飛沫感染、接触感染、空気感染。

飛沫感染、接触感染、空気感染。

依然猛威をふるっているインフルエンザ。 さて、いったいどういう経路での感染が一番影響大か?の研究報告が米国から。

インフルエンザの主な感染経路は感染者のくしゃみや咳で飛び散ったウイルスを含むしぶきを吸い込むことで感染する「飛沫感染」、ウイルスが付着したものを触ることで感染する「接触感染」のいずれかだと考えられていた。 しかし、今回の研究で感染者が呼吸するだけでウイルスが周りに拡散し、同じ部屋にいる人に感染する「空気感染」も予想以上に起こりやすいことが示唆されたそうだ。

インフルエンザ患者142人、発症から1~3日目に(1)いつも通り呼吸しているとき(2)話しているとき(3)咳をしたとき(4)くしゃみをしたときの呼気サンプル(計218サンプル)を集め分析。 その結果、咳が出ていない状態で採取された呼気サンプル(23サンプル)の48%(11サンプル)でインフルエンザウイルスが検出されたという。

このことから、咳が出なくてもインフルエンザウイルスの含まれるエアロゾル(空気中に浮遊する粒子)は発生しうることが示唆されたという。 さらに、くしゃみが数回出た場合も呼気サンプル中のウイルス量に変化はなかったことから、くしゃみによる影響もこれまで考えられていたほど大きくはないことが示された。

今回の報告で、「咳やくしゃみをしなくても、インフルエンザ患者が呼吸するだけで周囲の空気にウイルスが放出されることが分かった。したがって、インフルエンザに感染した人が職場に現れた場合には、周囲への感染を防ぐため職場にとどまらせず、すぐに帰宅してもらうべきだ」と強調していた。

人混みに行く場合は、くれぐれもご用心あれ。