ネットで何でも知った気?ダメ人間。

ネットで何でも知った気?ダメ人間。

年に数回、患者にきつく話す事がある。 やんわり何度も話していても、まるでこちら側の意図を汲めぬ者に対し。

数年前までは若者に多かったのだが、最近は大人、中年では無く高年、年配者で何でもネット。 まぁ、今どき情報機器を使っているのはたいした事だが、正しく使えていない。 道具として使う事では無く、自分自身に対して適切に使えていない。

今年もまだひと月ちょっとにもかかわらず、既に二回もギャッ!と言ってしまった。ん~、小生もマダマダだ。

先日の "歳とると頑固、偏屈になる理由" の日記にも書いたが、とにかく理解力が著しく低下している。にもかかわらず、自分はちゃんとやってる考えてると思い込む。 しかも自分勝手に色んな事を。 で、答えを求めるのに、結果アドバイスした事を無視して。 まぁそもそも無視している自覚も無い場合も。

だがこれは前向きだからこそ起きてしまう事。 だからこそ我々はその前向きな気持ちに負けぬぐらい全力で向き合わねばならぬ。

全員の患者に言える事だが、最初の治療数回は一般的な治療。多くの治す側の人間が知識として持っているレベルの治療。 それで治らないから患者は来ている。 だから次のステップ、その患者に合わせた治療をする為には、次に取り組まねばならない事柄について理解せねばならない。 今まで見た事も聞いた事も無い事柄に取り組むには、努力がいる。その為に知識もいる。 だから最初の治療クールでは、毎回次に必要な講義も織り交ぜる。 そしてレベルを上げ、次の治療に対して、より専門的な説明を理解せねばならない。

スイスで働く先生が言って言葉に、「なかなか治らない痛みは、多くが間違えた学習のせい。 間違えた学習は正しい学習で治さねばならない」 があった。 患者と向き合えば向き合うほど、まさしくその通りだと思う。

小生が患者に言う一番大切な事がある。 "何が出来るかではなく、何が我慢できるか"  だと。 自分の内面と戦って欲しい。