ジョギングよりも早歩き

ジョギングよりも早歩き

まぁわりとよく聞く系の論文ネタ。 糖尿病前症では、ジョギングよりも早歩きの方が血糖コントロールに優れる可能性があると、先月末米国の研究で発表されていた。

研究では運動を行うだけで、減量や食生活の改善を併用した場合と同様なベネフィットが得られるかどうかを、、糖尿病前症患者150人を4群に分け比較検討した。

1つめのグループには、週12kmの早歩きに相当する中強度の運動に加えて低脂肪・低カロリー食を併用する標準的なプログラム。 残りの3つのグループには運動だけを行ってもらい、週12kmあるいは18.5kmの早歩きに相当する中強度の運動を行う群と週18.5kmのジョギングに相当する高強度の運動を行う群の3群に分けた。

6カ月後に実施した経口ブドウ糖負荷試験による耐糖能において、標準プログラムを行った群では9%の改善、週18.5kmの早歩きに相当する運動群では7%、週12kmの早歩きに相当する運動群では5%の改善がみられたのだが、週18.5kmのジョギングに相当する運動群ではわずか2%の改善にとどまった。

その結果、中強度の運動を行うだけで、3つの因子を修正した場合に得られるベネフィットの80%を達成できることが判明したそうである。

高強度運動では脂肪よりもグルコース(ブドウ糖)が燃焼され、中強度運動ではグルコースよりも脂肪が燃焼される傾向があることから、今回の例を説明する事が出来るらし。 極端な食事制限をしたくないなら中強度運動を長時間行うだけでも、脂肪やカロリー制限による食生活の改善と運動を併用した場合に近い効果が得られるというのが、今回のキモですわナ。