食事でカルシウムを増やしても骨折予防にはならない事を...

食事でカルシウムを増やしても骨折予防にはならない事を...

薄々気がついてはいたんですよね、食事で頑張ってカルシウム摂っても骨折の予防には殆どならない事を。

先月末、ニュージーランドでのシステマティックレビューの結果、食事性のカルシウム摂取増量が骨折を予防するとの臨床試験エビデンスはなく、食事性カルシウム摂取と骨折リスクは関連が認められないと報告されていた。

一般的に高齢男女には骨折予防として少なくとも1,000~1,200mg/日のカルシウム摂取という話しだが、それっていったい根拠がねぇ~となるとどう調べて考えて良い事やら。昔の骨粗の薬が殆ど効果無しだった事実はいったいぜんたい。

被験者が50歳以上、食事性カルシウム、牛乳または乳製品摂取、もしくはカルシウムサプリメント(ビタミンD含有を問わない)と骨折をアウトカムとして検討していた無作為化対照試験またはコホート研究を適格とし調査した結果、適格条件を満たした食事性カルシウムの無作為化対照試験は2件(262例)のみ。 コホート試験は44件、食事性カルシウム(37件)、牛乳(14件)、乳製品(8件)と骨折アウトカムに関して50本の報告。 しかも食事性カルシウムについて、ほとんどの試験が、骨折との関連は認められないと報告していた。

唯一たった一つ、一件のみ、施設介護を受け食事性カルシウム摂取が低量の虚弱な高齢女性を対象とした試験においてのみ、骨折リスクの有意な低下が示されたていたそうだ。

暫く前に書いた最新の治療薬テリパラチドを例に見るように、目の前の情報を場当たり的に行う時代は過ぎ去りつつある。 見聞きした事を自分の経験に基づかず口にするのは知識があるとは程遠く、オバちゃんの井戸端会議、たんなる言いふらしなのである。インチキ情報配信にならぬよう気を付けねばである。