この数日、2013年12月に放送された『News23』で行われた、ボル選手トと桐生選手との対談が、ネットで再び話題となっている。
その年の春に100m10秒01を記録し、日本人初の9秒台が期待されていた、まさにその時期。 それを知ってか知らずか、対談の中でボルト選手が桐生選手にかけた言葉が、スポーツに限らず、仕事や学業、あらゆる言葉らに当てはまると、多くの共感と感動を与えた。
"スピードを保てばいいのに、さらにスピードを上げようとしている。 大事なことは、トップスピードに乗ったらフォームを保ち、スピードを維持することだ。 多くの選手は、トップスピードから、さらに速くなろうとする。それでは、速度にテクニックが追いつかず、逆に遅くなってしまう。 トップスピードに乗ったら、それ以上は速くならない。 だからといって「その記録を超えよう」と焦ってはいけない。 速く走ることばかり考えて、逆に遅くなる選手はたくさんいる。 速く走ろうなんて考えるな。 「自分の走りをすることだけ」を考えたほうがいい。 NEWS23より引用"
続けて送った言葉も素晴らしい。 成績や勝ち負けにこだわり、毎日目的と目標もグチャグチャなまま練習や稽古、勉強に時間を費やす。
自分を見失う前に、是非再度検索して読んでもらいたいものである。