治ると楽になるは似て非なるもの。

治ると楽になるは似て非なるもの。

治療を教える学校も、昔は「患者をシッカリ治せ!」と教えたが、今じゃ「楽になった、アリガトウ」と言ってもらえる治療をしろと教える。 酷いと「気持ちヨカッタ!」と言ってもらえるようにしろ!教えるところもある始末。 もはや治療ですら無い。

そもそも"治る"という定義が難しい。 人それぞれ違うと言ってしまえばそれでオシマイ。 治ると言う事の本質など何処へやら。

以前はこんな所へ行った、こんな治療した、お陰でだいぶ良くなったというが、 その全てが最善なケースでは無い。 腰が痛くてコルセットして痛み軽減、楽になったとしても、一生コルセットしていたら腰痛が治ると思えるか!? 楽した分のつけは必ずいつか払う事になる。

勉強始めて30数年、院を構えて22年。 まだまだ経験不足、若輩者ではあるが、15年20年前に腰や膝を手術た患者。その時よくなり楽になっても街で見かける動きは悪く、痛みも含めた取って避けた感覚エラーが元々の原因を助長し、現在の状況は書く事も躊躇するぐらい。

果たして治すとは何だろう。痛みとは一体どう付き合うものなのだろう。 そんな事を患者と膝を突き合わせて話し合い相談し、治療をすすめる者でありたい。