最近もの凄く話題な薬の話し。

最近もの凄く話題の薬の話し。

昨今は多くの情報に満ち溢れ、それらの情報を手に入れただけで知識が付いたと勘違いする者が後を絶たない。 単なる丸暗記であり、事柄について理解し認識するレベルが著しく低下している。 情報も使い方によっては凶器であり、有益な武器として使えるのは別のスキルを身に付けた者だけに限定される。

情報という事で、医療で最近最もホットな話題に血糖降下薬の刊行論文についてがある。

血糖降下薬に関するランダム化比較試験(RCT)論文は、2001年には70論文だったのが、2013年には566論文と急激に増加した。 ここでそもそも何故だ?と考えるべきであるのだが、注目すべきは1万3,592人の著者による論文(3,782本)のうち、論文多産トップ110人の執筆者だけで991本のRCT論文を出版しており、1人当たり中央値20本の論文に関わっていたという事実。 

もう少しイメージしやすくすると、過去20年の無作為化試験(RCT)論文の3分の1は、製薬メーカーの社員(44%)とメーカーと密接に仕事をする大学研究者(56%)により執筆されたものであったとなる。

机上の理論でエビデンス、エビデンスという者もいるが、今回のケースでは一部の著者による治療エビデンスへの過度な貢献も認められたという。

良いか悪いかでは無い。 問題は情報は武器にも凶器にもなるという事を忘れないでほしい。