総合的に診察診療出来てますか。

総合的に診察診療出来てますか。

最近やっと日本でもかかりつけ医、総合診療医と言う言葉を耳にするようになってきた。

正直小生自身、民間療法を今より遥かに軽く簡単に考えていた。 だが実際は当然の如く、そう簡単なものでは無かった。 昨晩も某医療従事者の方とニトロールと塩酸モルヒネの話になった。 やはり深い...

押して揉んで電気かけて治るような症状ならば、何処へ行っても良くはなる。 良くなるような気がする。 しかしそれでも症状が改善されぬ場合、果たしてどこの誰が診てくれるのだろうか? ましてや我々の所へやって来る、命に別条が無い場合、誰が真剣に親身に考えてくれるのだろうか?

会社を辞め院を開いた20年前、最初の5年は実に辛かった。 いくら本を読んでも答えにたどり着く事は無かった。 書くと長くなるので割愛するが、ある事をきっかけに総合診療医、プライマリケア医の先生と出会い、そこから学ぶ方向性、進むべき方向性が現在の通りとなった。

長年、院内でもホームページでも掲載し、うたっている、海外のある医師の言葉がある。(http://www.asao-sp.com/u/skill.html

W.Proctor HarveyやJ. Willis Hurstに代表される偉大な医師や医学部教師は,次の5つの診断スキルの統合が必要であると述べている。

1. 病歴
2. 身体診察(視診,触診,聴診)
3. 心電図
4. 胸部レントゲン
5. 適切な検査所見(おそらく心エコー図を含む)

明敏な臨床家であれば、実際ほとんどの症例の診断は最初の2つによってなされる。そして後半の3つは追加検査というよりは、先の2つから得た診断を確認するに過ぎないことが多い。病歴と身体所見から導かれた診断が覆されることは、あまりないのである。   John Michael Criley, M.D.

これは整形外科分野でも同じなのだが、残念ながら未だそのような診察診断をする医師、従事する医療従事者は少ないようだ。

検査は初期に学ぶが、最初に使うものでは無い。 総合的に診てもらいたい、シンプルな患者の願いである。