大人としての責務

大人としての責務

人間は同じ過ちを繰り返す。 いや、そもそも過ちと思っていないから繰り返す。

大人と子供、当然立場が違い、それに伴う社会規範も違ってくる。 そんな事の違いすら考えず、子供のまま大人になる人間が現代の世に増えてきているのではないか。

やりたいと思った事をとことんまでやる。 一見頑張って凄い!と思うが、一歩間違えたら子供と同じ。 身の回りに自分のやりたい事だけをやってる人間がいる事を想像してみてほしい。 果たしてそれって心底尊敬すべき大人としての規範となるのであろうか?

先日北欧フィンランドの研究で、未成年の飲酒に影響を与える要因についてのレポートがあった。 それによるとアルコール利用の一般的な減少傾向と異なり、頻繁な飲酒や酩酊の可能性は、うつ病青年と教育レベルの低い失業者の親を持つ青年で増加していたという。

大人として親として、最も力を注がなければならない事は何処なのか? 狂ったように趣味に没頭する大人を見て、其の全力の矛先パーセントを考えているようには決して見えぬ。 

先日もある総合病院の医師が患者に対して「これ以上の悪化は避けるが、これ以上治るものではない」ときっぱり言っていた話を聞いた。 患者全員に言っている訳ではない。 人を見た段階で分かるのだ。  損得ばかり考えている大人・親は、自分に不利な時は思考行動を止めてしまう人間を周りに作ってしまう。 そもそもその事実さえも自分に不利なので、他人のせいにするのであるが。

損して得取れ、自分の事より他人の事。 思いやりとは自分に向けるものではない。 そんな事すらも分からない者、だから結局治らないのである。