日本人における膝痛・腰痛の関連性。

日本人における膝痛・腰痛の関連性。

全国9地域(東京2地域、和歌山2地域、広島、新潟、三重、秋田、群馬)、1万2,019人(男性3,959人、女性8,060人)対象に、筋骨格系疾患の予防対策の為に疫学エビデンスの集積をもとに、東京大学医学部が2008年に開始された研究で、膝痛と腰痛(およびその共存)について、有病率や関連因子が今月初め発表されていた。

LOCOMOスタディのベースライン調査では、インタビュアーによるアンケート、身体計測、医療情報の記録、X線撮影、骨密度測定が行われた。

調査結果を下記に一部抜粋してみる。

・膝痛の有病率は32.7%(男性27.9%、女性35.1%)、腰痛の有病率は37.7%(男性34.2%、女性39.4%)であった。

・ベースライン調査で膝痛・腰痛の両方について調査された9,046人のうち、どちらの痛みもある人は12.2%(男性10.9%、女性12.8%)であった。

・ロジスティック回帰分析により、「高齢」「女性」「高BMI」「農村地域居住」「腰痛あり」が、「膝痛あり」に有意に影響していることが示された。同様に、「高齢」「女性」「高BMI」「農村地域居住」「膝痛あり」は、「腰痛あり」に有意に影響していた。

だそうだ。 ストーリーから考えればその通りなのだが、実際の現場で正しく正確に、常に念頭において筋骨格系疾患に応対しているかどうかは非常に疑問。 実際はどの患者にも強く揉んで電気かけてが関の山。 エビデンスも何もあったもんじゃない。 当たり前のことを当たり前に考えて患者に向き合ってもらいたい。