糖尿病患者の視力障害

糖尿病患者の視力障害

当院で眼底検査もする事、既存患者はその意味も含めてみんな知っている。

確かに骨肉以外は専門外だが、専門外の原因の患者もやってくる。それらを精査・鑑別出来てこそ、正しい診断がある。 専門外だから知らなくて、出来なくて良い訳では無い。 むしろ整形や他院で治らない、よくならないと言って来る患者の場合、どこかで誰かが見落とし、見落とされているからなのである。

このひと月だけでも帯状疱疹による頭部痛、先日も書いた低カルシウム血症による四肢しびれ、食道炎による呼吸障害。 ん?まだあと何かあったような気が...

眼底検査からは非常に多くの情を得られ、数多くの病気を見つける事が出来る。 そのひとつの所見である糖尿病黄斑浮腫(DME)は糖尿病患者の視力障害を引き起こすがと言われており、その発症・進展のリスク因子として、脂質異常症が知られている。

最近そのDMEと脂質異常症との関連を調べる研究が報告されていた。 その結果、症例対照研究のメタ解析では血清脂質とDMEの強い関連を示唆するエビデンスが得られたのであるのだが、前向き無作為化比較試験のみのメタ解析ではその関連が確認されなかったとも報告していた。

様々な研究がされ、日々新たな発見が報告されている。既存の知識も大切だが、机上の理論丸暗記で出来る仕事も、また無い。 勉強と学習、それが分かる人だけが前に進める世の中だ。