末梢動脈疾患の監視下運動療法

末梢動脈疾患の監視下運動療法

ちゃんとした監視下での運動療法は血管内治療と同等、もしくは優れているという報告が多数あり、それを前提とした併用療法を監視下運動療法との比較研究がオランダで行われた話し。

日本は昔からオランダ蘭学といって、医療では昔から関係が深い。医療制度でも一部似ているところも有り、色々要所要所でオランダの資料を目にする事は多い。

末梢動脈疾患に対する監視下運動療法単独と血管内治療併用の効果を、ランダム化臨床試験を実施。 その結果一部、体の痛み、全体的健康感では改善はなかったが、併用群は単独群より最大歩行距離、疼痛なし歩行距離ともに延長したそうだ。

だがそもそもその監視下運動療法に問題があり、オランダ同様日本もこの監視下運動療法の保険償還が低いのでる。 だから実際効果があってもなかなか普及しないというのが実情である。

医療が難しいのはその効果効能では無く、取り巻く状況、患者個々の意識や取り組みが大きな障壁となるのだ。

オランダの医療制度はとても優れている。米国・カナダ・ドイツと比べても日所に効率的で優秀な制度。 オランダの医療保険はユニバーサルで二本立て。 全ての一次的な日帰り医療(家庭医・病院・診療所)は法定の民間保険への強制保険となっている。一方で、老人長期医療・末期医療・長期精神医療は税金を原資とした社会保険制度で賄われる。

だが一方で費用効果の面ではそうではないとも評されている。 WHOによる2000年の評価ではオランダは世界17位、日本は19位と、コレまた微妙に似たり寄ったり。 中々難しい問題である。