サッカーのビデオ判定と再生速度の関係。

サッカーのビデオ判定と再生速度の関係。

5カ国のベテラン審判88人を対象に、国際試合でファウルと判定された60場面の映像を見てもらい、再判定してもらった。 その際、審判には通常の速度で再生した映像とスロー再生した映像を見せて、再生速度が判定に及ぼす影響を調べた報告がベルギーから。

その結果、審判はスロー再生映像で選手のファウルを判定すると、より厳しいペナルティを科す傾向がみられることが分かった。ファウルかどうかの判定では、その精度は通常速度の再生(61%)とスロー再生(63%)の間で有意な差はみられなかった。しかし、ファウルが意図的なものであったかどうかの判定では、通常速度の再生よりもスロー再生の映像を見た方がレッドカードとする確率が高かったそうだ。

スロー再生映像は、誰が反則をしたのか、実際に接触があったのか、ファウルはペナルティエリア内だったのかどうかを明確に判定するには有用な可能性がある。 しかし、選手が意図的に反則したのかどうかなど、人間の感情を判定するとなると話は違ってくるという。 「例えば、法廷ではスロー再生の映像は意図的であるとの印象を強めてしまうため、こうした映像は証拠として使われない」と研究者はつけ加えていた。

色んなところでスポーツは研究され、支えられているんですねっ。