3~6歳児の交通事故は"目"のせい。

3~6歳児の交通事故は

先日、見え易さと見易さについて書いたが、今日は更に子供の「目」について書いてみる。

子供の不慮の事故のおよそ半数が「交通事故」、いわゆる飛び出し事故であり、それに繋がる複数の理由のひとつに、子供の「目」が関係しているという。

そもそも見るという行為、それには6つの機能が関係してくる。 見たいものを正しく判断する「視覚情報処理」、見たいものが鮮明に見える「視力・色覚」、見たいものにピントを合わせる「屈折・調節」、見たいものの遠近感を把握する「輻輳両眼視機能」、見たいものに正しく視線を向ける「固視眼球運動」、見たい範囲が確保されている「視野」。これら6つがバランスよく働いてはじめて、正しく、正確に、よく見えるとなる。

しかしこの機能、生まれてすぐ身に付くものでは無く、成長とともに身に付いてくる。 生後間もない時は明暗が分かる程度。生後3カ月で0.01~0.02程度であり、人の顔とそれ以外が区別できる程度と言われている。 6ヶ月で0.04~0.08で両目の協調性が出来上がり、1歳児で奥行き、立体感が認識できるようになり始め、その時点でも視力は僅か0.2~0.25。 そして大人と同等の視力(1.0)を得るのは、3歳~6歳といわれている。

ある研究者が言うには、大人が並行視野150度・垂直視野120度に対して、6歳児は並行視野90度・垂直視野70度しかない。 子供は大人の視界に対して、実に6割程度しか見えていないことになるのだそうだ!  そして更に身長が1m程度となれば、我々大人が思っている以上に子供には厳しい世の中になっている。

その事を踏まえて子供のスポーツ、上手いか下手か、球技が得意かそうじゃ無いかを考えて指導をしなければならないのだが、実際どれだけの指導者がそのように考えているのだろうか? 「球をよく見ろ!」だけじゃ、指導をしているとは言えなのである。 トレーナーと名乗るからには、そのくらいは知っている事を願うばかりである。