治癒を促すのか痛みを取る為か!?

治癒を促すのか痛みを取る為か!?

誰しも一度や二度は包帯を巻いた事、巻かれた事があるだろう。 一般人は巻き方が綺麗か汚いかぐらいしか気にならんが、仕事としてそれを生業としている側はそれではいかん。

子供がしょっちゅう転んで捻って怪我してやって来る。中には当院へ来る以前に病院や他のところへ行った後やって来る。 膝や足首に包帯巻いてやって来る。

包帯にはいくつか種類がある。幅や素材、伸び縮みする物、しない物。 目的によってその使い方が変わって来る。 先日も一週間前に捻挫をし、自然と治ると思ったがあまり良くないからやって来たという患者。 以前捻挫した時、近所の接骨院へすぐ行ったのだが、逆によけい痛くなったからもうそれから自分で何とかすると。

今回は痛みはだいぶ治まったのだが、まだ痛み感・違和感が。 湿布もテーピングも無しで手技だけで帰りはスタスタだが、以前は包帯・テーピングでガチガチだったらしい。 そう言えば今月同じような事、母親が言う子供が何人か来たっけ。

受傷直後でびっこもままならないなら流石の小生も固定する。だが一週間や二週間経っていたらどうだ?

包帯には二つの目的、患部の固定、支持、牽引、いわゆる捻挫、脱臼、骨折を安定化が代表例。通常の包帯で固定。 もうひとつの目的、患部の被覆、保護、圧迫。流石に今どき包帯で血や膿などの吸収目的は無いが、腫脹・むくみの為に使う事も。 この場合は伸び縮みする弾性包帯は適任。 巻く位置も患部より広く。

そんな事を同業に言うと全員知ってる!というのだが、実際は的外れ物を使い、的外れな巻き方をしている。 患者にコレは自分で巻いたのですか?と尋ねる。 自分で巻いたのなら仕方が無いが、そうでないと此方がゲンナリ...

しかも重要なのはその症状に対しての巻き方・対処の仕方では無く、その患者が何を求めているか? いつまでにどうしたいのか?!で変わって来るのだ。 暗記で治療出来たら世の中の先生、皆大先生だ!

折れても切れてもいなく、痛みはあれど自分の足で動けるならば、動く事を止めさせない。 動きたいなら動くように治す。 本に向かず、患者に向いて治療してもらいたいものだ。