野球投手の能力低下の可能性、2度目のトミー・ジョン手術。

野球投手の能力低下の可能性、2度目のトミー・ジョン手術。

最近、米国メジャーリーグで活躍している日本人投手が肘の手術を受けて話題になった。 米国内でも多くの若い投手が肘を痛め、靭帯の手術を受けるケースが増えているという。 

先日、米整形外科医の研究チームが「トミー・ジョン」手術と呼ばれる、断裂した尺側側副靱帯を再建する手術を2度受けたメジャーリーグ投手33人を対象に、術後のパフォーマンスイについて調査、研究した。

それによると、2度の肘靱帯再建術の後に再度メジャーリーグレベルの投球ができるまで回復した投手は65%であり、そのレベルを維持した期間は平均3年以下だったそうだ。 しかも投球イニング数に関してはほぼ半減、 フォアボールによる出塁を許した数は9イニングにつき4.02から4.79と増加し、勝ち数は半分に低下したと研究で明らかにした。

単純に素人的にトミー・ジョン手術は最新で凄く良い的なイメージしか無いのだが、特にプロの野球投手が肘靱帯再建術を2回受けるとパフォーマンスが低下し、選手寿命が縮むようだということが、今回新たな研究で明らかにされた。

研究者の医師たちは「2回目の手術後は、投球数の厳密な調整、登板減少、腕の持久力不足などが、成績および投球量に寄与する可能性がある」と述べている。

まだまだこの件は研究段階だそうだが、やはり手術までに至らぬよう、若い投手、ウチにも数多くやって来る野球肘の患者、親御さんたち、指導者に更なる注意を払ってもらいたい。