治療する側も分からないレーザー鍼治療と偽レーザー鍼治療。

治療する側も分からないレーザー鍼治療と偽レーザー鍼治療。

これも何度か書いているが、今年に入って膝痛患者が過去例に無いぐらい多い。 その中でもレーザー治療をやっていたが全く効果無いと言う話しをよく聞く。 そのレーザー治療について、オーストラリアのある大学が "50歳以上の中等度~重度の慢性膝痛患者に対する鍼治療やレーザー鍼治療は、疼痛の緩和や身体機能の改善に有効ではない" と報告していた。

対象は年齢50歳以上、平均年齢は62~64歳(女性が39~56%含む)で、膝の疼痛が3ヵ月以上持続する者を対象とし一年間、慢性膝痛に対する鍼治療およびレーザー鍼治療の有効性を調査した。

無治療群、鍼治療群、レーザー鍼治療群例、偽レーザー鍼治療群に分け、しかもレーザー鍼治療群と偽レーザー鍼治療群の参加者と施術者には、割り付け情報そのものもマスクしての実施だ。

12週後ではいずれの治療群もわずかな改善効果が得られたが、1年時にはどちらも残念ながら有意な差はなかったそうだ。 さらに付け加えると、患者だけでなく、施術者のほとんどがレーザー鍼治療と偽レーザー鍼治療の判別すらできなかったそうだ。 まぁ、そんなモンだ。 

研究者はその報告で 、「50歳以上の中等度~重度の慢性膝痛患者には鍼治療およびレーザー鍼治療は推奨されない」 と結論付けている。 我々は根本的に見直さねばならない時期に来ているのであるのだろう。