全身持久力と2型糖尿病

全身持久力と2型糖尿病

東北大学の先生方の研究で、60歳未満の男性会社員を最大で23年間追跡した結果、2型糖尿病の予防には、厚労省が勧める全身持久力の基準を一時的にではなく、継続的に達成することがより重要であることが分かったと報告されていた。

2013年に厚労省が公表した「健康づくりのための身体活動基準2013」で、40~59歳の男性の場合、167m/分(10km/時)の速度のランニングを3分間以上継続できる程度の全身持久力が必要と推奨されているのだが、 2型糖尿病のリスクを減らすためには、この基準をどのくらいの期間満たすべきなのか、また全身持久力は一時的に達成すればよいのか、最初に達成し、その後は達成できなくてもリスク低減に有効であるのかなどは明らかにされてなく、今回は全身持久力の基準達成状況と2型糖尿病の発症リスクとの関係を調査したそう。

調査の結果、全身持久力が基準(算出については割愛)を超えていた群と比べて、超えていなかった群では2型糖尿病の発症リスクは33%高いことが分かった。 また、初回の測定で基準に達し、その後も継続的に基準を満たしていた群(参照群)と、初回は基準に達していなくてもその後、継続的に基準を満たした群は2型糖尿病リスクが同程度であった。 一方で参照群と比べて、初回からその後も基準に達しなかった群では糖尿病リスクは約40%高いことも分かった。 同様に初回は基準を達してもその後、継続的に基準を満たさなかった群の場合も糖尿病リスクは約40%高い値を示したという。

やはり何事も継続は力なのである。