脳振盪、一度起こすと再発リスクは3~5・8倍!!

脳振盪、一度起こすと再発リスクは3~5・8倍!!

昨今、スポーツで頭を強打し、死傷する事故が問題になっている。 特にラグビーや柔道のような競技では転倒・強打の確率は高い。

全日本柔道連盟の報告によると、03~10年の事故例を分析した結果、柔道では国内で年間平均3.7人が頭の事故で死亡や重い障害を残しているという。 昨年度から中学校の体育で武道が必修化され、事故の増加が当然の如く懸念されている。

特に重要視しなければならないのが脳振盪。 脳振盪を一度起こすと2回目を起こすリスクは3~5.8倍になるという。 さらに繰り返すことで急性硬膜下血腫などが起き、死亡事故につながる。

たとえ軽微な脳振盪であれの疑い、脳神経外科を受診し、数日にわたって長引く頭痛を訴えた場合は、CTやMRIなどの画像検査を行い、急性硬膜下血腫などが起きてないか確認せねばならない。 仮に画像上目立った血腫が無く、症状がなくとも治ったと判断してはならない。 その後競技復帰を認め、その後に重症化したケースも報告されている。

脳振盪と診断された日は絶対競技参加を認めず、復帰は必ず段階的に行う。 急性硬膜下血腫などが確認された場合、症状がなくなり、画像上の異常がみられなくなっても原則として衝突を伴うような武道や球技などへの復帰を許可するべきではないのである。

一見当たり前なように思われるこの対処。 実は怪我をした場合、多くはしっかり近医を受診しているのだが、それでも重症に至るケースがあるから問題視されているのだ。 正しい知識、正しい見解を皆が持たねば、このような事故が減る事は無いのである。

特に将来がある若者、彼らを守るのは我々大人なのだから。