たばこの値上げと乳児の関係

たばこの値上げと乳児の関係

いきなり少々ドギツイ話題だが、たばこの値上げによって、乳児の死亡率が減少した可能性を示唆する研究結果が英国からあった。

2004年から2014年にかけて欧州各国でたばこの値上げが実施された期間、欧州連合(EU)に加盟する23カ国のデータを分析した結果、同期間に出生児1,000人当たりの死亡率が4.4人から3.5人に減少したことが分かった。 また、たばこ1箱当たりの価格の中央値が1ユーロ(約132円)上昇するごとに、値上げされた年の乳児死亡率は出生児1,000人当たり0.23人減少し、その翌年も同0.16人減少することが明らかになったという。

その一方で、その国で最も安価なたばこ製品の価格と、全てのたばこ製品の価格の中央値の差が拡大するほど乳児死亡率が上昇することも分かった。 全ての調査対象国のデータに基づいた解析では、最低価格と価格の中央値の差が10%増大するごとに、翌年の乳児死亡率が出生児1,000人当たり0.07人増加することが示されたそうである。

「値上げでたばこを買えなくなった母親が増えたことが乳児の健康に寄与したと考えられ、当然の結果」という意見も、諸外国の医師から寄せられているそうだ。

母親の喫煙は乳児の呼吸器疾患と強く関連しているだけでなく、乳幼児突然死症候群(SIDS)リスクを倍増させることも示唆されているとも研究者は述べていた。

安全と健康は全てに優先するのである。