我が道の治療

我が道の治療

今日は貧乏ネタを。

そう親しい訳では無い、ほぼ同時期に開業した同業がいる。 小生より少し年下だが非常に腕が良く、真面目で評判が良い彼。 実はその彼とは、治療家としての道はある意味小生と真逆。

駅前だが小さく地道に真面目に治療院を営む彼。 小生は少し駅から離れたところで、見て頂けたら分かる通り色々ジタバタチャレンジの治療院で。 自分ひとりで治療できる範囲で十年以上頑張った彼。 それに対して増えた患者に合わせてスタッフも増えた小生。 色々その彼とは真逆。

数年前にその彼は可愛い一軒家を建て、その一部で治療院を現在営む。 おそらく家族子供と幸せな生活を送っている事だろう。 正直小生、現在でも賃貸に住み、自分のやりたい仕事、治療に時間もお金もかけてしまった。  だが小生にもスタッフや患者、守るもの大切なものはある。自分自身以上に大切だと、それが自分の人生だと思って生きていた。 まぁ本音を言えば、ちょこっとその彼が羨ましいのだが。

昔親父にこんな事を言われた事がある。 親父も長男なら小生も長男。 二十歳の時に祖父が、数年前に祖母が無くなったのだが、その時親父に同じ質問をされた。 

『田舎(埼玉)に猫の額ほどの祖父母が住んでいた家と土地がある。お前が正当なものを要求するなら、俺も其れなりに主張するが』と。 小生は親父にこう言った。

「祖父が無くなった時にも同じ事を言ったと思うが、俺にはびた一文その金をよこさないでくれ。 たとえその金を貰って何かをしたところで、それは俺の実力じゃ無い。 仕事は人生は、自分の力で、考えで、実力で歩みたいから」

昨日も昼の2Fのラボで患者の女性と一緒にトレーニングをしていたのだが、その人が『この機械は先生どうしたの?リースとか?!』 と聞いてきた。 たまに聞かれるのだが、1階の治療も2階のトレーニング機器も全部ノンリース。 コツコツその都度、自分のお金を使って買い揃えてきた。

親に金出してもらって仕事や商売は勿論だが、住む家だって建ててやる事はあっても立ててもらう事は無い。 人は他人に対して、してもらう量よりしてあげる量の方が多くなければならない と常に自分に言い聞かせて人生を歩んでいる。 たとえそれが親兄弟であっても。

それでも夕飯のラーメンのトッピングを、値段気にしながら注文するのは若干脱出したい。(笑) 冗談だが、今はまだそんな人生が日々面白いと感じる。 自分の事より他人の事。 比率の問題だろうが、そんな治療があっても良いのだろう。