子供に伝えたいスポーツの事。

子供に伝えたいスポーツの事。

もうかれこれ40年ほど前の事。 米国で始まった第一次ランニングブーム、その頃日本でも既に日曜朝の桜田門には10名近いジョギング愛好家が集まっていた。 何故だか小一から親に蹴飛ばされ毎朝走らされた小生。お陰で常に一位二位で足も速かったのだが、中学生になる頃それと同じだけ走る事に色々な疑問が湧き、当時創刊間もないランニング専門誌を買ってもらい、隅から隅まで読みあさった。

ちょうど皇居に一人で走りに行ったのもその当時。 一人で来た子供は珍しく、大人は色々声をかけて来てくれたのだが、専門的な事の答えはなかなかもらえず、悶々としながら祖師谷大蔵からチャリで皇居まで日曜早朝行っていた。 まぁ子供のクセによくもそんな遠くまで行ってたモノだ。

ランニング雑誌で見た、当時まだ珍しいランシングシューズショップに行けば、きっと定員さん達が色々教えてくれるのだろうと勝手に思い込み、青山・早稲田・南新宿のお店を尋ねた。 後になって考えれば金も持って無い小汚い子供に店員が接客してくれる訳が無い。 声もかけれずかけても貰えず、すごすごと毎回数分で店を後にする。 そんな自分がとても惨めだった。

前置きが長かったのだが、だから今子供には全力で接する。 質問があれば何でも答えるから聞いて来てねと全員に言う。  しかし悲しいかな、年々特に聞きたい事は無いと言う子供が増えてきた。 それでもめげずに話しかけると、ネットで情報をいくつも持ってしまっている。 そこに今回の怪我の落とし穴がいくつも潜んでいた。

物を売りたいメーカーや、売名したい人間達はもっともらしい文句を声高に並べる。 全てに於いて万能な事など絶対無い。 しかしそれらを100%完璧のようにうたう。 見極める経験値の無い人間は疑わず鵜呑みにする。 赤ん坊にハサミを渡すようなもの。欲しいと言って手を出してきて、何事も経験と言って渡しますか!?

欲しい物を与える、手に入れるのではなく、本当に今必要な物を渡し、手に入れさせねばならない。 その為には大人がその手助けをせねばならない。 小生の目的はただその一点のみ。 夢は子供たちが正しくスポーツに接する世界になる事。 それだけ。

スポーツ関係も医療関係も、子供を丸め込んでスポーツで金儲けしないで欲しいものである。 今日も熱意だけは誰にも負けずに。