自転車競技と泌尿器・性機能の関係。

自転車競技と泌尿器・性機能の関係。

自転車競技をする人が経験する鼠径部の痛みやしびれは、性機能や泌尿器の健康に有害でないことを示した2件の研究報告が、先日米国ボストンで開催された米国泌尿器科学会年次学術集会で発表された。

過去の研究で鼠径部の痛みが、男女ともに諸々健康を損なう可能性があると報告されていたが更に調査すべく、まず世界中のスポーツクラブの男性約4,000人を対象に身体活動、性の健康、前立腺症状について調査が実施。 その結果、自転車群の性機能障害および泌尿器症状は水泳・ランニング群に比べて悪くなかったが、使用するサドルの種類にかかわらず、会陰のしびれがある可能性が高かったのだが、逆に自転車群の性の健康スコアの平均値は他の群よりも高いことも分かったそうだ。 自転車が心臓にもたらす恩恵は泌尿器リスクを上回っているともされていた。

一方女性アスリート約2,700人を対象とした研究では、自転車競技は女性の性または泌尿器の健康に著しい影響を及ぼさないことが分かった。 女性の自転車愛好者の性機能スコアは高く、泌尿器症状は他の競技をする女性と同程度であったのであるのだが、尿路感染症のリスクだけは高かったそうである。

自転車に乗ると、男女ともに心血管運動による恩恵を得られ、泌尿器への副作用の心配はないと、研究者の先生は述べていた。 安全には最大限に気をつけて、健康的な生活を心がけてほしい。