低脂肪食か低炭水化物食対決!

低脂肪食か低炭水化物食対決!

低脂肪食と低炭水化物食、体重を減らすために有効なのは果たしてどちらなのか論議は未だ決着ついて無い。今回はつい最近2018/03/01公開の、肥満者における遺伝子多型と減量の関連に注目した研究報告から。

青壮年の非糖尿病者609人を対象に、BMIは28~40(平均33)m/kg2、18~50(平均40)歳、女性が57%。 そして対象者を無作為に低脂肪食群、低炭水化物食群に分類し、前者では調理や味付けに使用する油、脂肪の多い肉、全脂肪乳製品(低脂質ではない牛乳やヨーグルトなどの乳製品)、ナッツなどを制限し、後者ではシリアル、穀類、米、イモ類などの炭水化物の多い野菜、豆類を制限し、それぞれを1日20g程度まで抑えたうえで、定期的に1年間に22回の食事介入を行いつつ脂質や炭水化物の摂取量を漸増させて、2群間での脂肪摂取と炭水化物摂取の差が最大となるようにデザインして実施。 

その結果、12ヵ月間における炭水化物、脂質、たんぱく質の摂取比率は、低脂肪食群でそれぞれ、48%、29%、21%、低炭水化物食群では30%、45%、23%であり、体重は低脂肪食群で5.3㎏、低炭水化物食群で6.0㎏とそれぞれ減少し、群間では差がなかった。遺伝子多型やインスリン分泌能と、食事の内容、体重減少の程度とも有意な関連はなかったそう。

総エネルギー摂取量は各群ともに平均で2,200kcalから1,700kcalまで減少させることができており、低脂肪食でも低炭水化物食でも体重減少は同様であり、食品の組成や遺伝因子、インスリン分泌能に関係なく減量が可能であると今回の研究結果であるという。 そして痩せることに最も重要なのは、エネルギーの総摂取量を減らすことであるというきわめてシンプルなことを科学的に示していると述べられていた。

ですよねぇ~