妊婦さんを受け止めると言う事。

妊婦さんを受け止めると言う事。

常に必ず一人二人、妊婦さんの患者さんがいる。 米国で開業している同業の米国人の知人が、いきなり初診初対面の妊婦さんはそう多くは無いと言っていたが、やはり日本でも飛び込み初対面は少なく、既存患者さんがヨロシクねが殆ど。

妊婦の患者を受け止めるにあたり、凝りだ張りだ筋肉だ、歪みだ骨盤だ、鍼だお灸だ此処に打てば逆子がだと、教わった事をやるのは当たり前で最低限。 不安でデリケートなその時期その前後を、どれだけ理解するかが重要であり、その出産後までをも考えてこそ、今の治療がある。

子供の運動発達の遅れ、この部分を小生は特に重きを置き、妊婦さんの患者と接している。

たとえばハイハイやつかみ立ち、その時期や状況についてシッカリ診れるか?!  消えるべき反射、出現すべき反射、例えば消えるべき反射、原始反射の消失する時期と意味が大変重要であり、ATNR(フェンシング肢位)や手掌把握反射、足底把握反射、パラシュート反射など、寝返りやつかまり立ちであり、原始反射の反射中枢で脊髄・橋であり、大脳皮質の発達・抑制を考える事が出来れば、身体の中で今どういう状況が起きているのか正しく診断できるのだ。

だが、出来ないからと言って異常と言う訳では無く、ただ単純に立つ事を嫌がる子供に見られるだけの可能性も有り異常ではない事もあるだ。 適切に正しいタイミングで専門医の受診を促すためにも知識は必要であり、それが出来るから妊婦さんを受け止められるのである。

情報は正しく使えねば知識では無い。 専門家を言われる為には言われる為の努力がある。 またそれを信じるお互いの努力が形成出来ない人間関係の場合、あとは結果自然治癒を祈るしかないだろう。 人を疑ってかかる事しか出来ぬ人間ほど、自分で自分の事が分かっていないものなのだが。

出産後、小さな赤ん坊を抱えてやって来るお母さんに、不安無くいつまでも笑顔でいてもらえる治療、小生がもし女性で妊婦なら、そんな先生に診てもらいたいと思うだけである。 ただ単純にそれだけであり、患者であれスタッフであれ、ソコ理解しあえる人間と付き合いたいと願う今日この頃。