変形性膝関節症の推奨非薬物療法。

変形性膝関節症の推奨非薬物療法。

米国リウマチ学会が発表してる変形性膝関節症と変形性股関節症の治療に関する推奨事項について。

リウマチ専門医、プライマリケア医などからなる専門家委員会が、手、股、膝の変形性関節症の非薬物療法と薬物療法に関する推奨事項をまとめているのだが、個人的に非薬物療法のところが非常に興味深い。 一部、変形性膝関節症について下記に抜粋してみるが、用手・徒手療法家として色々考える。

まず非薬物療法推奨事項の最初、 「すべての変形性膝関節症患者に対して個々の能力に見合った有酸素運動、持久的運動、水中運動などのエクササイズプログラムを実施することを強く推奨する。効果と安全性の観点から水中エクササイズが陸上エクササイズより優先されるわけではなく、プログラムの内容は患者の好みや身体能力に応じて個別に設定する。また、過体重例には、体重減量を行うことを強く推奨する。」 と言うところ。 この水中エクササイズ、小生は昔から言い続けているのだが、未だ毎年必ず1、2人、水中ウォーキング・エクササイズのせいと思われる停滞、もしくは悪化している患者に出逢う。適宜適切で無い。

次に 「①心理社会的介入を含む自己管理プログラム、②温熱治療器や用手療法と作業療法士が指導するエクササイズ、③医学的な膝蓋のテーピング、④太極拳、⑤歩行補助具なども条件付きで推奨する。また、障害部位が外側部の場合には内側楔状足底板、内側部の場合には距骨下関節固定付き外側楔状足底板の装着、鍼治療、経皮的電気刺激療法も条件付きで推奨する。」 とあったのだが、作業療法士と太極拳、それと関節固定のところ、なるほど流石!と思う。実は小生、作業療法士が大好きである。個人的意見。 太極拳の事務局的な所で働いている患者も数名で、いつも色々聞いていた。 上手に動きを管理すると、もの凄く症状が改善。 鍼治療も含め太極拳、さすが中国恐るべし。

だが最後にネガティブな記載に 「バランスエクササイズ、バランスエクササイズと強化運動療法の併用、固定のない外側楔状足底板、用手療法、膝固定具、膝蓋の側方テーピングについての推奨事項は無い。」 とある。 足の用手療法についてバランスに及ぼす影響は常々色々言われている。 手で触れ、手を使うのが徒手療法で有り、技のデパートが徒手療法家では無い。 その部分は作業療法士の先生方から学ぶところが多い。 

鍼灸師なのに柔整とったり、柔整師なのにカイロ学びに行ったり。とことん意味不明でプライドも芯も無し。 患者をステップアップさせてあげる事より、自分のステップアップの方が優先順位上なんだろうな。 しっかり心のこもった手で患者に触れて欲しいものだ。