プロの患者の女の子から学んだ事。

患者の女の子から学んだ事。

会社員時代に学んだ事、それは今でも常に一言一句、一挙手一投足、何かを口にする時、行動する時、その自分の言動が正しいのか、いや間違えているのではないのかと、一度必ず自分の中で否定し正反対の事を考え、同時に最悪のケースを予想しその対処法も考えると言う事。 常にその思考を繰り返していると、ある程度瞬時に考える事が出来る。 そして時に精度を上げる為に様々な情報を得る努力もする。

だが明らかに場当たり的に言動している人間にちゃんと色々考えているのか!? と問うと必ず 「考えてます!」 と言い返して来る。 そして必ず失敗をし、また繰り返す。 自分を振り返れぬから自分を高められず、失敗や解決、答えを永遠に自分以外に求める。 資格好き、講習会好き人間が典型例。

昨晩もやってきた、ある特殊な競技をしている20代女子の患者さん。 あまりにも特殊なその競技、見た事はあるが正式な名前は小生も全く知らなかった。 個人が特定出来てしまうので競技名は内緒だが、去年の4月、整形外科やスポーツ整体、スポーツ専門とうたっている接骨院を5、6件行っても治らず良くならず、逆にどんどん痛みが増し困り果てやってきた。

それだけ悩めば若い女子でも必然的に専門用語や知識も身に付く。 同時に様々な先入観も。

痛い、だが競技は休めない。 それが職業だから。  それをどんなに訴えても、どこも湿布に温熱、マッサージやストレッチ、保存療法、対処療法だったと言う。 たしかに現状、症状だけをみたら間違いない。 しかし何かが間違えているから治らないのだ。

当然だがその競技の動作を理解する事から始める。 本やネットでは無い。本人にひとつずつ聞きながら。 調べるでは無く、理解である。 開院した当時、今でもそうなのだが、小生の患者にバレエ(踊る方ね)の先生が何人もやってきて色々説明するのだが、バレエなどした事ある訳が無い。 毎晩自宅で風呂上がりに、洗面台の鏡の前でプリエを何パターンもやってみたものだ。 真っ裸でね。 コリャもう、情に訴える。

原因はその彼女が学生時代部活でやっていた、その競技と一見似ている動作だが実は微妙に違う動きの特徴、癖にあった。

精査・治療に2か月ほど期間を要してしまったが、今はスッカリまったく痛くないという。その彼女が昨晩、ここは今までのところとは全く違うと話してくれて、何がどう違うのですか? と尋ねたら、「ここは家庭教師みたいです」 とかわいい笑顔で言った。

薄利多売、いっぱい来ている事を、沢山さばいている事を自慢げに話す同業者ほど、昔からダメ治療家だと言うのは定説。 ベテラン先生には居ないが、得てして10年ちょっとの若輩治療家。 当然小生もまだまだ未熟。

これからスペインに旅立つサッカー選手、来年箱根を絶対走らすと決めた大学生、全日本で常に上位ランクスノーボード選手。 常にこれからもマンツーマンに、全ての患者のパーソナルトレーナーになるべく、日々精進である。