治療している自分、指導している自分に酔ってはダメなのだ。

治療している自分、指導している自分に酔ってる。

「自分も以前、何処へ行っても治らなかったのが鍼で治ったから鍼灸師」、 「病院はいつも湿布で電気だから手で治す先生に!」  昔はそんな熱い奴ら、先生に溢れていた。 自分と同じ苦労を辛さをさせぬ為に! スポーツの指導者もそんな奴らばかりだった。

もうかれこれ10数年、そんな熱い輩に逢って無い。 一人でも一回でも多く来させる事全力な、駅前肩揉み治療院ばかり。 まぁそんなところでも、ウチは他と違う!とか、他より全然真っ当にやっている!とか言っている。 皆そう言う。

なかには何の為にその資格取ったんだ?という者もいる。 本来とは全然違う内容であったり。 軸がブレブレ、傍から見たら一目瞭然なのだが、本人はまるでそう思っていない。

知識や資格で治るのなら、医者病院で全員治っている。 むしろ医師以上の資格はないのだから、資格を追求する事自体ナンセンス。 誰を治してあげたいのか考えれば、おのずと答えは見えてくる。

学生時代、資格が大好きな同級生がいたが、まるでそいつの事が理解出来なかった。小生の目には薄っぺらくしか映らなかった。残念ながらそれは今でも変わらない。

学びに行った事はあるが、資格を取りに行った事は人生で一度も無い。 資格に興味がまるで無い。 当然いくつか持ってはいるが、ろくに履歴書に書いた事もそれで客寄せも自己表現もした事無い。 どこの誰だか知らない人間が作った基準でしか、自己表現や自分の人生を歩めぬ事を不毛に感じる。

だが自分が今まで見に付けた事、全てのカイロプラクティックの知識や矯正テクニック、AKAやPNF、スタビ、ファンクショナル、HRやモーション解析、メーカーにいた時のシューズやウェア、サプリやトレーニング機器... 書いたらキリが無いが、そんなんで良ければいくらでもタダで教える。  しかしこの数年、それらに本気で興味を持つ人間にまるで逢って無い。 むしろ患者の方が俄然興味深々だ。 そもそも患者はお金を払っているので、此方としては提供するのは当たり前だが。

ベーシックな骨格矯正でも、ある程度つかいるようになるには最低5年はかかる。 それに診察・診断力を加えれば10年強。 それでも確実に実力はつく。 あとはヤル気、患者への熱い想い。 果たして次はいつそんな人間に出逢える事だろう...