スポーツ整体

スポーツ整体

もうかれこれ20数年前の話しになるが、学生時代何処の整形外科に行っても大したアドバイスも無く、湿布貼って痛かったらまた来てと言われた。 そしてまた行くと今度は嫌な顔をされた。 

まぁ商売っ気ムンムンの、今どきご近所駅まえ治療院に笑顔で大声で迎えられても逆にひくが、せめて本気で親身になって欲しいもの。 どちらにしても浅はかな人間性丸出し。

ならば自分で治すか!と門を叩いたのが当時整体。 学生で金も無く、最初に学んだのは極々数カ月の短期間な整体のスクール。 今思えばたいした知識でも技術で無いが、その先生たちの 「俺が絶対治してやるんだ」 という意気込みは今でも忘れない。

だが昨今、医者病院で治らず困ってる人間を治したい、力になりたいから整体師治療家では無く、手に職がとか、良い商売だとか言い、完全一人称目線で全然患者を向いていない人間が蔓延り過ぎてしまっている。

正直ずっと "整体" と言う言葉がなんだか古臭く、あまり好きでは無かった。 特に スポーツ整体 なんて言葉はもっと嫌いだった。 しかし最近は少し違う。

昨日の話じゃ無いが、揉んでテーピングしてココに鍼打ちゃ一発!よりはマシなのかもしれないが、ファンクショナルトレーニングで動作解析で動き改善で、動きが良くなれば同時に痛みも無くなるでしょ!? みたいなところがあまりにも増えた事に、不安と憤りを小生は感じる。

トレーナーと治す人は全然違う。 そう、あえてベタに表現させてもらう。 勘違いしている運動を学ぶ者もいれば、治療家としての威厳尊厳そのものを持ちあわせて無い者も多い。

暫く前に柔道の協会が報告した、過去数年の事故例についてブログに書いた事がある。 毎年数件ある頭部挫傷の死亡例、その話しをもう一度読み返してもらいたい。 頭を打ってその場で亡くなるのではなく、病院へ行き意識清明で一帰宅させた後に起こる確率が異常に高い。 元気で全く問題が表面的に見受けられぬのに、来た患者全員にCT、MRIはさすがに医師もとらない。 しかし過去一度でも脳震盪経験があれば重篤なケースにつながる可能性が高い事を理解していなければならない。

柔道は柔道で多い事故がある。他のスポーツでもそのスポーツ特有の怪我や事故がある。 それらをひとつずつ理解していてこそ、そこで初めて スポーツ専門 とうたえるのだ。 

我々民間療法でも、最近超音波画像診断の設備を声高に自慢する者もいる。 いつまで医師の真似ごとをして自己満足しているのだろうか? 医師は医師、病院は病院。任せる時は任せ、我々がするべき事は我々がする。 根本的に、一番大切な事をまるで理解できていない低俗な治療家がいる限り、我々の社会的立場も上がらないだろう。 この事に関してはまた別の機会にでも。

敢えて今だからこそ、スポーツ整体 とうたっていきたい。