どこまで薬の副作用を患者に説明するべきなのか?

どこまで薬の副作用を患者に説明するべきなのか?

日常最も多い、患者からの質問。

「湿布は貼った方が良いですかね?貼らない方が良いですかね?!」

小生たちの民間療法を訪れる患者のケースでは、湿布を貼る貼らないで重篤なケースに陥る事はまず考えられない。 だからと言って良いか悪いかの質問に対して、テキトウに応えて良い訳が無い。

昨日、弁護士であり医師でもある先生の法的ケーススタディのコラムで、薬剤副作用について触れられていた。

どの程度詳細に説明が必要かどうか、状況により変わることについて分かりやすくまとめられていた。

【詳細な説明が必要な事情】 ①疾患を治療しなくてもリスクが高くない場合 ②他にも合理的な治療法の選択肢がある場合 ③治療法のリスクが高い場合 ④患者さんの関心が高いポイント

【より簡易な説明で足りる事情】 ①治療しないとリスクが高い場合 ②治療法の医学的な妥当性が高い場合 ③治療法のリスクが低い

大まかにいうと、「選択肢の間で判断に迷う」場合には詳細な説明が必要で、逆に「選択肢の間であまり迷わない」場合には簡易な説明で足りるとその先生は述べていた。

当然湿布に関しては前者。 リスクが高く無いからこそ、丁寧に詳細に説明せねばならないのである。 たとえそれが小学生の患者相手だったとしても、小生はNSAIDs、プロスタグランジンまでを極力分かり易く説明するように心がけている。 

たかが湿布、されど湿布。 二年間毎日貼って歩けないぐらい膝が悪化する患者も今年いた。 貼った方が良い、貼るべきではない理由をシッカリ説明できる治療家、果たしてどのくらいいるのだろう...