慢性腰痛

慢性腰痛

太ってるから体重おもいから、腰に負担掛かるから痩せなさい。

治療にたずさわる人間として、これほど陳腐で粗雑なアドバイスは無い。 歳だから仕方が無いもそうだが、じゃ痩せてる人は誰も腰痛くないのか? 歳とったら全員腰痛か?!って話しだ。 小生は患者に向かって絶対そんな言葉は発さない。

だが慢性腰痛と肥満が密接に相関関係があるのは当然だが、この2つを結びつける生理学的機序はまだ正確には証明されていない。 しかし最近脳機能研究の側面からの話で食事を摂取する時に生じる脳内での様々な変化が、肥満と健常者では若干の変化がある事が見つかった。

簡単に話せば、健常者は美味しいものを食べた時、脳は美味しいと判断するが、慢性腰痛患者はその判断、反応が鈍いらしいと言う事。

しばらく前に、テレビでもよく見かける日本でもっとも有名な脳科学者の先生が、自信のコラムで食べ物を美味しく食べる秘訣、美味しいものを食べて脳科学的に痩せられるのでは?と書いていた。 美味しいと感じる事に一番必要な事は 空腹 だと書かれていた。 確かにお腹が空いた時は何を食べても美味しいものだ。

先述の研究でも、脳の知覚の変化が慢性腰痛者に過食を招き、肥満と結びついている可能性があるのではないかと言う話しだ。 正確な機序・証明等はまだまだこれからだが、こうやって少しずつ肥満も腰痛も解明されて来るのだろう。 それまではくれぐれも陳腐なアドバイスはしないで行きたいものだ。