慢性疼痛治療のガイドライン

慢性疼痛治療のガイドライン

我が院も現在の屋号にしてテーマにしている"疼痛"と言う言葉。 疼痛イコール痛みだなんて、そんな単純じゃない。 先日、日本の痛みに関連する7学会のメンバーが結集し作り上げた「慢性疼痛治療ガイドライン」が発刊された。

十数年前、すぐ来なくなった年配女性患者に「ズキズキうずくように痛むことじゃない~!?」ってジトッとした目で言われた事がある。 ザ・国語辞典知識。 そんな単純な内容では無い事を説明してもまるで聞く気が無し。 じゃ来なきゃいーのに!!

疼痛は国際疼痛学会で 「疼痛を"実際に何らかの組織損傷が起こったとき、あるいは組織損傷が起こりそうなとき、あるいはそのような損傷の際に表現されるような、不快な感覚体験および情動体験」 と定義している。 慢性疼痛に関しても国際疼痛学会(IASP)で 「治療に要すると期待される時間の枠を超えて持続する痛み、あるいは進行性の非がん性疼痛に基づく痛み」 とされている。

疼痛は大きく分類すると、「侵害受容性疼痛」と「神経障害性疼痛」のふたつに分かれるが、それ以外にも「心理社会的」等、多面的だ。 さらに痛み以外に多彩な症状・徴候を伴っていることも多い。

今回のガイドラインではクリニカルクエスチョン(CQ)対するAnswerの部分に、推奨度およびエビデンスレベルが記されているそう。 例えば薬剤の推奨度等でいうと、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)にたいして、 運動器疼痛:1A(使用することを強く推奨する)、 神経障害性疼痛:2D(使用しないことを弱く推奨する)、 頭痛・口腔顔面痛:2B(使用することを弱く推奨する)、 線維筋痛症:2C(使用しないことを弱く推奨する)のように記載されているそうだ。

また時間かけて学ぶか。