関節の緩みと締り

関節の緩みと締り

痛みを診る時、その痛みが運動痛なのか内臓起因痛なのか、そもそも炎症なのかを、当たり前だがまず考える。

何でもかんでも安静にして動かさないようにしてアイシングしてで、腫れても赤くもなっていないのに炎症的な治療は痛みが消えても治らない。 治るという事の定義をすべての患者に説明するが、コレが中々難しい。

例えば関節からくる関連痛の場合、下手なネット知識があると余計理解が出来ぬ。 生活や動作の中で痛みが出るタイミングや質等、確認する項目が沢山あるのだが、一日密着取材する訳に行かぬので、時間をかけてお互いで一緒に治すスタンスが必要。 どちらか一方では駄目。

先述の関節の場合、その動作がどの関節の緩みの位置なのか締りの位置なのか。 急激にストレスがかかれば捻挫だが、徐々になら腱鞘炎やテニス肘的となる。 此れもそもそも炎症と決めつけは厳禁。

一見ストレッチやラジオ体操でも、関節を緩める動きと締める動きがある。 どちらにせよ動かしている事には変わり無いのだから、適応・順応するには時間がかかる。 其れを毎回患者に聞きながら、前回後翌日はどうだったか、二日後はどうだったか、少しは楽になったのか、はたまた多少ジンジンしたのかと聞きながら毎回治療を進めていく。

患者は今の症状に不安で、今の治療に不満でやって来る。 痛みを取るのは当然だが、先ず不安で不満と言うところに向き合わねばならない。 もちろん相手が何となく来たのでは無く、そのような問題意識を持っているというのが前提なのだが。

昨日、海外で行われる某競技の大きな大会のスタートを切った患者がいる。 共にこの数年歩んできた。もし成績悪けりゃ半分小生のせいで、責任がある。 良くも悪くも明日は今日より速くなる、良くなるように共にがんばろう。ファイト!!