この時期一年に一度、必ずかかってくる電話。

この時期一年に一度、必ずかかってくる電話。

昨日、一本の電話がかかって来た。 実はかかってくる相手は毎回違うのだが、何故か年に一回だけ、この時期同じ内容の電話がかかってくる。

来春卒業の大学生から、就活の一環で。

昨日は北海道の学生から、昨年は九州、一昨年は大阪の大学生から。 普段はその手の電話に小生が出る事は無いのだが、必ず途中で代わって出る。 

全員体育学部在学で、なかなか自分の意にそぐうところが無いらしく、わざわざ連絡をしてきたそうだ。 そして彼らに毎回同じ事を話す。

『わざわざ電話ありがとう。 HPを見て連絡くれた事は大変嬉しいのだが、残念ながらウチは君たちが思い描くような、綺麗で最新で素敵な所では無い。 ちょっとトレーニング施設があるだけの、何処にでもあるような街の治療院だよ。 だからわざわざウチへ来るためだけに東京に出てくるのはもったいない。 しかし此方に来ることがあったら、その時は是非連絡をしてきて、ついでにおいで。 私も志をもって今の仕事をしているから、色んな話しをしてあげれるから。 その時はご飯でもご馳走してあげるから、また連絡しておいで。』 と。

自分自身、学生時代はトレーナーになりたかった。 しかし4年間で出した答えは、あまりにもスポーツの世界を知らな過ぎるという事。 一番スポーツの世界を客観的に見れる、学べる世界は何処かと考え、スポーツメーカーを選んだ。 そして最もスポーツをする人の役に立てる仕事として今の仕事を選んだ。 遠回りをしたが、出した答えに現在はとても誇りを持っている。

最先端では無いかもしれないが、最大限に門戸を開いて人と接する事が出来る。 病院で治らず困り果てた人たちの手助けができる、とてもやりがいのある仕事である。

一度自分で踏み出した道は、自分で納得できるまでやり遂げる。 中途半端な志では、その後の人生も中途半端。 年齢や経験は関係無い。何事も全力で打ち込めば、結果は必ず付いてくる。

残念ながら今現在、その学生君達から二度目の電話がかかって来た事は無いのだが、きっと全力で頑張っている事だろう。 ウチのバイト君にも体育学部4年生君もいるが、此れからの人生、全力で後悔無いものにしてもらいたい。 自分の為では無く、多くの人達の為に。