高齢男性の高たんぱく食と筋肉増加の関係

高齢男性の高たんぱく食と筋肉増加の関係

筋肉トレーニングなどの習慣がない高齢男性では、たんぱく質の摂取量を増やしても筋肉量には影響しないと言う報告が米国から。

「食事で必要なたんぱく質の量や、高たんぱく質食の価値に関するエビデンスは極めて乏しいにもかかわらず、多くの専門家が高齢男性にたんぱく質の摂取量を増やすよう推奨している。そこで、推奨量を上回るたんぱく質の摂取によって筋肉量や筋力、健康状態が向上するのかどうか検証する必要があると考えた」と言う研究者。

身体機能に制限があり、1日当たりのたんぱく質の平均摂取量が0.83g/kg以下の65歳以上の男性92人を対象。 1日当たりのたんぱく質の摂取量を1.3g/kgに増やす高たんぱく質食群と、米国医学研究所の推奨量(0.8g/kg)とする群(対照群)にランダムに割り付け、6カ月間介入。 両群で高強度の筋肉トレーニングや持久運動は行わないよう指示した。

6カ月間の試験を完遂した78人を対象に解析した結果、ベースライン時からの除脂肪体重や筋力、身体機能の変化量は両群間に差がなく、高たんぱく質食によるこれらの測定値の改善は認められなかったそうだ。

今回の結果から研究者は「減量や筋肉量の増加、疲労の軽減、全般的な身体機能の改善などには高たんぱく質食が有効だと考える人は少なくない。しかし、たんぱく質の取り過ぎは特に腎機能が低下した人には有害な場合もある。筋肉量を維持または増やしたいなら、たんぱく質の摂取とともにレジスタンス運動を行うことが不可欠だ」と指摘している。

昨晩も高校球児の子とプロテインについて色々話したが、やはりメーカーの謳い文句に大きく影響され子が殆どのようだ。 今回のような食事の件もそうだが、安易にストレッチやウォーキング、水中運動を勧める人間も未だ多い。 水中ウォーキングで靭帯を悪化させる者もいると言うのに。 諸々見極めよう。