"走る"為の強乳酸耐性トレーニング

強乳酸耐性トレーニング

常に数名、大学駅伝部の男子を抱えている。 痛みや不具合を解決する過程で考えねばならない事に、骨や筋肉以外も数多く存在する。 此処で領域を侵さぬ為にも間違えてはならないのが"不具合"と言う事である。

先日も触れた、小生の専門分野でも有るハートレートモニターを使った運動療法プログラム。 ただ単純に心肺機能向上では無く、R-R間変動から見る副交感神経の亢進や睡眠の質など、多岐にわたる。

例えば乳酸に対する耐性トレーニング。 確かに以前、乳酸を単なる疲労物質として捉えていた時代は"耐える"というイメージが強かったが、再合成過程で"使う"という観点も現在では出てきている。

ある研究では乳酸を含めた様々な生理的パラメータが運動中枢へ信号を送り、運動をコントロールしているとも報告している。 動く・動けないと言う事自体をもっと多角的に診なければならないのである。

骨・肉いじって、固いのとって歪み直してはもう旧時代の治療なのだ。 新たな時代の治療やケアに目を向ける選手や患者、若きスタッフが数多くなる事を切に望む。