トライアスロンと駅伝

トライアスロンと駅伝

昨日も新患で箱根駅伝を目指す男の子がやってきた。 年に2、3名やって来るが皆よい子。まだ一回しか会ってはいないが昨日の子もとても良い子だった。

スポーツに限らず、誰もが一回で良くならない事ぐらい分かってやって来る。 そんな事も分からい者は今時いない。 まぁ超例外も稀にはいるだろうが。

正しい治療を導き出す為に一番必要なもの。 検査でも画像でも無い。それは患者と向き合い、正しく正確に聴取する事。 いわゆる問診。 言いたい事、聞きたい事をお互いで言い合うのでは無く、聞き逃され見逃がされる事をお互いで見つける努力を持つ事。 昨日の大学生の子は若いのにとても良く出来ていた。

もうかれこれ10数年前。 ある大学生の男の子が確か大腿部の不調を訴えてやってきた。 他院で良くならず、少々離れた所からウチを訪ねてきた。 偶然にもその彼が取り組んでいたスポーツが小生と同じトライアスロン。 初参加のトライアスロン大会後に不調をきたしたらしい。 まだまだ超初心者。 かく言う小生も偉そうに語るほどのレベルでは無い三流選手。それでも田舎の大会で数度の優勝ぐらいある。 出来る限りその彼に知恵を貸し協力した。 その後彼はなんと全日本でも常に上位に食い込むまでに成長した。

その彼の目と、昨日来た駅伝の男の子の目がとてもよく似ていた。

真剣に全力な相手には、こちらも負けぬよう全力で挑む。 しかし残念ながら全力のゼの字も無い患者もいる。 そもそも基本そう言う患者はうけないが。 治るも治すも心次第。 厳しい部活で心も体も鍛えられた者達は、口先だけで頑張れない者とは雲泥の差。 最高の笑顔を来年の一月に、お互いで見ようではないか!!