徒手療法家が徒手療法を捨てた日。

徒手療法家が徒手療法を捨てた日。

最近ちょっとある医療器が壊れ、メーカーの営業と話しをする機会があった。 若く熱心な営業トークに感心するのだが、しかしシンスプリントや肉離れ、エルボーと、話しに出る適応について、正直うちではその医療器をメインで使う事はまず無い。 むしろ一番徒手がメインになる症状。事それが炎症を伴っていれば更に手になる。

我々の様な仕事を始めて10年15年うちぐらいが、一番機械が大好き期間、医療器万歳、設備自慢。 どんどん徒手療法から離れていくが、当の本人はテクニック自慢、手技には絶対の自信と公言。 今時そんな違和感、素人の方がネットでサイト見て感じ取る。

たとえば以前一回書いた、なかなか治らない咳、慢性咳嗽(がいそう)。 民間療法の現場で仕事をしていると、春先は怪我外傷以上に数多くみかけ相談を受ける。 喘息(真性、アトピー、アレルギー)、副鼻腔気管支症候、胃食道逆流と種類原因は様々。 現在の症状、治療を聞き、吸入ステロイドや気管支拡張薬、抗アレルギー薬(ヒスタミンH1受容体拮抗薬)、PPI薬がどう効くか効いていないのか、姿勢変化による増悪を確認、鑑別し、徒手で治せる所を徒手で治す。

喘息ですら徒手であれば、シンスプリントや肉離れに至っては補助的にですら医療器を使わない事もある。 先週二人来たランナーズニーは、とりあえず徒手一回で階段上り下り、5kmランは問題無しに。 これに関しては徒手、手技ですらなく運動療法であり、むしろテクニックすらいらない。 ちゃんとした診断診察(検査では無い)が出来さえすれば、ウチのトレーナー学生バイト君だって治せる範囲。 小生は後ろからただ温かく見守るだけで良いのカモ。

基本、手技とはテクニックではなく、心や気持ちをつなげる技の事を言うのだと、小生は理解している。 一番大切なものは頭では無く、心なのであるから。