激しい運動で敗血症。

激しい運動で敗血症。

週6週7テニスな主婦や、毎日10km20kmランニング親父なら自己責任だが、小学生で週6~7野球やサッカーはどうなんだ?!  と、日々ブツブツ... 良いとか悪いとかでは無く、問題が発生した時、それを正しく正確に診断・判断出来るかどうかだ。

オーストラリアの研究チームの論文で、 "適切なトレーニングをせず激しい運動をすると、敗血症が生じる可能性がある" と報告された。 特にこの、適切なトレーニングをせずに というところが肝。

24時間ウルトラマラソンなど激しい耐久イベントに参加したアスリートの血液検体をイベント前後に採取し、対照群と比較した結果、この種の激しい運動により腸内細菌が血流に漏出し、敗血症に至る可能性があることが研究で判明。 これは長時間の運動で腸壁が変化し、内毒素(エンドトキシン)として知られる腸内細菌が血流に漏出する為だという。

細菌が血流に入れば免疫系が反応し、体中で炎症が生じる。 ほぼ全員の被験者に、敗血症入院患者と同じ血液マーカーがみられた。 激しい運動により血液に滲出した細胞内毒素が身体の免疫細胞を活性化させたためらしい。 風邪や下痢がきっかけでも菌は身体の中に入り、敗血症になる可能性がある。 しかも心筋梗塞や脳卒中よりも致死率が高く、日本では患者の3人に1人が死亡している。 甘く見てはいかん。

研究では耐久イベントのため徐々に準備し、着実なトレーニングプログラムを行った健康なアスリートではこの脅威に打ち勝つ免疫機構が発達することも示されたという。 

好きな事だけに取り憑かれたように没頭し、適切な準備や努力を怠る典型的な中高年運動中毒者。 特に子供はその免疫機構が未発達。 だから治りも悪く長期化するケースもある。 何でも骨や肉のせいにして成長期痛ですます治療をダラダラする者が、前年ながら多い。 基本、運動は身体を疲弊させているという事を忘れるべからずだ。