スポーツ選手に多い皮膚疾患、蕁麻疹。

スポーツ選手に多い皮膚疾患、蕁麻疹。

いよいよ暑さも本格化。 暑けりゃ当然汗をかく。 スポーツ選手はさらにかく。 尤も基本一年中。 

スポーツの指導・管理を学ぶ時、当然それらに関連する疾患も学ぶ。 て事で、この時期増える皮膚疾患について。 昨晩も体育会系な患者と湿疹の話になった。

そもそも皮膚科学と言うのが難しい。 症状は見えてはいても、その原因・機序や対処の絞り込みはまだまだ未知の部分が多い分野。 それ故、治療はその先生の経験が大きくものを言う。 小生の身の回りの皮膚科の先生は皆良い人で熱心な人ばかり。ネット情報で治るほど、そんな安直な物など無い。

昨晩はコリン性蕁麻疹。コレも汗によって起きる疾患。 普通の人にはあまり耳慣れないかもしれないが、意外に多い。 赤みのある膨疹が生じピリピリ感じ、激しいかゆみも伴う。 インチキなその昔は全部ひっくるめてあせも(汗疹)と片づけられていた事も。 性格には汗疹とは全く違うものであり、当然対処法も変わって来る。 子供が掻きむしって伝染性膿痂疹、とびひなんてものにもなったり。 昔はよく聞いたもの。

あせもは話すと長くなるのでまたの機会にするが、先述のコリン性蕁麻疹は未だその発生メカニズムについて明確に分かっておらず、発汗を司るアセチルコリンという化学物質が関与しているのではないかと考えられている。

10代から30代に多く見られる症状で、交感神経が大きく関係しており、汗以外にも運動、暑さ、寒さ、緊張、精神的ストレス、交感神経を緊張させるような事が原因となり症状が出ることもある。 まず専門医の診察を受け、正しく診断を受けた後、自分で出来る事もコツコツしっかり日常生活の中に取り入れる。 例えば熱いお風呂はご法度だったり、直射日光下を避けたり。 

それと数年前に日本のある大学の先生が温泉成分の効果効能について論文発表していたのだが、ナトリウム泉刺激がアセチルコリンの分泌について関与しているともあり、症状が緩和してきたら順応純化させる意味合いで温泉療法も選択肢に入れたりと。

スポーツトップシーズンなコレからの季節、スポーツに勤しむ諸君、諸々専門家の意見をよく聞くように。