赤信号を堂々と渡る東京人

赤信号を堂々と渡る東京人

前日、広島から上京して学校に通っているバイトちゃんに、地元と東京で一番違う事は何だ?!と尋ねたら意外な答えが返って来た。

『東京の人は赤信号で横断歩道を渡る人が多い』 と。

確かにそうだ。 車だってそう。 始めてアメリカで車の運転をした時、横断歩道に歩行者がいると、日本よりはるかに多い車が一時停止をする。 もちろん地域差もあるだろうが、とにかくその点、東京は酷い。

昨日もネットで某有名お笑い芸人が、らーめんやで大声で電話する人間を注意し、本来注意すべき店員を注意し、見て見ぬふりをしていた後輩をも注意したという。 煩わしい事に関わりたくない、素通りしたい心理、果たしてそれが正しい人の道なのか?

数日前も友人が満員電車での優先席について話していた。 あくまでも優先なのだから、満員で不自然に開けておくより座った方が混雑緩和になるのではとも言っていた。 確かにそうだ。 だがそこに異を唱える事が出来るのが日本人なのだ。

数人分電車が空いたって何だというのだ!一本電車を見送ったって、次の信号待たって何がどうだ!?  合理的だとか何だとか言う奴に限って、仕事や時間は早目に行動するべきだ!!と偉そうに。 早目に行動すりゃ、電車の一本、赤信号のひとつ問題なんか無い。

そう言えば日本で長く暮らしていた中国の方が、久しぶりに母国中国に帰った時、赤信号で立ち止まっていたのは自分だけであり、むしろ通り過ぎて行く人たちから「コイツ、頭オカシイんじゃ無いか!?」ぐらいの目でみられたという話を聞いた事もあった。

剣道でも柔道でも、美しい勝ち方があれば、美しい負け方もある。 技があり、受け身もある。 震災時のコンビニでも皆正しく並ぶ国民。 辛い事も煩わしい事も、他のどの国の人より我慢できる人。  心にゆとりを、行動に規律を。  貴方が子供に『車が来て無ければ赤信号は渡れ!』と言う人間で無い事を祈る。