコール、目を吊り上げてやるばかりがスポーツではない。

心と身体を結びつけ、健康な心身を作る。 これこそが真のスポーツ。 肩肘張らずに、タマにはリラックスした活動も必要。

それこそが、世の多くに人に釣りが受け入れられている魅力では無いのか。   是非大人達は、自分の為にも子供たちの為にも、正しい余暇の使い方をして欲しい。

2008年08月16日

スポーツ傷害と人生

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400mハードルの為末選手、100mの朝原選手お疲れさまでした。 ベテランと言われるお二人、とっても応援してました。 もちろんお二人とは面識はありませんが、その手の競技で当時日本記録を持っていた昔の知人が、スプリント・障害の難しさを熱く語っていたのを今でも思い出します。

その知人が、 『怪我などまったくしていないスポーツ選手などいない!』 と言っていました。 私自身今現在、そっくりそのままよく患者に言っています。

30、40歳と進むにつれ、当然身体は10代20代のようにはいきません。 年々疲労・故障が増えるのは避ける事の出来ぬ現実。 ましてやその状況で、長年トップレベルで競技を続けるなんて想像する事すらできません。 

その知人は若い頃、大きな大会の決勝で転倒をしたのですが、それでも彼は立ち上がり完走しました。
ダメでも痛くてもあきらめず、前に進んだ事がその後の人生に大きく影響を与えたと思います。

スポーツをする若い選手、特に子供本人やその親に言いたい。 痛い・悪い・合わないからと言って腰が引けてるようなら、さっさと競技を辞めた方がいい。 愚痴を言いながら車で送り迎えをしているようなバカ家族は口も聞きたく無い。 

芯の強さがあってこそ、初めて本当の競技者になれる。  お宅のお子さんをママゴト程度のお遊びスポーツ選手にしたけりゃどうでもいい。 多分これから先の人生もママゴトレベルだろうが。

芯の強さを鍛えられる親、コーチ、トレーナーの必要性を理解する事が、スポーツ障害を乗り越えられる唯一で最大の術なのである。