半月板変性断裂の短期治療優先は?

半月板変性断裂の短期治療優先は?

この2、3ヶ月平和で無事でやって来ない半月板患者。 説明が複雑になるのでちょっと楽。

ってナ事言ってる場合では無いのだが、我々のような保存的治療では運動療法は攻めの治療。それだけに患者側の心理も含め、慎重に説得納得で進めねばならない。

先月ノルウェーの研究報告で、中年者の半月板変性断裂に対する、運動療法 vs.関節鏡下半月板部分切除術の優越性を検討した無作為化試験というのがあった。

MRIで内側半月板変性断裂が確認された被験者平均年齢49.5歳の140例。 そのうち96%において膝変形性関節症の明らかなX線所見は認められなかったケースで。 研究は被験者を無作為に2群に分け、一方には運動療法のみを、もう一方には関節鏡下半月板部分切除術のみの介入を行った。

それによると2年時点で両群間に有意差は認められなかったのだが、一方で3ヵ月後の短期評価では、運動療法群のほうが筋力の有意な改善が認められたそうだ。

今回の研究で疼痛を有しMRIで半月板変性断裂を確認し、X線画像所見として変形関節症の徴候が認められない場合は、運動療法を治療オプションと考慮すべきであると報告していた。

詳しい話はさておき、運動療法の有用性を今一度、我々自身が正しく正確に理解する必要があるようだ。