心筋梗塞とビタミンD

心筋梗塞とビタミンD

日本の大学の研究チームの先生が、日本、イタリア、英国、フィンランド、中国、シンガポール、オーストラリアと緯度が異なる地球両半球の計7カ国で、2004~2014年にST上昇型急性心筋梗塞を発症した患者計2,270人を対象に、急性心筋梗塞の発症数と季節による概日リズムとの関連について調べる国際共同研究を行った報告が先月あった。

その結果、急性心筋梗塞の発症時刻には日照時間が強く関与しており、日照時間が長い夏は他の季節と比べて日中の急性心筋梗塞の発症数が減少し、夜間にシフトして増加することを確認できたそう。

さらに研究グループは、日照時間に依存するビタミンDの合成量が急性心筋梗塞の発症時刻に与える影響について調べるため、フィンランドの日中と夜間の急性心筋梗塞発症数の差と、同じ緯度に位置するスウェーデンの対象者で測定した血清25(OH)D濃度の関連について解析した。 その結果、両者は負の相関を示したことから、研究グループは「この結果から、日照時間が長くなり、ビタミンDの合成量が増えると日中と夜間の急性心筋梗塞数の差が減少し、急性心筋梗塞の発症は夜間にシフトすることが読み取れる」と説明していた。

日照によるビタミンDの合成量が急性心筋梗塞の発症に関与しているんですね、フムフム。