運動機能リハビリ効果、化学的に解明!

運動機能リハビリ効果、化学的に解明!

米科学雑誌に、日本の研究者の方々が、脳出血でまひした運動機能がリハビリで回復する仕組みを、ラットを使った実験で解明したと発表していた。

運動をつかさどる大脳皮質「運動野」と、進化の古い段階から脳幹にある「赤核」を結ぶ皮質赤核路がリハビリで増強されて、バイパス機能を果たすことで運動機能が回復することがわかり、今までリハビリの効果は経験的に知られているが、仕組みが初めて科学的に解明されたという。

ラットによる実験では脳出血前に61%だった前脚で餌をつかむ成功率は、いったん30%に落ちたものの、28日後には36%にまで回復した。リハビリを受けていないラットは12%にまで落ちたそうだ。 リハビリを受けたラットの脳は、前脚の運動をつかさどる領域が大きく拡大し、運動野から赤核へ伸びる神経回路が増加していたが、逆にこの神経回路が遮断されると、いったん回復した餌をとる成功率が18%にまで悪化した。

今回の研究で神経回路が再編されることを示した事により、今後より効果的なリハビリ方法の開発につながることが期待されると述べられていた。

分かっているようでまだまだ分かっていない部分、これからも研究の先生方に感謝と期待をしたい。