前向きに考える人間と、後ろ向きに考える人間。

前向きに考える人間と、後ろ向きに考える人間。

初めて治療の勉強してもう30年経った。 暑い中、手技・矯正の練習をしたのをよく覚えている。 昼はスポーツ、夜は治療と二足のわらじで勉強を。そして朝は5時から練習と、今思えば何を考えてそんな事していたのか。 まぁその時はその時なりに全力だったのだろう。 あ、合間は全部バイトしていた。

人間には物事を前向きに考える人間と、後ろ向きに考える人間の2タイプいる。 正確には前向きに考えられる人間と、前向きに考えられない人間なのだが。 それを治療の勉強している時に気付いた。 こうすれば良くなる、ココが悪いから治らないとか。本人たちは前向きなつもりだろうが、何か大きなことから目をそらしている。 そんな事を全員が全員考えている事に疑問を持った。

患者は不安で不満でやって来る。 全員治したい良くなりたいのだが、何故悪くなったのかを振り返って考え、見つめ直せるかどうかで結果は大きく変わる。 こればかりは当の患者本人の問題なのだが、その差は社会人としてのスキルにある。

どんな治療やスポーツの大先生に会っても疑問は解決しなかった。 むしろ深まるばかり。 そして自分で出した答えが自分自身の経験が少ないという事。もっと多くの事を見聞きする為に、人間として社会人としての経験を最も積める進路を選んだ。だから院にもジムにも勤め無かった。

実際会社で仕事で多くの人や様々な国と仕事をすると、自分の見聞、視野の狭さに愕然とした。自分が正しいと思っている事の、その多くが正しくないという事に。

小生の好きな話しに脳科学者の茂木先生の話しがある。 過去このブログにも何度か書いた事があるのだが、 人間の脳・思考が進化、前進する為には後悔と反省が唯一の方法 だという話し。 良い事が前向きで、悪い事が後ろ向きでは無い。 悪い事でも振り返り向き合い、考え、そして後悔し反省する。 それこそが前に進め、真の前向きな思考である。

治療もスポーツも、此処が固いから悪いから原因。、だからこうすれば治るなんて事が未だに街にはびこる。 そもそも何故そこが悪くなったのかを、何回も何層も掘り下げ考えていない。 そんな薄っぺらい事にも気が付かず、薄っぺらい講習出たり、酷いとセミナー開いたり。うわべだけの前向き思考。 30年前と何ら変わっていない。 むしろ昔より増殖している。

原因・理由は単純。 社会人としてのスキルが低いという一言に尽きる。 

ヤンキーの彼女がヤンキーの様に、質が低い人間には質が低い人間が集まる。 そんな事を20代の時に学んだ。目先の好きな事、やりたい事に飛びつかぬ慎重な思考が、他とは違う当院の個性として表れていると考える。

常に後悔と反省、その一言に尽きる。