圧迫骨折で使う補強樹脂。

圧迫骨折で使う補強樹脂。

骨粗鬆症等の椎体圧迫骨折に対し、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)というアクリル樹脂を用いた椎骨補強手術が世界で広く行われている。 しかし、この手術に対して合併症がある事をご存じであろうか?

合併症として処置部に隣接する椎骨の二次骨折が現場では広く知られているのだが、実は恥ずかしながら小生は割と最近、数年前まで知らなかった。

この二次骨折は、椎骨と比較してPMMAの剛性が高いことによるとだと考えられており、先ごろドイツでシリコンとPMMAを用いた椎体補強時の剛性を比較し、シリコンにより二次骨折のリスクが軽減される可能性があることが、研究の結果示唆されたそうである。

前職時代、アウトドア事業部ではMTBなどでチタンやカーボン、さまざまな合金、靴を扱う事業部では皮革、繊維、樹脂の知識が多く必要とされた。 これらの知識が今になって治療やリハビリに役立つとは思ってもいなかった。 事、接着剤に関しては異常に詳しい。 それらの知識が粘性や剪断を考える上で非常に役に立っている。 

先日もトレイルランを患者とシューズについて話しをしていた時、軽い重い、グリップでは無く、靴の捻じれの話しになった。 固けりゃ強けりゃ良いというモノではないと。 だが強くなければならない部位もある。 それは患者の状況によって違うのだと。 歩行解析、動作解析だけでは無い事なのだと。

まぁ相変わらず我ながらネタだけは豊富である。