縦軸と横軸のお話し。

縦軸横軸

先月新患で来始めた足膝が痛い、ある女の子と男性の患者。

その二人に限った話では無いのだが、よっぽど折れて切れていない限り、動かない方が良いとアドバイスする事は無い。 むしろ折れていても出来る事はやれ!動け!!というぐらい。 当然その二人にも歩け走れとアドバイス。 本人たちだって動きたくてやって来たのだから。

初診会話時、まるで接点の無い二人だが、会話にある共通点が。 それは "ペース" 。 走るペース、歩くペース、知人友人達とのペースをとても気にしている。 ならば自分のペースで、今自分が良いと思う大丈夫と思うペースで、ひとりで歩いて走ってみろとアドバイス。 

二回目診察時、4km走った、3時間山歩いたが、ちっとも痛くは無かったと。 その後11km走っても6時間歩いても痛くは無かったのだが、調子が良いからと言ってペースを上げると、急な斜面を30分でも調子よく登ってしまうとすぐに筋肉に張りが。 時間は大丈夫、横軸は大丈夫なのだが、負荷や強度、縦軸は無理。 ならば徐々に時間を、横軸を増やしていけば、いずれ少しずつ強度にも縦軸にも耐えれるようになってくる。 小生は昔から治療をプログラムを、縦軸と横軸でよく考える。

だが巷の治療やリハビリ、スポーツ系兄ちゃんたちは、何でもかんでも老人にも誰しにも、筋肉つけろ筋力つけろ!と縦軸ばかりの治療や指導ばかりである。 縦軸横軸の組み立てなど皆無。 

とまぁ偉そうに書いてみたが、そんな大した事では無い。 ウォーキング、ジョギング、ランニング。 ウォーキングしてウォーキングの筋肉が付いたらジョギングして。 ジョギングしてジョギングの筋肉筋力が付いたらランニングへ。 昔から自然とやっている事。 それが机上の理論やお勉強人間のせいで、無茶苦茶ダサダサ治療や指導ばかりで。

近所の中規模病院やケア施設が、日中よく老人とお散歩している姿を見かけるが、それが最も大切な事なのである。 テクニックなど糞食らえ!!だ。