患者に申し訳無いと思う事。

患者に申し訳無いと思う事。

毎年必ず数名来てくれている、箱根駅伝を目指す大学生。 残念ながら小生の努力不足で、全員を箱根路走らせてあげるに至らない。 昨年も四年生最後一年間、診させてもらった男の子がいた。 二年生三年生と丸二年間、足が痛くジョグもままならない時期が続いたと言う。 その間、何軒もの病院・治療院を訪れた。 そして一時間近くも離れたところからウチを見つけ、足を運んでくれた。

たまたますぐ治せたから偉そうに言えるのだが、本当に今まで申し訳無い。 二年間も辛い思いをさせてしまって申し訳無い。 治療に当たる我々すべての人間の努力不足。 全員が全員、もっともっと頑張らなければならない。  昨日もある患者の男の子が悔しさに目に涙を浮かべていた。

肩揉み治療、お婆ちゃんの寄り集まり治療などしてはならぬ。 そもそもが医療・治療として論外であり、治らぬ患者はそれらに疑問を持つが、当事者の治す側の方が疑問を持たぬと言う事実。

先日も運動療法についてふれて書いたが、運動で治すのではなく、動けるように治すという事を最も忘れてはならぬのだ。 治療とケアに携わってきたこの三十年、これだけは一度も忘れた事は無い。 OTやPT、鍼灸師や柔整師のスタッフ達には常に言い続けている。

患者と向き合い、共に歩み、共に治す。 知識と理論で治るほど、世の中そんなに簡単ではないのである。