前立腺がんと運動療法。

前立腺がんと運動療法。

前立腺の病気、男性でも若者は当然まるで他人事だろう。 しかし欧米人が生涯に前立腺がんと診断される発生率は高く、特に米国人は約20%という報告もある。 食生活の違いか、日本人の発生率はそれより低いが、近年食生活の欧米化によって罹患率は急増している。

バリバリ働き盛りの50代。 自分は元気だ健康だと思っていても、不慮にやって来るのが病。 小生の身内にもいるが、仕事柄バリバリ働いている人ターゲットな我が院では男性患者の前立腺がんは常に数名必ずいる。 当然それに対しての対処や治療も考える。

例えばアンドロゲン除去療法。 前立腺がんへは広く施行されているが、その有害事象により健康やQOLが損なわれることがある。 海外では治療関連有害事象を改善するための方法として運動が提案されている。

もとは腰痛や関節痛での来院だが、基礎疾患があるのであればそれらを考慮するのは当然。 適切に処方された運動は安全であり、疾病の治療誘発性有害事象を改善する可能性があるのであれば、それらを含めて対応してこそ、患者を受け止めると言う事ではないか?!

分刻み慰安マッサージや、薄っぺらい運動療法ならば、いずれ患者に見切られ去っていく。 昔の恩師たちは腹をくくって患者を受け止めていた。 そんな先生、いったい今は何人いるのだろうか。 やれやれである。